ED(勃起不全)の治し方‐自力での改善や医療機関での治療方法・10代から50代以上での対処法について
EDは、原因に合った対策や治療を行うことで改善を目指せます。
疲労やストレス、生活習慣などがEDの原因となっている場合は、睡眠や食事、運動などを見直すことで、自力で改善できる可能性があります。 一方、医療機関での治療には、ED治療薬の服用や心理療法、原因となる病気の治療などがあり、薬を使用しない治療法もあります。
このページでは、自分で取り組める改善方法や医療機関で行われるED治療、年代別の治し方、EDが自然に改善するケースについて解説します。
なお、フィットクリニックではオンライン診療・外来によるED治療を行っていますので、気になる症状やお悩みがある場合はお気軽にご相談ください。
このページの要点
自力でのEDの治し方・改善方法
自力で改善するには、まず生活習慣を見直すことが大切です。
睡眠時間と睡眠の質を見直す
睡眠不足が続いている場合は、十分な睡眠時間を確保した質の高い睡眠を目指しましょう。
睡眠不足になると、男性ホルモンである「テストステロン」の分泌が低下してしまい、結果としてEDにつながりやすくなります。
成人では6時間以上の睡眠が一つの目安とされていますが、必要な睡眠時間には個人差があります。
また、大きないびき、睡眠中の呼吸停止、日中の強い眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
EDのリスク要因として挙げられるため、該当する症状がある場合は、医療機関を受診して検査を受けましょう。
睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、症状に応じてCPAPが検討されます。
バランスのよい食事と適正体重を心がける
EDは食生活の乱れも要因として挙げられるため、栄養バランスを意識し、血管や全身の健康維持に役立つ食品を取り入れましょう。
| ED予防に 効果的な食べ物 |
効果 |
|---|---|
| 鶏肉、大豆、 エビ、マグロなど |
血流改善の働きがある「アルギニン」が含まれている |
| スイカ、メロン、 きゅうりなど |
血管拡張作用がある「シトルリン」が含まれている |
| ナッツ類、鰻、 アボカドなど |
血行促進作用がある「ビタミンE」が豊富に含まれている |
| 牡蠣、アーモンド、 豚レバーなど |
性機能を高める「亜鉛」が含まれている |
| サバ、イワシ、 サンマなどの青魚 |
青魚に含まれる「EPA」により血液をサラサラにする |
| ニンニク、玉ねぎ、 ニラなど |
血流を高める「イオウ化合物」が含まれている |
ファストフードなど、脂質や糖質が多い食事は生活習慣病のリスクが上がります。
生活習慣病は血流の悪化を引き起こしやすく、勃起の悪影響になるため注意しましょう。
また、米国の研究で1日2~3杯のカフェインを摂取した人のEDの可能性が減少したという報告があり、カフェインとED予防の関係が調査されています。
ただしカフェインがEDの治療につながったり、すべての人に効果が確認できるものではありません。
EDとカフェイン
有酸素運動・筋トレを習慣にする
適度な運動は、血流改善やテストステロンの増加、ストレスの緩和を通じて、EDの改善に効果的だと考えられています。
特に効果を得やすい運動として、ランニングやウォーキング、水泳といった有酸素運動を1日20〜30分行いましょう。
また、血流改善には、股関節や下半身を鍛える筋トレも有効です。
具体的なトレーニング方法やEDに効果的な運動については、下記をご覧ください。
EDと運動・筋トレ
ストレスの解消法を見つける
ストレスを解消することで、心因性EDの改善に繋がる場合があります。
ストレスを感じると、緊張時に働く「交感神経」が優位になり、勃起しにくくなることがあります。
自分でできる対策としては、入浴や運動、旅行など趣味に没頭することで、ストレスをため込まないようにしましょう。
心因性EDには、ED治療薬の服用や心理療法が有効とされています。
過度な飲酒は控える
アルコールを大量に摂取すると、男性ホルモンの分泌への影響や神経伝達の低下などにより、性欲の減退やEDにつながる可能性があります。
また、ED治療薬と大量のアルコールを併用すると、血圧低下やめまいなどが起こりやすくなる可能性があるため、飲酒は控えめにしましょう。
アルコールとED
禁煙する
喫煙はEDのリスク要因として挙げられているため、禁煙を心がけましょう。
タバコに含まれるニコチンなどの有害物質が正常な勃起を困難にする場合があります。
また、喫煙は血管機能に悪影響を及ぼし、陰茎への血流を低下させることでEDのリスクを高める可能性があります。
日本泌尿器学会をはじめ、国内外の研究機関が喫煙とEDの関連について指摘しており、非喫煙者に比べて喫煙者のEDリスクが高いことを示しています。
喫煙により必ずEDになるわけではありませんが、リスクを避けるためにも禁煙は重要です。
パートナーに協力してもらう
パートナーに症状や不安を伝えることは、緊張やプレッシャーを軽減するきっかけになります。
EDになると、相手を満足させなければならないという焦りや、「気持ちが冷めたと誤解されるのではないか」という不安を感じることがあります。
何も伝えないままでいると、お互いに原因を誤解してしまうこともあります。
伝えにくい場合は、すべてを詳しく話そうとせず、「最近疲れていて調子が安定しない」「自分でも少し気になっている」など、話しやすい言葉から始めてみましょう。
性交だけを目標にせず、会話やスキンシップを重ねながら、リラックスできる環境をつくることも大切です。
医療機関で行う治療の種類
医療機関で行う治療の種類は以下のとおりです。
| 治し方 | 主な対象・特徴 |
|---|---|
| ED治療薬の服用 | さまざまな原因のEDに用いられる第一選択の薬物療法 |
| 心理療法・カウンセリング | 不安、緊張、性行為へのプレッシャーなどが関係するED |
| EDの原因疾患の治療 | 糖尿病、高血圧、ホルモン異常などが関係するED |
| 服用薬の見直し | 薬剤性EDが疑われる場合 |
| ED治療薬以外の治療方法 | 内服薬が使用できない場合や効果が不十分な場合など |
医療機関ではED治療薬が第一選択となりますが、ストレスや生活習慣、持病など、原因によって必要な対策は異なります。
また、ED治療薬を服用できない場合や十分な効果が得られない場合にも、別の治療法が検討されることがあります。
主なEDの治し方と、それぞれの特徴について解説します。
また、睡眠や食事、運動などの生活習慣を見直すことも、EDの改善につながる場合があります。
自分で取り組める対策については、以下の項目をご覧ください。
自力でのEDの治し方・改善方法
ED治療薬を服用する
ED治療の第一選択は、ED治療薬(PDE5阻害薬)の服用です。
ED治療薬(PDE5阻害薬)は、器質性ED、心因性ED、混合性EDなど、さまざまな原因のEDで使用されます。
ただし、患者の状態や服用中の薬によっては使用できない場合があります。
ED治療薬が服用できないケースとしては、持病などによって使用が制限される場合や、服用中の薬が併用禁忌にあたる場合があります。
当院で処方している5種類のED治療薬の特徴や選び方は、以下のページで確認できます。 ED治療薬について
ED治療薬で十分な効果が得られない場合は、まず薬の飲み方や用量が適切だったかを確認しましょう。
飲み方や用量を見直しても十分な効果が得られない場合は、EDの原因に応じて別の治療が検討されることがあります。
ED治療薬が使えない・効かない場合の治療方法
心理療法・カウンセリングを受ける
緊張や不安、ストレスなどが原因の 心因性EDには、原因を取り除くための心理療法やカウンセリングが選択肢になることがあります。
心理療法では、性行為へのプレッシャーや過去の失敗への不安を整理し、緊張を軽減しながら性的な自信を回復することを目指します。
心理療法はED治療薬と組み合わせて行うこともあります。
また、軽度の場合は、ED治療薬によって性行為への自信を取り戻し、症状の改善につながることもあります。
なお、心因性EDの1つである状況依存型EDには、コンドーム装着時の緊張や失敗への不安などから起こるコンドームEDや、妻や彼女にだけED症状が起こる妻だけEDなども含まれます。
妻だけEDのようにパートナーとの関係が影響している場合は、本人だけでなく、パートナーを交えて話し合う方法が役立つこともあります。 彼女・妻だけED
EDの原因となる病気を治療する
病気が原因となっているEDでは、EDへの対策とあわせて原因疾患を適切に治療することが重要です。
EDに関係する可能性がある病気には、以下が挙げられます。
- 糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
- 動脈硬化
- 睡眠時無呼吸症候群
- 男性ホルモンの低下
- 神経疾患
- 腎臓や肝臓の病気
例えば、糖尿病によって血管や神経が傷つくと、性的刺激が伝わりにくくなったり、陰茎への血流が不足したりすることがあります。
糖尿病性EDを改善する方法として、血糖のコントロールがあります。 長期間にわたり血糖値が高い状態が続くと、血管や神経がダメージを受け、直接的なEDの原因となります。そのため、EDのリスクを抑えるためにも、患者ごとの目標に応じて適切な血糖管理を行うことが重要です。
以下の目標が血糖コントロールの目安になります。
| 目標 | 血糖値の正常化を目指す | 合併症予防 | 治療強化が困難 |
|---|---|---|---|
| HbA1c(%) | 6.0未満 | 7.0未満 | 8.0未満 |
※HbA1cの目標値は、年齢、罹病期間、合併症、低血糖のリスクなどを考慮して個別に設定されます。
血糖値のコントロール方法には以下のものがあります。
血糖値のコントロールは、EDだけでなく他の合併症の予防・改善にもつながるため、積極的に取り入れてみましょう。
-
食事の管理や制限

バランスの取れた栄養を適切なカロリー量で取ることで、インスリンを分泌するすい臓の働きを軽減する -
定期的な運動や筋トレ

体を動かすことで、体内の糖の利用率や脂肪の代謝を高め、高血糖を防ぐ -
血糖値を下げる薬物治療
経口血糖降下剤やインスリン注射などによる血糖値を下げる治療
服用中の薬を見直す
薬の副作用によるEDが疑われる場合は薬剤性EDの可能性があるため、処方した医師と相談しながら薬の変更や用量の調整を検討します。
EDに関係する可能性がある薬には、一部の降圧薬や抗うつ薬、抗精神病薬、前立腺肥大症の治療薬などがあります。
ただし、同じ薬を服用していても、症状が現れるかどうかには個人差があります。
「薬を飲み始めてから勃起しにくくなった」と感じた場合は、薬の名前や服用開始時期、症状が現れた時期を確認しておくと、医師へ相談するときに状況を伝えやすくなります。
ただし、自己判断で薬を減らしたり中止したりすると、治療中の病気が悪化するおそれがあります。
薬の用量を変更したり、服用を中止したりする前に、必ず処方した医師へ相談しましょう。 薬剤性ED
ED治療薬以外の治療方法
EDの治療には、ED治療薬の服用以外にも、医療機器を使用する治療法や注射、手術などがあります。
持病や服用中の薬の影響でED治療薬を使用できない場合や、薬による十分な改善が得られない場合には、専門医療機関で以下の治療法が検討されることがあります。
ただし、治療法によって対象となる症状や有効性、安全性が異なるため、医師と相談しながら自分に合った方法を選ぶことが大切です。
※上記の治療法は当院では実施しておりません
これらのED治療薬以外の治療法は、国内では原則として公的医療保険が適用されず、自由診療となります。
治療費は方法や医療機関によって異なるため、治療を検討する際は費用や効果、リスクなどを医師に確認しましょう。
また、テストステロン(男性ホルモン)の低下が確認され、治療適応がある場合には、テストステロン補充療法が検討されることがあります。
EDとテストステロンについては、以下のページで解説しています。
EDとテストステロン(男性ホルモン)
陰圧式勃起補助具
陰圧式勃起補助具は、陰茎に専用の筒をかぶせ、内部の空気を抜いて陰圧を作ることで、陰茎に血液を集めて勃起を促す治療法です。
ED治療薬を服用できない場合や、薬を使わずに勃起を補助したい場合などに選択されることがあります。
勃起した状態を維持するために、陰茎の根元に専用のリングを装着する方法もあります。
ただし、使用時に痛みや内出血などが生じる可能性があり、血液を固まりにくくする薬を服用している方などは注意が必要です。
陰茎海綿体注射(ICI治療)
陰茎海綿体注射(ICI治療)は、陰茎の海綿体に血管を拡張させる薬剤を直接注射し、勃起を促す治療法です。
ED治療薬の効果が不十分な場合や、内服薬を使用できない場合などに選択されることがあります。
内服薬とは異なり、性的刺激がなくても勃起が起こることが特徴です。
ただし、注射部位の痛みや内出血、勃起が長時間続く持続勃起症などのリスクがあるため、医師の管理・指導のもとで行う必要があります。
低強度体外衝撃波療法(LI-ESWT)
低強度体外衝撃波療法(LI-ESWT)は、陰茎に低強度の衝撃波を照射し、血管機能の改善を目指す治療法です。
主に陰茎への血流不足が原因となる血管性EDに対して検討されることがあります。
ED治療薬のように一時的に勃起を補助するのではなく、血管機能そのものの改善を目指す点が特徴です。
一部の血管性EDでは軽度の勃起機能改善が報告されていますが、治療効果には個人差があり、長期的な有効性や適切な治療条件については研究が続けられています。
陰茎プロステーシス手術
陰茎プロステーシス手術は、陰茎の海綿体内に人工の器具(インプラント)を埋め込み、性行為に必要な硬さを得るための治療法です。
ED治療薬やその他の治療で十分な改善が得られない重度のEDなどに対して検討されます。
インプラントには、手で位置を調整するタイプや、ポンプを操作して勃起状態を作るタイプなどがあります。
ただし、手術には感染や器具の故障などのリスクがあり、陰茎海綿体の組織にも不可逆的な変化が生じるため、専門医と十分に相談したうえで検討する必要があります。
陰茎ボトックス注射
陰茎ボトックス注射は、ボツリヌス毒素を陰茎海綿体に注射し、勃起機能の改善を目指す治療法です。
ED治療薬などで十分な効果が得られない難治性EDに対する新しい治療法として、研究が進められています。
臨床試験では勃起機能の改善が報告されていますが、効果の持続期間や長期的な安全性などについては、さらに検証が必要です。
そのため、現時点ではEDに対する一般的な治療ではなく、保険の適用のない自由診療での提供となります。
再生医療(幹細胞治療・陰茎エクソソーム)
EDに対する再生医療には、幹細胞やエクソソームなどを利用して、陰茎の血管や神経、組織の機能改善を目指す治療法があります。
従来の治療では十分な改善が得られないEDに対する新しい治療法として研究が進められています。
幹細胞治療は、幹細胞の働きを利用して組織の修復や機能回復を目指す方法です。
一方、陰茎エクソソームは、細胞から分泌される微小な粒子を利用し、組織の機能改善を目指す研究段階の治療法です。
いずれもEDに対する有効性や長期的な安全性が十分に確立されていないため、現時点では標準的な治療として推奨されていません。
年代別のEDの治し方
EDは年代を問わず起こる可能性があるため、心理的負担への対処やED治療薬の服用、生活習慣の改善など、原因の確認とそれに応じた方法での治療が大切です。
EDの原因は年代だけでは判断できませんが、10代・20代・30代ではストレスや性行為への不安などの心理的要因、40代・50代以上では生活習慣病や血管機能などの身体的要因についても確認することが大切です。
年代別のEDの治し方について、以下を参考にしてください。
| 年代 | 考慮される 要因の例 |
主な 治し方・対策 |
|---|---|---|
| 10代の EDの治し方 |
経験不足による性行為への緊張や不安、ストレス、睡眠不足、身体的な問題など | 心理的負担の軽減、生活習慣の見直し、必要に応じた医療機関への相談 |
| 20代の EDの治し方 |
緊張、ストレス、性行為への不安、生活習慣など | ED治療薬、心理的要因への対処、生活習慣の見直し |
| 30代の EDの治し方 |
ストレス、疲労、生活習慣、身体的要因など | ED治療薬、ストレスへの対処、生活習慣の改善、原因疾患への対応 |
| 40代の EDの治し方 |
生活習慣病、血流の低下、ストレス、加齢に伴う変化など | ED治療薬、生活習慣病の管理、運動・食生活などの改善 |
| 50代以上の EDの治し方 |
生活習慣病、動脈硬化、加齢に伴う身体的変化、服用薬の影響など | ED治療薬、基礎疾患の治療・管理、生活習慣の改善、服用薬の確認 |
※上記は年代ごとに考えられる要因と治し方の一例です。EDの原因や治療法は個人により異なるため、症状が続く場合は医師にご相談ください。
10代のEDの治し方
10代のEDは、性行為への不安や緊張、ストレスなどの心理的な原因への対処が重要です。
10代では、性行為の経験が少ないことによるプレッシャーや失敗への不安、学校生活や人間関係のストレスなどが、勃起に影響する場合があります。
心理的な要因が関係している場合は、十分な休養や睡眠を取り、ストレスや緊張を軽減することで改善する可能性があります。
また、必要に応じてカウンセリングなどの心理的なサポートを受けることも選択肢となります。
ただし、10代でもホルモンの異常や持病など、身体的な原因が関係している可能性があります。
ED治療薬は原則として18歳未満への使用が認められていないため、自己判断で服用しないでください。
症状が続く場合は、医療機関で原因を確認することが大切です。
※フィットクリニックでは、未成年(17歳以下)の方への治療は行っておりませんのでご了承ください。
20代のEDの治し方
20代のEDは、ED治療薬による治療が効果的な場合があります。
合わせて、性行為への不安やストレスなど、心理的な原因への対処を行います。
20代では、性行為への緊張や「また失敗するのではないか」という不安、仕事や人間関係のストレスなど、心理的な要因がEDに関係している可能性があります。
心因性EDでは、ストレスや不安の原因を把握して対処するとともに、必要に応じてED治療薬の使用が選択肢となります。
ED治療薬によって十分な勃起が得られる経験を重ねることが、自信の回復につながる場合もあります。
ただし、20代でも持病や服用中の医薬品がEDの原因となる可能性があります。
症状が続く場合は「若いから精神的な問題」と自己判断せず、医療機関で原因を確認することが大切です。
30代のEDの治し方
30代のEDは、ED治療薬による治療とあわせて、睡眠・運動・食生活などの生活習慣や、ストレスなどの心理的な要因を見直すことが大切です。
30代では、仕事や家庭などによるストレスや疲労に加え、運動不足、睡眠不足、喫煙、飲酒などの生活習慣がEDに影響することがあります。
また、身体的な要因と心理的な要因が重なる「混合性ED」の場合もあります。
強いストレスや性行為への不安がある場合は、心理的な要因への対処も検討が必要です。
EDが続く場合には、生活習慣病などが隠れている可能性も考慮し、医療機関で原因を確認して適切な治療を受けましょう。
40代のEDの治し方
40代のEDは、ED治療薬による治療に加えて、生活習慣の改善や、高血圧・糖尿病などの基礎疾患の治療・管理を行うことが重要です。
40代では、ストレスなどの心理的要因だけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や血管機能の低下による器質性EDが関係している場合があります。
そのため、運動や食生活、禁煙などの生活習慣を見直し、基礎疾患がある場合は適切に治療・管理することもEDへの対策となります。
EDは動脈硬化などの血管の問題と関連することもあるため、症状が続いている場合は年齢のせいと決めつけず、医療機関へ相談してください。
50代以上のEDの治し方
50代以上の方のEDは、ED治療薬による治療と並行し、原因となる基礎疾患や生活習慣への対処、服用している薬の確認を行うことが重要です。
50代を過ぎると、加齢に伴う身体的な変化に加え、動脈硬化や高血圧、糖尿病などによる血流への影響、服用している薬の影響など、複数の要因がEDに関係している場合があります。 持病がある場合は、その治療や管理も行う必要があります。
また、服用中の薬がEDに影響している可能性もあるため、自己判断で薬を中止せず、医師に相談してください。
持病や服用薬によってはED治療薬を使用できない場合があるため、診察時に必ず医師へ伝えましょう。
EDの改善が期待できるケースについて
EDは、原因を確認して適切に対処することで改善が期待できます。
ただし、改善の方法や必要な期間は人によって異なります。
生活習慣の見直しだけで改善するケースもあれば、ED治療薬や原因となる病気の治療が必要なケースもあります。
「以前より硬さが足りない」「途中で勃起が弱くなる」と感じても、一度の失敗だけでEDと決めつける必要はありません。
まずは症状が起きた状況や頻度を振り返り、自分に当てはまる可能性のある原因の確認が大切です。
EDには身体的・心理的な要因が複数重なっているケースもあります。
自然に改善する可能性があるケース
疲労やストレスなどの一時的な原因によるEDは、原因が解消されることで自然に改善する可能性があります。
例えば、以下のような状況では、一時的に勃起しにくくなることがあります。
- 疲労や睡眠不足が続いている
- 仕事や人間関係で強いストレスを感じている
- 性行為への緊張やプレッシャーがある
- 普段より多くお酒を飲んでいる
- パートナーとの関係や環境に変化があった など
十分に休養を取ったときや、自慰では勃起できる場合などは、一時的な心理状態や体調が影響している可能性があります。
ただし、勃起しにくい状態や中折れを繰り返す場合は、生活習慣だけでなく持病や服用薬なども含めて確認しましょう。
医療機関での治療が必要なケース
症状を繰り返す場合や病気・服用薬が関係している場合は、医療機関で原因を確認したうえで治療を受けることが大切です。
- 糖尿病、高血圧、脂質異常症などの持病がある
- 新しい薬を飲み始めてから症状が現れた
- 陰茎の痛みや曲がり、変形がある
- 強い不安や気分の落ち込みが続いている
- 自分で対策を続けても改善がみられない
EDは血管や神経、ホルモンなどの異常が関係していることがあり、動脈硬化など、身体的な問題を示すサインとなる場合もあります。
EDの悩みは、誰かに相談しづらいと感じる方も少なくありません。
フィットクリニック公式LINEでは、オンライン診療や各治療薬に関するご案内、お得な限定情報をお届けしています。
まずはEDのお悩みについて情報収集から始めたい方も、お気軽にご登録ください。
※LINE登録後はオンライン診療の予約も可能です
EDを治すには原因に合った対策が重要
このページをまとめると以下になります。
- EDは原因に合った対策や治療によって改善が期待できる
- 疲労・睡眠不足・ストレスなどが原因の場合は、生活習慣を見直す
- 病気や服用薬が原因の場合、自力では改善しにくい場合がある
- ED治療薬はED治療の第一選択
- パートナーへの相談は改善のきっかけになる場合がある
疲労やストレス、睡眠不足などが原因の場合は、休養や生活習慣の見直しによって改善する可能性があります。
一方、生活習慣病や服用薬、ホルモンの異常、強い心理的な不安などが関係している場合は、原因に応じた治療が必要です。
もし、同じ症状を繰り返す場合や、悩みが負担になっている場合は、一人で抱え込まずに原因を確認することも大切です。
自分の希望や生活スタイルも踏まえながら、無理なく続けられる方法を選びましょう。
当院のED治療はオンライン診療も行っておりますので、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
EDの治し方でよくある質問
-
- Q
ED治療は何科を受診すればいいですか?
- A
ED治療は泌尿器科やED専門のクリニックを受診しましょう。当院では治療薬によるED治療を行っています。
- Q
-
- Q
ED治療は保険適用になりますか?
- A
不妊治療を目的としている場合に限り、一部のED治療薬が保険適用の対象になります。
ただし、保険適用には条件があり、基準を満たしていない場合は自由診療になります。
当院では保険適用の治療は行っていません。 ED治療薬の保険適用
- Q
-
- Q
EDが治るまでどれくらいかかりますか?
- A
EDが改善するまでの期間は、原因や治療方法によって異なります。
疲労や飲酒など一時的な原因であれば、原因が解消されることで比較的早く改善する場合があります。生活習慣や心理的な問題、持病などが関係している場合は、継続的な対策や治療が必要です。
- Q
-
- Q
どのような症状があるときに医療機関を受診すべきですか?
- A
糖尿病や高血圧などの持病がある場合、新しい薬の服用後に症状が出た場合、陰茎の変形や強い精神的不安がある場合、または自力での対策で改善が見られない場合など、該当する場合は医療機関で原因を確認したうえで相談することが大切です。
- Q
-
- Q
ED治療薬(内服薬)はどのような仕組みで効くのですか?
- A
ED治療薬(PDE5阻害薬)は、勃起に関わるcGMPを分解するPDE5という酵素を阻害し、陰茎への血流を促すことで勃起を助けます。
- Q
-
- Q
ED治療薬が効かない場合はどのような治療法がありますか?
- A
服用のタイミングや用量を見直した上で、専門の医療機関において陰圧式勃起補助具、陰茎海綿体注射、低強度体外衝撃波療法、陰茎プロステーシス手術などが検討される場合があります。
- Q
-
- Q
ED改善のために食事で意識して摂るべき栄養素や食材はありますか?
- A
栄養バランスを意識し、アルギニンを含む鶏肉・大豆・マグロ、シトルリンを含むスイカ・きゅうり、ビタミンEを含むナッツ・鰻、亜鉛を含む牡蠣・豚レバー、EPAを含む青魚などを食事に取り入れましょう。
- Q
関連記事
この記事の監修
(はっとり けいた)
【略歴】
- 平成17年
- 医療法人財団 河北総合病院 勤務
- 平成29年
- ゴリラクリニック 池袋院 管理者
- 令和5年~
- フィットクリニック院長 勤務
参考サイト
- 日本泌尿器科学会・日本性機能学会「ED診療ガイドライン 第3版(2018年改訂)」
- Erectile dysfunction in sleep apnea and response to CPAP
- Testosterone Deficiency and Sleep Apnea
- Safety and Potential Effect of a Single Intracavernous Injection of Autologous Adipose-Derived Regenerative Cells in Patients with Erectile Dysfunction Following Radical Prostatectomy: An Open-Label Phase I Clinical Trial
- Advances in stem cell therapy for erectile dysfunction: preclinical evidence and emerging therapeutic approaches
- Recent advances in stem cell therapy for erectile dysfunction: a narrative review

