「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」を指します。
ED(勃起不全)とは|まずはEDについて知ろう
「性行為中に中折れしてしまう」「勃起状態を維持できない」など、性機能に関するお悩みを抱いている方は多いのではないでしょうか。
それらの症状は「ED(勃起不全)」である可能性が高いです。
本記事ではEDの症状や原因、改善方法などを紹介しています。
EDについて詳しく知りたい方は、是非参考にしてください。
フィットクリニックではコストが心配という患者様に向けて、先発薬と同等の効果のあるED治療薬(ジェネリック医薬品)もご用意しています。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
EDとは?意味や何の略かについて
EDとは「Erectile Dysfunction」の略で、勃起不全、勃起障害という意味です。
「満足な性行為を行うための勃起に至らない、または勃起を維持、持続できない状態」をEDといいます。
十分な硬さの勃起が得られない、中折れする、性行為で射精までできるが、時々勃起しないのもEDの症状です。
通常の勃起と、EDとなった場合のメカニズムには以下の違いがあります。
通常の勃起 | EDになった場合 |
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下記画像をクリックorタップで拡大できます。
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通常の勃起が生じるメカニズムのいずれかに、不具合が起こることでEDが起こります。
EDになることは、決して珍しいことではありません。
国内のED患者数は、推定で1,130万人、中でも40代の男性においては3人に1人がED患者であるという調査結果も出ています。
EDの症状
ED(勃起不全)はまったく勃起しない状態だけを指すのではありません。
前述した通り「時々勃起しない時がある」「十分な硬さに勃起しない」「中折れする」というように勃起に満足を感じられない場合もEDに該当します。
具体的には、以下の症状が出ている場合はEDの可能性があります。
- 勃起するまで時間がかかる
- 勃起しても中折れする
- 勃起しても柔らかい
- たまに勃起しない時がある
- 性行為に対しての不安
症状には個人差があり、軽度のものから重度のものまで様々で、勃起時の硬さはその時の体調にも左右されます。
なお、EDの症状が進行すると、全く勃起できない状態となります。
以下でEDの症状について解説します。
EDの初期症状
手遅れになる前に気付いておきたい「EDの初期症状」は以下です。
- 朝立ちしない
- 挿入はできるが、硬さが不十分
- 中折れ
- 性欲の減少
「中折れ」は勃起を一定時間維持できない状態です。
挿入はできますが、持続力が無く途中で萎えてしまう状態も中折れに入ります。
中折れの症状が進行すると挿入が困難になり、満足な性行為ができなくなるため早めの治療が必要です。
そのほか、挿入の際硬さが不足していたり、朝立ちすることが少なくなったりなどの症状もEDが疑われます。
これらの症状も、中折れと同様に進行すれば最終的に挿入できなくなる場合があるので、変化を感じたら早めに医療機関に相談することが大切です。
お酒を飲むとたたないのはED?
アルコール摂取とEDには直接的な因果関係は確認されていません。
むしろ人によっては、アルコールによってリラックス効果や興奮作用が得られ、勃起しやすくなる可能性もあります(適量の場合に限る)。
ただし、多量の飲酒はEDに繋がるため注意が必要です。
アルコールによって中枢神経の働きが抑制され、勃起をするための信号が性機能に上手く伝わらなくなります。
性行為の前は、飲酒するとしても適度な量を心がけましょう。
ポルノ依存症とEDの関係
ポルノ利用とEDの直接的な関連は認められてはいませんが、ポルノ依存症になるレベル(過剰に性的コンテンツを求めてしまうレベル)の場合は、EDに繋がる可能性があります。
性的欲求によって分泌されるホルモンに脳が慣れてしまい、多少の性的興奮では満足できなくなってしまうからです。
また、ホルモンバランスの乱れも起こしやすくなり、脳の働きにも悪影響を及ぼします。
ポルノ依存症は不安やストレスで性的コンテンツを見始めるケースも多く、うつ病の発症リスクも高い病気です。
結果としてEDに陥りやすい病気と言えます。
EDとコンドームの関係
EDとコンドームは深く関係しています。
コンドームの装着段階でEDを発症するのはよくあるケースです。
「コンドームED」と呼ばれることもあります。
コンドームEDの原因は人それぞれですが、ほとんどが心因性です。
過去のトラウマや、最後まで性行為ができるかなどのプレッシャーが大きく影響していると言われています。
改善方法としては、自分に合ったコンドームを使用したり、パートナーにコンドームを付けてもらったりする方法が有効です。
射精までの時間が短いのは「早漏」
- 性行為が上手くできるか不安になる
- 性行為の経験が少ない
- 包茎のため亀頭への刺激が敏感
これらが原因となり、勃起の持続に必要なリラックスが出来ずに、快感を得やすくなるため短時間で射精に至ってしまいます。
その他、症例は少ないですが神経の疾患、前立腺の炎症、甲状腺の活動性亢進なども原因とされています。
EDとは違う症状ですが、当院では早漏も「満足のできる性行為」にならない症状として捉え、改善のため早漏防止薬の処方も行っています。
早漏防止薬には射精までの時間を、普段よりも延長させる働きがあります。複数回使用することで、心理的余裕や体が慣れにより射精のタイミングがコントロールしやすくなります。
EDの原因は主に4つ
EDの原因は以下の4つに分けられます。
- 心因性ED
仕事のストレス、性的なトラウマ、異性に対する苦手意識などによるもの - 器質性ED
血管障害(高血圧)、神経障害(糖尿病)、テストステロン低下などによるもの - 薬剤性ED
向精神薬、降圧薬、抗アンドロゲン薬など特定の薬の服用によるもの - 混合性ED
上記の要因が複雑に絡み合い生じるもの
このように、一口に「ED」と言っても人によって要因はさまざまです。
それぞれ改善方法が異なるので自分に合ったED治療を行いましょう。
EDを治さないで放置するとどうなる?
EDを放置していると、いざ治療を開始した時に回復まで時間がかかってしまいます。
また、病気に起因するED(器質性ED)だった場合は特に危険です。
病気が水面下で悪化している可能性もあるため、EDの治療はできるだけ早めにスタートさせましょう。
中でも、EDの原因が動脈硬化だった場合は進行すると心筋梗塞を引き起こし、命にも関わります。
健康のためにも、早めのED治療が大切です。
ED改善にはED治療薬を使用
EDの改善の選択肢として、ED治療薬の使用があります。
EDの原因は様々ありますが、一部の原因を除き(勃起に必要な神経や細胞の損傷など)ほとんどの症状にED治療薬は有効です。
ED治療薬は陰茎の血管を拡張させ勃起を促す働きがあり、通常より勃起をしやすい状態にすることでEDを改善します。
図のように、勃起に必要な血管を広げる働き(サイリックGMPの増加)を抑える「PDE5」という酵素があります。
ED治療薬はPDE5阻害剤と呼ばれ、PDE5の働きを阻害することで、勃起をしやすく維持させる働きがあります。
ED治療薬は性機能に直接アプローチするため、確かな効果を感じられます。
心因性EDの場合も有効です。
ED治療薬を服用して性行為できたという「成功体験」が自信となり、EDの症状が改善された例もあります。
また、ED治療薬の含有成分には耐性や中毒性は少ないため、長期間継続して服用しても問題ありません。
加えてED治療薬は「賢者タイム」の短縮効果も期待でき、性交時の満足度も高まります。
今まで数多くの策を試しても効果が得られなかった方は、一度ED治療薬を試してみてはいかがでしょうか。
当院のED治療薬は種類も豊富で、あなたに合った処方が可能です。
詳しくは、次の章で解説していきます。
当院のED治療薬について
当院で取扱いのあるED治療薬は以下です。
バイアグラ | レビトラ | シアリス | ステンドラ | ザイデナ | |
---|---|---|---|---|---|
有効成分 | シルデナフィルクエン酸塩 | バルデナフィル | タダラフィル | アバナフィル | ウデナフィル |
価格 | 270円(※1)~1,600円 | 900円~1,200円 | 700円~1,200円 | 1300円 | 1,000円 |
勃起力 | 硬い | とても硬い | マイルド | 硬い | やや硬い |
即効性(発現時間) | 服用後30~60分 | 服用後15~30分 | 服用後約1時間 | 服用後15~30分 | 服用後30~60分 |
効果の持続時間 | 3~5時間 | 4~10時間 | 24~36時間 | 3~6時間 | 11~13時間 |
(※1)270円の処方については当院へお問い合わせください
バイアグラ、レビトラ、シアリスは、EDの「三大治療薬」と呼ばれるほどの知名度があります。
その他、ステンドラ、ザイデナなど新たに開発された治療薬や、コストを抑えたジェネリック医薬品まで、豊富なED治療薬を扱っています。
なお、ED治療薬は国内通販では購入できません。
医師処方以外でのED治療薬の入手方法に個人輸入(海外通販)がありますが、安全の保証が無くトラブルに遭う方が後を絶ちません。
個人輸入で流通しているED治療薬の4割が偽造品との報告もあり、健康被害に遭う可能性があるので利用はお控えください。
当院をはじめとした医療機関での処方は、医師の管理のもと安全にED治療ができます。
EDの症状にお困りの際は、医師による診察を受けて治療しましょう。
ED治療薬に抵抗がある方
ED治療薬の使用に抵抗がある方や、普段より精力が落ちたと思う方には、EDサプリメントがおススメです。
EDサプリに含まれる成分は天然由来のものを原料としているため、副作用の心配も無く安心して使う事ができます。
当院でもEDサプリメントを処方していますので、精力をアップしたい方は活用してみましょう。
EDとは?のまとめ
ここまで、EDとは何かについて解説してきました。以下に本記事の内容をまとめます。
- EDは「十分な勃起が得られない、維持できない状態」を指す
- EDは心因性、器質性、薬剤性、混合性の4つの原因に分けられている
- EDは過剰な飲酒やポルノ依存など、あらゆる事象との因果関係がある
- EDは放置すると症状が悪化する可能性がある
- ED治療薬の個人輸入は危険であり、医療機関に相談する方法が一番安全
- あらゆるEDの症状はED治療薬で改善できる
- 当院のED治療薬は先発薬から最新の後発薬まで種類が豊富
EDはこれまでは治療が難しい症状とされていましたが、現在ほとんどのケースが改善可能です。
症状があらわれているにもかかわらず
「EDになるのは仕方がない」「症状が軽いからそのうち治る」
と放置していませんか?
当院ではEDの治療、早漏防止薬やEDサプリの処方を行っています。
あなたの症状に合わせたED治療が可能です。
EDでお悩みの場合は、一度ご相談ください。
さらに当院では、いつでもどこでも受診可能で、他の患者と顔を合わせる必要が無い「オンライン診療」も行っております。
診察費は0円。かかるのは薬代と送料のみです。
ED治療をお考えの方は、是非ご利用ください。
EDについてよくある質問
「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」を指します。
また、症状が悪化する可能性もあるため早めの治療が大切です。
中でも特定の病気に起因するEDの場合、命に関わる可能性もあります。
EDの治療はできるだけ早めにスタートさせましょう。
その他、症状の軽さによっては以下の方法でEDが治る可能性があります。
- 運動や食事などの体質改善
- EDの原因となっている疾患の治療
- サプリメントの摂取
- 定期的なストレスの発散
EDの改善方法は人によってさまざまなので、まずは医療機関に相談し、自分に合ったED治療法を知ることが大切です。
ただし、自己判断で原因を特定するのは危険なため、異常を感じたら医師に相談しましょう。
EDの治療法は人によって異なるため、自分に合った解決策を見つけることが大切です。
- 有酸素運動(ウォーキング、ランニングなど)
- 筋肉トレーニング(腹筋、スクワットなど)
- 開脚ストレッチ
- ケーゲル体操(骨盤底筋体操)
できる運動から初めて、EDの改善に努めましょう。改善が難しい場合は、医療機関への相談を推奨します。
血管の問題や病気も関与している可能性もあるので、性機能に異常を感じた場合は自己判断せず、医師に相談しましょう。
- 高血圧や糖尿病、心臓病を抱えている
- 運動不足や肥満、喫煙など生活習慣が不健康である
- うつ病を患っているなど精神的な負担が大きい
改善のためには生活習慣を正す方法はもちろん、ED治療薬で性機能を向上させる方法が有効です。
これらの症状が長期間続く場合は、医師の診断が必要です。