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バルトレックスジェネリックの効果と副作用、安全性を解説

バルトレックスジェネリックの効果と副作用、安全性を解説

このページでは性器ヘルペスの治療薬として用いられる、バルトレックス(valtrex)の後発薬にあたるバルトレックスジェネリックについて詳しく解説しています。

世界中で主流となっているジェネリック医薬品への理解を深め正しく選択することで、安全にかつ経済的に性器ヘルペスを治療することができます。

バルトレックスジェネリックは性器ヘルペスにおいて初発・再発に限らず使用する抗ウイルス薬ですので、今後の治療の参考にしてみてください。

フィットクリニックでは先発薬バルトレックスを処方しています。
処方をご希望の方は下記よりご予約ください。

バルトレックスジェネリックとは

バルトレックスジェネリックとは性器ヘルペスなど治療に用いる、抗ウイルス剤バルトレックス(バラシクロビル)の後発医薬品です。

通常は先発薬であるバルトレックスと見分けるために、ジェネリックは「有効成分名+用量+メーカー名」で表記し区別をしています。

●先発薬とジェネリックの表記例

先発薬
⇨ バルトレックス錠500mg

ジェネリック(後発薬)
⇨ バラシクロビル錠500mg「〇〇〇(メーカー名)」

ジェネリック名の表記からもわかるように、どちらも同じ有効成分バラシクロビル塩酸塩を同量含んでいます。

そのため、ヘルペスウイルスの増殖を抑えるという同等の効果を発揮します。

なお、バルトレックスジェネリックは種類も豊富です。

その中には一般的なジェネリックだけでなく、新しい選択肢としてオーソライズドジェネリック(AG)も登場しています。

●オーソライズドジェネリック(AG)とは

「許諾を受けたジェネリック医薬品」のこと。先発薬のメーカーより許諾を受け、「原薬」「添加物」「製法」まで同一のジェネリック医薬品を指し、製造工場まで同じ場合もある。

バルトレックスは処方価格が高めであることから、ヘルペス治療ではジェネリック医薬品の選択も多くされています。

ジェネリック医薬品について

ジェネリック医薬品は、先発薬(新薬)の特許が切れた後に製造販売がスタートする薬です。

●ジェネリック医薬品の概要
  • 先発薬と同等の効果・効能
  • 先発薬より安価での提供が可能
  • 医療費削減のため日本政府もジェネリックの普及を推奨
  • 欧米では80%~90%がジェネリック医薬品を選択

国内においては、一般に流通するまでには4つの厳しい検査を行い、基準を満たすものだけが厚生労働省から「先発薬と同等」と認められて販売となります。

品質試験
⇨ 有効成分の純度や量を確認する試験

溶出試験
⇨ 薬から溶け出した有効成分量を確認する試験

生物学的同等性試験
⇨ 先発薬とジェネリックを交互に服用し、血液中の成分濃度を比較する試験

安定性試験
⇨ 温度や湿度などによる状態変化が基準内にあるかを確認する試験

また、ジェネリックは、先発薬にくらべて開発にかかる時間や費用などのコストが大幅に抑えられています。

そのためクリニックなどの医療機関では低価格で処方ができ、品質や効き目、安全性も保証されているので安心して治療に取り入れることができます。

バルトレックスジェネリックの効果

バルトレックスジェネリックの効果が認められているのは、以下のとおりです。

●バルトレックスジェネリックの効果・効能
  • 性器ヘルペスや口唇ヘルペスなどの単純疱疹(単純ヘルペス)
  • 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制
  • 帯状疱疹、水痘、性器ヘルペスの再発抑制

性器ヘルペスなどの単純ヘルペスウイルス(HSV1または2)をはじめ、水痘や帯状疱疹の原因となる水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)にも効果があります。

バルトレックスジェネリックはヘルペスウイルスの感染部位に作用し、増殖を抑えることで症状を和らげたり再発を抑えます。

●ヘルペスウイルスの増殖を抑えるしくみ(作用)

ヘルペスウイルスのDNAに作用

DNAを複製する酵素であるDNAポリメラーゼの働きを阻害

新たなヘルペスウイルスの増殖を抑える

なお、性器や口唇にできるヘルペスは再発しやすいものの、初感染時の治療が早いほど再発回数を抑えられる可能性があります。

かゆみや水ぶくれといった特徴的な症状が出ている場合には、できるだけ早く医師にご相談ください。

バルトレックスジェネリックの用法・用量

バルトレックスジェネリックの用法用量は、「初感染」と「再発」で異なります。

初感染
1回500mgを1日2回、5〜10日間

再発
1回500mgを1日2回、5日間

再発抑制(年6回以上)
1回500mgを1日1回、1年間

なお、再発時には前触れとなる前駆症状が現れることがあり、違和感や神経痛に似た疼痛を感じることがあります。

このタイミングで服用できると、ヘルペスの病変が現れるのを予防できることがあります。

性器ヘルペスの再発に備えたい方には、当院では先発薬バルトレックスを処方していますのでお気軽にご相談ください。

バルトレックスジェネリックの併用注意・併用禁忌

【併用注意】
  • プロペネシド(痛風治療薬)
  • シメチジン(胃酸抑制薬)
  • ミコフェノール 酸モフェチル(免疫抑制剤)
  • テオフィリン(気管支喘息治療薬)

上記の薬とバルトレックスジェネリックを併用してしまうと、必要以上に作用が強まることや副作用が出やすくなることがあります。

常用している薬があれば、服用前だけでなく追加で新たに必要になった場合にも医師に申し出るようにしてください。

【併用禁忌】

なし

【禁忌】
  • バルトレックスの成分あるいはアシクロビルにアレルギーの既往歴がある方

アシクロビルは、同じくヘルペス治療に用いられる抗ウイルス剤です。

どちらかにアレルギーの経験がある方は、次の服用で「アナフィラキシー」という重い薬剤アレルギーを起こすおそれがあるので服用できません。

バルトレックスジェネリックの安全性

バルトレックスジェネリックの安全性は試験によって確認されていますが、危険なイメージを持たれている方も少なくありません。

危険なイメージの原因となってしまっているのが、海外通販で購入できるバルトレックスや海外製のバルトレックスジェネリックの一部で起こるトラブルによるものです。

●海外製医薬品のトラブルの例
  • 先発薬・ジェネリックに限らず偽造薬が流通
  • 悪質な個人輸入代行サイトによるカードスキミングトラブル
  • 不衛生な環境で生産されるジェネリック医薬品が流通
  • 配送トラブル

仲介業者を間に挟んだ非正規ルートでの購入となることも多く、偽造薬のトラブルなどが後を絶ちません。

こうしたことが「ジェネリック=危ない薬」と認識されてしまい、治療に使用することを敬遠されてしまう原因となっています。

しかし、国内のクリニックであれば、海外製のバルトレックスジェネリックであっても正規の手続きを踏んで安全な医薬品を処方しているため、偽造薬などの心配はありません。

注意喚起の意味も込めて、海外通販の危険性については以下で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

バルトレックスジェネリックの購入方法

バルトレックスジェネリックは、クリニックでの診療・処方を受けることで安全に購入することができます。

クリニックでの購入方法には、次の2つの方法があります。

対面診療
⇨ 通院して処方を受ける方法

オンライン診療・処方
⇨ オンライン上で郵送処方を受ける方法

以前は通院して処方してもらうのが一般的でしたが、オンライン診療の普及に伴って自宅などにいながら郵送処方による治療も一般的になっています。

オンライン診療・処方であれば、全国どこからでも治療を受けることができるという便利さだけでなく、誰にも知られずに性病治療を行うことができるというメリットもあります。

検査についても検査キットを使って人に知られず行えるため、恥ずかしさや抵抗感からヘルペス治療をする機会を失わずに済みます。

ヘルペスの治療環境は変わりつつあるので、ご自身にあった診療方法でバルトレックスジェネリックの処方を受けることができます。

※フィットクリニックではジェネリックは取り扱っておらず、先発薬バルトレックスを処方しています。

海外通販の利用は危険

海外通販(個人輸入代行サイト)を利用して、バルトレックスジェネリックを購入するのは危険です。

偽造薬や粗悪品といったトラブルはもちろん、薬を自己判断で服用すること自体がリスクとなります。

●自己判断で治療薬を服用するリスク

検査環境がない
⇨ 感染がヘルペスウイルスとは限らず、治療の遅れから症状を悪化させるリスクがある

ウイルスの耐性化
⇨ 用法用量を誤るとヘルペスウイルスが薬に耐性をつけてしまう可能性がある

海外通販は偽造薬の流通も多いという調査報告もありますが、ヘルペスなどの感染症は誤った治療を続けてしまうと、本当に薬が必要な時に効果を発揮しなくなるおそれがあります。

健康被害だけでなく、治療手段を自ら減らしてしまうリスクもあるので利用はお控えください。

性器ヘルペスについて

性器ヘルペスはヘルペスウイルスへの感染によって、性器にかゆみや水ほう、潰瘍などの病変ができる性感染症です。

●性器ヘルペスの基本情報

原因 ヘルペスウイルス(HSV1/2)
潜伏期間 2〜10日
症状 かゆみ・リンパの腫れ・水ほう・潰瘍 など
感染部位 男性:亀頭・冠状溝(カリ)・包皮など
女性:外陰部や膣内など

通常、感染機会から2〜10日ほどの潜伏期間を経て発症に至りますが、発症するのが遅れるケースもあります。

一方、「非初感染初発」といって、既に感染・潜伏していたウイルスが潜伏し続け、身体の免疫力が低下したタイミングで発症することもあります。

また、男女で症状に差はほとんど見られないものの、女性の方が痛みや不快感といった症状が強く出る傾向にあります。

なお、ヘルペスウイルスに一度感染すると神経節に潜伏するため、治療で完全に除去する方法はありません。

こうしたことから、治療中の性行為はお控え下さい。

更に、症状が治癒しても前駆症状(再発の前触れ)があったり、免疫力が下がっている時も念のため性行為はお控え下さい。

性器ヘルペスの検査

性器ヘルペスの検査は、症状の有無によって検査方法が異なります。

●性器ヘルペスの検査について

■症状が出ている場合
「抗原検査」と呼ばれる、皮膚拭い検査を行います。
直接患部から浸出液を取るので、ヘルペスウイルスに感染しているか正確な判断が行えます。
※感染機会から24時間以上経過で検査が可能

■症状が出ていない場合
「抗体検査」と呼ばれる、血液検査を行います。
抗原検査に比べると精度が落ち、抗体が陽性であっても過去に帯状疱疹や水ぼうそうなど感染した既往歴があると陽性反応が出てしまいます。
そのため、感染を確認するための検査として推奨している医療機関は少ないです。
※感染機会から1か月以上経過で検査が可能

一般的に性器ヘルペスの検査は抗原検査を行い、結果も1時間もしないうちに判明します。

また血液検査を希望される場合、検査結果が出るまでには数日(4~5日後)かかります。

バルトレックスジェネリックのまとめ

最後に、バルトレックスジェネリックの重要なポイントをまとめてお伝えします。

  • バルトレックスジェネリックは先発薬と有効性・安全性・品質は同等
  • バルトレックスはジェネリックの種類が豊富
  • 海外製ジェネリックも多く製造されている
  • 国内クリニックでは対面診療以外にもオンライン診療での処方も可能
  • 海外通販を利用した購入はリスクがある
  • 海外製医薬品は国内クリニックの処方を受けるのが安全

バルトレックスジェネリックは、海外通販を利用した購入は危険なため安全な医療機関で処方してもらいましょう。

※フィットクリニックでは先発薬バルトレックスを処方しています。

よくある質問

Q1
バルトレックスジェネリックとはどのような薬ですか
A1
バルトレックスジェネリックとは、有効性・安全性・品質が先発薬であるバルトレックスと同等と認められた抗ウイルス薬です。
そのためヘルペスウイルスの増殖を抑えることで、性器ヘルペスなどの症状をコントロールすることができます。
Q2
ジェネリック医薬品は不安がある
A2
政府が推奨するジェネリック医薬品の更なる普及に向けて、ジェネリック医薬品の国内普及率は年々増加しています。
国内のクリニックで取り扱っているものであれば安全性に問題はなく、先発薬と変わらない治療が可能です。
一方で、海外通販を利用した自己判断での使用はこの限りではないので、ジェネリック医薬品はクリニックなどの医療機関で処方を受けるようにしてください。
Q3
バルトレックスジェネリックはどこで購入できますか?
A3
バルトレックスジェネリックは性病治療を行うクリニックや、皮膚科や内科といった病院でも購入が可能です。
なお、クリニックであれば通院に加えて、オンライン診療による郵送処方も可能です。
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