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性器ヘルペスの薬は何がある?種類や入手方法を解説

性器ヘルペスの薬は何がある?種類や入手方法を解説

このページでは、性器ヘルペスの薬の種類について詳しく解説しています。

また入手方法や、市販薬として販売されているのかについても触れているので、性器ヘルペスが疑われる場合には参考にしてみてください。

当院の性器ヘルペスの薬

バルトレックス 500mg

バルトレックス 500mg
10錠 8,000円
20錠 15,000円

性器ヘルペスの薬の種類

性器ヘルペスの薬には、ヘルペスウイルス(HSV)の増殖を抑え、ただれや水ぶくれ、かゆみ、痛みなどの症状をやわらげる抗ヘルペスウイルス薬を用います。

なお、性器ヘルペスの症状は治療を行わなくても自然に治ることがありますが、性器ヘルペスの薬を使うことで治るまでの期間を短縮できます。

性器ヘルペスが治るまでの期間

無治療
⇨2〜3週間

薬を使った治療
⇨1〜2週間

症状がある間はウイルスも大量に排泄されているので、パートナーへの感染リスクも踏まえて薬の積極的な使用が望まれます。

内服薬

内服薬は皮膚や粘膜といった表面に出る症状だけでなく、身体の中(神経細胞)で増えるウイルスの増殖も抑えることができます。

性器ヘルペスの内服薬
  • バラシクロビル錠(バルトレックス)
  • アシクロビル錠(ゾビラックス)
  • ファムシクロビル錠(ファムビル)
  • アメナメビル錠(アメナリーフ)

性器ヘルペスは初発や再発を問わず内服薬を用いた治療が基本となり、上記の中でも服用回数の少ないバルトレックスを処方される機会が多いです。

なお、アメナメビル錠(アメナリーフ)はもともと帯状疱疹のための薬です。

2023年に「再発性の単純疱疹」に対する効果効能が新たに承認され、性器ヘルペスの再発を繰り返す際の新たな選択肢として注目されています。

点滴

点滴による性器ヘルペス治療は、以下のケースに限られています。

点滴治療の対象症例
  • 初感染による重症例
  • 免疫不全(HIV感染者など)を伴った重症例

重症例の症状としては、髄膜炎・脳炎や歩行困難、排尿障害があげられ、点滴治療を行うために入院を余儀なくされることがあります。

治療薬としては、アシクロビルを1日3回、各回5mg/kgの用量で7〜14日間投与します。

軟膏は主に口唇ヘルペスに使われる

軟膏には、アシクロビル軟膏5%を用います。

皮膚や粘膜といった、感染部位の表面に現れたヘルペス症状に対して効果的となっています。

軟膏を用いる症例
  • 口唇ヘルペス
  • 性器ヘルペス再発時(軽症)

ただし、軟膏は局所作用のみになるので、発熱やリンパの腫れ、頭痛などの全身症状を抑えることができません。

内服薬のように症状が出る期間を短縮することはできないとも言われています。

症状が悪化するおそれもあることから、軟膏のみでのヘルペス治療は推奨されていないことは覚えておきましょう。

性器ヘルペスの薬の飲み方

性器ヘルペスの薬の投与方法については、治療の基本となる内服薬について解説していきます。

また飲み方(服用期間・回数)は、「初発or再発+薬の種類」によって変わります。

以下を目安にしつつ、医師に処方された分は必ず飲み切るようにしてください。

初発の場合

初発の場合の飲み方は、以下のとおりです。

性器ヘルペス初発時の薬の飲み方
  • バラシクロビル錠500mgを1日2回、5~10日間
  • アシクロビル錠200mgを1日5回、5~10日間
  • ファムシクロビル錠250mgを1日3回、5~10日間

5〜10日の服用が基本となり、特に初発時は症状が強く出やすい傾向にあるので十分な治療が必要です。

また初発時に薬をしっかりと服用することで、身体内に潜伏するウイルスの量を減少させ、再発の回数を減らす可能性が高まります。

そのため初発時は、「早期治療」と「十分な量の薬の服用」がとても大切になるので覚えておきましょう。

再発の場合

再発の場合の飲み方は、以下のとおりです。

性器ヘルペス再発時の薬の飲み方
  • バラシクロビル錠500mgを1日2回、5日間
  • アシクロビル錠200mgを1日5回、5日間
  • ファムシクロビル錠250mgを1日3回、5日間

初発にくらべ再発は症状が軽い傾向にあるため、服用期間が5日間と短いです。

ただし、発症してから1日以内に服用をスタートしなければ、ヘルペスウイルス抑制効果が思うように得られないことがあります。

不快な症状を長引かせてしまわないためにも、異変を感じた時点で治療を受けられるようにするのが理想的です。

長期投与で再発抑制ができる

性器ヘルペスの再発を年間6回以上繰り返す場合は、長期投与による再発抑制療法を行うことがあります。

再発抑制治療の薬の飲み方
  • バラシクロビル錠を1回500mg、1日1回
  • アシクロビル錠を1回400mg、1日2回

上記の服用方法で、最大1年間を目安に服用を続けます。

また、抑制治療中に再発した場合には「バラシクロビル錠を1日2回に増量」し、治癒したタイミングで元の服用方法に戻します。

なお、再発抑制治療によって60〜70%の方が再発を抑制できます。

また、大規模な臨床試験から、性器ヘルペスの再発や無症候性排泄(病変がない状態でウイルスが排泄される状態)の頻度が低下することがわかっています。

パートナーへの感染リスクの低下が証明されているので、何度も再発を繰り返す際には、医師にご相談ください。

初期症状を感じたら服用する「PIT療法」

「PIT療法」とは、前もって処方された薬を、初期症状を感じた時点で服用する治療法です。

再発を繰り返す性器ヘルペスについては、PIT療法を行うことで再発時の治癒期間を短縮できます。

PIT療法の薬の飲み方
  • ファムシクロビル錠1回1000mgを2回(12時間間隔)
  • アメナメビル錠1200mgを食後に単回投与(初期症状が出てから6時間以内)

PIT療法では、ピリピリ・チクチクなど痛みや、ムズムズするなどの違和感といった、発症の前触れとなる症状が出た時点で前もって処方された薬をすぐに服用します。

そのため、再発の初期症状を判断できる方のみが行える治療方法となります。

妊娠中・授乳中の場合

妊娠中・授乳中の場合、性器ヘルペスの薬の使用は慎重な判断が必要です。

なお、分娩時に母親が感染している場合、初発か再発かで母子感染のリスクも変わってきます。

母子感染リスク 初発の母子感染リスク:50%
再発の母子感染リスク:0〜5%

場合によっては帝王切開による分娩を勧められることもあるので、必ず担当医に相談して適切な治療を受けるようにしてください。

なお、授乳中については、乳児への影響はほとんどないと考えられてはいるものの、十分な症例がないため、自己判断で薬を服用せず担当の医師に相談してください。

性器ヘルペスの薬の入手方法

性器ヘルペスの薬の入手方法には、次の2つがあります。

性器ヘルペスの薬の入手方法

ただし、個人輸入については非正規ルートによる入手方法です。

医療機関での処方とは服用にあたってのリスクの大きさが異なるため、利用はお控えください。

ここからは、それぞれの入手方法について詳しく解説していきます。

医療機関

性器ヘルペスの薬は、医療機関で処方を受けるのがもっとも一般的な入手方法です。

医師による診察が行われ、診断結果に基づいた薬の処方を受けられるので安心して治療に臨めます。

特に性器ヘルペスの初感染時は症状が強く出たり、人によっては重症化するケースもあります。

水ぶくれなど性器ヘルペスを疑う特徴的な症状が現れた場合には、医療機関までご相談ください。

個人輸入

個人輸入とは、薬などを海外から個人的に取り寄せることです。

すべて自己判断で進めるため、ヘルペスウイルスへの感染がはっきりしない状態での薬の使用はリスクとなります。

さらには個人輸入で流通する製品の中には、偽物や粗悪品が混ざっていることも珍しくありません。

症状に合わない薬や偽物の服用を続けても症状が治らないばかりか、健康被害に遭うおそれもあります。

安定した治療とはほど遠いと言わざるを得ないので、個人輸入を利用するのは控えてください。

性器ヘルペスの内服薬の市販薬はない

性器ヘルペスの内服薬は、「処方箋医薬品」になります。

そのため、医師によって感染が認められた場合にのみ処方されるので、市販薬として購入することはできません。

なお、口唇ヘルペスであれば軟膏が市販薬として販売されていますが、購入できるのは過去に医療機関で診断を受けたことがある方に限られます。

いずれにしても医療機関への受診が必要であり、性器ヘルペスは内服薬による治療が基本となるので、医師に相談して処方を受けるようにしてください。

フィットクリニックの性器ヘルペスの薬

フィットクリニックでは、バルトレックスを処方しています。

バルトレックス 500mg

バルトレックス 500mg
10錠 8,000円
20錠 15,000円
飲み方 1回500mgを1日2回
副作用 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、急性腎障害、腎障害、精神神経症状、意識障害、昏睡、せん妄、妄想 など

バルトレックスは、ヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。

よく吸収されるため、服用回数が少なく済むのが特徴です。

性器への違和感や、水ぶくれや潰瘍といった性器ヘルペスを疑う症状がみられる場合には、当院までお気軽にご相談ください。

ほかの性病も検査キットでチェック

性病は性器ヘルペス以外にもいくつかあり、その中には似た症状が現れるものもあります。

特に症状の1つである潰瘍は国内で急増している梅毒でもみられ、外見だけで原因を特定するのは難しいことから、一度の検査で複数項目を調べるのがおすすめです。

性病検査キット

検査キット 価格 クラミジア 淋菌 咽頭クラミジア 咽頭淋菌 トリコモナス カンジダ HIV 梅毒 B型肝炎 C型肝炎
女性10項目セット 33,000円
女性8項目セット 29,000円
女性5項目セット 25,000円
女性4項目セット 23,000円
男性10項目セット 33,000円
男性7項目セット 28,000円
男性5項目セット 25,000円
男性4項目セット 23,000円

※検査キットは2個セットで10%引き

検査キットを使用すれば通院せずに自宅でセルフチェックが可能なため、少しの不安があるだけでも積極的に検査を受けるようにしてください。

オンライン診療なら薬を簡単に入手できる

フィットクリニックでは、性器ヘルペスを相談しやすい環境づくりを目指してオンライン診療を実施しています。

スマホを使ってオンライン上で予約から医師の診察・薬の処方も受けられるので、自宅にいながら性器ヘルペスの治療を始められます。

オンライン診療の流れ
スマホで予約

オンラインによる医師の診察

薬の郵送処方

医師以外と接触することもないのでプライバシー面への配慮も万全となっております。

薬の処方にあたって不明点や不安な点を医師に相談できるため安心です。

医療機関への受診をためらって症状を長引かせないためにも、オンライン診療を利用して性器ヘルペスの早期発見・治療へとつなげていきましょう。

性器ヘルペスは初期対応が肝心

性器ヘルペスは、初発時の治療が後の再発頻度にも影響してきます。

対処が早いほど良いとされており、自然治癒を待つよりも積極的に治療を受けることが望ましいです。

少しでも性器に違和感を感じることがあれば、早期発見・治療につなげるためにも医療機関への受診をご検討ください。

よくある質問

Q1
性器ヘルペスの薬を飲んだら、症状が治まるまでにどれくらいかかりますか?
A1
性器ヘルペスの薬を服用すれば、1〜2週間ほどで治癒します。
また無治療でも自然治癒するものの、その場合には治癒までに2〜3週間かかります。
治療することで治癒までの期間を短縮できるので、積極的に治療を受けるようにしてください。
なお、症状が出ている間はウイルスが大量に排泄されているため、放置しているとパートナーへの感染リスクも高まるのでご注意ください。
Q2
性器ヘルペスの薬は保険適用ですか?
A2
性器ヘルペスの薬が保険適用になるケースは、「年6回以上」あるいは「年3回以上」の再発を繰り返す際の、再発抑制治療・PIT療法に用いる一部の薬のみです。
中でもファムシクロビル錠、アメナメビル錠が一部保険適用となります。
なお、当院は自由診療となるため、保険適用による性器ヘルペスの薬の処方は行っておりません。
Q3
PITとは何ですか?
A3
PITとは、あらかじめ処方された性器ヘルペスの薬を初期症状に基づいて自己判断で服用する治療方法です。

<PITの対象者>
・再発性の単純疱疹(性器・口唇ヘルペス)
・何度も再発を繰り返す方
・再発の初期症状を判断できる方

パートナーへの感染リスクも下がるため、再発を繰り返している方は医療機関にご相談ください。
Q4
性器ヘルペスの薬の飲み方は男女で違いがありますか?
A4
性器ヘルペスの薬の飲み方は、男女に違いはありません。
症状に合わせて適切な抗ヘルペスウイルス薬が処方されるので、症状が消えても処方された分は飲み切るようにしてください。
Q5
性器ヘルペスの薬を飲み忘れたらどうすればよいですか?
A5
性器ヘルペスの薬を飲み忘れた場合、飲み忘れに気づいた時点で飲むようにしてください。
ただし、次の服用時間が迫っている場合は飲み忘れた分をスキップし、通常どおり服用を続けるようにしてください。
Q6
性器ヘルペスを完治させる薬はありますか?
A6
性器ヘルペスの原因であるHSV(ヘルペスウイルス)を身体から完全に取り除く方法は現時点ではありません。
ヘルペス治療は「症状が出ないようコントロールする治療」となるので、再発時の薬の使用にくわえ、免疫力を下げないための予防も大切です。
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