男性不妊とは‐なりやすい人の特徴・原因と治療法・妊活やEDとの関係

更新日:2026/10/27
男性不妊とは‐なりやすい人の特徴・原因と治療法・妊活やEDとの関係

不妊症は女性だけの問題と考えられがちですが、不妊症と診断されたカップルの約半数には、男性側の要因も関与するとされています。
このページでは男性不妊になりやすい人の特徴や、原因に応じた治療法、EDとの関係性などについて解説します。

また、男性が妊活前に準備しておきたいことや、精子の状態を整えるための生活習慣、妊活中にEDが起きた場合の治療法についても紹介します。

勃起不全による男性不妊の場合、対象となるED治療薬の処方を保険診療で受けられる場合があります。 ※当院のED治療は自由診療のみです。

ED治療薬の保険適用について詳しくはこちらをご確認ください。 ED治療薬の保険適用について

このページの要点

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男性不妊とEDの原因・治療まとめ

男性不妊と性機能障害の関係

不妊症と診断されたカップルの約半数には、男性側の要因も関与するとされています。男性側の原因には、造精機能障害、精路通過障害、EDや射精障害などの性機能障害、生活習慣があります。妊活のプレッシャーやタイミング法をきっかけに、心因性EDや腟内射精障害が起こることもあります。

男性不妊と妊活で知っておくべき要点

精巣の状態や手術歴に伴う不妊リスク
精巣・陰嚢の変化や精巣炎・鼠径ヘルニアの手術歴は、男性不妊のリスクに関係します。
原因に応じた男性不妊の治療選択肢
男性不妊の治療は原因で異なり、ED治療薬、薬物療法、精路再建術などが検討されます。バイアグラ・シアリスの対象製剤は、勃起不全による男性不妊の治療目的で所定の要件を満たす場合、保険適用となります。
男性不妊の約8割を占める造精機能障害
男性不妊の約80%は造精機能障害とされ、精子数・運動率・形態に異常がみられます。
妊活開始前の精液検査と風疹対策
妊活前の準備として精液検査と風疹抗体検査が挙げられます。自宅用精液検査には限界があり、男性不妊が疑われる場合は医療機関での検査が推奨されます。
精巣の温度管理と生活習慣改善の重要性
精巣の高温環境を避け、運動・禁煙・バランスのよい食事など、無理のない生活改善を続けましょう。

男性不妊と妊活に関するよくある質問

逆行性射精とはどのような症状で、何が原因で起こりますか?
射精時に精液が尿道ではなく膀胱側へ逆流してしまう射精障害です。射精感があっても精液が出ない・減少する症状があらわれ、糖尿病による神経障害、前立腺や膀胱周辺の手術、服用中の薬などが原因となることがあります。
乏精子症とは精液中にどのくらい精子が少ない状態を指しますか?
射精した精液の精子が1ml中1,600万未満の場合は、「乏精子症」とも呼ばれます。ただし、WHOの下限基準値を下回っただけで男性不妊と確定するわけではなく、複数回の精液検査や診察結果を踏まえて判断します。

男性不妊とは

男性不妊とは、精子の状態や勃起・射精などの機能に問題があり、妊娠が成立しにくくなっている状態です。

一般的に不妊症は、妊娠を希望する男女が避妊せずに性交を続けても、1年間妊娠しない場合を指します。

不妊は女性だけの問題ではありません。
世界保健機関(WHO)の調査では、不妊の原因の約半数に男性側の要因が関係していると報告されています。

WHO(世界保健機関)のガイドラインに掲載された25か国・約8,500組のカップルを対象とした研究では、不妊症の原因は「女性のみ」が30.6%、「男性のみ」が18.7%、「男女両方」が26.3%と報告されています。

つまり、不妊症の約45%には男性側の要因が関係していることになります。
不妊症は女性だけの問題ではなく、男女双方が検査を受け、原因に応じた対策を行うことが大切です。

不妊症の原因の割合:男性のみ18.75%、男女両方26.37%、女性のみ30.62%、原因不明10.87%、その他(調査中に妊娠)約13.37%。男性が関わる割合は約45%。

出典:WHOガイドライン(2025年)掲載の研究データ

男性不妊は自覚症状がない場合も多く、見た目や普段の性生活だけでは判断できません。
妊娠を希望している場合は、男女どちらか一方だけでなく、パートナーと一緒に原因を確認していくことが大切です。

男性不妊になりやすい人の特徴

男性不妊の原因は、大きく分けて以下の4つがあります。

原因 主な特徴
造精機能障害 精子の数が少ない、運動率が低いなど、精子をつくる機能に問題がある
性機能障害 EDや射精障害によって性交や射精が難しくなる
精路通過障害 精子の通り道がふさがり、精液中に精子が出てこない
加齢や生活習慣による影響 喫煙、過度な飲酒、サウナ、加齢などが影響し、精子へのダメージや性行為の頻度の低下につながる

これらの原因には、生まれつきの体質や病気のほか、生活習慣やストレスなどが関係する場合もあります。

【造精機能障害】精子の数や運動率などに問題がある

造精機能障害とは、精巣で精子を作る機能が低下し、精子の数の減少や運動率・形態の異常などがみられる状態です。

男性不妊の中でも特に多い原因で、約80%が造精機能障害と言われています。
造精機能障害には以下のものがあります。

造精機能障害の種類
精索静脈瘤 精巣周囲の静脈に血液が滞り、精子の数や運動率が低下する原因となる病気。
非閉塞性無精子症
(NOA)
精巣で精子をつくる機能が低下し、精液中に精子が認められない状態。
クラインフェルター症候群 男性の性染色体の数が通常と異なり、精巣の発育や精子をつくる機能に影響する先天性の疾患。
ムンプス精巣炎 おたふく風邪(ムンプス)の感染によって精巣に炎症が起こり、精子をつくる機能が低下することがある病気。

※これらの症状が原因で必ず男性不妊になるわけではありません

その他のなりやすい特徴として、以下が挙げられます。

  • ホルモン異常により、睾丸が小さい、思春期の頃より小さくなった
  • 睾丸を触ると柔らかい、ハリが無い
  • 睾丸が降りていない(停留睾丸)
  • 抗がん剤治療や放射線治療などを受けたことがある
  • 高熱の際、睾丸近くに痛みを感じたことがある
  • 精子形成に影響する薬剤を服用している ※常用薬の影響に関しては医師にご確認ください

このように、造精機能障害は複数の症状に起因するため、特定が困難となります。
必ず専門医の診断を受けてください。

【性機能障害】勃起障害(ED)や射精障害がある

精子をつくる機能に問題がなくても、勃起や射精がうまくできないことによって、妊娠が難しくなる場合があります。

例えば、次のような状態です。

  • 勃起しにくく、性交ができない
  • 性交中に勃起が弱くなり、挿入を続けられない
  • 勃起はできても、腟内で射精できない
  • 射精した精液が膀胱側に流れてしまう

こうした症状は、ストレスや緊張などの心理的な要因だけでなく、糖尿病などの病気が関係している場合もあります。

射精障害とは、勃起の状態にかかわらず、以下の原因により射精が困難になる状態の総称です。

射精障害の種類 特徴
腟内射精障害 自慰行為では射精できても、性交中に腟内で射精できない
刺激の強い自慰行為が習慣化
遅漏 射精までに長い時間がかかる、または射精できない
逆行性射精 精液が尿道から体外に出ず、膀胱側へ流れる

EDや射精障害は、原因に応じた治療によって改善を目指せる場合があるため、妊活中に症状が続く場合は医師に相談しましょう。

【精路通過障害】精子の通り道に問題がある

精巣でつくられた精子は、精管などの通り道を通って体外へ排出されます。
この通り道がふさがっている状態を「精路通過障害」といいます。

精子が正常につくられていても、通り道がふさがっていると、射精した精液の中に精子が含まれないことがあります。
この状態を「閉塞性無精子症」といいます。

閉塞性無精子症

主な原因には以下があります。

  • 生まれつきの精管の異常
  • 幼少期の鼠径部ヘルニアの手術
  • 精管結紮術(パイプカット)の手術 など

精子の通り道に問題がある場合は、状態に応じて手術や精子を採取する治療などが検討されます。

加齢や生活習慣による影響

男性不妊には、加齢や日々の生活習慣が関係する場合もあります。

男性も年齢を重ねることで、精子の運動率や質が低下する傾向があり、妊娠しにくくなる可能性があります。

また、以下のような生活習慣も、精子の状態や生殖機能に悪影響を与える場合があります。

要因 主な影響
喫煙 精子の数や運動率、DNAの状態に悪影響を与える可能性がある
過度な飲酒 男性ホルモンの低下や精液量の減少、精子の形成に影響する場合がある
肥満 ホルモンバランスの変化、精巣の温度上昇、精子の質の低下に影響する場合がある
睡眠不足・
ストレス
男性ホルモンの分泌や勃起・射精などの性機能に影響する場合がある
高温環境 サウナ・長風呂・火を扱う仕事・膝上でのパソコン使用など、精巣が長時間高温になることで、精子の形成に影響する可能性がある

妊活中は生活習慣を見直し、必要に応じて医療機関で検査を受けることが大切です。

男性不妊とED(勃起不全)の関係

男性不妊にED(勃起不全)が関係している場合があります。

男性不妊とEDの関係性

ED → 妊活への影響

  1. 勃起が難しい
  2. 性交の機会が減る

妊活 → EDへの影響

  1. タイミングのプレッシャー
  2. 勃起しにくくなる

※いずれも起こり得る関係であり、すべての方に当てはまるわけではありません

「今回こそ成功させなければならない」という不安や緊張によって勃起しにくくなり、さらに失敗への不安が強くなることでEDになる場合があります。
これは、いわゆる「妊活ED」とよばれる心因性EDの一種です。

妊活による緊張や性交への不安が関係するEDについては、以下のページでも詳しく解説しています。 心因性ED

一方で、EDには血管や神経の異常、生活習慣病などが関係している場合もあるため、すべてを心理的な問題と考えることは適切ではありません。
妊活中のEDへの対処にはさまざまな方法があり、EDを含む原因や症状に応じた対処が必要です。

当院が妊活中にEDを経験した男性100人を対象に実施したアンケートでは、「ED治療薬を服用した」「生活習慣や睡眠を見直した」がそれぞれ41%で最多となりました。

詳しい調査結果は「妊活EDに関する調査」をご覧ください。 ※調査結果は回答者の実際の行動を示すものであり、各対処法の有効性を比較したデータではない点に注意が必要です

男性不妊の検査方法と受診先

男性不妊の原因を調べるためには、精液検査を中心に、必要に応じて血液検査や超音波検査などを行います。

精液検査では、精液量や精子の濃度、運動率、形態などを確認します。
WHOが2021年に公表した精液検査の主な下側基準値は以下のとおりです。

検査項目 WHOの下側基準値
精液量 1.4mL
精子濃度 1,600万個/mL
総運動率 42%
正常形態率 4%

※WHO精液検査マニュアル第6版(2021年)に基づく数値

これらは妊娠が成立した男性の検査結果から算出された参考値であり、基準値を下回っただけで男性不妊と確定するわけではありません。

また、精子の状態は体調などによって変動するため、必要に応じて再検査を行います。
男性不妊の検査は、泌尿器科や男性不妊を専門とする医療機関、不妊治療クリニックなどで受けられます。

精液検査の結果によっては、ホルモンの状態を調べる血液検査や、精巣などを確認する超音波検査が追加される場合があります。

男性不妊の治療方法

男性不妊の治療は、原因や検査結果によって異なります。
精子をつくる機能に問題がある場合と、EDや射精障害によって性交が難しい場合では、適した治療方法が異なります。

なお、当院は、ED治療薬を処方するクリニックのため、精液検査などの男性不妊検査や男性不妊手術は行っておりません。

精子の状態や原因に応じた治療

精子の数や運動率に問題がある場合は、原因に応じて薬物療法や手術などが検討されます。
主な治療方法は以下のとおりです。

原因・状態 主な治療方法
ホルモンの異常 原因に応じたホルモン治療など
精索静脈瘤 症状・状態に応じた手術
精子の通り道の閉塞 通り道を再建する手術、精子の採取など
精子の数や運動率の低下 原因に応じた治療や人工・体外受精の検討

男性側の治療だけでは妊娠が難しい場合には、人工授精や体外受精などが検討されることもあります。

すべての男性不妊に有効な治療法があるわけではないため、検査結果やパートナーの状態も踏まえて治療方針を決めます。

EDによる男性不妊の治療

ED(勃起不全)が原因で性行為が難しくなり、妊活に影響している場合は、バイアグラやシアリスなどのED治療薬によって勃起機能の改善を目指します。

ED治療薬は精子の数や質を直接改善する薬ではありませんが、性的刺激を受けた際の勃起を助け、妊娠に必要な性行為をサポートします。

一方、妊活によるプレッシャーや排卵日に合わせた性行為への不安が原因でEDになるケースもあります。

このような心因性EDでは、心理療法やカウンセリングによって不安やストレスの軽減を図り、必要に応じてED治療薬を併用することがあります。

妊活中のEDは身体的・心理的な要因が関係するため、それぞれの原因に合った治療を行うことが重要です。
当院で処方しているED治療薬の種類や特徴は、以下のページで詳しく解説しています。 ED治療薬について

射精障害に対する治療

射精障害によって妊娠に必要な射精ができない場合は、症状や原因に応じた治療を行います。

射精障害には、腟内で射精できない「腟内射精障害」や、精液が膀胱側に流れる「逆行性射精」などがあり、治療方法はそれぞれ異なります。

心理的な不安やストレスが関係している場合は、心理療法やカウンセリング、射精方法の見直しなどが検討されます。

また、EDを併発している場合には、勃起機能の改善を目的としてED治療薬が用いられることもあります。
ただし、ED治療薬だけで射精障害そのものが改善するとは限りません。

服用中の薬や病気が原因の場合は、薬の調整や原因疾患の治療を行うことがあります。

自然妊娠が難しい場合には、精子の採取方法を検討し、人工授精や体外受精などの生殖補助医療につなげることもあります。

男性が妊活でやるべきこと

男性の妊活では、生活習慣を整えるだけでなく、妊娠しやすいタイミングを把握し、必要に応じて検査を受けることが大切です。

男性が取り組む主な対策は、以下の5つです。

生活習慣を見直す

生活習慣は、精子の状態や勃起機能に影響する場合があります。
妊活中は、次のような点を意識しましょう。

取り組み 主なポイント
禁煙する 喫煙は精子の数や運動率などに悪影響を与える可能性があるため、禁煙を心がける
バランスのよい食事をとる タンパク質やビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取する
肉・魚・卵・野菜・果物など、さまざまな食品を組み合わせた食生活を心がける
適度に運動する ウォーキングなどを取り入れ、適正体重を維持する
過度な飲酒を控える 多量の飲酒を避け、アルコールの摂取量を見直す
睡眠・ストレスを管理する 十分な睡眠と休養を確保し、無理のない生活を心がける
精巣を長時間温めすぎない 長時間の高温環境を避ける
長期間の禁欲を避ける 妊娠を目指す際は、必要以上に射精を控えない

精子がつくられて成熟するまでには約2〜3か月かかるため、生活習慣の改善は継続が必要です。

もちろん、生活習慣の改善によって必ず妊娠できるわけではありませんが、精子の健康状態を保つためにも、日頃から無理のない範囲で取り組むことが大切です。

妊娠しやすいタイミングを把握する

妊娠の可能性を高めるためには、排卵日付近に性交の機会を持つことが重要です。
一般的に、排卵日の数日前から排卵日当日にかけては、妊娠しやすい時期とされています。

排卵予測検査薬や月経周期の記録などを参考に、パートナーとタイミングを相談しましょう。

妊活中は、性交のタイミングや頻度についてパートナーと意見が合わないこともあります。お互いの気持ちや希望を尊重し、性交が義務やプレッシャーにならないよう、無理のない範囲で妊活を進めることが大切です。

必要に応じて精液検査を受ける

男性不妊は自覚症状がない場合も多く、精子の状態は見た目や普段の性生活だけでは判断できません。

そのため、妊活を続けてもなかなか妊娠しない場合は、精液検査を受けることが大切です。
精液検査によって精子の状態を把握することで、不妊の原因を調べ、今後の妊活や治療方針を検討する手がかりになります。

また、男性も加齢に伴って精子の状態が変化する可能性があるため、妊活を始める段階で検査を受けることも選択肢の一つです。

自宅用の簡易検査キットもありますが、確認できる項目には限りがあるため、男性不妊が疑われる場合は医療機関での精液検査をおすすめします。

詳しい検査内容や受診先については、男性不妊の検査方法と受診先をご確認ください。 ※当院では精液検査を実施しておりません。

感染症の検査・予防を行う

妊活中は、性感染症や風疹などの感染症にも注意が必要です。

クラミジアや淋菌などの性感染症は、男性の生殖機能に影響する場合があり、自覚症状がなくてもパートナーへ感染させる可能性があります。

また、妊娠初期の女性が風疹に感染すると、赤ちゃんに難聴や先天性心疾患などが生じる「先天性風疹症候群」を引き起こすことがあります。

男性からパートナーへの感染を防ぐためにも、妊娠前に風疹の予防接種歴や抗体の有無を確認することが大切です。

性感染症が疑われる場合は医療機関で検査を受け、風疹についても必要に応じて抗体検査や予防接種を検討しましょう。

※当院では性感染症の検査は行っておりません
※妊娠中の女性は風疹ワクチンの接種対象外となります

勃起や射精に問題がある場合は医師に相談する

「妊活中のプレッシャーなどによって十分に勃起できない」「二人目の話となったがうまく勃起を維持できない」「タイミングに合わせて射精できない」などの症状がある場合は、医師に相談しましょう。

勃起しにくい、途中で勃起が弱くなるなどのEDの症状が気になる方は、以下のページで解説しています。 ED(勃起不全)の症状

勃起や射精の問題は、精子の状態とは別に妊娠を難しくする原因になる場合があります。

特に、妊活による緊張やプレッシャーが関係している場合は、症状を繰り返すことで性交そのものに不安を感じることもあります。

EDや射精障害は、原因に応じた治療によって改善できる場合があります。
一人で抱え込まず、早めに医師に相談することが大切です。

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男性不妊は適切な対策を知りパートナーと一緒に解決しましょう

男性不妊には、精子の状態の問題だけでなく、EDや射精障害など、さまざまな原因があります。

男性不妊になりやすい人の特徴や男性不妊の原因と治療法、男性の妊活について、このページの内容をまとめてお伝えします。

まとめ:男性不妊と
男性の妊活について
  • 男性不妊の原因は、精子の異常や性機能の問題など複数ある
  • 自覚症状がなくても、精液検査で異常が見つかる場合がある
  • EDや射精障害は、男性不妊に影響することがある
  • 妊活中は、生活習慣の改善や適切なタイミングの把握が大切
  • 不安や症状がある場合は、早めに医療機関へ相談する

不妊の原因は男性・女性のどちらか一方に限らず、双方に関係していることもあります。

妊活はどちらか一人が頑張るものではなく、パートナーと協力して進めることが大切です。
原因を正しく把握し、それぞれに合った対策や治療を検討しましょう。

なお、妊活中にED治療が必要な場合、一定の条件を満たすことでED治療薬が保険適用となることがあります。
詳しい条件や対象となる治療薬については、以下のページでご確認いただけます。

男性不妊に関するよくあるご質問

  • Q
    男性不妊になりやすい人の特徴は何ですか?
    A
    男性不妊になりやすい人の特徴は、以下の4つにあらわれます。
    • 造精機能障害
    • 性機能障害
    • 精路通過障害
    • 生活習慣
  • Q
    男性不妊を治す方法はありますか?
    A
    EDにはED治療薬、射精障害には原因に応じた薬物療法などが行われます。性行為による妊娠が難しい場合は、人工授精などが検討されます。
  • Q
    EDは男性不妊の原因になりますか?
    A
    はい。十分に勃起できない、勃起を維持できないなどの理由で腟内射精が難しくなると、妊娠の機会が減ることがあります。EDには心理的要因だけでなく、生活習慣病や神経・血管の病気、服用薬などが関係する場合もあります。
  • Q
    男性の妊活に年齢は関係ありますか?
    A
    男性も加齢に伴って、精液所見や妊孕性が変化する可能性があります。ただし、女性と同じように35歳を明確な境界とするものではありません。年齢だけで判断せず、不妊期間やパートナーの年齢などを踏まえて検査を検討しましょう。
  • Q
    妊活をしてから勃起しない時があるのですが、妊活と関係ありますか?
    A
    妊活のプレッシャーで心因性EDになるケースがあるため、勃起をサポートするED治療薬で改善する可能性があります。
  • Q
    サプリを飲むなら何に気を付けたら良いですか?
    A
    サプリメントは不足する栄養を補う目的で使用し、過剰摂取に注意してください。男性不妊を改善する効果が確立されていない成分も多いため、治療中の方や薬を服用している方は医師・薬剤師に相談しましょう。
  • Q
    ED治療薬は妊娠に影響しないでしょうか?
    A
    ED治療薬は、精子の質や妊娠率を直接高める目的の薬ではありません。服用により胎児への悪影響が増加することを示す明確な根拠はありませんが、妊活中に使用する場合も医師の診察を受け、指示された用量を守ってください。
  • Q
    逆行性射精とはどのような症状で、何が原因で起こりますか?
    A
    射精時に精液が尿道ではなく膀胱側へ逆流してしまう射精障害です。射精感があっても精液が出ない・減少する症状があらわれ、糖尿病による神経障害、前立腺や膀胱周辺の手術、服用中の薬などが原因となることがあります。
  • Q
    乏精子症とは精液中にどのくらい精子が少ない状態を指しますか?
    A
    射精した精液の精子が1ml中1,600万未満の場合は、「乏精子症」とも呼ばれます。ただし、WHOの下限基準値を下回っただけで男性不妊と確定するわけではなく、複数回の精液検査や診察結果を踏まえて判断します。

この記事の監修

フィットクリニック院長 服部圭太
フィットクリニック院長
服部 圭太
(はっとり けいた)

【略歴】

平成17年
医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年
ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~
フィットクリニック院長 勤務

参考サイト