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禁煙の薬にはどんな種類がある?それぞれの特徴や違いを比較

禁煙の薬にはどんな種類がある?それぞれの特徴や違いを比較

禁煙の薬にはいくつかあり、種類により特徴もさまざまです。

このページでは、禁煙の薬の種類について詳しく解説するとともに、ご自身に合ったお薬の選び方についてもご紹介します。

自力でタバコをやめるのが難しいという方は、禁煙治療を受ける際の参考にして頂けたら幸いです。

禁煙補助薬の種類

禁煙補助薬には種類がいくつかあり、「非ニコチン製剤」と「ニコチン製剤」の2つに分けられます。

  非ニコチン製剤 ニコチン製剤
  チャンピックス ニコチン
パッチ
ニコチン
ガム
分類 ・医療用医薬品 ・市販薬
(第1類医薬品)
・医療用医薬品
・市販薬
(第2類医薬品)
特徴 禁煙成功率が
もっとも高い
貼るだけで禁煙効果が得られる ニコチンパッチにくらべて効果が出るまでの時間が短い
効果 ニコチン依存症の
禁煙補助
禁煙時のイライラ・集中困難・落ち着かないなどの緩和 禁煙時のイライラ・集中困難・落ち着かないなどの緩和
治療
期間
12週間 8週間 12週間
使用
方法
1日1〜2錠の服用 1日1回1枚を起床から
就寝時まで貼る
1回1個を30〜60分かけて噛む
副作用 吐き気・頭痛・鼓腸(腹腔内のガス)・便秘・不眠症 など 皮膚のかぶれ・かゆみ・不眠・頭痛・めまい・ほてり・動悸・吐き気 など 口内炎・咽頭痛・味覚の異常頭痛・めまい・ほてり・動悸・吐き気 など
ニコチン依存度 高い 低い 低い
価格
相場
20,000円前後 / 1箱
(12週間分)※
3,500円前後 / 1箱
(14枚)※
4,000円前後 / 1箱
(96個)

※条件を満たせば保険適用での処方

以下ではそれぞれの薬についてご紹介しています。

禁煙をお考えの方は是非、禁煙補助薬選びの参考にしてください。

チャンピックス(バレニクリン)

チャンピックス(バレニクリン)

引用:チャンピックス | Champix ファイザープロ

チャンピックス(バレニクリン)は、ニコチンを含まない新しいタイプの禁煙補助薬です。

チャンピックスの有効成分バレニクリンの働きは主に以下の2つです。

チャンピックスの働き

  • ニコチンとニコチン受容体の結合を妨げ、喫煙の満足度を抑える。
  • バレニクリンがニコチン受容体と結合し少量のドーパミン放出させ、禁煙にともなう離脱症状を和らげる。

この働きにより、スムーズな禁煙のサポートを行います。

またチャンピックスは、ニコチン依存度が高い方に向いている薬です。

目安として1日の喫煙本数が20本以上であれば、ニコチン依存度が高いと言えます。

チャンピックスでの治療は自由診療、または条件を満たした場合、健康保険の適用が受けられます。

1つ注意点として、現在チャンピックスは製造方法変更のため出荷停止状態が継続しています。

現時点では出荷再開の目処も決まっておらず、ほとんどの医療機関において処方が困難な状態です。

チャンピックスジェネリック

チャンピックスジェネリックは、チャンピックスと同じ有効成分バレニクリンを同量配合している後発薬です。

成分が同一・同量となるので同等の禁煙効果をジェネリックでも得られ、異なる副作用が出るなどの心配もありません。

ジェネリック医薬品は価格が安いため、治療コストを抑えることが可能です。

以下に当てはまる方は、チャンピックスジェネリックを使った治療も視野に入れ検討してみましょう。

チャンピックスジェネリックが
お勧めな方

  • 以前他の禁煙治療に失敗した
  • チャンピックスでの治療が初めて
  • 医療機関で保険適用の条件に当てはまらなかった

一部の自由診療のクリニックではチャンピックスジェネリックの処方を行っています。

ニコチンパッチ

ニコチンパッチ

引用:ニコチネルTTS|GSK-グラクソ・スミスクライン

ニコチンパッチは、貼るタイプの禁煙補助薬です。

少量のニコチンを皮膚から吸収することで、禁煙時の離脱症状(イライラ・落ち着かないなど)を和らげ、約2ヶ月をかけ無理のない禁煙のサポートを行います。


薬には「市販薬」と「医療機関処方」の2種類がありますが、違いはニコチン含有量です。

それぞれ、ニコチン依存度の強さにより使い分けると良いでしょう。

個人差はありますが、1日に20本(1箱)喫煙した場合を基準とします。

1日20本未満

市販薬
1日20本以上

医療機関処方

ニコチン依存度が高い方が市販のパッチを使用しても、十分な効果を得られない可能性があります。

なお、ニコチンパッチを医療機関で処方する場合、条件を満たすことで保険適用になります。

ニコチンガム

ニコチンガム

引用:ニコチネル|GSK-グラクソ・スミスクライン

ニコチンガムはタバコで一服する代わりに、ニコチンを含んだガムを一時的に噛むことで禁煙効果を得られます。

市販薬として購入できる手軽さにくわえ、他にもニコチンガムには次のような特徴があります。

ニコチンガムの特徴

  • 禁煙直後の「口さみしさ」を解消
  • 噛むタイミングをコントロールできる
  • タールや一酸化炭素といった有害物質が含まれていない
  • フレーバー(フルーツやミント)が選べる

噛むことでニコチンを補えるので、タバコを我慢している感覚が抑えられ、禁煙時の食欲抑制にも一役買ってくれます。


注意点は、ニコチンガムは禁煙補助薬の中では禁煙成功率が低めであるという事です。


そのため、ニコチン依存度の低い方や、自力での禁煙に軽いサポートを必要とする方に向いている禁煙補助薬です。

禁煙補助薬を選ぶ基準とは?

禁煙補助薬を選ぶ基準とは?

禁煙補助薬を選ぶ基準は、次の2つです。

禁煙補助薬を選ぶ基準

  • 続けやすさ
  • ニコチン依存度の高さ

禁煙補助薬の継続が負担だと感じる場合、途中で断念するきっかけとなり、結果禁煙の失敗に繋がります。

また、ニコチンの依存度によりそれぞれ適した薬を選ぶ必要があります。

これらの2つの基準について、もう少し詳しく見ていきましょう。

自分で続けやすいタイプを選ぶ

喫煙している方にとって、禁煙そのものがストレスになることも珍しくありません。

禁煙を継続しやすい薬の選び方として、タバコを我慢した際に気になることに合わせて選んでみると良いでしょう。

急な禁煙が難しい チャンピックス
タバコの変わりになるものが欲しい ニコチンガム・ニコチンパッチ
口さびしさを感じる ニコチンガム

禁煙の成功には、タバコを止められない原因を見つけることが近道です。

少しでも楽に禁煙を継続できるよう、自分に合った禁煙補助薬をお選びください。

ニコチン依存の度合い

ニコチン依存の度合いは1日の喫煙本数が目安になり、20本以上であれば依存度が高く、20本未満であれば依存度は低いとされています。

そのため、必要に応じ「処方薬」か「市販薬」を使い分けるのが望ましいです。

依存度が
高い方
処方薬
(チャンピックス・高用量ニコチンパッチ)
依存度が
低い方
市販薬
(低用量ニコチンパッチ・ニコチンガム)

タバコへの依存度が高いと、禁煙時の離脱症状が反動として強く出る場合があります。

依存が強く、失敗を繰り返すと禁煙そのものを「自分には向いていない」と諦める恐れもあるので、失敗が続く場合は医師への相談もご検討ください。

その他の禁煙補助グッズ

医薬品のように身体的依存に効果はないものの、心理的依存に対して役立つ禁煙補助グッズもあります。

禁煙補助グッズ

  • 水蒸気タバコ
  • 禁煙アメ
  • 禁煙パイポ
  • 禁煙フィルター
  • 禁煙アプリ

口淋しさを補うものや、タバコの味がまずくなる飴など、古くからあるグッズもありますが、2020年12月から「CureApp SC」という保険適用の禁煙治療アプリも登場しています。

在宅や勤務中といった医師の介入が難しい「治療の空白」期間に対しアプリが適切なサポートを行います。

アプリが指導・寄りそうことで、ニコチンの心理的依存へ効果的にアプローチします。

患者さん側にもほど良いプレッシャーがかかるので、禁煙継続率の向上につながる画期的な治療方法として注目を集めています。

禁煙補助薬との併用

禁煙補助グッズだけでの禁煙の成功は相当に強い意志が必要になるため、禁煙補助薬と併用するのがより確実です。

併用により、禁煙補助薬で身体的依存を、禁煙グッズで心理的依存という2つの依存にアプローチすることで、より効率的な禁煙治療が可能になります。

また、ほとんどの禁煙補助グッズは禁煙補助薬と併用できますが、次の組み合わせは控えてください。

ニコチンパッチ or ニコチンガム + 禁煙フィルター

ニコチンパッチやニコチンガムといったニコチン製剤は、そもそも使用中にタバコを吸うことができません。

そのため、禁煙フィルターを通してニコチンの摂取量を減らしても、ニコチンの過剰摂取を起こす場合があります。

ニコチンの過剰摂取は頭痛や動悸、胃腸障害といった体調を崩す原因にもなるのでご注意ください。

医薬品を使うことで禁煙の成功率はアップ

医薬品を使うことで禁煙の成功率はアップ

チャンピックスを製造・販売するファイザーが、全国の喫煙者7,042人に対して行ったアンケート調査から次のようなことがわかっています。


自力で禁煙に取り組んだ人の禁煙失敗率:72.6%(1,102人 / 1,512人)


このように、自力でタバコをやめられる方の割合は30%にも満たないことから、自分の意志だけで禁煙を行う難しさがわかります。

その一方で、プラセボ(偽薬)の禁煙成功率を1とした時の医薬品使用による禁煙成功率は次の通りです。

禁煙成功率

  • チャンピックス:3.1
  • ニコチンパッチ(医療用):1.9
  • ニコチンガム:1.5
  • プラセボ:1

禁煙補助薬の使用により禁煙成功率を約1.5〜3倍にまで引き上げるので、本気で禁煙を考える方は、各種医薬品を積極的にご利用ください。

薬を使わない禁煙はハードルが高い?

薬を使わない禁煙では、自力で越えなければならない3つのハードルがあります。

身体的依存
⇨ ニコチンへの依存。ニコチンが切れると離脱症状(イライラや集中力欠如)が現れる
心理的依存
⇨ 一服すると落ち着く、コンディションが整うなどの成功体験からの思い込み
習慣的依存
⇨ 生活パターンにタバコが結び付き習慣化(起床時・食後・手持ち無沙汰など)

依存や習慣が複雑に絡み合うと、吸うこと自体を我慢できたとしても、離脱症状(イライラ、集中できないなど)に耐えられなくなり、ついタバコに手が伸びてしまいます。


こうした理由から強い意志を持って禁煙しない限り、自力でタバコをやめられる可能性は低くなります。

そして失敗の繰り返しは、よりタバコ離れを難しくします。

そのため、禁煙をサポートする薬を使いながら、補助としてグッズを使い確実に禁煙を継続しましょう。

禁煙補助薬の価格

禁煙補助薬の価格

禁煙補助薬の価格は、次を目安にしてみてください。

チャンピックス
⇨ 20,000円前後
ニコチンパッチ
⇨ 3,500円前後(市販) / 12,000円(医師処方)
ニコチンガム(96個)
⇨ 4,000円前後

チャンピックスやニコチンパッチについては、保険適用になれば上記の価格の3割負担で処方を受けられます。


タバコ1箱600円 / 日とした時の1ヶ月のランニングコストは、およそ18,000円です。

上記の価格と比較しても禁煙補助薬はコスパが良く、禁煙に成功すれば将来的な節約にも繋がります。

喫煙を続けるとお金と健康を失いかねないので、毎月のタバコ代を禁煙補助薬に当ててみてください。

禁煙治療の保険適用について

次の条件すべてに当てはまると、「ニコチン依存管理料」として禁煙治療に保険が適用されます。

禁煙治療の保険適用の条件

  • ただちに禁煙しようと考えている人
  • 禁煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の人
  • スクリーニングテストでニコチン依存症と診断された人
  • 禁煙治療を受けることを文章にて同意された人
  • 一定の施設基準を満たした医療機関であること

健康保険が適用となるには、受診する人だけでなく、医療機関も条件を満たしていなければ治療を保険でまかなうことができません

そのため、まずは受診を検討している医療機関に保険適用かを問い合わせ、問題なければ医師に他の条件を確認してもらいましょう。

まとめ:禁煙補助薬は好みや喫煙依存度により選ぶ

禁煙補助薬のポイントをおさらいしてみましょう。

禁煙補助薬のポイント

  • 非ニコチン製剤(チャンピックス)とニコチン製(ニコチンパッチ・ガム)がある
  • 禁煙成功率を1.5〜3倍にまで高める
  • 禁煙補助グッズ(特にアプリ)と併用できるものがある
  • 条件に当てはまれば健康保険が適用される

ここまでお伝えしてきたように、禁煙補助薬は好みや喫煙依存度から選ぶと続けやすく、禁煙成功率を高めてくれます。

自力で禁煙できる方は20%程度とわずかなので、1度で禁煙を成功させたい方は禁煙補助薬を使った禁煙治療を行ってください。

よくある質問

よくある質問
Q1
パッチを貼ってガムを噛めば効果は高まりますか?
A1
ニコチンパッチとニコチンガムの併用で禁煙効果が高まることはありません。
また「ニコチンパッチを貼っている状態」と「はがした直後」にニコチンガムを噛んでしまうと、ニコチンを過剰に摂取してしまうおそれがあります。
副作用によって体調を悪くする原因にもなるので、パッチかガムのいずれかだけを使用するようにしましょう。
Q2
自分では禁煙をしたくないがそんな人でも禁煙はできる?
A2
禁煙を続けるためには、ご自身の強い意志も必要になってきます。
「1本くらい」と思ってしまうようであれば成功させるのは難しく、何度試しても失敗しやすいでしょう。
また、そこまで禁煙したくない人は保険適用の条件からも外れてしまうので、「やめたい」と思った時に禁煙治療を受けてみてください。
Q3
なるべく薬は使いたくない人に禁煙は難しい?
A3
薬に頼らず禁煙するには、禁煙補助グッズを使用してみるのも1つです。
ただし、薬のように離脱症状を抑え、喫煙による満足感を減らすような効果はないので、ある程度の強い意志が必要になることは覚えておきましょう。
Q4
禁煙による離脱症状のピークを教えてください。
A4
禁煙スタートから3日間(72時間)は、離脱症状がもっとも辛い時期になります。
最初の峠さえ越えればニコチンが体から抜けるため、3日目以降は離脱症状も治ってくるでしょう。
Q5
加熱式タバコ(アイコスやグロー、プルーム・テックなど)でも保険が適用されますか?
A5
加熱式タバコも紙タバコと同じ扱いになります。
なので、同じ条件を満たせば保険が適用され、3割負担で禁煙治療を受けられます。
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