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AGAとは

AGAとは「男性型脱毛症」を意味します。

男性特有の脱毛症で、額の生え際や頭頂部を中心に、髪の毛が細く抜けやすくなり、抜け毛が増え、頭皮が見えるほど薄くなる症状です。

主に男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の影響によるヘアサイクルの乱れが原因とされます。

AGAの症状

髪の毛の成長には、成長期(3~6年)、退行期(2~3週間)、休止期(2~3か月)の3段階があり、髪の毛が生え変わります。

これをヘアサイクルと呼び、AGAになるとへサイクルが乱れ成長期が短くなります。

それにより、脱毛や細く短い髪の毛が増え、生え際や頭頂部の髪の毛の密度が減ります。

密度が減ることで頭皮が見えるようになったり、ボリュームがダウンして薄毛の状態になります。

成人男性の4人に1人が発症すると言われています。

主に中年~壮年期の男性に多く見られる症状ですが、近年は若年層でのAGAも見受けられるようになり、年齢に関係なく現れる症状として知られるようになりました。

AGAは進行性のある症状のため、治療は早目に対策する必要があります。

脱毛の症状には以下のタイプがあります。

  • M字型
    もっとも多く見られる薄毛がこのタイプです。額の生え際の両側が後退し、正面から見ると生え際が「M」の文字に見えるのが特徴です。
  • O字型
    頭頂部やつむじの部分から薄毛が広がっていくタイプです。鏡などでも確認しにくい場所にあるため、気が付きにくく、他の人の指摘により本人が気が付くことが多いとされます。
  • U字型
    M字型とO字型の薄毛が進行すると、前頭部と頭頂部が「U」の字のように繋がる状態です。U字はAGAがかなり進行した状態です。

AGAの原因

「AGAは遺伝でしょ?」
と思われている方は多いのではないでしょうか。

AGAにはさまざまな原因があります。以下でAGAの原因について解説しています。

ホルモン

AGAになるとヘアサイクルが乱れますが、このヘアサイクルを乱すのが男性ホルモンです。

正確には男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)で、DHTは男性ホルモンの「テストステロン」と頭皮にある酵素「5αリアクターゼ」が結びつくことで生まれます。

DHTは、髪の毛のもとになる部分の毛乳頭にある「男性ホルモン受容体」と結び付き、脱毛因子を増やします。

脱毛因子は正常なヘアサイクルの髪の毛に働きかけ、成長の途中で抜け毛を起こします。

運動不足や加齢により筋肉量が低下すると、男性ホルモンのテストステロンが減少し、体内では男性ホルモンの量を府や補充するために、強いホルモンであるDHTを多く作ろうとします。

そのため、さらにAGAになりやすくなるという訳です。

その他、睡眠不足や疲労、ストレスが重なると、自律神経のバランスが崩れ、頭部皮脂の過剰分泌が起こることがあります。

それにより、頭皮環境が悪化することで、髪の毛の成長の妨げとなります。

遺伝

遺伝はAGAと密接な関係があると言われています。

AGAには「なりやすい遺伝子」というものがあり、それは家族から遺伝することが多いとされます。

例えば、お酒を全く飲めない方や、肥満、身長、顔など、親や祖父母から特徴を受け継ぐ事があると思いますが、AGAも遺伝子により受け継がれます。

もともと体内にDHTを作り出す5αリアクターゼの活性度が高い方や、脱毛因子を生み出す「男性ホルモン受容体」の感受性の高い方は遺伝によると言われています。

5αリラクターゼの量は優性遺伝により受け継がれるもので、父親と母親どちらかにその遺伝子があれば、子供に遺伝します。

男性ホルモン受容体の感受性の高さは、母方の家系から隔世遺伝されます。母方の祖父に薄毛の方がいると孫にその影響がより現れやすくなります。

これは、遺伝的要因がある方は必ずAGAになるというより、遺伝によりAGAになりやすいと決められている、というのが正しいと考えられています。

頭皮の汚れ

髪の毛が生えてくる毛根に皮脂や汚れが詰まることで、炎症を起こす場合があります。

湿気が多く皮脂が多いことで、マラセチア菌と呼ばれる真菌(カビ)が繁殖し皮膚炎をおこし、フケやかゆみ、発疹が現れ、毛根にダメージとなり抜け毛になるものです。

この場合、薄毛の症状には違いありませんが、正確にはAGAではなく、脂漏性脱毛症と呼ばれる症状になります。

血流の悪化

血流の悪化は人間の健康にとって様々な悪影響となりますが、脱毛に関しても当てはまります。

食生活の乱れや飲酒、喫煙、運動不足が続くと、血液に脂分や老廃物が溜まりドロドロになる、血管が収縮するなどの理由から、血流が悪化します。

頭皮には多くの毛細血管があり、髪の毛に必要な栄養や酸素は血液によりそれぞれの毛根に届けられます。

血流が悪化することで、栄養や酸素の供給が不足することで健康な髪の毛が育たなくなり、脱毛するものです。

遺伝的に脱毛しやすい方にとって血流の悪化は、頭皮環境が保てなくなるため、薄毛や脱毛を促進する引き金になると言われています。

AGAの治療・改善方法

AGAは遺伝により必ずなってしまう症状ではありません。

さらにAGAを治療することは可能とされ、注意を払いケアすることで予防や改善することも十分に可能です。

以下で紹介する方法を是非お試しください。

AGA治療薬の利用

現在AGAの治療において、一番効果的なのはAGA治療薬の服用です。

有効成分フィナステリドが配合された「プロペシア」は、AGAの症状である脱毛を抑える働きがあり、ヘアサイクルを正常に改善しAGAの症状を改善させる効果があります。

その他にも、発毛を促すミノキシジルを配合した「ロゲイン」、プロペシアより新しく強力な効果が期待される「ザガーロ」があります。

それぞれ特徴が違う医薬品なので、診察を受け適したAGA治療薬を処方してもらうようにしてください。

正しい洗髪

意外にも正しい洗髪が出来ていないという方はとても多く、そういった間違った洗髪をしているため抜け毛が増えている人もいます。

間違った洗髪で一番多いのが、シャンプーのし過ぎです。

紫外線や乾燥から頭皮を守るため、適度な皮脂が必要になります。シャンプーを1日朝晩している方や、臭いが気になるからと頭皮をゴシゴシ洗っている方は特にNGです。

頭皮の皮脂が落とされ頭皮が荒れ、皮脂の過剰分泌や角質が剥がれやすくなりフケが発生する原因になります。

正しい洗髪方法として試して欲しいのが、シャンプーを付ける場合は液体のまま頭皮に乗せ泡立てるのではなく、手のひらで泡立てたシャンプーを頭皮に付ける方法です。

優しく指の腹でマッサージするように汚れを落としてください。

髪を洗ったあとも重要で、濡れたままの状態では渇くときに「気化熱」が発生し、頭皮の表面温度が下がります。

頭皮の温度低下は髪の成長の妨げになるので、髪が濡れたままの状態で、寝るのは控えるようにしてください。

頭皮のケアは薄毛や抜け毛の改善の前に、予防にも効果があるものです。未然に抜け毛を抑えることで、後から改善するより効率的です。

食生活の改善

脂分が多く塩分の高いもの、糖質が高いものばかりを好んで食べていては、皮脂の過剰分泌や血管への負担となるうえに頭皮の血行が不十分になるため、脱毛が起きやすくなってしまいます。

主食、主菜、副菜、汁ものと、様々な食材を少しずつ食べ、栄養を補給するのが理想の食事です。

そうでない場合は、丼物にはサラダや味噌汁をプラスしたり、ラーメンはトッピングを増やしスープは飲み干さない、カップラーメンとおにぎりだけなどと炭水化物だけの食事をしないなど、改善する方法はいろいろあります。

神経質になり過ぎてストレスにならない程度に、髪の毛に意識を向けて食事を見直してみましょう。

薄毛が進行している方は食生活を改善するだけでは不十分で、すぐに効果が現れるものではありません。

髪の毛に必要な栄養を摂れる食生活の改善と、AGA治療薬の使用、運動やストレスの解消を組み合わせることで相乗効果がアップし、薄毛の改善につながります。

適度な運動

適度な運動は薄毛を改善するためにも、効果的な方法と言えます。

特にランニングやジョギング、水泳やサイクリングなどの有酸素運動は血行を促進します。

人間の健康な条件として血行の良さが挙げられます。血行が良くなることで、毛細血管まで栄養が届くようになり髪の毛の成長にも繋がります。

運動することで体に筋肉が付きますが、筋肉が増えると男性ホルモンであるテストステロンが増加します。

テストステロンが多い状態では、強力な男性ホルモンのDHTが生成されにくくなるため、薄毛になりにくいと言われています。

もちろん適度な運動は薄毛の改善に効果的ではありますが、それだけでは不十分です。

AGA治療薬や食事の改善など、他の改善方法と組み合わせるのがより効果的です。

ストレスの解消

ストレスが溜まってくると、自律神経の働きに乱れを起こし、頭皮の血管を収縮させ血行が悪化することで頭皮環境に悪影響になります。

ストレスの解消には気分転換が一番いいとされ、その方法は人それぞれです。

グルメ、レジャー、スポーツ、旅行、趣味に没頭するなど、ストレスが解消できる方法が何かあるはずです。

日常でもストレスを受ける場所や人、ものから少し距離を置くことも一つの方法です。

休憩や睡眠を十分にとり、スマホやパソコンを使わない時間を作る、過度な飲酒をしない、会社や自宅までにワンクッションを置くこともストレスを軽減する方法にもなります。