EDの原因と治し方について
このページではEDの原因とその治し方について解説しています。
EDは現在、満足のいく性行為が出来なくなる、それが何度か続く症状全般を指すものです。
EDも疾患として認識されているため、「そのうち治るだろう」と軽く考えず、早い段階で対処する必要があります。
EDにもいくつかの原因があり、原因が分かることで、それぞれに応じた治し方の選択ができます。
フィットクリニックでは、オンライン診療によるEDの改善を行っています。来院をせずにどこからでも診療を受けられ、ED治療薬を配送いたします。
EDとは
EDは「満足な性行為を行うための勃起に至らない、または勃起を維持、持続できない」症状です。
十分な硬さの勃起が得られない、中折れする、性行為で射精までできるが、時々勃起しないのもEDの症状です。
通常の勃起と、EDとなった場合のメカニズムには以下の違いがあります。
通常の勃起 | EDになった場合 |
---|---|
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|
通常の勃起が生じるメカニズムのいずれかに、不具合が起こることでEDが起こります。
EDの原因
勃起のメカニズムに不具合を起こす、EDの原因は以下の4つに分類されます。
器質性ED | 動脈硬化や性的刺激を伝達する神経の損傷など、物理的に勃起ができなくなるED。 糖尿病や高血圧などの疾患が現れる年代に多く見られる。 |
50代に多い |
---|---|---|
心因性ED | 心理的、精神的なストレスが原因で起こるED。 さらに年齢の若い方でも症状が出る場合がある。 |
30~40代に多い |
混合性ED | 器質性EDと心因性EDが密接に関わったED。 高齢になると現れやすく、原因が複数のため、治療が困難な場合がある。 |
50~60代に多い |
薬剤性ED | 特定の薬剤の服用で起こるED。 薬剤の使い方など指導を受ける必要がある。 |
年齢に関係無し |
EDになる方の多くは、年齢層が高い傾向がありますが、若い方でも原因によりEDになる可能性があります。
器質性ED
器質性EDは血管、神経、内分泌環境など身体の不調で物理的に勃起できなくなるEDです。
器質性EDになる可能性がある症状には以下のものがあります。
血管の障害
- 加齢による動脈硬化(血管の老化)
- 生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧など)
神経の障害
- 外科手術や事故で血管が損傷(交通事故や前立腺肥大の手術など)
- 神経障害(てんかん、脳卒中、パーキンソン病、多発性硬化症など)
その他
- 内分泌系の機能低下(テストステロン減少など)
勃起や勃起の維持には、陰茎への血流量増加が必要不可欠です。血流が悪化する疾患や加齢はEDの原因になります。
陰茎内の海綿体の動脈は体の中でも最も細く、動脈硬化による変化の影響を受けやすい傾向にあります。
性的刺激を陰茎に伝達する神経に障害がある場合も、勃起の妨げとなります。
その他、事故や手術、パーキンソン病などが原因で神経障害となり、EDの原因になる場合もあります。
加齢や運動不足が原因で男性ホルモンのテストステロンなど内分泌系の減少も起こるようになります。
テストステロンは筋肉や骨・体格などの「男性らしさ」の構成に必要なホルモンです。
減少すると性欲が起こりにくくなり、結果的にEDの原因となります。
心因性ED
心因性EDは心理的な問題が引き起こすEDです。
心因性EDの原因には以下のものがあります。
- 性行為に対する不安(過去の失敗など)
- 仕事や日常の生活が原因の過度なストレス
- 夫婦生活の問題(セックスレスや妊活など)
- うつ病、統合失調症といった精神疾患
- 過去の性的なトラウマ
男性の勃起は本能によるものというイメージがありますが、実はとても繊細なものです。
男性は強いストレスを受けると、神経の伝達に支障をきたし、性的刺激がうまく陰茎に伝わりません。
そのため、勃起が起きにくくなるEDの症状が現れます。
年齢が若く性欲や勃起する力があっても、経験不足による性行為の失敗や、うまく性行為を行えるかを心配し、EDになる場合があります。
薬剤性ED
薬剤性EDは、服用している医薬品の副作用が原因のEDです。
以下は薬剤性EDになる可能性がある医薬品の例です。
- 精神安定剤
- 抗うつ薬
- 睡眠薬
- 向精神薬
- 降圧剤
- 男性ホルモン抑制剤
- ステロイドなどアレルギー用剤
薬剤性EDは、薬の副作用が原因のため、年齢に関係なく現れます。
EDの原因の多くが、心の問題や加齢などの男性機能の低下と勘違いされる事が多いため、
自己判断は避け、医師に診察してもらいましょう。
※例に挙げた薬を服用している場合、全ての方に副作用であるEDの症状が現れるものではありません。
混合性ED
混合性EDとは、器質性EDと心因性EDが複合したEDです。
EDの原因が1つとは限らず、多くのED患者の方は複数の原因によりEDの症状が表れていると考えられています。
例を挙げると、加齢による動脈硬化や高血圧などの血管の障害に加え、仕事で役職や立場が変わり責任が重くなる、家庭やプライベートでのストレスなどが重なりEDとなるなどです。
EDの治し方(治療法)
ED治療でもっとも一般的なのが、ED治療薬の服用です。ED治療薬の服用により陰茎への血流を増加させEDを改善します。
器質性EDの場合
ED治療薬の服用により何度か勃起をすることで、血液の流入が繰り返えされ徐々に血流量が増え、ED症状の改善につながります。
器質性EDは重度の症状の場合があるので、効き目の強いED治療薬が使用されます。
心因性のEDの場合
心因性のEDでは、肉体的な疾患ではないため、軽度の症状が多いと考えられています。
ED治療薬の服用により、勃起ができることで自信となり、性行為に対する不安が解消されEDが改善されます。
薬剤性EDの場合
ED治療薬を使用する場合は、併用が可能か医師に相談してください。
その他、EDの副作用のある薬を別の薬に変更してもらう、または減薬や休薬日を設けるなどの対処ができます。
薬剤性EDとの判断が難しいので、疑わしい場合は医師の診断が必要です。
混合性のEDの場合
ED治療薬の服用で改善が見られる症状です。ED治療薬の服用で改善が見られなければ、心因性を疑って原因を見つけていくといった治療法で改善する方法を探っていきます
ED治療薬はほとんどの原因に有効とされています。
ED治療薬で改善が見られない場合は、別の方法でEDの改善を図ります。
ED治療薬について
これまでEDの症状に対しての治療は、外科的な手術が主なものでした。
ファイザー製薬が世界初のED治療薬「バイアグラ」を開発したことで、EDは薬の服用での治療が可能になりました。
その後、タイプの違うED治療薬がいくつか開発されるようになりました。
その中の、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類が3大ED治療薬と呼ばれています。
バイアグラ | レビトラ | シアリス | |
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勃起力 | とても硬い | 硬い | マイルド |
即効性(発現時間) | 服用後30~60分 | 服用後15~30分 | 服用後約1時間 |
効果の持続時間 | 3~5時間 | 4~10時間 | 24~36時間 |
3大治療薬に加え、ステンドラ、ザイデナというED治療薬や、安価で提供できるED治療薬のジェネリック医薬品も数多く開発されています。
ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品とは、先発薬の特許や再審査期間が満了(特許切れ)したのち、他のメーカーが同等の効果と効能で発売する後発薬品です。
莫大な開発コストや研究期間を必要としない分、先発薬に比べ安価で提供することができます。
ED治療薬については以下のページで更に詳しく紹介しています。
体質の改善
血流の悪化が原因のEDの場合、食事や運動療法、ストレスの軽減による体質改善を行い、陰茎への血流を向上させることで、EDが改善される場合があります。
食事療法 | 血流悪化の原因となる肥満の改善のため、栄養バランスが取れた食事を行う、食べる量を八分目にする。精子を作るために亜鉛やタンパク質を摂取" |
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運動療法 | 血行不良の改善のため、運動不足のn消、筋トレなどを行う。 |
ストレスの軽減 | 没頭できる趣味、旅行、サウナなどの自分に合ったリフレッシュ方法を持つ。 |
体質改善を行うには、個人差がありますが多くの時間を擁するため、すぐに改善するのは難しいものです。
ED治療薬は体質の改善を行いながら併用することが可能です。ED治療薬を使用することで、勃起した状態の維持を体が覚え、次回からの勃起がスムーズになるメリットもあります。
その他のED治療
ED治療には、ほかにも以下のような治療方法があります。
低出力体外衝撃波治療
男性器に低出力の衝撃波をあてることで、新しい血管を作り出し血流を改善させる治療方法です。
体の再生能力を使った治療のため、副作用などは確認されていません。
そのため。主にED治療薬が使用出来ない方や、勃起に関係する血管に疾患がある方に有効とされている治療です。
施術の名称や費用、治療期間は以下の表にまとめています。
施術名 | 平均的な費用 | 平均的な治療期間 |
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ED-MAX | 約350,000円 | 約5週間 |
ED1000 | 約180,000~550,000円 | 約6~9週間 |
レノーヴァ | 約350,000~550,000円 | 約4週間 |
EDウェーブ | 約220,000~670,000円 | 約9週間 |
ICI治療
ICI治療とは、プロスタグランジンE1製剤を直接男性器に注射することで、強制的に勃起させる治療方法です。 主に、ED治療薬が使用出来ない症状の方や、心臓の疾患や外科手術などで勃起に関わる神経に損傷を受けた方が行うED治療です。
一回につき5,000~10,000円ほど必要で、注射のあと5~10分ほどで勃起がはじまるため、使い方の難しい治療方法です。
※当院ではこれらの施術によるED治療は行っておりません。
ED治療の始め方
ED治療の第一選択としてED治療薬の処方が主流となっています。
フィットクリニック新宿院は、ED治療を専門に行っているため、患者様の症状を相談しやすく、プライバシー対策も行き届いているので安心してご利用いただけます。
3大ED治療薬をはじめ海外の製薬メーカーと、独自に契約して当院専用に製造し輸入許可をとった、各種ジェネリック薬の処方も受けることができます。
受付から処方までは10~15分程度で、安全に治療薬を利用することができます。
※ED治療薬は保険適用外の自由診療なので、保険診療にはなりません。
オンライン処方を利用する
フィットクリニック新宿院では、オンライン処方を行っています。
なかなか時間を取れず、来院が困難な方でも、希望の時間に遠隔で診療から処方薬まで受けることができる診療方法です。
スマートフォンがあれば全国どこからでも受診でき、処方するED治療薬も最短で当日に発送され、発送の翌日~翌々日辺りにはお手元に届きます。
オンライン処方の予約は電話、メール、LINEから利用できるので、気になる方は以下のページをご覧ください。
EDの原因と治し方についてのまとめ
最後にここまでの内容を簡単にまとめてお伝えします。
- EDは病気なので治療が必要
- EDの中にもタイプがあり、治し方も異なる
- 現在様々なタイプのEDを治療することができる
- ED治療薬は専門のクリニックで処方を受ける
- オンライン処方なら全国どこからでも診療から処方を受けられる
ED治療は恥ずかしさや人に知られたくないという理由や、放っておいても治ると後回しにされ、治療に積極的になれない方が多く見受けられます。
EDは放っておくと重症化する可能性がある症状です。
血管や神経の疾患が原因となっている場合があるので、早い段階でEDの治療を始めることが命に関わる疾患を食い止めることにも繋がります。
フィットクリニックでは専門の医師がしっかりと対応していますので、不安なことや気になることは診療の際、何でもお尋ねください。