このページでは、禁煙による離脱症状(禁断症状)の期間や、症状別の対処法について詳しく解説しています。
今まさに離脱症状に苦しんでいる方は参考にしてみてください。
なお、禁煙の離脱症状を緩和するには、禁煙補助薬の使用が推奨されています。
当院では、離脱症状を抑えて禁煙の成功率を上げるチャンピックスジェネリックを取り扱っております。
タバコをまずく感じさせる作用もあるので、離脱症状にお悩みの方は一度ご相談ください。
禁煙で離脱症状が起こる原因
禁煙で離脱症状が起こる原因は、ニコチン依存症によるものです。
①~④の繰り返しでニコチン依存症に
この悪循環を繰り返すことで、ニコチンへの脳の依存度が高まります。
そのため禁煙すると、脳がニコチンを強く求めるサインとして離脱症状が現れるようになるのです。
禁煙の離脱症状の期間とピーク
禁煙の離脱症状は、禁煙開始から2〜3日目がピークとされています。
ピークさえ越えてしまえば、その後は次第に落ち着いてくる傾向にあり、10〜14日ほどでかなり楽になってくるはずです。
その後離脱症状は4週間以内におさまることが多いですが、食欲亢進や便秘などが2ヵ月以上続く場合もあります。
禁煙スタートから2〜3日が踏ん張りどころと思って、吸いたい気持ちをうまくコントロールしながら乗り切っていきましょう。
禁煙の離脱症状一覧
厚生労働省発行の禁煙支援マニュアルによると、禁煙による主な離脱症状は以下のとおりです。
症状 | 頻度 |
---|---|
喫煙欲求 | 70% |
食欲亢進 | 70% |
抑うつ | 60% |
落ち着きのなさ | 60% |
集中困難 | 60% |
イライラ・易攻撃性 | 50% |
口腔内の潰瘍 | 40% |
夜間覚醒 | 25% |
便秘 | 17% |
軽度の頭痛 | 10% |
これらはあくまで一般的な症状となり、個人差があります。
中には禁煙の離脱症状が「ふわふわして気持ちいい」と感じる人もいるようです。
つらい症状が出た場合には、症状に合わせて対処しましょう。
【症状別】禁煙の離脱症状の対処法
禁煙時の離脱症状は喫煙者の多くに見られるため、症状ごとの対処方法を身につけることが禁煙成功のカギを握っています。
ニコチン依存度が高い方ほど、「禁煙したい」という心構えだけで禁煙をいきなりスタートさせるのは難しいはずです。
計画的に禁煙を進めるためにも、症状別に離脱症状を乗り越える方法を見ていきましょう。
喫煙欲求
禁煙による離脱症状の中でもっともツラいのが、喫煙欲求です。
喫煙欲求に対する対処法を考えておきましょう。
特に、吸いたくなった時にとる行動を決めておくことが大切です。
- 冷水や氷を口に含む
- 熱いお茶を飲む
- 体操やストレッチをする
- ガムを噛む
喫煙欲求はどうしても起こるものなので、事前にどう対処するか考えておくことで、禁煙しやすくなります。
上記以外の喫煙欲求への対処法は、こちらのページで詳しく解説しています。
眠気
- 人の少ないところで深呼吸する
- 足踏みやストレッチをする
- 15分程度の仮眠をとる
- ガムを噛む
- 耳をマッサージする
- 車などの運転は避ける
禁煙すると、それまでニコチンに頼っていた神経伝達物質「アセチルコリン」の分泌が止まることでひどい眠気が起こります。
ただしアセチルコリンは本来自分で分泌できるため、ニコチンのない生活に身体が慣れれば眠気も収まります。
離脱症状が落ち着くまでは上記のような方法で対処しましょう。
また、普段の睡眠の質を整えることも大切です。
これを機に生活スタイルの見直しもおこなうと、禁煙による健康改善の後押しにもなります。
イライラ・落ち込み・集中困難
- 趣味を楽しむ
- 身体を動かす
- ガムを噛む
- マッサージを受ける
体内のニコチンが切れることで、不安やストレスから精神的に不安定になりがちです。
禁煙する人の半数以上が経験するため、前もって心の準備をしておくだけでなく、上記のような自分なりの気分転換の方法を見つけておきましょう。
禁煙のストレスがひどいと、「やっぱり自分には喫煙が必要だ」と思うかもしれません。
しかし、喫煙によるストレス解消は一時的な思い込みに過ぎないため、禁煙してストレスの元を絶つことが大切です。
食欲亢進
- できるだけ野菜を多く摂る
- 間食は干し昆布や梅干しなど低カロリーのものにする
禁煙2日後くらいから、味や臭いの感覚が元に戻り始めます。
普段から食べているものでも「美味しい」と感じるようになり、禁煙による口寂しさも相まって食が進んでしまう傾向にあるため、注意が必要です。
また、マウスを対象とした実験で、禁煙による腸内細菌の変化が体重増加の要因である可能性も示唆されており、2〜3kgの体重増加は仕方ないことがわかります。
食事制限をしても体重が増えるケースもあるため、食べ過ぎには注意しましょう。
できるだけ野菜を多くとるようにし、炭水化物や甘いものを控え、食べる量も腹6〜7分目くらいまでに抑えてみてください。
また、間食には低カロリーな干昆布や梅干し、ガムなどがおすすめです。
めまい・頭痛
離脱症状として、めまい・頭痛などの症状が現れることがあります。
それぞれの症状に対する対処方法は、次を参考にしてみてください。
頭痛
⇨ 深呼吸する。あまりにひどい時は頭痛薬を使用する
めまい
⇨ 急に姿勢を変えたりせず、落ち着くまで安静にする
一時的な症状なので、大きな心配は必要ありません。
特にめまいが起こるときはゆっくりと動いた方が良いため、それに合わせて時間に余裕をもって生活するよう心がけてみてください。
便秘
それまで快調だったお通じが、禁煙を境に悪くなってしまうことがあります。
便秘には次の方法で対処してみましょう。
- しっかり水分補給する
- 「の」の字でおなかをマッサージする
- ウォーキングで血行を促進する
食べ過ぎや食事内容の変化が便秘を招いている可能性も考えられるので、食物繊維を摂るなどして食生活をコントロールすることも心がけてみてください。
覚醒・睡眠不足
禁煙中には、途中で目が覚めたり、眠れないといった一時的な睡眠障害が見られることがあります。
日中の眠気にもつながるので、睡眠の質を改善するための工夫が必要です。
- 日中は適度に運動する
- 寝る2〜3時間までに入浴して体をリラックスさせる
- 食事は就寝の3時間前までには済ませる
- 就寝前はスマホの使用を控える
良い睡眠を取るためには、自律神経を落ち着かせて体をリラックス状態にすることが大切です。
上の対処法を行っても睡眠が難しく、日中にも支障が出るようであれば、一時的に睡眠薬の使用も検討してみてください。
離脱症状の緩和には禁煙補助薬が最適
禁煙の離脱症状を緩和するには、禁煙補助薬の使用が最適です。
離脱症状が抑えられると吸いたい気持ちも軽減できるため、禁煙成功率も高まります。
禁煙補助薬はチャンピックスとニコチン製剤の大きく分けて2つがあります。
チャンピックス | ニコチン製剤 |
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タバコのおいしさを減らす作用があるのはチャンピックスのみのため、基本的にはチャンピックスがおすすめです。
チャンピックスは現在出荷停止中のため、服用する場合はチャンピックスジェネリックを代用します。
禁煙の離脱症状を抑える当院のチャンピックスジェネリック
フィットクリニックでは、離脱症状を抑えて禁煙しやすくするために、チャンピックスジェネリックを処方しております。
チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg) |
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禁煙治療(自費診療) | 価格(税込) | 1日あたり |
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12週間禁煙プログラム | 49,200円(12週間分) | 585円 |
定期配送プログラム (全3回) |
17,685円(4週間分) ※全額53,055円 |
631円 |
お試しプログラム2w | 12,000円(2週間分) ※継続の場合残り10週分は一括払い(45,000円) |
678円 |
※オンライン・来院診療どちらにも対応しています。
※お試しプログラム2wを継続する場合、残り(10週分)45,000円の一括払いとなります。
コスパが最もよい「12週間禁煙プログラム」
チャンピックスの基本の服用期間である12週間をまるごとカバーできるプログラム。
都度払いOK「定期配送プログラム」
4週間分が都度配送されるプログラム。
様子を見るなら「お試しプログラム2w」
2週間分お試しできるプログラム。
ただし残りの10週間分は45,000円となり、他のプログラムに比べて割高。
チャンピックスジェネリックの有効成分バレニクリンは、離脱症状を抑えた上でタバコのおいしさを減らす働きがあるため、禁煙成功率を高めます。
手軽なオンライン診療もおこなっておりますので、禁煙のつらい離脱症状にお悩みの場合は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ:禁煙の離脱症状がつらい場合は薬を活用
自力での禁煙が成功する人は1割程度と言われています。
ニコチンは麻薬と同じくらいの強い依存性があるため、自力での禁煙は大変難しいことです。
離脱症状によって何度も失敗すると自己嫌悪にまでおちいることもあるため、早めに禁煙補助薬を使うことを推奨します。
禁煙補助薬でよりスムーズに禁煙を進めたい方は、フィットクリニックにご相談ください。
よくあるご質問
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- Q
ヘビースモーカーの方が禁煙の離脱症状が出やすいのでしょうか?
- A
ライトスモーカーやミドルスモーカーに比べ、ヘビースモーカーはニコチン依存度が高いため離脱症状が出やすいです。
強い症状が出ることもあるので、禁煙補助薬を有効活用しましょう。
- Q
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- Q
禁煙開始から1ヵ月たっても離脱症状があります。
- A
禁煙1ヶ月でも離脱症状は残ります。
しかしピーク時にくらべて症状も軽く、吸いたい気持ちをコントロールできないほどではないはずです。
タバコを吸いたいと思った時には、それまで行ってきた禁煙対策を改めて実践していきましょう。
- Q
-
- Q
禁煙の離脱症状はいつまで続きますか?
- A
禁煙の離脱症状は、10〜14日ほどで落ち着いてきます。
その後4週間以内におさまることが多いですが、食欲亢進や便秘などが2ヵ月以上続く場合もあります。
- Q
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- Q
禁煙の離脱症状はiqos等の加熱式タバコへ切り替えることで軽減されますか?
- A
iqosなどの加熱式タバコに切り替えても、禁煙時の離脱症状は軽減されません。
加熱式タバコには紙タバコと同程度のニコチンが含有されています。
依存性は変わらないため、離脱症状も軽減されず、禁煙しやすいということはありません。
- Q
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- Q
禁煙の離脱症状によって「気持ちいい」と感じることはありますか?
- A
人によっては、禁煙の離脱症状によって気持ちよさやふわふわとした感覚を持つ人もいます。
- Q
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- Q
禁煙の離脱症状はどのように起こりますか?時系列で教えてください。
- A
禁煙2日目に離脱症状が現れ始めます。
禁煙2日目の症状禁煙2~3日目で離脱症状がピークを迎えます。
禁煙3日目の症状禁煙5日目では離脱症状はほとんど変わりませんが、味覚や嗅覚の変化を感じ始めます。
禁煙5日目の症状・変化禁煙1週間目では離脱症状が落ち着き始めます。
禁煙1週間の症状・変化
その後禁煙4週間目で離脱症状の多くがおさまります。
2ヵ月ほど長引く場合もありますが、ピーク時ほど大変ではありません。
- Q
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