※医師の判断によりお薬が処方できない場合があります。
リベルサスとは、GLP-1受容体作動薬と呼ばれる飲み薬です。
食後の血糖値上昇や食欲を抑える効果から、メディカルダイエットで処方されています。
このページでは、リベルサスのダイエット効果や副作用、飲み方を紹介。
さらに、リベルサスの処方方法や保険適用の条件、価格について詳しく解説しています。
フィットクリニックでは、リベルサス3mg/7mg/14mgをご用意しています。
リベルサスの効果
リベルサスのダイエット効果は、次のとおりです。
- 血糖値をコントロールする
- 食欲を抑える
- 消化スピードを遅らせる
リベルサスは食後にインスリンの分泌を促し、血糖値をコントロールする働きがあります。 血糖値の急激な変動を防ぐことで、脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
空腹を感じる中枢神経に作用し食欲自体を抑えるため、無理な食事制限も必要ありません。 また、胃の内容物をゆっくりと排出する効果があり、少ない食事でも満腹感が感じられます。
リベルサスの効果はいつから実感できる?
個人差がありますが、リベルサスは2〜3ヶ月ごろから効果を実感できるといわれています。
国内外のデータから体重減少がピークに到達する期間は約26~32週間とされ、段々とダイエット効果が実感できる薬です。
国内の臨床試験では、リベルサスの服用で最大-4.4kgの体重減少が認められており、継続して服用することで体重減少につながります。
リベルサスで痩せない人
リベルサスを服用しても痩せない人の特徴は以下となります。
- 過食を繰り返すなど、食生活を改善していない
- 運動を全くしていない
- 効果が出る前に服用をやめてしまった
- 服用方法を間違えている
リベルサスは自然と食欲を抑えられる薬ですが、過食を繰り返すなど食生活の改善が見られない場合は効果を実感できない可能性があります。
服用と一緒にバランスの良い食事や適度な運動を行ってください。
個人差がありますが、リベルサスは2~3ヶ月ごろから効果を実感できるため、短期間でやめてしまうと変化を感じにくいでしょう。
より効果を得るためにも、服用期間や正しい飲み方を確認しましょう。
リベルサス3mg・リベルサス7mg・リベルサス14mgの効果と違い
リベルサス3mgと7mg、14mgを26週(約6ヶ月)服用した場合、体重の最大減少量は以下となります。
用量 | 体重の最大減少量 |
---|---|
リベルサス3mg | 1.5kg |
リベルサス7mg | 2.4kg |
リベルサス14mg | 4.4 kg |
※リベルサス14mgはメトホルミン内服中の患者を対象としたデータ
※The development of oral semaglutide, an oral GLP-1 analog, for the treatment of type 2 diabetesのデータを参考に改変
体重減少の推定値では、用量が大きくなるほど体重変化が大きくなると考えられています。
ただし、適切な用量は医師が判断するため、決して自己判断で増量しないでください。
リベルサスの飲み方
リベルサスの飲み方は、次のとおりです。
- 1日1回1錠(3mg・7mg・14mg)を服用
- 起床後空腹時
- コップの約半分の水(120ml)で服用
- 服用後少なくとも30分は飲食しない(他のお薬の服用も含む)
- 服薬ゼリーやオブラートは使わない
リベルサスは胃に物が入っていると吸収率が低下するため、食後や服用直後の飲食は効果を弱める原因になります。
効果を十分に発揮するためにも、リベルサスは空腹時の服用を推奨します。
飲み忘れがあった場合は、その日はスキップして次の日からいつも通り1錠服用してください。飲み忘れたからと言って、1度に2錠服用はできません。
リベルサスとメトホルミンは併用できる?
リベルサスとメトホルミンは併用禁忌ではありませんが、低血糖のリスクが増加する可能性があるため、併用には注意が必要です。
リベルサス:GLP-1受容体作動薬と呼ばれ、食後の血糖値をコントロールする、食欲抑制、胃の排出を遅らせる効果がある
メトホルミン:経口血糖降下剤と呼ばれ、肝臓で糖の作成を抑制、筋肉などで糖の働きを促す、糖の吸収を抑える働きで血糖値を下げる効果がある
メトホルミンとの併用によって、より効果が期待できるケースもあります。
しかし、副作用のリスクが高まる可能性があるため、自己判断で併用せず必ず医師に相談してください。
※当院ではメトホルミンを取り扱っていません。
リベルサスの副作用・危険性はある?
リベルサスの副作用・危険性は、次のとおりです。
5%以上 | 1〜5%未満 | 0.5〜1%未満 | 頻度不明 | |
---|---|---|---|---|
免疫系障害 | 過敏症(発疹、蕁麻疹など) | |||
代謝及び栄養障害 | 食欲減退 | |||
神経系障害 | 頭痛 | 浮動性めまい、味覚異常 | ||
眼障害 | 糖尿病網膜症 | |||
心臓障害 | 心拍数増加 | |||
胃腸障害 | 悪心、下痢 | 便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛、消化不良、上腹部痛、腹部膨満、胃食道逆流性疾患 | 鼓腸、胃炎、おくび | |
肝胆道系障害 | 胆石症 | |||
全身障害及び投与部位状態 | 疲労、無力症 | |||
臨床検査 | リパーゼ増加 | 体重減少、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、アミラーゼ増加 |
胃腸症状が現れやすいですが、服用を続けていると次第に症状が治ってきます。
服用による体調面の変化を見るためにも、低用量から徐々に用量を上げていくのが一般的です。
重篤な副作用
リベルサスは、稀に重い副作用が出てしまうことが報告されています。
低血糖
⇨ ふるえ、動悸、冷や汗、空腹感 など
急性膵炎
⇨ 嘔吐を伴う激しい腹痛(ヘソからみぞおち周囲から次第に腹部全体に広がる)、背部痛 など
注意したいのが、過度な食事制限を行ってしまうと低血糖が起こりやすくなります。
また、他の糖尿病治療薬(SU薬やインスリン製剤など)を使用している方も同様です。
万が一、低血糖が起きた場合に備えて、砂糖やブドウ糖の入った飲食物を携帯しておくようにしましょう。
リベルサスの併用禁忌薬と注意薬
リベルサスには、併用禁忌薬に該当するお薬はありません。
ただし、併用する際に注意が必要なお薬がいくつかあります。
- ビグアナイド系薬剤
- スルホニルウレア剤
- 速効型インスリン分泌促進剤
- α-グルコシダーゼ阻害剤
- チアゾリジン系薬剤
- DPP-4 阻害剤
- SGLT2 阻害剤
- インスリン製剤
これらのお薬との併用は、血糖値を下げる作用を強めるおそれがあるので注意です。
また、レボチロキシン製剤(甲状腺ホルモン製剤)との併用にも注意が必要です。
リベルサスによる消化スピードを遅らせる作用が、レボチロキシン製剤の作用を強めることがあります。
併用注意薬は副作用が強く出る原因にもなるので、もし服用中のお薬や追加で必要になった際は医師に伝えるようにしてください。
リベルサスを服用できない人
次に該当する人は、リベルサスを服用することができません。
リベルサスの成分に対してアレルギー(過敏症)の既往歴がある人
⇨ アナフィラキシーを避けるため
糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の人
⇨ インスリン製剤による治療が必須となるため
重症感染症、手術などの緊急の場合
⇨ インスリン製剤による血糖管理が望ましいため
リベルサスの服用が他の治療に影響したり、副作用を起こす原因となるので、治療中の病気やアレルギーがあれば必ず医師に伝えるようにしてください。
また、以下のように健康状態によっては服用に注意が必要な場合もあります。
膵炎の既往歴がある人
⇨ リベルサスは急性膵炎を起こすおそれがあるため
重度の胃腸不全麻痺など、重度の胃腸障害がある人
⇨ 胃腸障害の症状が悪化するおそれがある
低血糖を起こすおそれがある以下の人
⇨ 脳下垂体機能不全又は副腎機能不全・栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状態・激しい筋肉運動・過度のアルコール摂取者
胃の摘出術を受けた人
⇨ リベルサスは胃で吸収されるため、有効性が弱まる可能性がある
小児
⇨ 臨床試験などが行われていない
妊娠予定2ヶ月以内の女性・妊婦・授乳婦
⇨ 原則リベルサスの使用は認められていない
高齢者
⇨ 一般的に生理機能が低下しているため
リベルサスを処方してもらうには|保険適用の条件
ダイエット目的でリベルサスを処方してもらうには、メディカルダイエットや肥満治療を行っているクリニックに自由診療で受診する必要があります。
リベルサスは2型糖尿病の治療薬としても認可されているため、糖尿病治療では保険適用になりますが、ダイエットで服用する場合は適用外です。
肥満だけでなく糖尿病も併発している場合は保険適用になる可能性がありますが、条件は厳しいといえます。
※フィットクリニックでは保険診療をおこなっていません。
保険診療のウゴービを処方してもらう条件
「ウゴービ」はリベルサスと同じ有効成分「セマグルチド」を含む注射剤で、2024年2月から肥満治療薬として保険適用になりました(当院では保険診療は行っておりません)。
ただし、保険が適用されるためにはいくつかの条件を満たす必要があり、誰もが保険適用になるとは限りません。
- 高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかを有し、食事・運動療法を行っても十分な効果が得られない人
- BMIが27kg/m2以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害※を有する
- BMIが35kg/m2以上
※耐糖能障害 (2型糖尿病・耐糖能異常など) 、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患、脳梗塞・一過性脳虚血発作、非アルコール性脂肪性肝疾患、月経異常・女性不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群、運動器疾患 (変形性関節症:膝・股関節・手指関、変形性脊椎症)、肥満関連腎臓病
特定の生活習慣病を患っており、さらに高度肥満あるいは、肥満によって健康被害が出ているケースに限られています。
少し太った程度では保険は適用されないので、誰しもが保険でダイエットできるわけではなく、自己注射に抵抗がある人にはハードルが高いといえるでしょう。
リベルサスの費用相場
リベルサスを自由診療で購入する際の費用は、およそ20,000円前後です。
- 初診料:2,000〜5,000円ほど
- 薬代:20,000円前後 / 月
この他に経過観察にかかる再診料や、医療機関によっては調剤費などがかかることもあります。
リベルサスを安く購入するのであれば、通販(個人輸入)よりもオンライン処方がおすすめです。
フィットクリニックのリベルサスの処方価格
フィットクリニックでは、リベルサス3mg・7mg・14mgをご用意しています。
リベルサス3mg (30錠) | 7,200円(通常8,000円) |
---|
※送料は別途385円かかります
診察時に2回目の予約を確定いただくと割引価格7,200円(通常8,000円)で処方しています。
リベルサスを初めて服用する方も試しやすい価格帯が魅力です。
3mg | 7mg | 14mg | |
---|---|---|---|
30錠 | 8,000円 | 15,800円 | 23,000円 |
90錠 | 22,800円 (7,600円/月) |
45,000円 (15,000円/月) |
65,500円 (21,850円/月) |
180錠 | 43,200円 (7,200円/月) |
85,200円 (14,200円/月) |
124,200円 (20,700円/月) |
定期配送 | 7,985円/ 30錠 |
15,000円/ 30錠 |
21,850円/ 30錠 |
リベルサスを服用したことがある方は、1ヶ月あたり最大10%割引のまとめ買いが可能です。
長期的なダイエットをご検討中の方はぜひご利用ください。
プラン名 | 価格 / 月 | 定期配送 / 月 |
---|---|---|
短期痩身プラン (経口薬) (リベルサス+フォシーガ) |
17,200~38,000円 | 17,200~35,700円 |
脂質阻害プラン (経口薬) (リベルサス+オルリファスト) |
11,200~29,000円 | 11,200~26,700円 |
リバウンド抑制プラン (経口薬) (リベルサス+オルリファスト) |
11,400~27,200円 | 11,400~24,900円 |
リベルサスとダイエット薬を組み合わせたセットプランとなります。
短期間で痩身を目指したい方やよりダイエット効果を実感したい方に選ばれています。
メディカルダイエットのオンライン診療について
メディカルダイエット料金詳細
リベルサスについてまとめ
ここまで、リベルサスのダイエット効果について解説しました。
薬の効果や副作用について、きちんと理解してから服用しましょう。
なお、フィットクリニックではリベルサスを取り扱っています。
医師の診察を受け、安全に服用することができるため、処方をご希望の方は当院までご相談ください。
リベルサスについてよくある質問
-
- Q
リベルサスとサクセンダどちらが痩せる?
- A
リベルサスとサクセンダを比較した体重減少率のデータはありません。
なので、どちらが痩せるとは一概には言えませんが、使用実績から考えるとサクセンダの方が豊富です。
ただ、サクセンダは自己注射になります。
もし注射に対して抵抗があるようであれば、リベルサスを使用するのがおすすめです。
- Q
-
- Q
少しのダイエットでも使える?
- A
現在の体型や体重にもよりますが、医師の判断によってはリベルサスの使用が可能です。
処方を希望されるのであれば、まずは医師にご相談ください。
- Q
-
- Q
ほかの糖尿病の薬と併用しても大丈夫?
- A
他の糖尿病の薬とリベルサスを併用すると、必要以上に血糖値を下げてしまう可能性があります。
糖尿病の治療に影響したり、体調を崩す原因にもなるので、糖尿病の薬を服用中なのであれば医師にご相談ください。
- Q
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- Q
妊娠・授乳中でも使える?
- A
妊娠・授乳中のリベルサスの使用は、原則できません。
リベルサスによる治療によるメリットが、デメリットを上回る場合にのみ服用できるので、自己判断での服用は控えるようにしてください。
- Q
-
- Q
リベルサスのダイエット効果は?
- A
リベルサスは食欲抑制や消化スピードを遅らせる効果があり、自然と食事量を抑えて痩せやすい体質へ導きます。
バランスの良い食事や適度な運動を組み合わせることで、より効果を発揮するお薬です。
- Q
-
- Q
リベルサスとメトホルミンの違いは?
- A
リベルサスとメトホルミンは薬の作用に違いがあります。リベルサスはGLP-1受容体作動薬にあたり、食後の血糖値をコントロールする働きや食欲を抑制する効果があります。メトホルミンは経口血糖降下剤と呼ばれ、糖新生の抑制や糖の吸収を抑えて血糖値を下げるお薬です。
- Q
-
- Q
リベルサスはどこで処方してもらえる?
- A
リベルサスをダイエット目的で服用する場合は、メディカルダイエットや自由診療で肥満治療をおこなっているクリニックで処方してもらえます。
- Q
その他よくある質問はこちらをご確認ください
当院で取り扱っているリベルサスの注意事項
フィットクリニックのリベルサスに関する注意事項は以下となります。
ご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。
リベルサスに関する注意事項 | |
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医薬品の承認状況について | リベルサスは、厚生労働省により「2型糖尿病治療薬」として承認されていますが、肥満治療を目的とした使用は日本国内では承認されていません。 |
入手経路について | 当院で処方するリベルサスは、国内の正規販売代理店(医薬品卸業)を通じて、法律に従って仕入れたものです。 |
諸外国における安全性情報と副作用 |
リベルサスと同一成分を含む注射剤が、2021年6月4日にアメリカ食品医薬品局(FDA)により肥満症治療薬として承認されています。 副作用として、急性膵炎や低血糖症状(冷や汗、吐き気、手足の震え、ふらつき、脱力感)、嘔吐、腹痛、下痢、便秘などが報告されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について |
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肥満治療目的での使用において、万が一重篤な副作用が発生した場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。ご使用にあたっては、慎重にご判断ください。 |