お薬の種類や食習慣によっても体重の変化には個人差があります。
治療と平行して食習慣を見直したり、適度な運動を取り入れると、短期間で効果を感じやすくなります。
メディカルダイエットはきつい食事制限や運動をしなくてもダイエット効果が見込める医学的根拠に基づいたダイエット方法です。
「体重が思うように落ちない」「リバウンド」「長続きしない」という悩みからダイエットを断念した人も医療の力で無理せず体重の減少が期待できます。
短期間で痩せたい人、肥満気味な体形を改善したい人はぜひ参考にしてください。
分類 | 体重減少 | 特徴 | 商品名 |
---|---|---|---|
GLP-1受容体作動薬 | 6.7Kg (12週) |
食欲を抑える 基礎代謝が上がる 太りにくい体質になる |
リベルサス、 サクセンダ |
食欲 抑制剤 |
8.2㎏ (14週) |
食欲を抑える |
サノレックス、 リデュース |
脂肪吸収 阻害薬 |
6.19Kg (48週) |
脂質30%カット | ゼニカル |
SGLT2 阻害薬 |
2.56Kg (24週) |
糖質30~50%カット |
フォシーガ、 スーグラ |
メディカルダイエットは、「食欲を抑える」「脂肪の吸収を阻害する」などのお薬によって自然と痩身効果が得られるダイエット方法です。
これまでの「我慢・忍耐」を必要とするダイエットとは対照に、医学的根拠に基づいてアプローチすることで無理なくダイエットが行えます。
ダイエット薬の種類や効果について、1つずつ詳しく見ていきましょう。
GLP-1受容体作動薬は、食欲抑制ホルモンと同様の作用するお薬で、体内に補充することで様々なダイエット効果が期待できます。
食欲を抑えて1日の摂取カロリーを減らすだけでなく、基礎代謝も上がるため痩せやすく、太りづらくなるので服用の中止後もリバウンドがしづらくなります。
脂肪吸収阻害剤は、食事で摂取した脂質の約30%を阻害します。
吸収を阻害された脂質は便として排泄されるため、身体に脂肪がつきにくい状態になります。
普段の食事から脂質の吸収が抑えられると、必然的に摂取カロリーを抑えられるため、体重減少も期待できます。
糖質吸収抑制剤は、食事から摂取した糖質の吸収を約30〜50%防ぐことができます。
1日あたりに約200〜500kcalの糖質がカットでき、食事制限を設けることなく体重の減少が期待できます。
1ヶ月で1〜2kgほどのダイエット効果が見込めます。
食欲抑制剤は、満腹中枢を刺激することで食欲を抑える効果があります。
自然と食べる量を減らすことができ、1日の摂取カロリーが抑えられることで体重が落ちやすくなります。
二重アゴや二の腕、下腹部、脚などの部分痩せにはダイエット薬ではなく、施術治療が最適です。
脂肪吸引やクールスカルプティングなどの種類があり、脂肪を除去したい部分によって治療方法を選んでいきます。
部位:下腹部や太ももなどの皮下脂肪の厚い部位
治療方法:超音波で脂肪を溶解して吸引
部位:顔まわり(頬・アゴ・フェイスラインのたるみなど)
治療方法:気になる部分に薬剤を注入し脂肪細胞を破壊
部位:お腹や二の腕など
治療方法:脂肪を冷却して脂肪細胞を除去
身体への負担や部位、脂肪の付き方によっても最適な施術治療は異なります。
ダウンタイムも施術によって異なるので、部分痩せを希望する人は医師と相談した上で施術方法を選びましょう。
メディカルダイエットは科学的根拠に基づいたダイエット方法なので、無理せず健康的に痩せることが期待できます。
食事制限や運動をしても体質によってはなかなか痩せないそのような人にメディカルダイエットは最適です。
ここまでご紹介してきたお薬は医療として安全性やダイエットへの有効性がいずれも認められたダイエット薬です。
お薬のサポートによって自然に痩せられる効果があるため、過度なダイエットによって身体に負担をかけることもありません。
また、メディカルダイエットは、ダイエットのきっかけ作りにも最適な方法です。
なかなか痩せないという人もメディカルダイエットを行うことで、少しでも楽に、そして健康的に理想のカラダを手に入れることができます。