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脂漏性脱毛症はどう治す?治療法・改善方法を解説!

脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎の悪化によって起こる脱毛症です。

炎症による抜け毛のため、まずは皮膚炎の治療が必要になります。

ここからはもう少し詳しく、脂漏性脱毛症がどんな病気か原因や症状に触れていきながら、治療方法や個人でもできる日常的な改善方法についても見ていきましょう。

脂漏性脱毛症とは

脂漏性脱毛症とは、皮脂の過剰な分泌によって引き起こされる脂漏性皮膚炎による脱毛症です。

皮脂の過剰分泌によって頭皮環境が悪化することで、抜け毛に繋がります。

また脱毛が起こる前には頭皮に湿疹や強いかゆみ、痛み、さらに大量の脂っぽいフケが出るのも特徴です。

そもそも脂漏性皮膚炎とは

脂漏性皮膚炎は、頭皮や生え際、顔(眉、鼻、耳後ろ・内側)、胸、背中など、皮脂の分泌が盛んなところで起こりやすい皮膚の炎症です。

症状は左右対称に出ることが特徴の1つです。

ほかにも症状として、白色や黄色味をおびたフケや、乾いた鱗状のフケの塊が出るため、"フケ症"と呼ばれることもあります。

原因ははっきりしていないものの、「『マラセチア菌』の過剰分泌が関係している」という説が有力です。

脂漏性皮膚炎は乳児型か成人型かによって治りやすさが異なります。

脂漏性皮膚炎の治りやすさ
乳児型(新生児期~乳児期)
⇨ ほとんどが一過性で、自然治癒する

成人型(思春期以降)
⇨ 一度発症すると改善や悪化を繰り返し、慢性化しやすい

このように年齢によって症状の経過は異なり、成人以降は再発しやすいのが特徴です。

また頭皮で症状が悪化すればフケや炎症による毛根へのダメージが進んでしまい、脱毛を起こすこともあります。

皮脂の役割は肌の保護

皮脂は天然のクリームとも呼ばれ、肌に皮脂膜を作ります。

皮脂膜の働き
  • 外部刺激からの保護
  • 肌の水分保持

肌を保護してくれる役割があり、肌の健康を保つには皮脂が欠かせません。

このように皮脂には良い面がある一方で、必要以上に分泌されてしまうと肌トラブルにもつながりやすくなります。

ニキビ、テカリ、ベタつき、ニオイの原因などにもなるため、悪いイメージが先行していることもしばしば。

体質的にもともと皮脂量が多い人もいますが、生活習慣やスキンケア、季節(特に梅雨か夏にかけて)によっても分泌量は変化します。

さまざまな肌トラブルや脂漏性皮膚炎などを起こさないためにも、皮脂はバランスよく存在することが大切です。

脂漏性脱毛症の原因

皮脂の過剰分泌によって起こる脂漏性脱毛症ですが、その原因は完全には明らかにされていません。

遺伝、環境、ストレスなど、さまざまな原因があげられ、最近の研究では「マラセチア」と呼ばれる、誰の皮膚にもいるカビ(真菌)の影響が大きく関係していると考えられています。

また皮脂を過剰に分泌させてしまう原因には生活習慣も影響してくるため、ここからは皮脂のバランスを崩してしまう原因について見ていきましょう。

偏った食生活

食事の内容は、皮脂の分泌に影響を及ぼします。

以下の脂質や糖質を多く含む食事は、皮脂の過剰分泌の原因となってしまいます。

脂質や糖質が多いもの
  • ファストフード
  • ラーメン
  • お菓子
  • 揚げ物
  • スイーツ
  • パン類
など

上記の食事を頻繁にしている人は、皮脂の分泌も過剰になりがちです。

また皮脂の分泌をコントロールする働きのあるビタミンB群は、脂質や糖質をエネルギーに変えるために大量に消費されてしまいます。

偏った食事の影響は遅れて出てくることもあるので、食生活には注意が必要です。

睡眠不足

睡眠不足が続いてしまうと、自律神経のバランスが崩れていきます。

自律神経の働き
交感神経
⇨ 日中の活動時に活発な神経で、緊張状態をつくる

副交感神経
⇨ 体を休める時に働く神経で、リラックス状態をつくる

交感神経には男性ホルモンを活性化させる働きもあるため、睡眠不足によって副交感神経が働かないと、皮脂を過剰に分泌させる原因になります。

また睡眠不足は肌のターンオーバーを乱すため、古い角質がいつまでも肌に残る原因の1つです。

するとその周辺には皮脂が詰まりやすくなるので、頭皮環境を悪化させる原因にもなります。

肌に良くない洗髪方法

肌に良くない間違った洗髪方法として、以下のものがあげられます。

間違った洗髪方法
洗髪不足
⇨ 皮脂詰まりを起こす

過度な洗髪
⇨ 乾燥を招いてしまい、逆に皮脂の分泌を過剰にする

爪を立てた洗髪
⇨ 頭皮に傷がつく

洗髪の頻度や方法によっては、皮脂を除去しすぎている可能性があります。

皮脂の過剰な除去は、補おうとして逆に分泌を促す原因になります。

髪や頭皮をきれいにしているつもりが、実は頭皮環境を悪化させている…

その場合は洗髪方法の見直しが必要です。

アンドロゲンの増加

アンドロゲン(男性ホルモンの一種)は、皮脂の分泌をコントロールしているホルモンです。

皮脂腺の発達や皮脂をつくる働きがあるため、以下のような原因によってホルモンバランスが乱れてしまうと、皮脂の分泌が過剰になることも。

ホルモンバランスが崩れる原因
  • ストレス
  • 生活習慣
  • 遺伝
  • 加齢
など

また女性の場合、黄体ホルモン(プロゲステロン)が男性ホルモンと似た働きを持っています。

黄体ホルモンの分泌量が多い排卵後には、特に注意が必要です。

脂漏性脱毛症の治療方法

脂漏性脱毛症は、まず脱毛の元である脂漏性皮膚炎の治療をするために皮膚科を受診しましょう。

マラセチアというカビ(真菌)が原因と言われているため、使われるお薬は抗真菌薬(内服・外用薬)やステロイドが中心です。

抗真菌薬とステロイド外用薬の違い

  抗真菌薬 ステロイド外用薬
役割 マラセチアの活性を抑える 炎症を抑える
長期使用 可能 副作用のリスクが大きい
1ヵ月以内の再発 しづらい しやすい

ただ、ある実験でステロイドについては副作用のリスクだけでなく、1ヶ月以内に再発しやすい(92 / 112例)という報告も。

一方で抗真菌薬については、1ヶ月以上再発しない例が138/152例と治療効果が安定しているので、脂漏性皮膚炎の治療には選ばれやすい傾向にあります。

また症状によっては以下のお薬を併用することもあります。

ひどいかゆみを抑える
⇨ 抗ヒスタミン薬

皮脂の分泌を抑える
⇨ ビタミンB2やビタミンB6

症状に合わせて、様子を見ながら使い分けられます。

脂漏性脱毛症の改善方法

脂漏性脱毛症を改善するためには、皮脂分泌の抑制が必要です。

患部を清潔に保つことは、症状の改善はもちろん抜け毛予防にもつながるので、ここからは皮脂のバランスを保つ方法を詳しくご紹介していきます。

食事を改善する

食事内容が脂っこいものばかりの人は食べる機会や量を減らしつつ、皮脂の過剰分泌を抑えるビタミンB2やB6が含まれている食材を積極的にとりましょう。

特にレバーやアーモンドには、髪に良いとされる亜鉛(ミネラル)も豊富なのでおすすめです。

逆にカフェインやアルコール、香辛料などは、皮膚へ悪影響となりやすいです。

脂っこい食事と同様、できることなら控えてみてください。

きちんと睡眠をとる

睡眠は肌のターンオーバーを促進させるため、時間と質が大切です。

人によって最適な睡眠時間は異なりますが、一般的には18歳以上の場合、7〜8時間の睡眠時間が必要となります。

生活リズムにもよりますが、遅くとも0時までに眠りにつければ、十分な睡眠時間を確保できるでしょう。

また、成長ホルモンはその夜の最初の深い眠り(ノンレム睡眠)に分泌されます。

メラトニンや成長ホルモンが多く分泌される寝始めの3時間は、特に重要です。

睡眠時に分泌される成分
メラトニン
⇨ 強い抗酸化作用がある

成長ホルモン
⇨ 髪の成長を促してくれる

これらのホルモンの分泌がピークを迎えるため、寝る3時間前以降は激しい運動は控え、38〜40℃のお風呂に10〜20分ほど浸かり、体を休めるための準備をしましょう。

肌に優しい洗髪をする

洗髪の目的は、頭皮に広がった1日の汚れを落とすことです。

ただ皮脂やフケが目立ってくると、ついつい力を入れて汚れをしっかり落とそうとしがちになります。

指の腹を使ってやさしく洗い上げることを意識しつつ、次の手順で洗髪してみてください。

洗髪の適切な方法
①ブラッシング
②予洗い
③シャンプーを泡立ててから洗髪
④洗い残しがないよう十分な時間をかけて洗い流す

おそらく多くの人がいきなり②または③からスタートしていると思いますが、ブラッシングで余分な汚れや皮脂を取り除き、予洗いするだけでも皮脂や汚れはかなり落ちます。

脂漏性脱毛症であれば頭皮はデリケートな状態なので、頭皮をいたわる正しい手順で洗髪してみましょう。

薬用シャンプーを使う

薬用シャンプーは抗真菌作用のある成分が含まれた物を使うと良いです。

抗真菌作用のある成分
  • ミコナゾール硝酸塩
  • ケトコナゾール
  • サリチル酸

いずれも、普段から使用しているシャンプーにはあまり含まれていない成分になります。

洗髪は毎日行うことだからこそ、中身の成分にも気をつかって脂漏性脱毛症の予防・改善に役立ててみてください。

ストレスを発散する

皮脂の過剰分泌を起こす原因になるストレスをコントロールするのも脂漏性脱毛症の改善方法の1つです。

ストレスの原因がわかっているものについては一定の距離を置き、なんだかモヤモヤする時は自分の好きなことをして適度に発散してみてください。

ただしストレスによる暴飲暴食は、皮脂が増える原因にもなるので注意です。

またストレス発散は、自律神経のバランスも整えます。

頭皮への血の巡りも良くなるので、定期的にストレスを発散することは脂漏性脱毛症にも髪にも良い影響になります。

脂漏性脱毛症とAGAは別物

抜け毛を調べるにあたって、AGA(男性型脱毛症)が気になった方もいるかもしれません。

しかし、脂漏性脱毛症とAGAはまったく原因の異なる脱毛症になります。

  脂漏性脱毛症 AGA(男性型脱毛症)
症状 脂漏部位から脱毛 生え際や頭頂部から脱毛
主な原因 皮脂の過剰分泌 悪玉男性ホルモンの増加

脂漏性脱毛症は皮膚炎の悪化によって脱毛が起こる一方、AGAは悪玉男性ホルモンが頭皮に増加することで特有のパターンで脱毛を起こします。

まったく異なるそれぞれの脱毛症ですが、人によっては併発することもあります。

炎症を起こしている部位の脱毛以外にも、頭頂部や生え際、前頭部での脱毛やうぶ毛のような髪が増えていたら併発を疑った方が良いかもしれません。

AGAチェックリスト

AGAは、他の脱毛症にはない特徴を持っています。

下のチェックリストで、今の髪の状態を見ながら確認してみましょう。

髪の毛がひどく痛んでいる
頭皮がかゆい
頭皮に炎症がある
普段からフケが多い
抜け毛がかなり多い

当てはまるものが多いほど、AGAの可能性は高いです。

脂漏性脱毛症と併発している場合は、脂漏性皮膚炎と平行して治療を進めることで、効果を出しやすくなります。

進行性の脱毛症にもなるので、もし気になるようであれば脱毛が進んでしまう前にフィットクリニックまでご相談ください。

脂漏性皮膚炎は皮膚科で治療を

脂漏性脱毛症の改善は、脂漏性皮膚炎の治療から始まります。

脂漏性皮膚炎の治療を自力で行うのは難しいため、まずは皮膚科に行きましょう。

自己判断で行ってしまうと、悪化する可能性もあります。

  • フケ
  • 皮脂が多い
  • かゆみ

など

こうした症状に思い当たる節があれば、単にフケと見過ごしてしまわずに皮膚科へ相談するようにしてください。

またAGAの疑いもある場合は、治療を平行して進めることをおすすめします。

当院ではAGA治療を行えますので、「AGAもあるかも?」と思ったら、まずはお気軽にご連絡ください。

よくある質問

Q1
脂漏性脱毛症や脂漏性皮膚炎はうつりますか?
A1
脂漏性脱毛症・脂漏性皮膚炎はほかの人にうつる症状ではありません。
原因となるマラセチアは誰でももとから持っている常在菌です。
原因菌への感染が問題になる症状ではないので、身近な人にうつる心配はありません。
ただ、遺伝によって脂漏性皮膚炎が起こる可能性はあります。
Q1
脂漏性脱毛症による抜け毛はフィナステリドで抑えられますか?
A1
フィナステリドは脂漏性脱毛症には効果がありません。
脂漏性脱毛症による抜け毛は、炎症が毛根にダメージを与えてしまうために起こります。
フィナステリドは、悪玉男性ホルモンが原因のAGA(男性型脱毛症)にのみ有効なので脂漏性脱毛症には使用できません。
そのため抜け毛を抑えるには、皮膚炎の改善を最優先に考えましょう。
Q1
脂漏性皮膚炎のためにいろいろ試していますが、良くなりません。
A1
脂漏性皮膚炎は慢性化しやすく、人によっては思うように治療効果が得られないこともあります。
ある試験では鍼治療でフケが減ったというデータもあるので、もしあらゆる方法を試しても良くならなければ定期的に鍼治療を受けてみるのも1つの手と言えます。
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