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咽頭クラミジアはどんな症状? 原因や治療法、予防について

咽頭クラミジアはどんな症状? 原因や治療法、予防について

このページでは、喉(のど)に感染した際に起こる咽頭クラミジアについて詳しい解説を行っています。

クラミジアは性器だけに感染する病気と思われがちですが、喉(のど)に感染することで風邪とよく似た症状を起こします。

症状だけでは見分けがつきにくいため、次の項目で1つでも当てはまる人は念のため咽頭クラミジア検査を受けるようにしましょう。

CHECK POINT!
  • オーラルセックスの頻度が多い方(仕事など)
  • 性器の感染が確認された方
  • 感染の疑いのある方と、性行為はしていないがキスはした方
  • 扁桃腺炎の治療をしても、喉(のど)の症状が改善しない方

咽頭クラミジアの症状について

咽頭クラミジアの症状

咽頭クラミジアは、扁桃腺やその周囲にクラミジアが感染する性感染症です。

「性病=性器」をイメージする人は少なくありませんが、性行為の多様化により以前に比べオーラルセックスが一般的になっています。

その影響から性器だけでなく、咽頭(のど)にも感染してしまうケースが増えつつあります。

また咽頭クラミジアは厄介なことに、以下の特徴があります。

  • 無症状あるいは自覚しないほど軽い
  • 見た目に変化がない

自覚するのが難しく、症状が出ても喉(のど)がいがいがする程度のため、本人の自己申告なしで咽頭クラミジアを疑うのは難しいとされています。

咽頭クラミジアの主な症状

咽頭クラミジアは喉(のど)の周辺に炎症を起こすため、以下の症状が現れます。

咽頭クラミジアの主な症状 咽頭クラミジアの症状
  • 喉(のど)の腫れや痛み
  • せき
  • 痰(たん)
  • 発熱

など

このように、とても風邪とよく似た症状です。

そのため喉(のど)からくる風邪だと見過ごされてしまい、いつまで経っても治らないことをきっかけに咽頭クラミジアが発覚するケースもあります。

潜伏期間について

咽頭クラミジアは性器に感染した場合の潜伏期間と変わらず、1〜3週間ほどになっています。

潜伏期間は感染してから症状が出るまでの期間になり、この期間中に菌が体内で増殖し炎症を起こすことで症状が現れます。

  • クラミジアが喉(のど)に感染 ⇨ 1〜3週間 ⇨ 発症(無症状なことも)

クラミジアに感染している状態になるので、潜伏期間中であっても当然感染のリスクはあります。

そのため「症状がない=パートナーに感染させない」ということにはならないので注意です。

咽頭淋病との違い

クラミジアと淋病は似た症状がありますが、咽頭クラミジアと咽頭淋病も同様です。

以下の表を見ると分かるように、咽頭クラミジアと咽頭淋病の症状の違いはほとんどありません。

咽頭クラミジア 咽頭淋病
原因 クラミジア・トラコマティス 淋菌
症状
  • ノドの腫れや痛み
  • せき
  • 痰(たん)
  • 発熱
など
  • ノドの腫れや痛み
  • せき
  • 痰(たん)
  • 発熱
など
潜伏期間 1~3週間 2~7日間

原因となる細菌の種類こそ異なりますが、いずれも喉(のど)の炎症により風邪と似た症状が現れます

また潜伏期間においても重なる期間があるため、検査する以外で見分けるのは難しいと言えます。

咽頭クラミジアを放置するとどうなる?

咽頭クラミジアは自然治癒しない症状なので、感染を放置しても、喉(のど)からクラミジア菌が消えることはありません。

放置した状態が続くと、菌が増え炎症が悪化していき、上咽頭炎を引き起こしてしまいます

また一部の人は以下の症状を併発する場合があります。

  • 耳詰感(耳が詰まった感じ)
  • 難聴
  • 鼻づまり
  • 頸部リンパの腫脹
  • 滲出性中耳炎

など

他にも、咽頭クラミジアは喉(のど)から性器へと知らずに感染させてしまう恐れもあり、特に女性は女性器疾患や不妊症(男性も含む)などの原因にもなります。

放置すればさまざまなリスクがあるため、喉(のど)の違和感が続くようであれば検査を受けるようにしましょう。

咽頭クラミジアの検査方法

咽頭クラミジアの検査方法

咽頭クラミジアを検査する方法は、主に以下の2つの方法になります。

  • 病院やクリニックでの検査
  • 市販の検査キット

注意点として、市販の検査キットを選ぶ際には価格も重要なポイントになってきます。

販売されている相場よりも極端に安いものは国の承認を得られていない可能性があり、検査結果の信頼性は不明なものもあります。

市販のもので検査するのであれば、品質に差があることは覚えておきましょう。

感染機会から24時間経過後に、うがいによる検査が可能です。

性行為直後では検査しても、正しい結果は得られ無い場合があります。

その際は感染機会から2〜3日おいて検査し、症状がなくとも念のため潜伏期間後(1〜3週間)にも再検査してみてください。

検査機関について

検査機関についてですが、性病を検査できる機関は次の2つがあげられます。

  • 保健所
  • 医療機関(性病科、泌尿器科、婦人科、クリニックなど)

保健所については各自治体が実施しているため、無料かつ匿名で検査が受けられます。

ただし、注意点もあります。

  • 検査実施日が少ない(基本は平日)
  • 陽性であれば別の医療機関に受診する

そのため保健所での検査は「症状がなく検査のみ」という人に向いています

休日しか予定が合わない人や、気になる症状がすでにあるという人は、お近くの医療機関やクリニックに受診してみてください。

感染する箇所について

クラミジアは喉(のど)(咽頭)以外にも、性器、目、肛門にも感染するケースがあります。

必ず1箇所だけに感染するとは限らず、感染者の粘膜や分泌物と接触する機会があれば、「喉(のど)+性器」のように2箇所以上で感染してしまうこともあります。

クラミジアが性器に感染している人の10〜20%は、喉(のど)にも感染しているとの報告もあります。

それだけに検査を受けるのであれば、念のため喉(のど)と性器は一緒に検査を受けるのが望ましいです。

淋病との同時感染

クラミジアに次いで感染者数の多い淋病と、同時感染しているケースが10%程度あるとされています。

いずれも症状が似ており、どちらに感染したかは検査以外で判断は難しいだけに、咽頭クラミジアだけでなく淋病もセットで検査を受けるとなお良いでしょう。

また同時に検査できるキットもあるので、市販の検査キットを使う際にも2つの性感染症はセットで検査するのがおすすめです。

咽頭クラミジアの治療

咽頭クラミジアは性器クラミジアと同じく、抗生物質による治療となります。

その中でも、推奨レベルが「A」となっているのが以下のお薬です。

  • アジスロマイシン(ジスロマック)
  • クラリスロマイシン
    (クラリス、クラシリッド)
  • レボフロキサシン(クラビット)

抗生物質は他にも種類がいくつかありますが、どれも同じというわけではありません。

菌に合わせ処方する必要があるため、家に残っているものを服用したり、海外通販などを利用して自己判断で服用するのは控えましょう。

また症状が極めて重い激症症例では点滴投与となることもあるので、必ず医師のもとで治療を受けるようにしましょう。

治療期間について

咽頭クラミジアの治療期間については、抗生物質を1〜7日間服用すれば治ることがほとんどです。

用量や服用期間といった飲み方は処方されたお薬によっても異なるため、必ず処方された分は飲み切るようにしてください。

また服用期間中はもちろん、治ったことが確認できるまでは性行為をするのは控えてください。

パートナー間でのピンポン感染(お互いに菌をうつし合う状態)の原因にもなり、いつまでも完治しない原因にもなるので注意が必要です。

治療後は必ず再検査を行う

服用期間が終了した後、検査によって喉(のど)にクラミジアの菌がいないことが確認できれば治療が完了します。

  • 再検査の目安:服用から2週間後

ただし、処方された分を飲み切らなかった、飲み忘れがあるなどの理由から、咽頭クラミジアが完全に治っていないケースが一部の人に認められています。

そのため再検査にくわえ、治療後2〜3週間目にあらためて検査を受けることが推奨されています。

少しでも菌が死滅せず残っていれば、再発や感染拡大の原因に繋がります。

完治まで念には念を入れるよう心がけてください。

咽頭クラミジア感染経路について

咽頭クラミジアの感染経路は、主にオーラルセックス(口腔性交)やディープキスです。

  • 尿道分泌液
  • 膣分泌液
  • 唾液

こうした感染者の体液が喉(のど)(咽頭)の表面の粘膜に付着してしまい、菌が増殖していくことで症状が表面化してきます。

特に男性の場合、性風俗店のサービスを利用する人もいます。

喉(のど)から性器へと感染し、その後パートナーとの性行為で相手の喉(のど)や性器に感染させてしまうケースは珍しくありません。

また男女に限らず、性的パートナーが複数にいるような人は、自ら感染機会を増やしているので注意が必要です。

オーラルセックスでの感染

一般人の女性のみを対象としたアンケートではありますが、国立感染症研究所感染症情報センター(病原微生物検出情報月報2004年8月号)の報告では以下のような結果が出ています。

オーラルセックスを必ず行う

50%以上行う
77%
行わない
8%

このうち「必ず」「50%以上」と回答した20代は81%、20歳未満では90%にもなったことがわかっています。

加えてクラミジア感染は、20代に最も感染者数が多い性感染症です。

オーラルセックスの頻度と合わせて考えると、喉(のど)(咽頭)にクラミジアが感染するリスクは高いと言えます。

キスでもうつる?

もしパートナーが咽頭クラミジアであっても、一般的な軽いキス程度では感染するほどの菌を取り込む可能性は極めて低いとされています。

ただしディープキスでは、唾液を通じて感染する恐れがあります

いたずらにキスをおそれる必要はありせんが、もし感染に心当たりがあり、喉(のど)に症状を感じているのであれば、性行為と同様に控えることをおすすめします。

咽頭クラミジア感染の予防法

咽頭クラミジア感染の予防法

オーラルセックスが一般的になってきたため、咽頭クラミジアを完全に予防するのはとても難しいことです。

さらに、自覚症状もほとんどないため、知らずにパートナーに感染させてしまうケースもあります。

少しでも咽頭クラミジアを予防するためには、セーフセックスを心がけることが大切です。

  • コンドーム
  • パートナーの特定
  • 清潔なセックス

また疑わしい時だけでなく、定期的に検査を受けることも予防の1つと言えます。

誰でもできる予防法を実践するかしないかだけでも、咽頭クラミジアへの感染リスクは変わってきます。

身近にできる予防法をもう少し詳しく見ていき、今日からでも役立ててみてください。

コンドームの使用

咽頭クラミジアに限らず、あらゆる性感染症の予防にはコンドームが最大の武器と言えます。

喉(のど)への感染を防ぐためには、オーラルセックス時にもコンドームを使用するのが理想的です。

もしゴムっぽさが気になるようであれば、最近ではフレーバー付きのコンドームもあるのでおすすめです。

また注意点として、以下が挙げられます。

  • 最初から最後まで正しくコンドームを使用する
  • 途中から使用しても予防にはならない
  • 挿入時には新しいコンドームに付け替える

この3つを守って正しくコンドームを使用してみてください。

パートナー以外との性交渉を避ける

複数のパートナーと性行為をすると、その分感染するリスクが高くなります

複数だと感染経路がはっきりせず、また自身が感染を拡大させるきっかけになる場合もあります。

つい出来心で楽しんでしまったために、思わぬお土産を持って帰ってしまうことになりかねません。

最悪の結果を招かないためにも、特定のパートナー以外とは性交渉は避けた方が良いでしょう。

クラミジアについて

クラミジアは性器をはじめ、喉(のど)や肛門、目などに感染する性感染症(STD)の1つです。

細菌であるクラミジア・トラコマティスが、性行為(オーラルを含む)により粘膜に感染し、炎症を起こすことで症状が現れます。

1回の性行為による感染率は30〜50%と高く、他の性病と比べても感染者数が圧倒的なことから身近な性感染症と言えます。

また症状が出ても軽いことが多く、人によっては無症状なこともあります。

そのため、気づかぬうちに人から人へと感染を拡げ、性知識の不足や不特定多数の性行為によって20代を中心に感染者が増えています。

感染者数について

クラミジアの感染者数は2002年から2003年をピークに、年々減少の傾向にありました。

しかし2018年を境にふたたび増加しはじめ、それには20代男性の感染増加が影響していると見られています。

性器クラミジア感染症の年齢別報告数 性器クラミジア感染者数の報告

また、女性の感染者数は横ばいの傾向にはありますが依然として多く、特に20代前半の女性は同じ年代の男性と比較しても多いようです。

<2020年20代前半の男女の感染者数>
男性 女性
3,537人 5,116人

クラミジアは男女の不妊症をはじめ、炎症によるダメージが女性器疾患などのきっかけにもなります。

性行為の低年齢化により、10代の感染者数も増えつつあるだけに、十分に注意が必要です。

ピンポン感染とは?

ピンポン感染とは、お互いに移し、移されを繰り返してしまうことを言います。

例えば、パートナーの片方がクラミジアに感染してしまい、相手に感染させてしまったとします。

その後、自身は治療し完治しても相手が治療していなければ、性行為により再び感染することになります。

クラミジアは感染しても抗体を得ることは無いため、完治しても再感染します。

こうしたピンポン玉のように感染を繰り返してしまうため、きちんと治すためにはパートナーと一緒に治療を受けることが大切です。

よくある質問

Q1
コンドームを付けていれば感染は防げますか?
A1
コンドームで100%防ぐことはできませんが、使用するとしないとでは感染リスクも変わってきます。
オーラルセックスの際もコンドームを装着するのがベストです。
避妊具として知られるコンドームですが、クラミジアだけでなくさまざまな性感染症予防にもなります。
妊娠の予定がないのであれば、毎回の性行為で必ず使用するようにしましょう。
Q2
キスだけでも感染しますか?
A2
一般的な軽いキスであれば、咽頭クラミジアの感染リスクは極めて低いとされています。
ただしディープキスになると、感染者の唾液を通じて感染する可能性は十分に考えられます
Q2
キスだけでも感染しますか?
A2
一般的な軽いキスであれば、咽頭クラミジアの感染リスクは極めて低いとされています。
ただしディープキスになると、感染者の唾液を通じて感染する可能性は十分に考えられます
Q3
無症状であれば、自然に治る?
A3
クラミジアは無症状であることも多く、男性で50%、女性で80%もの人が無自覚とされています。
症状はなくとも菌は体内で増え続けていき、その影響が将来的に不妊症の原因にもなります。
自然治癒することはないため、必ず医師のもとで治療を受けるようにしてください。
Q4
喉(のど)と性器の両方がクラミジアに感染することはありますか?
A4
喉(のど)と性器に同時感染を起こすことはあり、クラミジアを持っている人の10〜20%は口腔内にクラミジアの菌を持っているとの報告もあります。
性病だからといって性器だけに感染するわけではないため、クラミジアの検査を受ける際には喉(のど)と性器の両方を検査するようにしましょう。

まとめ

クラミジアは身近な感染症であり、誰にでも感染する可能性があります。

その中の咽頭クラミジアは、無症状な場合や症状があっても軽いため、性病とは思わず見過ごされてしまう場合があります。

こうした積み重ねが感染者数を増やすことにも繋がるので、性行為のあった1〜3週間後に少しでも異変を感じたら、性病の検査を受けるようにしましょう。

現在、自宅で行える検査キットも市販されています。通院する手間を省くことができるため、時間の無い方や人目に触れたくない方にとってはとても便利です。

また感染していればパートナーにも必ず報告し、ピンポン感染しないためにも2人で治療を受けるようにしてください。

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