クラミジアは、日本でも特に多い性感染症です。
このページでは、クラミジアにまつわる以下のような疑問を詳しく解説します。
- クラミジアの感染率はどのくらい?
- いつから性行為していいの?
- 自分が陽性で、相手は陰性なんてことはある?
知らないうちに感染していることが多いクラミジア。
感染のリスクはどれくらいあるのか知っておくことで、早期発見に繋がります。
自分や相手を守るためにも、まずは正しい知識を持っておきましょう。
なお、フィットクリニックではクラミジアの検査・治療を行っております。
便利なオンライン診療・処方も行っておりますので、ご希望の方は以下のボタンよりご予約をお願いいたします。
クラミジアの感染率は30~50%
1回の性行為でクラミジアが感染する確率は30~50%です。
特に、コンドームを付けない場合の感染率が50%で、一般的には女性の方が感染しやすいと言われています。
性行為をしたことがある人なら、誰でも感染の可能性があります。
まずは一度検査してみましょう。
フィットクリニックでは検査キットを取り扱っています。
クラミジアは無症状が8割
クラミジア感染者のうち、女性は8割、男性は5割が無症状と言われています。
そのため、感染したことに気づかないまま感染を広げてしまうケースが非常に多いです。
そのまま放置してしまうと、女性は子宮頚管(しきゅうけいかん)炎や骨盤腹膜炎、男性は精巣上体炎や前立腺炎を引き起こす可能性があります。
最悪の場合、不妊や流産に繋がる場合もあるため、早期発見が大切です。
クラミジアによって起こる炎症やトラブル
女性 | 男性 |
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感染の初期段階なら、治療は薬の服用のみです。
しかし、無症状だからと気づくのに遅れてしまうと、どんどん深刻になっていきます。
早期発見がカギとなります。
フィットクリニックでは、早期発見に役立つ検査キットを取り扱っておりますので、気になる方はこちらからご予約ください。
クラミジアの感染経路
クラミジアの感染経路は以下の3つが多いです。
このほか、菌のついた手で目をこすることでクラミジア結膜炎に感染することもあります。 さまざまな感染経路の中でも、特に多い3つを解説します。性行為
クラミジアのもっとも多い感染経路が性行為です。
クラミジアに感染している性器との接触で感染します。
性器同士の接触に限らず、オーラルセックスによってのどに感染するケースもあります。
感染の予防には、コンドームの着用が必須です。
キス
クラミジアがのどに感染している場合、ディープキスによっても相手に感染します。
喉の痛みやはれなど、風邪のような症状が出ることがありますが、9割が無症状です。
のどに感染している状態でそのままオーラルセックスをすると、相手の性器に感染します。
分娩
出産時に妊婦がクラミジア感染していると、胎児が産道を通る際に感染することがあります。
特に、母体からのクラミジア感染による新生児の肺炎は3~20%の割合で起こると言われています。
また、妊婦健診で初めてクラミジアの感染が発覚する人は3~5%です。
このことからも、知らぬ間に感染していることは珍しくないことが分かります。
出産前に完治していれば問題ないので、赤ちゃんを守るためにも、出産前に検査や治療をしておきましょう。
よくある疑問
クラミジアは感染率が高いため、注意しないと簡単に感染してしまいます。
注意する中で、気になる疑問を2つ解説します。
疑問①感染後、性行為していいのはいつから?
感染後の性行為の再開は、薬を飲み切ったあとの2週間後、検査で陰性が出てからです。
再検査で陰性が出たら、「完治」の判断ができます。
完治する前に性行為してしまうと、パートナーとピンポン感染(うつし合い)になり、完治が遠のいてしまいます。
疑問②自分は陽性だけど、パートナーは陰性というケースもある?
自分が陽性ならば、相手も陽性の可能性の方が高いです。
しかし、陰性の判定が出ることも考えられます。
主に以下のような原因が考えられます。
クラミジアの検査が可能になるのは、感染して24時間以上経過してからです。
それ以前の検査だと、偽陰性になる可能性も十分あります。
特に男性の場合、クラミジアは尿検査です。
2時間以上排尿していない状態での最初の尿を検査しますが、採尿方法を間違ってしまうと、正確な結果が出ないことがあります。
クラミジアは自然治癒することはありません。
しかし、ほかの病気の治療で使った抗生物質によって、たまたまクラミジアも治った可能性はあります。
例えばクラミジアの治療薬であるジスロマックは、扁桃炎や肺炎の治療にも使われます。
気づかないうちに感染し、気づかないうちに治療が完了していたかもしれません。
自分だけが陽性だと、浮気を疑われてトラブルになることもありますが、上記のような理由も考えられます。
日を改めて再検査をお願いするか、過去に服用した薬を一緒に考えるなどの対応をしましょう。
大変なことになる前に予防・検査しよう
- クラミジアの感染率は30~50%
- クラミジアは最悪の場合不妊や流産を引き起こす
- クラミジアの感染経路は性行為、キス、分娩など
- 感染後の性行為は、検査で陰性が出てから
- 自分が陽性で、相手は陰性の場合もある
クラミジアは感染率の高い感染症です。
予防のためにも、コンドームは必ず着用しましょう。
それから念のため定期的に検査を受けましょう。
それが自分や大切な相手を守ることに繋がります。
なお、フィットクリニックでは検査キットを取り扱っています。
後で後悔しないためにも、気になる方は一度検査してみてください。