赤ニキビの原因と治し方|薬で治らないニキビ跡を防ぐ方法を解説

更新日:2026/03/12
赤ニキビの原因と治し方|薬で治らないニキビ跡を防ぐ方法を解説

赤ニキビは、ニキビのなかでも炎症が強く、痛みやかゆみといった不快な症状が出やすいのが特徴です。
このページでは赤ニキビができる原因や治し方、ニキビ跡の予防方法について詳しく解説しています。

当院では、オンライン診療によるニキビ治療も行っておりますので、ニキビにお悩みの方はぜひご相談ください。
治らない赤ニキビや繰り返す症状には、イソトレチノインを処方しています。 イソトレチノインの通販(オンライン診療)

赤ニキビとは

赤ニキビとは、「丘疹(きゅうしん)」や「炎症性皮疹(えんしょうせいひしん)」とも呼ばれ、アクネ菌が増殖し炎症を起こした状態です。
赤みを帯びた見た目だけでなく、痛みやかゆみなどを伴う場合もあります。
白ニキビや黒ニキビを放置したり、ケアを間違えると炎症を起こして赤ニキビに進行します。

赤ニキビの対処を誤ると、肌の深い層にまで炎症が及び、黄ニキビや紫ニキビに進行したり、ニキビ跡として残りやすいため、適切な処置が必要です。

服部院長

炎症を伴う重症ニキビの症状について詳しくはこちらをご覧ください。 ニキビとは

赤ニキビの原因と対処法

赤ニキビはできる場所によって原因や対処法が異なります。

赤ニキビができやすい場所と原因,Tゾーン/皮脂の分泌による毛穴詰まり,シャンプーや整髪料の洗い残し等,Uゾーン/乾燥・外的刺激,ホルモンバランスの乱れ等,頬/紫外線などの外的刺激,寝具の摩擦や汚れ等
赤ニキビができやすい場所

赤ニキビは特に皮脂が多い場所や乾燥しやすい場所にできやすいです。
気になる部分の赤ニキビの原因をしっかりと理解し、適切なケアをすることで早めに改善・予防していきましょう。

頬は紫外線やメイク汚れ、ホルモンバランスの乱れなどの要因が重なると、炎症が進行して赤ニキビができやすくなります。

片側(右頬・左頬)だけにニキビが繰り返しできる場合は、枕カバーやシーツの汚れ・摩擦など、寝具に潜む雑菌が原因となっている可能性もあります。

頬の赤ニキビの原因
  • 生活習慣やホルモンバランスの乱れ
  • 紫外線などの外部刺激
  • カミソリによる雑菌の影響
  • メイク汚れが残ったままの状態
  • 寝具が汚れている、雑菌が付着している
頬の赤ニキビの対処法
  • 規則正しい生活でホルモンバランスを整える
  • 日焼け止めなどの紫外線対策
  • カミソリの刃をこまめに交換する
  • クレンジングと洗顔を丁寧に行う
  • 枕カバーやシーツを定期的に洗濯する

早めのケアを実践することで、頬の赤ニキビの悪化や繰り返しを防ぎやすくなります。
生活リズムやスキンケア習慣を見直しながら、トラブルの少ない肌を目指しましょう。

Uゾーン

口周りやあご、フェイスラインなど「Uゾーン」と呼ばれる部分も、実は赤ニキビができやすいエリアです。
乾燥による皮脂バランスの乱れや外部刺激、生活習慣の乱れといったことが複数重なることで炎症が進行し、赤く腫れあがったニキビが増えたり長引いたりする場合もあります。

Uゾーンの赤ニキビの原因
  • フェイスラインは乾燥しやすく外部刺激を受けやすい
  • 生活習慣の乱れやホルモンバランスの影響でニキビが悪化しやすい
  • 手指やカミソリ、マスクなどによる摩擦・雑菌の付着
  • 紫外線ダメージで炎症が進行する場合もある
Uゾーンの赤ニキビの対処法
  • 保湿を徹底し、乾燥による皮脂の過剰分泌を防ぐ
  • 規則正しい生活リズムでホルモンバランスの乱れを防ぐ
  • 頻繁に手で触れないようにする
  • カミソリは清潔に保つ
  • マスクはこまめに交換する
  • 日焼け止めなどの紫外線対策を行う

Uゾーンは、日常生活のちょっとした習慣やケアの仕方が原因となり、赤ニキビができやすくなることがあります。
これらを実践することで、赤ニキビの悪化を防ぎながら肌の調子を整える助けになります。

Tゾーン

おでこや眉間、鼻を含む「Tゾーン」は、もともと皮脂の分泌が多い部位で、顔の中でも赤ニキビが発生しやすいエリアです。
皮脂が多いほど毛穴が詰まりやすく、さらに外部刺激やストレスなどが重なると炎症が進んで赤く目立ちやすい状態になります。

Tゾーンの赤ニキビの原因
  • 皮脂の分泌が多く、毛穴が詰まりやすい
  • 整髪料やシャンプーの洗い残し(生え際・おでこ周辺)
  • 外部からの摩擦や刺激
  • 自律神経の乱れに影響されやすく、ストレスや睡眠不足で炎症が進行しやすい
  • 過度な洗顔は乾燥による皮脂の過剰分泌につながる
Tゾーンの赤ニキビの対処法
  • シャンプーや整髪料をしっかりすすぐ
  • 過剰な洗顔を避け、適度な洗顔と十分な保湿を行う
  • ストレスを溜めないよう、規則正しい生活リズムを意識する
  • 赤ニキビが長引く場合は、早めに皮膚科など専門機関に相談する

Tゾーンは皮脂や汚れが溜まりやすく、ちょっとした刺激で炎症が悪化しやすい部位です。
日々の洗顔やヘアケア、生活習慣などを見直すことで、赤ニキビの予防・改善につなげましょう。

赤ニキビの治し方|薬を使った治療法

治らない赤ニキビには、「イソトレチノイン」による治療が可能です。
イソトレチノインは、ニキビの根本的な原因である皮脂の分泌を抑え、ニキビができるのを防ぐ内服薬です。

イソトレチノインの基本情報
有効成分 イソトレチノイン
適応症 ニキビ・酒さ(赤ら顔)・脂腺増殖症
副作用 皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、目のかすみなど
用法・用量 1日10mg~40mgを食後に服用
※用量には個人差があります
併用禁忌 テトラサイクリン系抗生物質、ステロイド薬、抗てんかん薬など
費用 お薬代:1,600円~39,000円

中等症~重症ニキビや、他の治療で効果が得られなかった場合に検討されます。

イソトレチノインの特徴や効果について詳しくはこちらをご覧ください。 イソトレチノインの基本情報

肌の状態やニキビの数によっては、セルフケアに取り組んでも十分な改善が見込めないことも少なくありません。
特に赤ニキビの場合は炎症性のニキビのため治りにくく、治った後もニキビ跡として残りやすいため、できるだけ早い治療を推奨しています。

服部院長

赤ニキビを一晩で治すのは困難|即効性のある対処法

赤ニキビは炎症を起こしている状態であり、完全に治るまで数週間かかる場合があります。

赤ニキビを一晩で治すことは困難ですが、少しでも即効性を重視した対処法として、以下を試してみてください。

赤ニキビの即効性のある対処法
  • 指や爪で潰さない、触らない
  • 抗炎症薬を塗る(イブプロフェンピコノールを含む薬など)
  • 痛みや炎症があれば一時的な緩和として患部を冷やす
  • 適切なスキンケアを行う

根本的な治療や治らない赤ニキビには、医師の診察のもとでニキビ治療を行うことが重要です。 フィットクリニックのニキビ治療

赤ニキビ改善・予防を助けるサプリやニキビ跡の改善法

赤ニキビに対しては治療薬の使用とスキンケアや生活習慣の見直しだけでなく、サプリメントの活用による内側からのアプローチも有効とされています。

普段の食生活だけでは十分に摂取しにくい可能性のある栄養素をバランスよく取り入れることで、中長期的に赤ニキビができにくい肌環境を整える助けになります。

赤ニキビにおすすめの栄養素
成分 作用・特徴
ビタミンA 肌のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを軽減する
ビタミンB群 皮脂の分泌量をコントロールし、肌荒れを防ぐ
ビタミンC 抗酸化作用やコラーゲン生成をサポートし、炎症を和らげる
ビタミンD 免疫調整作用があり、肌の健康を維持しやすくする
亜鉛 肌の修復やターンオーバーをサポートし、ニキビの治りを早める
オメガ3脂肪酸 抗炎症作用があり、皮膚のバリア機能を高める

赤ニキビは炎症が強いため、治ったあともニキビ跡やシミとして残ってしまうことがあります。
赤ニキビの治療が完了した後は、ニキビ跡やシミの改善・予防に重点を置きつつ、肌を健やかに保つアフターケアが重要です。

当院では、ニキビ跡やシミの改善を目的とした5つの有効成分を配合した、美容5合剤内服薬の「スキンマリア」を処方しています。

スキンマリアの効果について詳しくはこちらをご覧ください。 スキンマリアの詳細

赤ニキビができたときのスキンケア

赤ニキビができているときは、肌が炎症を起こしている敏感な状態です。
毎日のスキンケアでは刺激を最小限に抑えつつも、しっかりと汚れを落とし、保湿で肌にうるおいを与えることが大切になります。

低刺激の洗顔料を選ぶ

肌にやさしい成分で作られた低刺激タイプの洗顔料を使うことで、炎症を悪化させるリスクを抑えられます。

洗顔料の選ぶポイント
  • 弱酸性や低刺激なアミノ酸系の洗浄成分
  • アルコールや強い香料を含まない
  • 洗顔後につっぱり感が少ないもの

洗浄力が強すぎる製品は赤ニキビを刺激するおそれがあるため、弱酸性など肌のバリア機能を保ちやすいものを選びましょう。

洗顔はゴシゴシ強くこすらない

赤ニキビができている部分はとくにデリケートです。力を入れてこすると、摩擦による刺激で炎症がひどくなる可能性があります。泡立てネットなどを使って、たっぷりの泡でやさしく洗い流すイメージを持つと良いでしょう。

乾燥を防ぎ、洗顔後はしっかり保湿

肌の乾燥はバリア機能を低下させ、赤ニキビの悪化や新たなニキビを誘発する原因になりかねません。洗顔後は化粧水や乳液などでしっかり保湿し、肌表面だけでなく内側からもうるおいをキープするように心がけましょう。

メイクはしっかりと落とす

メイク汚れが毛穴に残ると、アクネ菌の増殖や炎症の原因になります。クレンジングは短時間で済ませつつ、落としきれない箇所がないように丁寧に行いましょう。ポイントメイク用のリムーバーを使うなど、部分ごとに合わせたケアも大切です。

赤ニキビに負担をかけないような洗顔方法と保湿対策を続けることで、肌の負担を減らし、ニキビ跡を残さずに済む可能性が高まります。
日頃の習慣を見直しながら、適切なスキンケアを心がけてみてください。

治らない赤ニキビには内服治療

市販薬やセルフケアでも改善しない赤ニキビには、イソトレチノインによる治療が可能です。
重症ニキビや何度も繰り返してしまうニキビにも改善効果が期待できます。

赤ニキビのまとめ
  • 赤ニキビは炎症が強く、跡になりやすいニキビ
  • 赤ニキビを一晩で治すのは困難
  • できやすい部位や原因を把握し、日々の正しいスキンケアを徹底する
  • 十分な睡眠やバランスのとれた食事などの生活習慣も整える
  • 治療薬やサプリで内側・外側の両面からケアをする
  • イソトレチノインはこれまでの薬やケアで治らなかった赤ニキビにも効果が期待できる

赤ニキビは重症化やニキビ跡のリスクを最小限に抑えるためにも、早めに医療機関へ相談し最適な治療を受けることが大切です。

当院ではイソトレチノインによるニキビオンライン診療を行っています。
ニキビ治療について詳しくは、こちらのページをご覧ください。

赤ニキビのよくある質問に医師が回答

赤ニキビに関するよくある質問に服部院長が回答します。

  • Q
    赤ニキビができたときにしてはいけないことはありますか?
    A
    A
    赤ニキビを放置してしまうと炎症が長引くだけでなく、雑菌の繁殖を招いて状態が悪化し、ニキビ跡としても残りやすくなります。
    また、指や爪で潰す行為は患部に大きな刺激を与えてしまい、炎症を悪化させる原因となるため避けましょう。
    赤ニキビは元々ダメージが大きい分、跡になりやすい特徴があるので、早めに適切なケアをして悪化を防ぐことが大切です。
    服部院長
    服部院長
    服部院長
  • Q
    赤ニキビは保湿をしない方が良いですか?
    A
    A
    過度な保湿はかえって毛穴を詰まらせる原因になる場合がありますが、全く保湿しないのも良くありません。
    洗顔後は肌の水分が急激に失われるため、必要なうるおいを補うことが肝心です。
    ただし、油分の多いクリームを厚塗りするなどのケアは控え、肌質や状態に合った保湿剤を使うことを意識しましょう。
    適度な保湿は赤ニキビの炎症を和らげるだけでなく、肌のバリア機能を保つうえでも重要です。
    服部院長
    服部院長
    服部院長
  • Q
    赤ニキビに効く食べ物はありますか?
    A
    A
    抗酸化作用をもつブルーベリーやトマト、レモンなどの食材は、肌にダメージを与える活性酸素の働きを抑える効果が期待されるため、赤ニキビの炎症を軽減する手助けになります。

    さらに、大豆や海鮮類など良質なタンパク質やミネラルを含む食品は、肌の回復力をサポートし、ニキビの改善に寄与します。
    ただし、特定の食べ物だけに頼るのはおすすめできません。
    いろいろな食材をバランスよく取り入れることで、肌に必要な栄養をまんべんなく補給し、ニキビができにくい環境を整えることが大切です。
    服部院長
    服部院長
    服部院長
  • Q
    赤ニキビは何日くらいで治りますか?
    A
    A
    赤ニキビが治るには数週間ほどかかる場合があります。
    繰り返す赤ニキビや炎症が強い場合は、イソトレチノインによる治療が可能です。
    当院でも処方しておりますので、ぜひご相談ください。
    服部院長
    服部院長
    服部院長
イソトレチノインについて
未承認医薬品等であることの明示 イソトレチノインは日本国内では未承認医薬品となります。
入手経路等の明示 厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断により輸入しています。
国内の承認医薬品等の有無の明示 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示
  • FDA(米国食品医薬品局)など諸外国において承認されています。
  • 胎児の催奇形性、鬱、肝機能障害、皮膚や粘膜の乾燥などの副作用のリスクがあります。
  • 妊娠中の方・授乳中の方は使用できません。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、日本国における医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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この記事の監修

院長名前
フィットクリニック院長
服部 圭太
(はっとり けいた)

【略歴】

平成17年
医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年
ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~
フィットクリニック院長 勤務