男性不妊になりやすい人と原因別の治し方 - 妊活男性がやるべきことやEDとの関係

更新日:2026/07/23
男性不妊になりやすい人と原因別の治し方 - 妊活男性がやるべきことやEDとの関係

不妊症は女性だけの問題と考えられがちですが、不妊症と診断されたカップルの約半数には、男性側の要因も関与するとされています。
そこでこのページでは男性不妊になりやすい人の特徴や、原因に応じた治療法について解説します。

また、男性が妊活前に準備しておきたいことや精子の状態を整えるための生活習慣、妊活中にEDが起きた場合の治療法についても紹介します。

ED(勃起不全)の症状やEDに関するよくあるお問い合わせは以下のページで紹介しています。 ED(勃起不全)とは

男性不妊になりやすい人の特徴

男性不妊になりやすい人の特徴は、以下の3つにあらわれます。
当てはまる人は医師に相談する必要がある場合もあります。

男性不妊になりやすい人の特徴

精巣・陰嚢の状態にあらわれる特徴

精巣や陰嚢の状態から男性不妊の原因となる病気が疑われることがあります。自己判断はできないため、気になる変化がある場合は泌尿器科に相談してください。

男性不妊の見た目の特徴
  • 睾丸が小さい、あるいは、思春期の頃より小さくなった
  • 睾丸を触ると柔らかい、ハリが無い
  • 睾丸の上に複数の血管のコブ(精索静脈瘤)がある
  • 睾丸の位置が陰嚢内の上方や鼡径(そけい)部にある人(睾丸が降りていない、停留睾丸)

精子は睾丸で作られるため、睾丸に異常があると精子が正常に作られず、不妊に発展する可能性があります。

精巣が陰嚢内に確認できない場合や鼠径部にある場合は、停留精巣などが疑われます。
造精機能や精巣腫瘍のリスクにも関係するため、泌尿器科での診察が必要です。

手術歴や病歴にみられる特徴

以下の手術歴や病歴がある場合は、男性不妊のリスクが高まります。

男性不妊になりやすい病歴・経験
  • 幼少期に鼡径(そけい)ヘルニアの手術受けている
    (鼠径ヘルニアの手術では、鼠径管内を通る精管などが損傷し、精子の通り道に影響が生じることがある)
  • おたふく風邪に罹患後、精巣炎で睾丸が腫れた経験がある
  • 抗がん剤治療や放射線治療を受けたことがある
  • 高熱の際、睾丸近くに痛みを感じたことがある

など

精子を作る細胞は熱に弱い性質があります。

精巣付近の炎症や高熱、抗がん剤治療などによって、精子を作る機能が低下することがあります。

生活習慣や生活環境にみられる特徴

以下の生活習慣や環境は、精液所見に影響を与える可能性があります。

男性不妊になりやすい生活習慣・環境
  • 精子形成や射精を障害する薬剤を服用している
    ※常用薬の影響に関しては医師にご確認ください
  • 喫煙者である
  • 過度にアルコールを摂取している
  • 火を扱う調理の仕事をしている
  • サウナや長時間の入浴を好む
  • 膝上でパソコンを使用する癖がある
  • 長時間自動車、自転車、バイクの運転をしている
  • タイトな下着やズボンを履いている(睾丸を圧迫している)
  • BMIが25以上(肥満)または18.5未満(やせ過ぎ)

前述の通り精巣は熱に弱く、温度が上昇すると精子をつくる造精機能が低下してしまいます。

精巣を長時間高温の環境に置くなど、男性不妊のリスクにつながる行為はできるだけ避けましょう。

男性不妊の原因別の治し方

男性不妊の治療方法は、不妊に至った原因によって異なるため、原因別にわかりやすくまとめました。

なお、当院は、ED治療薬を処方するクリニックです。精液検査などの男性不妊検査や男性不妊手術は行っておりません。

性機能障害が原因の場合

性機能障害が原因の場合は、以下の手段が有効です。

性機能障害が原因の場合の治療方法
  • ED治療薬(PDE-5阻害薬)の服用
    勃起不全(ED)の治療薬として用いられ、EDが不妊原因の一つである場合に用いる。
  • 早漏防止薬の使用
    早漏そのものは、腟内に射精できていれば通常は不妊の直接的な原因にはなりません。
    ただし、早漏への不安から性行為を避けている場合は、医師への相談や早漏治療が選択肢となります。
  • 薬物療法
    逆行性射精では、原因に応じてイミプラミンなどの薬が適応外で使用される場合があります。
  • 人工授精
    女性側の年齢や不妊期間などを考慮し、早期の妊娠を希望する場合には、人工授精などの生殖補助医療が検討されることがあります。

なお、ED治療薬は「勃起不全による男性不妊」の治療目的で、医師や医療機関などの所定の要件を満たす場合に保険適用となります。

ED治療の保険適用の詳細

当院で処方しているED治療薬の種類や特徴は以下のページにて詳しく解説しています。 ED治療薬の種類と比較・選び方

【独自調査】妊活EDの男性が行った対処法

実際に性機能障害として、妊活中にEDを発症した方にどのように対処したかアンケートを実施しました。
その結果、「ED治療薬を服用した」「生活習慣や睡眠を見直した」が最も多い結果となりました。

妊活中のEDに対して行った対処法

1位 ED治療薬を服用した(41%)
1位 生活習慣や睡眠を見直した(41%)
3位 サプリメントや市販薬を服用した(36%)
4位 ネットで情報収集した(35%)
5位 パートナーに相談した(31%)
6位 人工授精や体外受精などの不妊治療を行った(8%)
6位 医療機関を受診した(相談・検査など)(8%)

(n=100、複数回答)

もし妊活中にEDを発症しても、ED治療薬などの対処法があります。
まずは一人で悩まずに、医療機関などに相談してみましょう。

妊活EDに関するその他のアンケートは、以下からご確認いただけます。 妊活EDに関する調査

生活習慣が問題の場合

生活習慣が問題の場合は、以下の手段が有効です。

生活習慣が原因の場合の治療方法
  • 適度な運動
    適度な運動は、肥満や生活習慣病の予防につながり、精液所見にも良い影響を与える可能性があります。
  • ストレスの管理
  • 禁煙
    喫煙は、精子濃度や運動率、形態などに悪影響を及ぼす可能性が報告されています。

精⼦がDNAの損傷を受けている割合が⾼いと、受精率や妊娠率が低くなったり、流産率が⾼くなったりすることが報告されています。
この点からも精子DNA断片率の改善効果もあるため、適度な運動はとても重要です。

造精機能障害の場合

造精機能障害の原因として精索静脈瘤が認められる場合は、状況によっては手術が検討される場合があります。

精索静脈瘤がない場合も、ホルモン異常や遺伝的要因、薬剤、原因不明の造精機能障害などが考えられます。
検査結果に応じて薬物療法、人工授精、体外受精、顕微授精、精巣内精子採取術などが検討されます。
男性の精子数や運動率、精液の状態によって治療方法が異なるため詳細は医師に相談することが望ましいです。

原因不明の造精機能障害では、漢方薬や抗酸化剤などが用いられる場合もありますが、妊娠率や出生率を改善する効果は十分に確立されていません。

精路通過障害の場合

精路通過障害の場合「精路再建術」といって、精管をつなぎ合わせる手術を行います。
鼡径(そけい)ヘルニア術後の場合に有効です。
ただし、精路が閉塞していた期間が長いと治療が難しいとされています。

また、精路通過障害を治療する場合は女性側の年齢や不妊原因の有無もふまえる必要があります。
加えて治療方法も原因により異なるため、手術の判断は医師との相談が必要です。

なお、パイプカットをされていた場合には再建術を行うケースもあります。

男性不妊の原因

不妊症のうち、男性・女性ともに原因がある割合が24%、男性のみに原因がある割合が24%になります。

不妊原因の割合

男性不妊の原因は以下の4つに分けられており、それぞれに治療の方法があります。

性機能障害

性機能障害には2つの種類があります。

性機能障害の種類
  • 勃起不全(ED)
  • 射精障害

勃起障害は「勃起が起こらない」または「維持できない」症状で、心因性EDは男性不妊にも影響します。
心因性EDは、性行為への不安や緊張、過去の失敗経験、妊活のプレッシャー、パートナーとの関係など、心理的な要因が関係して起こるEDです。

心因性EDと男性不妊の関係
  • 子作りに対するプレッシャーや妊活のストレスにより性行為の頻度が減る
  • 不妊治療の「タイミング法(最も妊娠しやすいタイミングを推測し、その周辺の時期に性交渉を行う方法)」で勃起しなくなる
男性不妊につながる射精障害の症状
  • 逆行性射精・・・尿道ではなく膀胱側に精液が流れてしまう射精障害
  • 膣内射精障害(遅漏)・・・性交の際に腟内に射精できない現象

逆行性射精になった場合、射精感はあっても陰茎からの精液の量が少なくなったり、全く出なかったりするという症状があらわれます。
逆行性射精は、糖尿病による神経障害、前立腺や膀胱周辺の手術、服用中の薬などが原因となることがあります。

膣内射精障害(遅漏)はタイミング法をきっかけとした不妊治療においての義務的な性行為で発症することがあります。
腟内射精障害の治療では、自慰方法や心理的要因、服用薬、勃起機能などを確認します。EDを併発している場合にはED治療薬が使用されることもありますが、原因に応じた治療が必要です。

造精機能障害

造精機能障害とは、精巣で精子を作る機能が低下し、精子数の減少や運動率・形態の異常などがみられる状態です。
男性不妊の約80%が造精機能障害と言われています。

造精機能障害の種類
  • 精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)
  • 非閉塞性無精子症(NOA)
  • クラインフェルター症候群
  • ムンプス精巣炎

造精機能障害の精子には以下のような特徴があります。

造精機能障害の特徴
  • 精子がいない又は数が少ない
  • 精子の運動性が悪い
  • 精子が奇形である

以下は、WHOが定めた造精機能の基準値です。

※画像はタップで拡大できます

平均的な造精機能の数値

(2021年 WHO発表のマニュアルによる 造精機能は専門の医療機関で検査が可能です)

WHOの下限基準値は、精液所見を評価する際の参考値です。
数値を下回っただけで男性不妊と確定するわけではなく、複数回の精液検査や診察結果を踏まえて判断します。

射精した精液に精子が少ない場合(1ml中1,600万未満の場合)は「乏精子症」とも呼ばれます。乏精子症の多くは原因不明です。

精索静脈瘤は精巣の温度上昇などを招き、乏精子症や精子運動率の低下の原因となることがあります。

精索静脈瘤
  • 男性不妊症の40%前後に認められる症状
  • 陰嚢内の静脈が異常に拡張し血液が逆流することで、精巣のまわりに静脈のコブができてしまう状態
  • 精索静脈瘤によって精巣の温度が上昇すると精子生成が困難となり、結果として不妊を招く

重度の造精機能障害を伴う精索静脈瘤では、精子数が著しく減少する場合があります。

非閉塞性無精子症

「非閉塞性無精子症(NOA)」も造精機能障害の一つであり、精子の生成が著しく少ない、または全くない状態のことです。

クラインフェルター症候群は、一般に性染色体が47,XXYとなることなどによって起こる性染色体異常です。
無精子症や高度の乏精子症を伴うことが多いものの、精巣内から精子を採取できる場合があります。

ムンプス精巣炎は、おたふく風邪の原因となるムンプスウイルスが精巣に炎症を起こす病気です。治ったあとに精子を作る能力が低下して男性不妊症の原因となる場合があります。 ムンプス精巣炎にかかったあと、数か月から1年の間に精巣萎縮を起こす場合があり、萎縮が強く起こると無精子症になる可能性があります。

このように男性不妊は複数の症状に起因するため、個人では特定できません。必ず専門医の診断を受けてください。

精路通過障害

精路通過障害とは睾丸では精子がつくられているにも関わらず、精管(精子の通り道)に異常があり精子が出せない症状です。

無精子症について

精子がない場合は「無精子症」と診断されます。男性不妊症の精液検査では、10人に1人くらいで精液に精子が認められず、無精子症と診断されている事実があります。

精路通過障害の主な症状は「閉塞性無精子症」です。

閉塞性無精子症

精子の通り道がふさがり、射出精液中に精子が確認できない状態を閉塞性無精子症といいます。
射精管や精巣上体が閉塞し、精子が精液へ放出されていない状態です。
精路通過障害は先天的な要因の他、鼠径部ヘルニア、精管結紮術(パイプカット)の手術などに起因します。

生活習慣

精子は熱に弱く、陰嚢の温度が上昇すると造精機能が低下し、精子に悪影響を及ぼします。
また、陰嚢の血流が悪くなると精子の状態が悪くなります。

不妊の原因となる生活習慣
  • 運動不足
  • 陰嚢の温度を上げる習慣
  • 陰嚢の血流を悪くする習慣・姿勢
  • 喫煙
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 肥満
  • 栄養不足

男性の妊活について

男性の妊活には、事前準備や普段の暮らしがとても重要です。
ここまでお伝えしてきたように男性不妊の場合もあり、その可能性について検査をする必要がある方もいらっしゃいます。

そこでここからは男性の妊活について、大きく4つの章に分けて解説していきます。

妊活前に男性がやるべきこととは

本格的な妊活を始める前にまず以下の3つの準備を行います。
これらを行うことで、妊活の進めやすさが変わります。

精液検査

精液検査とは、元気な精子がどれくらいいるか調べる検査です。
具体的には、精液量や精子の数、精子の運動率などを調べます。
精液検査が必要な理由は、不妊症の原因の約半分が男性にもあり、妊娠成立に向けて精液量、精子濃度、運動率、形態などを確認します。
治療方針は、複数回の精液検査に加え、女性側の年齢や検査結果、不妊期間などを踏まえて総合的に判断します。 妊娠成立しやすい「質の良い精子」とは

事前に精子の状態を調べることで、「何が妊娠成立に繋がりやすいか」がわかります。
また、精子に問題があることを知らないまま妊活を進めた場合の、時間的、経済的ロスをカットすることにもつながります。

精液検査の方法
  • 検査キットを使用し自宅で行う
  • 専門のクリニックで行う

男性も加齢に伴って精液所見や妊孕性が変化する可能性があります。年齢にかかわらず、妊活を始める段階で精子の状態を確認しておくことは選択肢の一つです。

自宅用の簡易検査キットもありますが、確認できる項目や精度には限りがあります。
男性不妊が疑われる場合は、医療機関で精液検査を受けることが推奨されます。

風疹(ふうしん)抗体検査

風疹(ふうしん)とは、風疹ウイルスによって起こる感染症です。
妊娠初期の女性が風疹になった場合、お腹の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になってしまうことがあります。
その結果、赤ちゃんの身体(目・耳・心臓など)や精神の発達に影響が出てしまいます。

また、風疹ウイルスは強い感染力を持っているため、女性だけでなく周囲の人も風疹にかからないことが重要です。
MRワクチンを1回接種すると約95%の人が免疫を獲得し、2回接種することで、1回目で免疫がつかなかった人の多くにも免疫がつくとされています。
まずは過去に予防接種を2回受けたか、母子手帳などで確認しましょう。

風疹の予防接種回数
誕生日 女性 男性
~1962年4月1日 0回
1962年4月2日~
1979年4月1日
1回
(中学時に集団接種)
0回
1979年4月2日~
1987年10月1日
1回
(中学時に個別接種)
1987年10月2日~
1990年4月1日
1回
(幼児期に個別接種)
1990年4月2日~ 2回(1歳・小学校入学前)

※生年月日は接種歴を確認する目安にはなりますが、実際の接種回数は母子健康手帳や接種記録で確認してください。

仮に予防接種を2回受けていても、年月の経過とともに抗体が低下している可能性があるため、検査をおすすめします。
検査結果で抗体が低下していた場合は、予防接種をしましょう。
地域によっては、検査や予防接種に費用補助が出ることもあります。
お住まいの地域で一度調べてみてください。

パートナーとの話し合い

妊活を進める上で、無理のない範囲でお互いの希望や不安、妊活の進め方について共有しておくことが大切です。
妊活に対する考え方や治療方針の違いが、パートナー双方の負担になることがあります。

2人である程度のルールを決める機会や、妊活に関する情報や自分の気持ちを共有する機会は、何度あっても多いに越したことはありません。
認識のずれをなくすことで、2人で同じ方向に向かうことができます。

その際は相手の意志を確かめながら、一方的な話にならないように注意が必要です。
妊活の方向性を固めるためにも、最初から必ず話し合っておきましょう。

精液検査でご自身の精子の質を確認する

精液検査では、精子濃度、運動率、形態などを確認できます。
ただし、これらの数値だけで妊娠の成立を確実に予測できるわけではありません。

運動率に関しては禁欲期間が長くなりすぎると、精子の運動率などに影響する可能性があります。
妊活中の性行為や射精の頻度は、無理のない範囲で調整しましょう。

カフェインやアルコールと男性の妊孕性との関係については、摂取量や研究によって結果が異なります。
妊活中は過剰摂取を避け、適量を心がけましょう。

精子の質を高める方法

精子は70日以上の長い時間をかけて作られるため、質の良い精子には健康な生活習慣が欠かせません。
以下のことを意識しながら生活すると、精子だけでなく生活習慣病の予防にもなります。

精子の質を高める方法
  • 運動をする
    運動不足によって精子の数が減ってしまうことが数々の研究で分かっています。
    座りっぱなしの生活をしている場合は、筋トレや軽いウォーキングなどで身体を動かすことを意識しましょう。
  • 定期的に射精をする
    射精されずに溜まった精子は、質が低下しています。
    新しい精子の方が妊娠成立しやすいため、定期的に射精して入れ替えることが大切です。
  • 栄養バランスのとれた食事をする
    栄養が偏っていると、精子の数や質に影響します。
    ひとつの成分だけを集中して取るのではなく、バランスを意識してみてください。

精子の質を下げる行為

精子の質を高める方法の実行と同時に、普段の何気ない行動が精子の質を下げる行為になっていないかを知ることも重要です。

精子の質を下げる行為
  • 喫煙
    たばこによって精子の数が減ったり、精子が傷ついたりすることがあります。
    妊活期間中は禁煙するのがベストです。
  • カフェインとアルコール
    カフェインやアルコールと男性の妊孕性との関係は、摂取量や研究によって結果が異なります。妊活中は過剰摂取を避け、適量を心がけましょう。
  • 睾丸を温める行為
    精子を作り出す精巣は、熱に弱いです。
    長風呂やサウナ、膝上でのPC操作などは極力控えましょう。
  • 太りすぎ
    肥満状態にあると、精子の形や数、運動性に影響が出ます。
    そのほか、肥満は生活習慣病やEDにも繋がるため、改善が必要です。
  • 乱れた生活
    睡眠不足やかたよった食事は精子の質を低下させます。
    生活が整うと気分も明るくなるので、気になる方は見直してみましょう。
  • 下半身を圧迫する下着や行動
    長時間にわたって陰嚢が圧迫されたり、高温の状態が続いたりすると、精液所見に影響する可能性があります。
    下着はトランクスなどゆったりしたものにして、自転車等での長距離移動は控えると良いです。
  • 過剰なストレス
    すべてを一度に改善しようとするとストレスや負担になるため、無理なく続けられることから取り組みましょう。

妊活中の男性に効果的な栄養

精子を作るためには、特定の栄養素だけでなく、エネルギーやタンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることが大切です。ただし、特定の食品やサプリメントを摂るだけで男性不妊が改善するとは限りません。

妊活中の男性が摂るとよい栄養素の例
  • 葉酸
  • 亜鉛
  • タンパク質
  • オメガ3脂肪酸
  • ビタミンB12
  • ビタミンE
  • ビタミンC

妊活中の男性が抱えやすい問題

妊活中の男性が抱えやすい問題は、パートナーとの以下のトラブルが関係します。

妊活中の男性が抱えやすい問題
  • パートナーとの気持ちのずれ
    特にタイミング法をとっていると、性行為が義務のようになってしまうケースがあります。2人の気持ちに温度差が出てしまうので注意が必要です。
    行為以外のスキンシップを取ったり、タイミングを自分から相談したりして、義務化は避けましょう。
    お互いに、されて嫌なことは伝えるなど、もやもやすることはすぐ解消した方が良いです。
    心の引っかかりを放置すると、たとえ子どもができてもその後の生活に響きます。
  • 性行為がうまくいかなくなる
    特定の状況やパートナーとの性行為で勃起しにくくなるケースもあります。
    心理的な要因が関係するEDは、心因性EDと呼ばれます。

いずれのケースも話し合いは不可欠ですが、その際は感情的にならないことがポイントです。

妊活中にEDが起きた場合はED治療薬も選択肢

「妊活中のプレッシャーなどによって十分に勃起できない」「二人目の話となったがうまく勃起を維持できない」といった症状がある場合は、ED治療薬が選択肢となります

ただしED治療薬は性的刺激を受けた際の勃起を補助する薬であり、精子の質や妊娠率を直接高める薬ではありません。

なお、男性が適正にED治療薬を服用したことによって、胎児への悪影響が増加するとは考えられていません。

ただし、ED治療薬には禁忌や注意すべき飲み合わせがあるため、医師の診察を受けて使用してください。

フィットクリニック公式LINEでは、ED治療薬に関するご案内やお得な限定情報をお届けしています。
EDのお悩みについて情報収集から始めたい方も、お気軽にご登録ください。

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男性不妊は適切な対策を知りパートナーと一緒に解決しましょう

最後に男性不妊になりやすい人や男性不妊の原因と治し方、男性の妊活について、このページの内容をまとめてお伝えします。

まとめ:男性不妊と男性の妊活について
  • 男性不妊は、見た目や病歴、生活習慣に特徴があらわれる
  • 男性不妊は性機能の問題をはじめ、生活習慣の問題や造精機能の問題、精路の問題などさまざまの要因から成る
  • 男性不妊の治し方や対処方法としては、ED治療薬の服用、生活習慣の改善、手術、人工授精などが挙げられる
  • 自分に適した治療法を知るためには、医師の診断が必要
  • 妊活を始める男性がまずすべき事は妊活前の準備、精子の質を高める行動、妊活に効果的な栄養素を摂ること
  • 妊活中の男性が抱えやすい問題にはパートナーとの気持ちのずれや性行為が上手くいかないことが挙げられるが、いずれも話し合いは不可欠
  • EDでない妊活中の男性にもED治療薬は有効
  • ED治療薬を使用した性行為で妊娠が成立した場合も、胎児に影響はない

男性不妊の兆候がある方は、ご自身で抱え込んで悩まずに、一度専門の医師に相談することを推奨します。
妊活中の性機能障害に対して、当院で処方するED治療薬と早漏防止薬が有効な選択肢となる場合があります。
男性不妊と妊活でお悩みの方はお気軽に当院へご相談ください。

よくあるご質問

  • Q
    男性不妊の原因は何ですか?
    A
    男性不妊の主な原因には、精子を作る機能の低下、精子の通り道の閉塞、EDや射精障害などの性機能障害があります。生活習慣や病気、手術歴、服用中の薬が関係する場合もあります。
  • Q
    男性不妊になりやすい人の特徴は何ですか?
    A
    男性不妊になりやすい人の特徴は、以下の3つにあらわれます。
    • 精巣・陰嚢の状態
    • 手術歴や病歴
    • 生活習慣や生活環境
  • Q
    男性不妊を治す方法はありますか?
    A
    EDにはED治療薬、射精障害には原因に応じた薬物療法などが行われます。性行為による妊娠が難しい場合は、人工授精などが検討されます。
  • Q
    EDは男性不妊の原因になりますか?
    A
    はい。十分に勃起できない、勃起を維持できないなどの理由で腟内射精が難しくなると、妊娠の機会が減ることがあります。EDには心理的要因だけでなく、生活習慣病や神経・血管の病気、服用薬などが関係する場合もあります。
  • Q
    男性の妊活に年齢は関係ありますか?
    A
    男性も加齢に伴って、精液所見や妊孕性が変化する可能性があります。ただし、女性と同じように35歳を明確な境界とするものではありません。年齢だけで判断せず、不妊期間やパートナーの年齢などを踏まえて検査を検討しましょう。な対応が取りやすくなります。
  • Q
    精液検査はどこで受けられますか?
    A
    男性不妊専門のクリニックのほか、専用の検査キットがあれば自宅でも調べられます。
    自宅用キットは簡易的な確認に利用できますが、男性不妊の評価には医療機関での精液検査が適しています。妊活を続けても妊娠に至らない場合や、精巣・射精・勃起に気になる症状がある場合は、年齢にかかわらずご相談ください。
  • Q
    妊活をしてから勃起しない時があるのですが、妊活と関係ありますか?
    A
    妊活のプレッシャーで心因性EDになるケースがあるため、勃起をサポートするED治療薬で改善する可能性があります。
  • Q
    妊活中にコーヒーを飲んでもよいですか?
    A
    カフェインと男性の妊孕性との関係は明確に結論づけられていませんが、妊活中は過剰摂取を避けることが推奨されます。ただ、カフェインを多く摂るほど着床率・妊娠率・出産率が下がるといった研究結果もあるため、注意が必要です。
  • Q
    妊活中に酒を飲んでも良いですか?
    A
    過度の飲酒は精液所見や性機能に影響する可能性があります。妊活中は飲酒量を控えめにしましょう。
  • Q
    サプリを飲むなら何に気を付けたら良いですか?
    A
    サプリメントは不足する栄養を補う目的で使用し、過剰摂取に注意してください。男性不妊を改善する効果が確立されていない成分も多いため、治療中の方や薬を服用している方は医師・薬剤師に相談しましょう。
  • Q
    ED治療薬は妊娠に影響しないでしょうか?
    A
    男性が適正にED治療薬を服用したことによって、精子数や運動率、胎児への悪影響が増加するとは考えられていません。ただし、妊活中に使用する場合も医師の診察を受け、指示された用量を守ってください。

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参考サイト

この記事の監修

院長名前
フィットクリニック院長
服部 圭太
(はっとり けいた)

【略歴】

平成17年
医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年
ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~
フィットクリニック院長 勤務