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クラミジアの予防方法とは?
予防のための基礎知識もご紹介

クラミジアの予防方法とは?予防のための基礎知識もご紹介

クラミジアを予防しているつもりでも正しくできておらず、自ら感染リスクを高めてしまっていることがあります。

あなたは次のチェックリストにいくつ当てはまるでしょうか。

当てはまったらクラミジア要注意!
最近パートナーが変わった
性的関係にある人が複数人いる
コンドームを使わないことがある
クラミジア検査を受けたことがない

一つでも当てはまるなら、クラミジアに感染している可能性があります。

予防は毎回の性行為で行うことに意味があり、パートナーが変わったり、性的接触が多い人は、必要に応じて予防を講じなければクラミジアに感染しやすくなります。

感染者数が国内でもっとも多い身近な性感染症のため、このページではクラミジアの正しい予防方法についてお伝えしていきます。

クラミジアの予防方法4選

クラミジアの菌は、自然発生することはありません。

あらゆる性行為によって人から人へと何度でも感染するため、性的な接触があれば誰にでも感染リスクがつきまといます。

そのため、感染しないための「予防」がとても大切で、再感染を防ぐ意味でも、お互いにセーフセックスを心がけていきたいところです。

ここからはクラミジアの4つの予防方法をご紹介しますが、特別なものを準備する必要はありません。

誰もが知っている方法で感染リスクを大幅に減らせるので、すぐにでもパートナーと実践してみてください。

コンドームを使う

避妊具としてのイメージが強い、コンドーム。

しかしこれほど手軽にクラミジア感染を予防できる方法はなく、たった1枚のゴムがあるだけで大幅にクラミジアへの感染リスクを抑えられます。

装着のタイミングとしては性行為の前に装着するのはもちろん、オーラルセックス時にもコンドームを使用すれば、増加しつつある喉(のど)への感染予防にも役立てられます。

コンドームを正しく使うためにも、次のようなことに注意してください。

■正しいコンドームの使用方法
  • 長期保管していたコンドームは使用しない
  • 途中から装着しても予防にはならない
  • オーラルセックスで使用したら、挿入時には新しいものに付け替える
  • 女性がピルを服用していても男性はコンドームを使用する
  • 100%予防はできないので過信しない

またコンドームはゴムという性質上、時間が経ってしまうと劣化するおそれがあります。

基本的には3~5年が使用期限とされていますが、財布などにしまっていると擦れによってピンホールなどが起きてしまうこともあります。

アクシデントによって予防効果が得られなくならないためにも、できれば毎回箱から出した新品を使うと安心です。

不特定多数との性行為を避ける

セックスは相手に愛情を伝えるコミュニケーションとしての面もあり、複数のパートナーと性的な関係を持っている人もいるでしょう。

ただ性行為の人数が増えれば、それだけクラミジアへの感染リスクは高まります。

また一夜限りのワンナイトの関係や性風俗店の利用でもクラミジアの感染リスクは高くなり、その場のノリや雰囲気、アルコールによって気が緩んでいる時なども避けるべきです。

特定の相手とだけであれば、どちらかが過去にクラミジア感染し放っておかない限り感染するおそれはありません。

パートナーを限定するだけでも感染リスクは抑えられるので、性的な行為は信頼できる相手とのみ楽しむようにしましょう。

定期的に性病検査を受ける

クラミジアは男性が50%、女性は80%が無症状のため、感染に気づかずに検査・治療する機会を失ってしまいがちです。

症状が悪化したり、感染を広げる可能性もあるため、自ら定期的に性病検査を受けるようにしなければなりません。

また性病検査を受けるタイミングとしては、症状だけで判断しないようにしましょう。

以下が定期的な検査が必要なケースです。

■定期的な検査が必要なケース
  • パートナーが変わった
  • 無防備な性行為があった
  • 不特定多数と関係がある

こうしたケースでは、3~4ヶ月に一度のペースで定期的に検査を受けるのが望ましいです。

定期的な検査をすれば、早期発見・早期治療につなげやすく、なにより感染の有無がわかれば相手への感染予防にもなります。

クラミジアは医療機関や保健所で検査でき、他にも自宅で検査する検査キットがクリニックなどから販売されています。

忙しくて時間が取れない人や医療機関への受診に抵抗があるのであれば、検査キットが便利です。

ぜひ検査キットを使って定期的に自宅でセルフチェックをしてみてください。

フィットクリニックでもクラミジアを含む性病の検査キットをオンラインで処方していますのでお気軽にご予約ください。

感染していたらパートナーも検査する

もし検査によってご自身がクラミジアに感染しているとわかった場合、必ずパートナーにも検査を受けてもらうようにしましょう。

クラミジアは何度でも感染する厄介な病気のため、「ピンポン感染」といってお互いに菌をうつしあってしまいます。

そのためどちらかが完治しただけでは再感染のリスクが残り、いつまでも感染状態が続いてしまうおそれがあります。

感染した状況によっては言い出しづらいかもしれませんが、クラミジアは自然には治らず、黙っていた分だけ症状は進行してしまいます。

将来的に男女ともに不妊の原因にもなりかねないので、必ず相手にも伝えて一緒に検査・治療を受けるようにしてください。

クラミジア予防のための基礎知識

クラミジア予防のための基礎知識

クラミジアを予防する上で、基礎知識を身につけておくことも大切です。

どんな病気かさえ知っていれば悪戯におそれる必要もなく、なぜコンドームを使用したセーフセックスが求められているのか、その理由も見えてくるでしょう。

またクラミジアに対して少しでも理解があれば、感染がわかった時に一方的な誤解によるトラブルの防止につながることもあります。

正しく知って、正しい予防につなげるためにも、ここからはクラミジアについて簡単に見ていきましょう。

クラミジアの感染ルートは?

クラミジアは、あらゆる性的な接触が感染ルートになりえます。

一般的なセックスはもちろん、オーラルセックス、アナルセックス、他にもお互いの分泌物が粘膜に触れてしまうと感染することもあります。

また妊娠中の感染であれば、分娩時に母子感染(産道感染)といって新生児にクラミジアを感染させるケースもあります。

■クラミジアの感染部位
  • 性器(尿道 / 膣)
  • 咽頭(のど)
  • 結膜(目)
  • 肛門(直腸)
クラミジアの感染部位
■行為別の感染部位
  • 腟性交で性器に感染
  • オーラルセックスでのどに感染(咽頭クラミジア)
  • 感染者の体液がついた手で目をこすると目に感染(クラミジア結膜炎)
  • アナルセックスで肛門・直腸に感染
  • 分娩時に母子感染(産道感染)で新生児に感染

感染部位はいずれも粘膜同士が接触しやすく、菌の侵入を許しやすいところに感染します。

そのためトイレやお風呂場、ドアノブ、コップの飲み回しなど、日常生活でクラミジア感染する心配はありません。

あくまでも、性行為やそれに近い行為だけが感染ルートであることを覚えておきましょう。

クラミジアは感染力が強い?

クラミジアの原因である「クラミジア・トラコマティス」という細菌は、生命力が非常に弱いことが知られています。

人の中でしか生きられず、粘膜から離れてしまうと数時間で感染性を失うため、性的な接触がない限り感染することは滅多にありません。

ただし粘膜に存在する菌については感染性があるので、もし無防備な性行為に及んでしまうと感染率は高まります。

1回の性行為での感染率
(コンドームなし):30~50%

2回ないし3回に1回は感染リスクがあり、特に女性については膣の構造上、内側が粘膜で覆われているため男性よりも感染しやすいです。

粘膜から離れた菌は感染性を失っているのでほぼ心配ありませんが、粘膜に菌がいれば依然として感染力があるため、感染の疑いがある人との性的な接触には注意してください。

クラミジアの予防接種はある?

感染症となると、予防接種やワクチンで予防したいと思う人もいるはずです。

ただ残念なことにクラミジアは感染しても免疫が成立しにくいため、予防接種やワクチンによる予防はできません。

また免疫が成立しにくいというのは、「再感染する・自然治癒しない」ことも意味します。

つまりクラミジアは、キャリア(保菌者)との接触があれば何度でも感染します。

極端な話でいえば、完治したその日の性行為でふたたび感染するというのもない話ではありません。

そのため、コンドームを使用するなどの配慮をしたセーフセックスがクラミジアを予防できる唯一の方法だと覚えておきましょう。

ちなみにクラミジアのワクチン開発は行われており、実用化を目指して研究が進んでいます。

まだまだ時間がかかりそうですが、やがてクラミジアの感染を心配しなくてもいい日が訪れるかもしれません。

クラミジアの予防に薬を使うのはあり?

性的な接触が多いCSW(性風俗産業従事者)の一部では、クラミジア予防として事前に抗生物質を服用している人もいるようです。

しかし抗生物質は感染後に服用するもので、感染した菌もわからない状態で服用すればリスクがともないます。

■抗生物質を事前服用するリスク
  • 副作用
  • 耐性菌を発生させてしまう
  • 体に必要な菌も殺してしまい体調を崩すこともある

特に耐性菌の問題は世界的にも注目が集まっており、抗生物質の効かない菌に感染してしまうと本当に必要な時に治療効果が得られないこともあります。

クラミジア治療の選択肢を自ら狭めてしまうことになるため、予防のために抗生物質を服用することは控えるようにしましょう。

よくある質問

Q1
クラミジアの予防接種やワクチンはありますか。
A1
残念ながらクラミジアの予防接種やワクチンなどはないので、コンドームなどによって自分の身は自分で守らなければなりません。
絶対に感染したくないのであれば性行為をしない以外にありませんが、あまり現実的とは言えないでしょう。そのため正しい予防方法を身につけ、パートナーにも協力してもらい実践していくことが大切です。
Q2
検査を受けようと思っているんですが、クラミジアの検査はどのようなことをしますか?
A2
クラミジアの検査は感染部位にあわせて、尿の採取、ぬぐう、うがい液などを使って検体を採取し検査にかけます。
またいずれの方法も痛みをともなうことはなく、出ている症状によっては視診を行うこともあります。
Q3
クラミジアに感染した際に、日常的に気を付けることはありますか?
A3
クラミジアの菌は、粘膜から離れると数時間で感染性を失います。
そのためプールや大衆浴場などで感染させてしまうことはなく、特別なにか意識して生活する必要はありません。
ただし性行為はもちろんのこと、体液が付着した手指やタオル、下着、アダルトグッズなどから、粘膜を通して感染する場合があります。
喉に感染が認められていれば、ディープキスは唾液を介してパートナーの喉に感染してしまうおそれがあるので念のため控えるのが無難です。
Q4
クラミジアは20代に多いと聞きましたが、年齢による感染率の違いはありますか?
A4
男女ともにクラミジアの感染者数は10~20代に多いですが、年齢と感染率に関係はありません。
若者に多い理由としては性の自由化や性風俗の変化、性行為の多様化が進んだことがあげられます。
これにより性器以外にも感染するケースも増えはじめ、知らずにクラミジアの感染を広げてしまっているのが現状です。

まとめ:正しくクラミジアを予防しましょう

■クラミジア予防方法のまとめ

クラミジアを正しく予防できれば、感染リスクを大幅に下げられます。

あらためて予防方法のポイントをまとめます。

■クラミジア予防方法のまとめ
  • コンドームを必ず使う
  • 特定の相手のみと性行為をする
  • 3~4ヶ月に一度は定期検査を受ける
  • 感染していたらパートナーも検査する

またクラミジアは免疫ができず何度でも感染する厄介な病気なため、ペアで検査・治療を受けることがピンポン感染を予防するために大切です。

クラミジアを含む性感染症は性器を医師に診せることもあるので、抵抗感から医療機関への受診がしづらい方もいるでしょう。

しかし放っておいても自然治癒はせず、症状が悪化すれば男女ともに不妊などの後遺症が残ることもあります。

クリニックなどが販売する自宅でできる検査キットなら医師に性器を診せることなく検査することができます。

積極的に検査を受けて予防していくためにも、クリニックなどが販売する自宅でできる検査キットの利用も検討してみてください。

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