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カンジダの治療方法とは?治療期間や初発・再発の治療の流れも解説

カンジダの治療方法とは?治療期間や初発・再発の治療の流れも解説

このページでは、カンジダの治療方法について詳しく解説しています。

治療をはじめてから治癒までにかかる時間や、初発・再発の治療手順についてもお伝えしているので、カンジダ治療を必要としている方は参考にしてみてください。

カンジダの症状や原因、感染経路といった基本情報は以下のページで解説しています。

フィットクリニックのカンジダ治療薬

女性 オキナゾール膣錠 600mg オキナゾール膣錠
女性・男性 オキナゾールクリーム 1% 10g オキナゾールクリーム
処方数/日 膣錠:1錠 / 1日間
クリーム:1本 / 7日間
費用 各7,000円
※併せて検査キット購入の場合は2,000円引き

カンジダの治療方法

カンジダは常在菌(真菌)の感染やバランスの変化によって発症するため、「抗真菌薬」を用いるのが有効な治療方法です。

女性のカンジダ治療 膣炎によるおりもの異常や痛みには、膣剤の使用が一般的。
かゆみ・発疹などの外陰炎が起きている場合があるため、軟膏・クリームの併用が効果的。
男性のカンジダ治療 皮膚症状が認められる場合、軟膏・クリームなどの外用薬の使用が一般的。
尿道にもまれに感染するので、必要に応じて内服薬を用いることもある。

男女で治療方法は異なり、症状が起きている部位に合わせて剤型が選ばれます。

以下より薬ごとの簡単な解説と、使用が推奨されるケースについてもお伝えするので、カンジダ治療が必要になった時の参考にしてください。

【治療方法①】膣錠・膣坐剤

女性の膣カンジダには、イミダゾール系抗真菌薬である膣錠・膣坐剤を使用するのが最も一般的な治療方法です。

膣内に挿入することで中で薬が溶け崩れ、膣内にいるカンジダ菌に直接作用して菌のバランスを整えます。

膣錠・膣坐剤が推奨されるケース
  • おりものの異常
  • 膣のかゆみ・チクチクするといった不快感
  • 痛み
など

また膣の外(外陰部)にもかゆみや赤み、痛みなどの症状がある場合、塗り薬と併用して治療を行います。

当院でも、イミダゾール系抗真菌薬の「オキナゾール膣錠600mg」を処方しております。

通常1回の治療で90%前後の人の膣カンジダは治癒するため、気になる症状がおありでしたらご相談ください。

オキナゾール膣錠 600mg オキナゾール膣錠
処方数/日 1錠 / 1日間
費用 7,000円
※併せて検査キット購入の場合は2,000円引き
用法用量 1週1回1錠を膣深部に挿入
副作用 局所発赤 、皮膚刺激感 、接触皮膚炎 、皮膚そう痒 、局所皮膚腫脹 など

【治療方法②】クリーム・軟膏

クリーム・軟膏は、カンジダによる男女の皮膚症状に対して用いられる治療方法です。

患部に直接塗布することで、皮膚表面にいるカンジダ菌に対して抗真菌作用を発揮します。

クリーム・軟膏が推奨されるケース

女性
  • 皮膚のただれ
  • ヒリヒリとした痛み
  • かゆみや赤み
など 男性
  • 亀頭のかゆみやただれ
  • 白苔(白いカス)
  • 赤み
  • 小さな水疱(水ぶくれ)
など

注意点として、クリーム・軟膏もイミダゾール系抗真菌薬ですが、膣内や尿道など粘膜への使用ができません。

性器の外にある症状に対してのみ使用できる薬となります。

当院では、「オキナゾールクリーム」を処方しております。

ジュクジュクした湿った患部にも使用でき、皮膚の保護効果も期待できるのが特徴です。

オキナゾールクリーム 1% 10g オキナゾールクリーム
処方数/日 1本 / 7日間
費用 7,000円
※併せて検査キット購入の場合は2,000円引き
用法用量 1日2〜3回患部に塗布する
副作用 発赤 、過敏症 、発疹 、刺激感 、ひりひり感 、そう痒感 、疼痛

【治療方法③】内服薬

内服薬として用いられるのが、フルコナゾールなどのトリアゾール系抗真菌薬です。

内服薬が推奨されるケース
  • 膣錠の挿入が難しい
  • 外用薬の副作用により治療継続が難しい
  • 再発を繰り返す難治例(年4回以上の再発)
  • 男性の尿道感染
など

内服薬を治療方法として選ぶのは特定のケースに限られるので、通常のカンジダ治療に用いることはほとんどありません。

【治療方法④】点滴・注射

点滴・注射については、カンジダ菌の感染が臓器や血管にまで及んだ症例に対しての治療で用いられます。

点滴・注射が推奨されるケース
  • 重症例
  • 難治例
など

静脈から素早く正確な量の抗真菌薬を全身投与できるため、緊急性のある重症のケースで点滴・注射を行うことがほとんどです。

カンジダの治療期間

カンジダの治療期間は、使用する薬の種類によって若干異なります。

治療薬ごとの治療期間
膣錠600mg:1錠×1日
膣錠100mg:1錠×6日間
クリーム:1日2~3回×約1週間

膣錠は「連日使用」または「単回使用」の2通りあります。

連日使用は少々手間ではありますが、効果にやや優れているとされています。

カンジダは、おおむね1週間前後で治癒し、症状が消えれば治癒と判断されます。

ただし、膣錠については、症状が消えたからといって使用を中止せず、再発・再燃のリスクをなくすため、処方された分は使い切るようにしてください。

フィットクリニックのカンジダの治療の流れ

当院のカンジダ治療は、初発と再発で治療手順が少し異なります。

不快な症状を1日でも早く取り除くためにも、手順を守って正しい治療につなげてください。

初めてカンジダの症状が出た人

初めてカンジダの症状が出た人は、その症状が本当にカンジダによるものなのか調べる必要があります。

まずは受診し、検査を行いましょう。

①検査する

カンジダを検査するためには検体の採取が必要になるため、当院では検査キットを使用してご自身で採取していただきます。

なお、検査方法には以下のような方法があります。

カンジダの検査方法

男性:尿検査
⇨尿を採取する検査

女性:膣分泌物検査
⇨膣内をめんぼうで拭い膣分泌物を採取する検査

いずれの検査も痛みを伴う心配はないのでセルフでも安全に行えます。

②薬の処方

検査でカンジダの陽性反応が出た場合、症状にあわせて薬の処方を行います。

フィットクリニックのカンジダ治療薬

おりもの異常など
膣内の症状
オキナゾール膣錠 600mg オキナゾール膣錠
かゆみや赤みなど
皮膚症状
オキナゾールクリーム 1% 10g オキナゾールクリーム
費用 各7,000円

※併せて検査キット購入の場合は2,000円引き

女性は膣と外陰部の両方に感染が認められる場合、膣錠とクリームのセットでの処方となります。

③薬で治療する

薬を処方された日からカンジダ治療をスタートします。

不快な症状を長引かせないためにも、処方時の医師の指示に従った適切な薬の使用を心がけてください。

カンジダが再発した人

カンジダが再発した人は、必ずしも医療機関に受診する必要はありません。

2008年4月から市販薬による治療方法が追加されており、セルフケアでも治療を行えるためです。

もちろんフィットクリニックでも再発の診察は可能なので、他の性病の不安もあればお気軽にご相談ください。

以下より再発時のカンジダ治療の流れをお伝えするので、ご自身にあった治療方法を選択してみてください。

①薬を用意する

再発時には医師から薬の処方を受けるか、薬局やドラッグストアなどで市販薬を購入してください。

市販薬を購入する際には、次のポイントを押さえておくと正しくカンジダ治療が行えます。

市販薬の選び方
  • 以前使用した薬と同じ成分の薬を選ぶ
  • 膣錠とクリームがあるので併用するならメーカーを揃える
  • 一般的なかゆみ止めにはカンジダへの効果はない

特に大事になるのが、以前使用した薬と同じ成分の薬を選ぶことです。

同じ成分を用いることで、使用経験から副作用のリスクなども抑えやすくなります。

また、万が一カンジダ菌が耐性(薬が効かない)を獲得してしまった時にも、後の治療の選択肢を多く残すことができます。

なお、カンジダの市販薬は「第一類医薬品」です。

必ず書面による薬剤師の説明が義務づけられているので、購入の際は薬局やドラッグストアに常駐する薬剤師にご相談ください。

②薬で治療する

医師または薬剤師から薬を購入後は、その日から治療を開始します。

初発時と使い方や治療期間は変わらないので、服薬指導に従って薬を使用してください。

市販薬が使えるのは再発の場合のみ

市販薬が使えるのは再発の場合のみ

カンジダ治療に市販薬が使えるのは、「再発時のみ」になります。

初めての発症では別の性感染症の疑いもあるので、自己判断により発見が遅れてしまうと症状悪化のリスクを伴うためです。

以前にカンジダと診断されている方は判断がしやすいので、市販薬でも治療が認められています。

また年齢や再発頻度によっては同じ再発であっても自己判断が難しいため、医療機関への再受診が必要になります。

医療機関の受診が必要な再発のケース
  • 15歳未満の方
  • 60歳以上の方(他の病気や他の菌との複合感染のリスクが高まるため)
  • 年4回以上の再発を繰り返す場合(発症の誘因を探るため)

上記の注意点も踏まえた上で、市販薬と医師の処方薬を上手く使い分けてみてください。

カンジダ治療後は再検査しなくていい

カンジダ治療後の再検査は不要です。

カンジダ菌は健康な人の身体にも存在する常在菌なので、治療をすべて終えて菌のバランスが正常に戻れば症状が治るためです。

もともとカンジダは日和見感染を起こす病気で、菌の有無ではなく症状の有無によって治癒したかどうかを判断することは覚えておきましょう。

カンジダと間違えやすい症状

カンジダの主な症状にはおりもの異常やかゆみ、赤み、痛みなどがあげられますが、こうした症状は他の性感染症と間違えやすいです。

カンジダと間違えやすい性感染症
  • 膣トリコモナス症
  • 細菌性膣症
  • クラミジア
  • 淋病

上記の性感染症はいずれも細菌や原虫が原因となり、自覚している症状だけではカンジダとの区別が難しく、重複感染しているケースもあります。

発見が遅れると症状が悪化し不妊などの原因にもなりかねないので、疑わしい症状に合わせた幅広い検査を受けるようにしてください。

オンライン診療なら自宅で簡単に治療可能

オンライン診療ならスマホを通じて医師とオンライン上で繋がれるので、必要な検査・治療を自宅などから受けられます。

また予約制のため待ち時間ゼロですぐ診察を受けられるので、スキマ時間を利用して現在の症状を医師に相談することが可能です。

オンライン処方の流れ
予約

オンライン診療

検査キットの郵送・返送
(状況に応じて薬を処方)

Web上で検査結果を確認

必要に応じて再度診療

カンジダ治療薬の郵送処方

検査後は郵送による薬の処方になるので自宅などで受け取りができ、処方箋を持って薬局に受け取りに行く必要もありません。

デリケートな悩みを相談しやすい環境が揃っているので、少しでも感染の不安を感じている場合はフィットクリニックまでお気軽にご相談ください。

女性のカンジダ治療について

女性のカンジダ治療は、ライフステージや生理周期によって左右されることがあります。

状況によっては治療方法が異なることもあるので、以下を参考に医療機関にご相談ください。

妊娠中のカンジダ治療

妊娠中や妊娠の可能性がある場合、カンジダ治療は胎児への影響も考慮しつつ慎重に進めていきます。

通常は全身作用のある内服薬の使用は避けられ、膣や外陰部のみに局所作用する膣錠やクリームを用いるのが一般的な治療方法です。

ただし、妊娠12週未満での発症であれば、「治療するメリットがリスクを上回ると判断された場合」にのみ薬を使用します。

また出産が近づく妊娠36週以降かつ、膣内に大量のカンジダ菌が認められる場合、産道感染を予防する意味で治療を行います。

なお、妊娠中は膣の自浄能力が弱まることから、カンジダを発症しやすい時期となります。

妊娠周期によって治療方法が異なるので初発・再発を問わず、必ず主治医に相談し適切な処置を受けるようにしてください。

授乳中のカンジダ治療

授乳中のカンジダ治療の際、膣錠やクリームなどの成分が母乳に移行する量はごくわずかです。

ただし、基本的には妊娠中と同様に、「治療するメリットがリスクを上回ると判断された場合」のみ膣錠やクリームを使用します。

そのため自己判断で薬は使用せず、医師に相談して判断してもらうようにしてください。

生理中のカンジダ治療

生理中はカンジダ治療が行えません。

膣錠や塗り薬が経血で流されてしまうことで作用が弱まり、十分な治療効果が得られないためです。

また治療中に生理がきた場合も同じ理由から膣錠や塗り薬の使用は一旦中止し、生理後にふたたび治療を再開します。

なお、生理中は検査精度が落ちるため検査も受けられません。

そのため生理予定日も考慮しつつ、カンジダの検査・治療を受けるようにしてください。

カンジダ治療の注意事項

カンジダ治療を行うにあたって、いくつかの注意事項があります。

感染中はパートナーへの感染リスクがあったり、場合によっては症状の治りが悪くなったりすることもあるので、以下の方法を守りながら正しく治療を続けるようにしてください。

治療薬を使う際は手を清潔にする

治療薬を使用する前と後は、手指を洗い清潔な状態にしてください。

また、膣錠は手に残った水分を吸収して溶け出してしまうことがあるので、濡れた手で膣錠に触るのは厳禁です。

薬を使った後も忘れずに手を洗いましょう。

発症中は性行為を控える

発症中は、性行為の相手にもカンジダを感染させるおそれがあります。

治療をすべて終えて症状が治るまでは、性行為やそれに類似する行為はお控えください。

パートナーと一緒に検査する

ご自身が検査によってカンジダに感染していることがわかった場合、パートナーにも検査・治療を勧めるようにしてください。

どちらか一方に感染力のある菌が残っていれば、お互いに感染させあうピンポン感染の原因になりかねません。

不快な症状を長引かせないためにも、ペアで検査・治療に取り組むようにしましょう。

カンジダは治療しないとどうなる?

カンジダはもともと身体にいる常在菌が原因なので、症状が軽いと自浄作用によって自然治癒することもあります。

ただ、必ず自然治癒するとは限らず、放置している間は不快な症状も続くため、放置するよりも治療してしまう方が安心です。

また、人によっては重症化したり、慢性化することもあるので、なるべく早めに治療を受けるようにしてください。

カンジダは放置せず早めに治療しよう

カンジダを治療すれば、おおむね1~2週間で90%前後の方が治癒します。

放置するメリットはなく、ご自身が感染源になって感染を拡げてしまう原因にもなりかねません。

不快な症状が続けば日常生活にも影響するので、デリケートゾーンのトラブルは医師に相談して早めに治療するようにしてください。

よくある質問

Q1
カンジダ治療中、膣錠が出てきたらどうすればいいですか?
A1
膣錠が溶け崩れていれば、おりものとともに体外へと排泄された状態なので問題はありません。
もし溶けずにそのままの状態で出てきてしまったら、薬が効いていない可能性が高いので医師にご相談ください。
Q2
カンジダ治療中ですが、全然治らないです。どうしたらいいでしょうか?
A2
年に4回以上再発を繰り返すようであれば、治療薬の変更や投与期間を延長することで再発を抑えられる可能性があります。
またカンジダ菌は常在菌になるので、ストレスなどによる免疫力の低下や、ホルモンバランスの変化によっても増殖しがちです。
発症した際の健康状態がわかれば対処の余地はありますが、心当たりがない場合には無理せず医療機関にご相談ください。
Q3
カンジダ膣錠を6錠処方されましたが、3日で良くなりました。投与をやめてもいいですか?
A3
症状の有無にかかわらず、処方されたカンジダ膣錠は使い切るようにしてください。
自己判断で治療をやめてしまうと再発・再燃のリスクがあり、十分な治療が行えない可能性があります。
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