しかし食べすぎてしまえばダイエット効果が出にくくなります。
脂質以外は阻害できないので、炭水化物(糖質)の摂り過ぎには注意が必要です。
ゼニカルジェネリックは、脂質の吸収を阻害することでダイエット効果が期待できるお薬です。
食事から摂取した脂質の約30%を阻害することで、減量や脂肪がつきにくくなるという効果が得られます。
このページでは、ゼニカルとの違いやゼニカルジェネリックの種類、効果や購入方法を解説しています。
画像 |
![]() |
![]() |
---|---|---|
商品名 | ゼニカル | オルリファスト |
有効成分 | オルリスタット | |
脂肪吸収 阻害率 |
30%カット | |
副作用 | 下痢、脂肪便、排便回数の増加 | |
価格 | 42錠/10,000~12,000円 | 42錠/8,000~10,000円 |
※価格…あくまでも目安の価格であり、クリニックによって異なる
ゼニカルとの大きな違いは価格です。
相場で比べると1ヶ月あたり2,000円ほど変わることもあります。
効果に関しては有効成分が同じであるため、ゼニカルと同等のダイエット効果を得られます。
その他、添加物に多少の違いはありますが、ゼニカルとほぼ変わりはありません。
ゼニカルジェネリックはさまざまなメーカーから販売されており、いずれも有効成分はオルリスタットになるので、効果や安全性にほとんど違いはありません。
国内の医療機関では、「オルリファスト」を処方しているところが多い傾向にあります。
ゼニカルジェネリックは、食事に含まれる脂質の約30%を阻害する作用があります。
脂質のカロリーは高く、脂肪になりやすいため、摂取量をコントロールをすることで減量や脂肪の蓄積を防ぐことができます。
ゼニカルのデータでは食事制限や運動なしの12ヶ月の服用で-6.1kgの減量に成功したことがわかっています。
食事内容や食べる量などによって個人差もありますが、体重に変化が現れるのは大体2〜3週間ほどです。
体形に変化が現れるには、6〜12ヶ月が目安と言われています。
また、注意点としてゼニカルジェネリックには炭水化物(糖質)を阻害する作用はないため、摂り過ぎると効果が出にくくなります。
ゼニカルジェネリックには、「60mg」と「120mg」の2つの用量があります。
120mgは作用が強いため、身体が慣れないうちは副作用が強く出てしまうことがあります。
そのため、はじめて服用される方は60mgからスタート、その後身体が慣れてきたら120mgへ増量しましょう。
増量する際は、個人では判断せずに、医師に相談したうえで選択しましょう。
ゼニカルジェネリックの服用方法は、次を参考にしてください。
食事中または食後1時間以内に
1カプセルを服用(1日3カプセルまで)
1回の服用量の上限は120mg
ゼニカルジェネリックは脂質が少ない食事であれば服用する必要はありません。
また、120mgを超えて服用してもダイエット効果が高まることはなく、副作用のリスクが高まってしまうおそれがあります。
ゼニカルジェネリックの副作用では、脂質排泄にともなう症状が起こりやすくなっています。
ゼニカルジェネリックによって吸収を阻害された脂質は腸内に溜まるため、下痢のような症状を起こすことがあり、トイレの回数も増えることがあります。
長時間の移動や会議など頻繁にトイレに行けないシチュエーションが控えている場合は、服用を避けるのが無難です。
副作用の対策については「ゼニカル」の詳細ページで紹介しています。
また、次のような重い副作用があった場合は服用を中断し、すぐに医者に相談してください。
重い肝機能障害
⇨ 食欲減少、皮膚のかゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、琥珀色の尿、明るい色の便、胃の右上部分の痛み など
腎機能障害
⇨ 脚の腫れ、尿量が少ない・出ない、頻尿または排尿痛、血尿、食欲不振、吐き気、嘔吐、背中・腹部、鼠蹊部の激しい痛み など
胆石症
⇨ 胃の右上部分の痛み、吐き気、嘔吐 など
ゼニカルジェネリックには併用禁忌薬はありませんが、併用に注意が必要なお薬があるため、以下のお薬を服用している方は、かかりつけ医に相談したうえでゼニカルジェネリックの服用を判断してください。
併用禁忌薬:併用が禁止されている薬
併用注意薬:併用に注意が必要な薬
シクロスポリン
⇨ シクロスポリンの作用を弱める可能性があるため、ゼニカルジェネリックの服用3時間後に服用
レボチロキシン
⇨ 甲状腺機能低下症を起こすおそれがあるため、ゼニカルジェネリックの服用から少なくとも4時間以上の服用間隔を空ける
ワーファリンなどの抗凝固薬
⇨ ゼニカルジェネリックによるビタミンKの不足から出血しやすくなる可能性があるので注意が必要
アミオダロン
⇨ アミオダロンの治療効果を低下させる可能性がある
抗てんかん薬
⇨ 痙攣を起こす可能性がある
抗レトロウィルス薬(HIV治療薬)
⇨ HIVウィルス量が増加する可能性がある
以下に該当する方はゼニカルジェネリックの服用はできません。
妊娠中の方に関しては胎児にゼニカルジェネリックの成分が移行する可能性もあるため服用はしないでください。
また、授乳期の服用も避けるようにしてください。
ゼニカルジェネリックは医療機関で処方してもらうことが一般的です。
医師の診断を受けてから服用の可否を判断してもいましょう。
ゼニカルジェネリックは個人輸入でも購入できますが、医師の診断がないことや偽物・粗悪品が届く可能性もあるため避けましょう。
有効成分が含まれていない製品や品質が安定していないと、ダイエット効果が得られない場合や健康被害がでてしまうことがあります。
ゼニカルジェネリックは、「医療用医薬品」にカテゴリーされている医師の処方が必要な医薬品のため、ドラッグストア、楽天・Amazonといった通販サイトでは販売されていません。
2023年3月には、有効成分オルリスタットが60mg含まれる「アライ」の販売が予定されていましたが、現在(2023年4月6日時点)は販売されていません。
アライは「要指導医薬品」にカテゴリーされる市販薬になり、販売されれば薬剤師の指導を受けることで購入が可能です。
ゼニカルジェネリックは、脂質の吸収を抑えるだけでなく、ゼニカルよりも費用を抑えられるダイエット薬です。
食事内容によって服用の可否も選べるため、毎日飲み続けなくても必要な時に取り入れればダイエット効果が見込めます。
また、国内では未承認薬となりますが、ゼニカルが世界100ヶ国以上で処方されている実績や、今後市販薬としても登場予定なことから安全面についても問題ないと言えるダイエット薬でしょう。