心因性EDは、性行為への不安や緊張、過去の失敗体験、仕事や人間関係のストレスなど、心理的な要因が勃起に影響して起きる症状です。
「自慰では勃起できるのに性行為では難しい」、「相手や場面によって症状が変わる」といった特徴がみられます。
心因性EDは10代~20代の若い世代でもみられ、性行為にプレッシャーを感じやすい人や、過去の失敗体験から不安を抱えている人などに起こる傾向があります。
本記事では、心因性EDの原因や改善方法、年代別の傾向と対策を詳しく解説します。
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心因性EDの原因

性行為の失敗体験、トラウマ、特定状況で起こる心理的要因、ストレスなど -
心因性EDとその他のEDの違い・見分け

身体的要因、常用薬の副作用などは別の症状。一方で複数の症状が混合する場合あり -
心因性EDの治し方・改善方法

性行為の際の心理的障害を減らすセルフケア、ED治療薬の服用、カウンセリングなど
自分が心因性EDかもしれないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
ED(勃起不全)については、以下のページで詳しく解説しています。 ED(勃起不全)とは
このページの要点
心因性EDとは
心因性EDとはストレス・不安・緊張・人間関係・うつ病などの現実心因、深層心因、精神疾患で発症するED症状です。
心因性EDでは、特定の場面でのみ勃起しにくい、朝の勃起や自慰では問題がないといった特徴がみられることがあります。
- 特定の相手や場面で起こる
- ある日突然発症することがある
- 比較的若い世代でも起こる
- 朝立ちや自慰は問題ないこともある
- パートナーとの関係が影響する場合がある
ただし、心理的な要因でEDが発症しているのか、器質性EDなど他の症状との複合で発症しているのか、自己判断ができない場合もあります。
心因性EDのメカニズム
心因性EDのメカニズムは、不安や緊張、ストレスなどの心理的要因が性的興奮や勃起に関わる神経の働きに影響し、勃起しにくくなったり、勃起を維持できなくなったりする状態です。
身体的要因で勃起が起こらなくなる器質性EDとはメカニズムが異なります。
勃起は心身がリラックスした副交感神経が優位になっている状態で発生します。
また、射精は交感神経が優位に働く際に起こるもので、性行為中はこれらの作用によって射精に至ります。
心因性EDでは、不安や緊張によって交感神経の働きが強まり、陰茎の血管や平滑筋が収縮しやすくなることで、勃起に必要な血流が十分に確保できなくなる場合があります。
その結果、勃起しにくくなったり、勃起の維持が難しくなる傾向にあります。
心因性EDの原因
心因性EDを引き起こす原因には、以下のような問題や疾患が複雑に絡んでいます。
緊張やストレスなどの現実心因
現実心因とは、日常生活でのストレスに起因したものを指します。
- 仕事のストレス
- 勃たないことへの緊張や焦り
- パートナーとの不仲
- 男性器のコンプレックス
- (不妊治療や妊活などによる)性行為へのプレッシャー
蓄積されたストレスやプレッシャーにより、突然ED症状があらわれることがあります。
心配事が頭から離れず性的興奮を感じにくくなってしまうため、パートナーとの性行為にも悪影響を及ぼす場合があります。そのため、必要に応じて治療を検討することが大切です。
トラウマなど深層心因
深層心因とは、過去のトラウマ(本人が自覚していない潜在的なトラウマを含む)が起因したものです。
主に以下の種類に分けられます。
- 性行為や女性器に対する嫌悪感
- 過去の性的なトラウマ
- 過去の性行為の失敗
- 性的指向や性自認に関する偏見・差別によるストレス
など
性行為が上手くいかず、パートナーに傷つくような発言をされた場合も深層心因に分類されます。
過去の失敗がトラウマとなり「上手くいかなかったらどうしよう」という不安感から心因性EDを発症してしまうケースも少なくはありません。
性的指向や性自認そのものが直接EDの原因になるわけではありません。
ただし、差別的な経験、周囲に知られることへの不安、パートナーとの関係などが心理的な負担となる場合があります。
また、以上のようなトラウマは本人が自覚していないことも多く、現実心因よりも改善が難しいとされています。
うつ病などの精神疾患
うつ病や不安症、PTSDなどでは、性欲の低下や性的興奮の得にくさがEDに関係することがあります。
精神疾患による抑うつ状態は性欲を減退させる原因にもなり、性的興奮を感じにくくなるのです。
また、抗うつ薬などの副作用として、勃起障害や射精障害が起こる場合もあります。
最近では、ポルノコンテンツの過剰視聴など強い依存を示す「ポルノ依存症」も精神疾患の1つとして、EDの原因(ポルノ誘発性勃起不全)に数えられています。
心因性EDが起こりやすい状況
心因性EDは特定の状況でEDを引き起こすケースもあります。
心因性EDが起こりやすい状況には以下のようなものがあります。
妻や彼女との性行為
パートナーとの性行為での失敗経験による不安や、妊活に伴う心理的な負担などが原因で心因性EDが起こる場合があります。
自慰では勃起する一方で妻や彼女との性行為でのみ勃起しにくくなるのは心因性EDの一種である状況依存型EDに分類されることがあります。
勃起自体が起こらないわけではないことや、パートナーが自身の魅力がないことを悩むといったことから二人の関係が悪化する場合もあります。
彼女や妻だけに対してEDとなってしまう場合の原因や改善方法については、以下のページで詳しく解説しています。 彼女・妻だけEDについて
コンドーム着用時
コンドームの装着時に手間取るなどで性的興奮が途切れて勃起の維持が難しくなるケースがあります。
コンドーム装着という特定の状況で症状が現れる心因性EDの一種と考えられます。
ただし心理的要因以外にもサイズや装着感、性的刺激の変化などが関係する場合もあります。
コンドームの装着でEDとなってしまう場合の原因や改善方法については、以下のページで詳しく解説しています。 コンドームEDについて
心因性EDとその他のEDの違い・見分け方
EDには心因性EDのほかにも、身体的な原因による器質性EDや、服用している薬の影響による薬剤性EDなどがあります。
また、上記の複数の要因が重なって起こる混合性EDもあるため、症状だけで原因を判断することは難しい場合があります。
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| 器質性ED |
身体的な原因から引き起こされる (糖尿病EDや更年期障害ED、陰茎の外傷も含まれる) |
| 薬剤性ED | 常用薬の副作用が原因 |
| 混合性ED |
心理的要因と身体的要因など、複数の原因が重なって起こる 心因性EDが含まれる場合もある |
心因性EDの治し方・3つの改善方法
心因性EDの治し方・改善方法は大きく3つに分け、以下のような方法があります。
どれか1つだけを実行して改善する場合もありますが、原因によっては組み合わせることも必要になります。
EDの治し方について詳しくはページで解説しています EDの治し方について
なお、EDのお悩みに対して、フィットクリニック公式LINEでは、ED治療薬に関する限定情報やお得なご案内をお届けしています。
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セルフケアでの克服
心因性EDの改善方法は医薬品に頼るだけではなく、セルフケアによる意識の変化も大切です。
セルフケアでの克服方法
スキンシップを大事にする
パートナーがいる方は、パートナーとのスキンシップやコミュニケーションをとることで心因性EDに対して好影響があると考えられます。
スキンシップによって、安心感や信頼関係に関わるホルモン「オキシトシン」の分泌が促される場合があります。
スキンシップ自体が心因性EDを直接治療するわけではありませんが、パートナーとの安心感を高め、性行為への不安や緊張を和らげるきっかけになることがあります。
効果的なスキンシップやコミュニケーションは以下の通りです。
スキンシップとコミュニケーション
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性行為中のコミュニケーション
- 性行為前のコミュニケーションや接触に時間をかける
- 「嬉しい」「気持ちいい」など、素直な言葉を伝える
- 焦らず軽い雰囲気を取り入れる
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日常での関わり
- 手をつなぐ、肩に触れるなど軽いスキンシップを増やす
- 明るい話題を心掛けてコミュニケーションの量を増やす
性行為への考え方を見直す
性行為について理解を深め、勃起や挿入だけを「成功」の基準にしないことは、心因性EDによるプレッシャーを和らげるために大切です。
多くの男性は「挿入=性行為の中心」と思い込みがちですが、実際には挿入以外の会話、触れあいなどで、パートナーの性的反応を理解して進めることが満足につながります。
減らす4つの視点
- 勃起や挿入だけを性行為の目的にしない
- 心地よいと感じることには個人差があると理解する
- 互いの希望や不安を言葉で伝え合う
- 自身のED症状に対する評価をやめる
性反応の個人差やコミュニケーションの大切さを知ることで、「勃起しなければならない」という思い込みが和らぐ場合があります。
重ねて、パートナーと互いに心地よいことや避けたいことを共有し、結果を急がず触れ合う時間を持つことが、性行為への不安や緊張を軽減するきっかけになります。
また、勃起の硬さを気にすることや、相手が快感を感じているかといった評価を意識しないようにすることでも、プレッシャーの軽減には有効です。
リラックスで緊張を和らげる
勃起は緊張によって起こると錯覚しがちですが、正常な勃起にはリラックスが欠かせません。
勃起するにはリラックスして副交感神経を活性化することが大切だからです。
図のように、緊張、不安、焦り、プレッシャーなどが強いと交感神経が興奮してしまい勃起を維持できなくなります。
そのため性行為の前には、深呼吸や軽いストレッチ、肩や首のマッサージで、性行為前の緊張を和らげ心身を落ち着けましょう。
自宅でできるEDマッサージの方法
つながるセルフケア例
- 深呼吸をして気持ちを落ち着ける
- 首や肩を軽くマッサージする
- 軽いストレッチで体をゆるめる
- 温かいシャワーや入浴で体を温める
- 照明を少し落として落ち着いた雰囲気を作る
- ハーブティーやコーヒーを飲みながら会話する
こうした工夫は緊張を和らげるだけでなく、パートナーとの会話や触れ合いの時間を自然に増やし、安心して性行為に臨める雰囲気づくりにもつながります。
また、性行為の前にコーヒーを飲みながらリラックスするなど、緊張や不安を和らげる時間を設けることも一つの方法です。
EDとカフェインの関係については以下のページで解説しています。
※ただし、これらだけでEDそのものを治療できるわけではありません。 EDとカフェイン
パートナーに悩みを打ち明ける
パートナーとのコミュニケーションは二人の関係にポジティブな影響をもたらしますが、特に自分の悩みや弱みを打ち明けることにより、解決方法を一緒に考えられるメリットがあります。
相談方法とメリット
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相談方法
- 素直に悩みを伝える
⇒ 性行為でうまくいかないことや不安を正直に話す - 一緒に解決策を考える
⇒ ED治療薬の使用やセルフケア方法を相談しながら検討 - タイミングや雰囲気を工夫
⇒ 落ち着いた時間やリラックスできる環境で話す
- 素直に悩みを伝える
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メリット
- 緊張やプレッシャーが軽減される
- 問題解決を二人で取り組むことで信頼関係が強化される
- 性行為以外でも安心感や親密感が増す
また、自身の緊張やプレッシャーも軽減されるうえ、パートナーと協力し合いながら問題を解決することで、より強固な信頼関係を築くことにも繋がっていくのです。
ED治療薬による改善
ED治療薬による薬物療法は心因性EDにも有効で、性行為への不安を持ちながらも勃起を補助することができる場合があります。
ただし効果には個人差があり、持病や服用中の薬によっては使用できないこともあります。
ED治療薬を服用して性行為と射精がスムーズに行われた場合、成功体験が心因性EDの悪循環から抜け出すきっかけとなります。
ED治療薬の種類やそれぞれの効果、副作用の比較は以下のページで詳しく解説しています。 ED治療薬の種類と比較
【独自調査】若年層へのED治療薬アンケート
心因性EDが起こりやすい20〜30代のED治療薬服用経験者に、実際に服用したED治療薬を聞きました。
【アンケートの概要】
調査対象:ED治療薬を服用したことがある20~30代男性 134名
調査日 :2025年9月5日~2025年9月9日
調査方法:インターネット調査
調査対象
ED治療薬を服用したことがある20~30代男性 134名
調査日
2025年9月5日~2025年9月9日
調査方法
インターネット調査
その結果、服用経験が最も多かったのはバイアグラで、ほかのED治療薬を大きく上回りました。
バイアグラやシアリスなどのED治療薬は、妊活中のプレッシャーや緊張が影響する心因性EDに対しても、医師の診察のもとで処方されることがあります。
ED治療薬を服用した後の気持ちの変化を聞いたところ、前向きな変化を感じた方が多い結果となりました。
ED治療薬は心理的な原因を直接解消するものではありませんが、勃起を補助することで、心因性EDにつながる不安やプレッシャーの軽減に役立つ可能性があります。
専門の医療機関の受診やカウンセリング
医師による診察や専門家による心理療法・カウンセリングは、心因性EDの原因となっている不安や緊張、ストレスなどに向き合い、性行為に対する心理的な負担を軽減するために役立ちます。
心因性EDの治療では、ED治療薬による治療と心理療法を組み合わせる方法もあります。
ED治療薬を併用する点については、心理療法とED治療薬を組み合わせる方針が欧州泌尿器科学会(EAU)のガイドラインとも整合しています。
カウンセリングで行われる方法
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センセート・フォーカス法
⇒性行為の結果を意識せず、性器への接触や挿入を控えたパートナーとの触れ合いから段階的に取り組むことで、性行為への不安やプレッシャーを軽減する心理療法の一つ -
認知行動療法
⇒性行為に対する不安や失敗への思い込みを整理して、考え方や行動を段階的に見直すことにより、心理的な負担の軽減を目指す治療法
心因性EDの心理療法は何科を受診すればいいかわからない場合は、大学病院の泌尿器科に心因性EDに対応できる窓口があったり、心療内科や精神科で医師や臨床心理士にカウンセリングを受けることもできます。
本人だけで受診のほか、カップルでのセッションが改善に有効な場合もあります。
10代~50代の心因性EDの傾向と対策
心因性EDの原因は年代だけで決まるものではありませんが、生活環境や性行為の経験、仕事や家庭でのストレスなどによって、心理的な負担の内容が異なる場合があります。
10代の心因性ED
10代でEDの症状が現れる場合、性行為への不安や緊張、経験不足などの心理的要因が関係していることがあります。
アダルト動画などの影響で、性行為について誤った認識を持つことがあり、実体験との差異から不安を覚えるといったケースがみられます。
傾向と対処法
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傾向
- 性行為に対する誤った知識と実際の性行為の差による不安
- 自慰行為とパートナーとの性行為における刺激や状況の違いによる戸惑い
- 性行為時の経験不足からくる緊張
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対策
- 自慰行為の方法や性的刺激への慣れを見直す
- 性行為に対する認識の修正
- EDの症状が続く場合は泌尿器科などを受診し、原因に応じた治療を検討する
ED治療薬は未成年者への使用に関する安全性・有効性の情報が限られるため、自己判断で使用せず、医師に相談してください。
当院では18歳以上の場合、医師が診察の上、処方の可否を判断しております。
ただし、18歳以上であっても高校に在籍している場合は処方の対象外となります。
20代の心因性ED
20代のEDでは、性行為への不安や緊張、経験不足などの心理的要因が関係することがあります。
20代の患者ではもともとの勃起力が衰えているケースが少なく、「オナニー(自慰行為)は問題なくできるが、性行為になるとうまく勃起できない」という人が多い傾向があります。
傾向と対処法
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傾向
- 性行為を上手くしたいというプレッシャー
- 経験不足による自信のなさ
- 性行為時の緊張
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対策
- ED治療薬で「成功体験」を重ねる
- 性行為の知識を深めて自信をつける
また、20代は体の無理がきくことが多いため、不規則な生活習慣でコンディションが整わない状態で性行為を行い失敗して心因性EDとなるといったケースも考えられます。
この点では健康的な生活を送るという基本的な配慮も重要です。
30代の心因性ED
30代のEDでは、仕事や家庭でのストレス、妊活へのプレッシャーなど、心理的な要因が関係する場合があります。
結婚や子育てのストレスが影響しやすいのがこの世代です。
傾向と対処法
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傾向
- 仕事のプレッシャーやストレス
- 結婚や子育て、妊活に伴う家庭でのストレス
- 性行為の義務化による交感神経の作動
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対策
- 医師に相談し、妊活中でも使用できるED治療薬を検討する
- パートナーとのコミュニケーションやリラックス法で不安を減らす
30代は妊活に取り組むケースも多い世代ですが、排卵日に合わせた義務的な性行為や、性行為の際に必ず射精しなければならないという考えを和らげる意識を持つことが大切です。
この意識を持つためにはパートナーと考え方の共有を行うコミュニケーションも重要です。
妊活では「シリンジ法」のように、採取した精液を子宮口付近に注入する方法もあり、プレッシャーの軽減となる1つの方法として取り入れることもできます。
40代の心因性ED
40代では生活習慣病やその予備軍が増えるため、プレッシャーやストレスによる心因性EDに加え、加齢や生活習慣に起因する器質性EDの可能性も出てきます。
傾向と対処法
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傾向
- 仕事のプレッシャーやストレス
- 子作り(二人目)、子育てなどの家庭でのプレッシャー
- 心因性だけでなく生活習慣病や健康上の変化も影響
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対策
- ED治療薬による改善
- 運動や食事の見直し、ストレスケアなど生活習慣の改善
器質性ED、心因性EDともに薬物療法が有効ですが、並行して運動や食事など生活習慣の改善にも取り組むことが重要です。
50代の心因性ED
50代は心因性・器質性・薬剤性・男性ホルモンの減少など、発症しうるEDの種類が多岐にわたります。
動脈硬化などの疾患や、服用している薬の副作用などといったことが、器質性ED、薬剤性EDを引き起こしている場合があります。
傾向と対処法
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傾向
- 仕事のプレッシャーやストレス
- 精力の衰えからくる性行為への不安
- 複数の要因が絡む混合性ED
(身体的要因・常用薬・男性ホルモン低下など)
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対策
- ED治療薬の活用
- 健康管理・ストレス対策
- パートナーとの協力で症状改善を目指す
このように要因が複雑に絡み合ったEDは混合性EDと呼ばれます。
それぞれの要因に対して対策や治療法が必要となるため、医療機関にご相談ください。
心因性EDの予防・悪化させない方法
心因性EDは、心理的な要因だけでなく生活習慣やストレスの影響でも起こりやすくなります。
日常生活で以下のような対策を意識することで、症状の予防や悪化防止につながります。
悪化させない方法
- 生活習慣の改善
睡眠・食事・運動を整えて心身の健康を維持 - 飲酒習慣の見直し
過剰なアルコール摂取は勃起に影響する場合があるので控える - ストレスマネジメント
過度なプレッシャーや不安を軽減する工夫を取り入れる - 症状が気になる時は医師へ相談
「性行為で勃起が不十分」と感じたら早めの受診を推奨
運動だけで心因性EDを改善できるとは限りませんが、適度な運動はストレスの軽減や心身の健康維持には必要であると考えられます。
そのため、心因性EDの原因となる心理的な負担を和らげるためにも、日常的に体を動かすことが大切です。
EDに効果的な運動・筋トレ・マッサージの詳しい方法は以下のページも参考にご覧ください。 EDと運動・筋トレ EDとマッサージ
心因性EDは原因に合わせたアプローチが重要
心因性EDは、性行為への緊張や失敗への不安、仕事・家庭のストレス、過去の体験、パートナーとの関係など、さまざまな原因が関係して起こります。
そのため、心因性EDの改善には原因に合わせたアプローチが重要です。
- 心因性EDとは、身体的な原因ではなく心理的な要因で勃起しにくくなる状態
- ストレスや緊張、過去のトラウマ、精神疾患が原因となっている場合がある
- 特定の相手や場面など、状況によって症状が現れるケースもある
- セルフケア、ED治療薬の服用や心理療法・カウンセリングなどが治療の選択肢となる
- 自身だけでなく、パートナーとの意識の共有やコミュニケーションを見直すことも重要
- 身体的な病気や服用薬の影響が重なった混合性EDの場合はそれぞれの治療が必要
- 世代の違いによる症状には、それぞれに合った対策でアプローチする
心因性EDは文字通り心の問題からくるED症状で、こうした心理的要因の改善には時間がかかる場合もあります。
時間をかけて不安やプレッシャーを取り除く一方で、薬物療法を併用しED治療薬を服用することが有効な改善方法となる場合があります。
ED治療薬の効果で性行為が円滑に行われた場合、成功体験が自信となって心因性EDが改善につながる場合があります。
心因性EDと考えられる症状が繰り返す場合は、本人だけでなくパートナーも悩んでいる可能性がありますので、当院へお気軽にご相談ください。
心因性EDに関するよくあるご質問
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- Q
心のEDとは何ですか?
- A
心のEDとは「心因性ED」のことを指します。
心因性EDは、性行為への不安や緊張、ストレス、パートナーとの関係など、心理的・状況的な要因が影響している状態です。
改善方法としては、ストレスの原因を取り払うほか、ED治療薬の服用などが挙げられます。
- Q
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- Q
心因性EDとはメンタル的なものですか?
- A
心因性EDは主に緊張・不安・ストレス・過去の性行為経験など心理的要因で起こる勃起障害です。身体的な原因が関与する器質性EDとは異なります。
- Q
-
- Q
心因性のEDの治し方はなんですか?
- A
心因性EDの改善方法は、大きく3つあります。
- パートナーとのコミュニケーションやスキンシップ、リラックスなどのセルフケア
- ED治療薬による治療
- 心理療法・カウンセリング
- Q
-
- Q
心因性EDは何科を受診すればよいのでしょうか?
- A
心因性EDでもその原因に合わせて受診する医療機関を選択します。
ED治療薬による薬物療法は有効とされるため、ED治療薬を処方している医療機関を受診するほか、心理的要因に対しては心療内科、精神科やカウンセリングを行う窓口を持つ泌尿器科、大学病院なども選択肢となります。
- Q
-
- Q
心因性EDを放置するとどうなりますか?
- A
EDは不安や抑うつなどの心理的問題を伴うだけでなく、本人やパートナーの生活の質に影響する場合もあります。
さらに、EDには心理的要因だけでなく身体的要因が影響することもあるため、症状が続く場合は、身体的な原因も含めて医師の診察を受けることが大切です。
- Q
-
- Q
EDの原因はストレスですか?
- A
ストレスはEDの原因の一つですが、すべてのEDがストレスによって起こるわけではありません。
性行為への緊張や失敗への不安、仕事や家庭のストレスが関係する場合は、心因性EDの可能性があります。
原因を自分だけで判断することは難しいため、症状が続く場合は医療機関で相談し、背景にある要因を確認することが大切です。
- Q
-
- Q
心因性EDは改善できますか?
- A
心因性EDは、原因となる不安や緊張への対応によって改善が期待できます。
治療では、ED治療薬の服用、心理療法や性機能カウンセリング、パートナーとのコミュニケーションなどを、原因や本人の希望に合わせて組み合わせます。
改善までの期間や必要な対応は人によって異なるため、症状を繰り返す場合は医療機関へ相談してください。
- Q
-
- Q
心因性EDは薬が効かないこともありますか?
- A
ED治療薬は心因性EDに有効ですが、場合によっては効かないこともあります。
心因性EDは心理的な要因に由来するため、薬物治療だけでなく行動の改善(スキンシップやコミュニケーション、生活習慣の改善など)も並行して行うことが大切です。
ストレス、不安、うつ、関係の問題など、さまざまな心理的要因が関与するため、個々の状況に合った包括的なアプローチが必要になります。
- Q
-
- Q
心因性EDは中折れの原因になりますか?
- A
心因性EDは中折れの原因となります。
心因性EDによって性行為中に不安や緊張が高まると、交感神経が優位に働き、射精しないまま途中で勃起が失われる「中折れ」が起こりやすくなります。
- Q
-
- Q
心因性EDに彼氏がなった時はどうすればいいですか?
- A
パートナーとしては、非難せず安心感を与え、コミュニケーションをとることが大切です。症状が続く場合は、パートナーが安心して医療機関に相談できるようサポートしましょう。
- Q
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- Q
緊張でたたない時の対処法は何ですか?
- A
緊張で勃起できない場合は、焦らずプレッシャーを減らすことが大切です。パートナーに不安を伝える、挿入を急がず触れ合いに集中する、深呼吸や軽いストレッチで心身を落ち着けるといった方法があります。
一時的な症状であれば過度に心配する必要はありません。繰り返す場合や性行為への不安が強い場合は、ED治療薬や心理的な対応について医療機関へ相談できます。
- Q
-
- Q
心因性EDに市販薬やサプリメントは本当に効くのですか?
- A
心因性EDに対する一般的な市販薬やサプリメントの有効性は、十分に確立されていません。
心因性EDでは、ED治療薬や心理療法、性行為への不安を軽減する対応などが選択肢となります。サプリメントは医薬品と同じ効果が認められているものではなく、製品によって成分や品質も異なります。
使用を検討する場合は、服用中の薬との飲み合わせも含め、必ず医師に相談しましょう。
- Q
-
- Q
自慰や朝立ちはできるのに実際の性行為で勃たないのはなぜですか?
- A
心因性EDでみられる特徴の一つです。心因性EDでは、朝立ちや自慰には問題がなくても、性行為への緊張、不安、焦りなどが強い場面では勃起しにくくなることがあります。
- Q
-
- Q
妊活や子作り中にED治療薬を服用しても赤ちゃんに影響はありませんか?
- A
ED治療薬は子作り中に使用しても子供や妊娠に悪影響はないといわれています。妊活中のプレッシャーや緊張が影響する心因性EDに対しても、医師の診察のもとで処方されることがあります。使用を検討する場合は医療機関に相談してください。
- Q
-
- Q
20代の若者でもED治療薬を飲むメリットはありますか?
- A
20代の心因性EDでは、ED治療薬で勃起を補助して成功体験を重ねることが、性行為への不安を和らげるきっかけになる場合があります。その結果、薬なしでも性行為ができるようになる可能性があります。ただし、効果には個人差があり、医師の診察のもとで使用します。
- Q
-
- Q
ポルノコンテンツの過剰視聴がEDの原因になることはありますか?
- A
ポルノコンテンツの過剰視聴は、性的興奮や勃起機能に影響する可能性が指摘されています。
- Q
-
- Q
スキンシップを増やすことがなぜ心因性EDの改善につながるのですか?
- A
パートナーとのスキンシップによって幸福ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、安心感やリラックス効果が得られるためです。性行為に対する過度なプレッシャーや緊張を和らげる効果が期待できます。
- Q
-
- Q
40代〜50代の心因性EDは20代〜30代と何が違いますか?
- A
40代〜50代では、生活習慣や健康変化、常用薬なども関係し得ますが、年齢だけでは原因を判断できません。
- Q
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この記事の監修
(はっとり けいた)
【略歴】
- 平成17年
- 医療法人財団 河北総合病院 勤務
- 平成29年
- ゴリラクリニック 池袋院 管理者
- 令和5年~
- フィットクリニック院長 勤務


世代ごとの特徴を知ることで、「自分はどうしてEDになったのか」「どんな対策が向いているのか」が見えやすくなります。
ただし、若い人でも身体的な要因があり、中高年でも心理的な要因が強く関係する場合があります。
以下にて世代別の原因と対処法の詳細を解説します。