彼女や妻にだけEDとなってしまう男性は、意外にも少なくありません。
「妻や彼女との性行為でのみ勃起しにくくなる」は、医学的にも「パートナーや状況に関連する状況依存型のED」として説明されています。
好きな気持ちは変わらずあるのに興奮せず勃起できないため、お互いに辛い気持ちを抱えているケースも散見されます。
このページでは、基礎知識であるED(勃起不全)の原因や症状を踏まえた上で、彼女や妻にだけEDとなる原因と具体的な改善方法について解説します。
彼女・妻だけEDとは
「妻だけED」は、妻や彼女との性行為では勃起しにくい一方、自慰行為やほかの状況では勃起できる状態を表す一般的な呼び方です。
海外の論文でもパートナーとの関係性や性行為へのプレッシャーなどが関係する状況依存型EDの可能性が指摘されています。
- 夫婦(パートナー)生活で性行為を成功させなければならないと強く考える方は、緊張やプレッシャーによって勃起しにくくなることがある
- 不安やプレッシャー、パートナーとの関係性など、心因性の要因が関係している可能性
彼女や妻にだけEDとなる原因
妻だけEDは、彼女や妻以外の女性やマスターベーションの際には正常に勃起するため、勃起機能に問題があるわけではありません。
彼女や妻にだけEDは主に以下のようなケースなる原因となる場合があります。
これらは心因性EDの要因として考えられます。
心因性EDは、不安や緊張、過去の失敗経験などによって性的な刺激に集中できなくなり、勃起反応が妨げられる状態です。
ただし、心因性EDのみが原因ではなく、生活習慣病や加齢、血管機能の低下、ホルモンの異常、服用薬の影響などがかかわっている場合もあります。
「妻だけED」であると決めつけずに、様々な原因を疑うことも大事です。
以下の項目では、妻だけEDの方に向けた状況依存型EDの改善に役立つ方法を紹介しています。
性行為への不安やプレッシャー
パートナーとの性行為への不安やプレッシャーが積み重なることでED症状が出始めることがあります。
性行為のたびにこうした精神的な緊張やストレスが起こり、彼女や妻など特定の相手にだけEDを発症する原因の一つと考えられます。
過去の失敗経験
過去に彼女や妻から性行為を拒否されたり、性行為自体に失敗したりなどの経験があると、トラウマになってしまい勃起しづらくなってしまうケースがあります。
こうした失敗を思い出し性行為に集中できなくなる場合や、性欲が高まりにくくなることがあります。
妊活による心理的負担
男性側の妊活として、排卵日に合わせなければならないという意識や、妊娠のタイミングを逃したくないというプレッシャーが緊張につながることがあります。
関係性や性的コミュニケーションの変化
交際期間が長くなったり生活を共にしたりすることで、恋人同士だった頃とは関係性や生活環境が変化し、性的な興奮を感じにくくなることがあります。
ただし、これはパートナーの外見だけが原因という意味ではなく、疲労やストレス、コミュニケーション不足など、複数の要因が関係します。
性的刺激への慣れ
パートナーとの性行為のルーティン化で作業のような性行為となる場合、性的刺激への慣れからEDや中折れを起こしやすくなる場合があります。
妊活を義務的な性行為ととらえ新鮮味が薄れるといった場合も、刺激不足となり中折れの原因にもなります。
【彼氏・旦那がED】パートナーができること
EDの改善にはパートナーの理解や協力が、心理的な負担の軽減や改善につながることがあります。
パートナーができること
EDを責めず受け入れる姿勢を持つ
勃起にはリラックス状態が必要なので、パートナーのあなたがEDを受け入れる姿勢を見せ、安心感を与えてあげることが大切です。
「勃起させなくては」といったプレッシャーから、さらに勃起ができなくなるという悪循環はしばしば起こります。
男性もパートナーの反応は気になるため、「(勃起しなくても)大丈夫」という気持ちが伝われば、彼が必要以上に傷つくこともありません。
性行為が上手くいかなかったときに一番やってはいけないことは、相手を責めることです。
これでは男性にさらなる追い打ちをかけてしまいます。
不安や緊張が強まり、次の性行為でも勃起しにくくなる悪循環につながる可能性があります。
上手くいかなかったときには責めるのではなく、寄り添いの姿勢を見せて丁寧なスキンシップをとりましょう。
責めずに話を聞く姿勢は、本人の安心感や心理的な負担の軽減につながります。
お互いにしっかりと話し合う
どのような触れ合いを心地よいと感じるか、苦手なことや試してみたいことはあるかなど性のコミュニケーションを意識的に行いましょう。
お互いが満足できる性行為を探るきっかけとなり、マンネリ解消にもつながる可能性があります。
二人で新鮮な時間をつくる
交際期間が長くなると、二人で過ごす時間が日常化し、恋人同士としての新鮮さが薄れることがあります。
服装や外見を一方だけが変えるのではなく、二人でデートをしたり、普段とは違う場所へ出かけたりするなど、無理のない範囲で新鮮な時間をつくってみましょう。
必要な場合は、医療機関への受診を促す
パートナーの協力によって、状況依存型EDはより改善しやすくなりますが、EDに対する代表的な治療方法の一つであるED治療薬を服用し効果を得られる場合があります。
ED治療薬によって勃起機能が改善すると、本人だけでなくパートナーの性的満足度が改善する可能性も報告されています。
なお、ED治療薬は勃起反応を補助しますが、心理的なプレッシャーやパートナーとの関係性を直接解消する薬ではありません。
また、PDE5阻害薬は催淫剤や性欲増進剤ではなく、性的刺激があるときの血流増加を補助する薬です。
なお、EDのお悩みに対して、フィットクリニック公式LINEでは、ED治療薬に関する限定情報やお得なご案内をお届けしています。
EDのお悩みについて情報収集から始めたい方も、お気軽にご登録ください。
※LINE登録後はオンライン診療の予約も可能です
【独自調査】EDがパートナーとの関係に与える影響
彼女や妻にだけEDとなってしまうと、パートナーとの関係に亀裂が入ってしまうリスクも高まります。
実際に「性行為中、相手がED(勃起不全)になったらどう思いますか?」というアンケート(複数回答)を実施しました。
その結果、半数以上が「どうしていいかわからない」と回答、「心配になる」も半数近くの回答となりました。
また、パートナーは「自分に魅力がないのではないか」「気持ちが冷めたのではないか」と不安になる場合があります。
性行為に不満があると愛情を感じなくなる可能性があるかというアンケートも行いました。
はい(74.5%)
いいえ(25.5%)
(n=200)
EDの原因は愛情の有無だけではないことを伝え、二人で状況を共有することが大切です。
彼女や妻だけEDの治し方・改善方法
彼女や妻だけEDの改善方法は以下の通りです。
パートナーと本音で話し合う
ED改善には、パートナーの協力も必要不可欠です。
そのため、彼女や妻としっかりと本音で話し合うことが重要になります。
なぜ勃起しないのか、何がプレッシャー・ストレスになっているのかなどを素直に伝えましょう。
また、彼女や妻側がEDについてどう思っているかも確認してみてください。
前述した通り、パートナーも「なぜ自分にだけEDになっているのか」理由がわからず不安を抱え、浮気しているかもといった悩みで辛い思いをしている可能性があるため、そのフォローと誤解を解くことも忘れずにしましょう。
素直に話し合うことでお互いの不安や抱えた悩みを解消できるため、ED改善につながります。
自分を責めすぎない
彼女や妻だけEDになる男性は、少なくありません。
特に結婚後に妻だけEDだと感じる方が、40%以上もいるとも言われています。
自信の無さは心因性EDの原因とも言われているため、必要以上に自分を責めないようにしましょう。
決してマイナーな症状ではないため、必要以上に自分を否定せず前向きにED改善へ取り組むことが大切です。
2人でデートに出かける
お互いに付き合いが長くなると、デートの回数が減ったり自宅で過ごすことが多くなりがちです。
最近2人きりで、外出する機会が少ないと感じる方はぜひ2人でデートへ出かけてみてください。
【おすすめのデート】
- 出会った頃の思い出のデートコースを回る
- 初めての旅行場所へ再び訪れる
- 行ったことのない観光地へ行ってみる
2人の思い出の場所へ行くことによって、当時の初々しい気持ちやドキドキを思い出すきっかけになります。
また同居している場合は、あえて待ち合わせ場所を決めて別々に集合するのも初々しい気分を楽しめるうえ、普段とは違う刺激にもなります。
なおここで重要なのは、ロマンチックな雰囲気ではなく「いつもとは違う刺激や新鮮さ」です。
デートでなくても2人で外食へ出かける頻度を増やすといった、いつもとは違う雰囲気を楽しむ習慣をつけられると良いでしょう。
性行為の場所や環境を変える
性行為の場所や環境、趣向を変えてみるのもED改善・マンネリ解消につながります。
付き合いが長くなればなるほど、お互いに慣れが生じドキドキすることも減っていくでしょう。
特に、夫婦は長年一緒にいることで「まるで空気のような関係」になると言われることもあり、大切な人ではあるもののマンネリを感じやすいとも言えます。
そこで、お互いの同意とプライバシーに配慮しながら、普段とは違う落ち着いた環境で過ごしてみることも選択肢です。
上記で紹介したデートと組み合わせて、デート後にホテルへ行ったり旅行先でしてみたりするのもおすすめです。
また、時間帯を夜だけでなく朝や昼間にしてみるのも有効な手段でしょう。
生活習慣を見直す
生活習慣が原因で、EDとなっている可能性もあります。
日々の運動不足や不健康な食生活、睡眠不足なども勃起の機能を衰えさせる要因の一つです。
ただ、いきなり全てを変える必要はありません。
大切なのは習慣化することで、少しずつ食事内容を健康的にしたり、軽いウォーキングから始めてみたりとできることから始めてみましょう。
医療機関を受診する
日常生活を変えたり生活習慣を改善したりするのもED改善につながりますが、ED治療薬も彼女や妻にだけのEDに効果的です。
勃起のサポートをしてくれるED治療薬は、心因的なEDや加齢による器質性EDにも効果を発揮します。
一時的にではありますが、服用後すぐにED改善が期待できるため、EDを改善したい場合は、ED治療薬の服用も併用するとよいでしょう。
また当院にてED治療を行った男性573名にアンケートをしたところ、「通院して良かった」が61.4%「もっとはやく(ED治療薬を)使用すればよかった」55%と、多くの男性が良い効果を実感しています。
ED治療薬を服用し、性行為が上手くできるようになることで自信を持てるようになり、ED改善やパートナーとの関係の良化につながる可能性があります。
当院で処方しているED治療薬の種類や特徴は以下のページにて詳しく解説しています。 ED治療薬の種類と比較・選び方
妻や彼女にだけ勃起しにくい場合は原因に合った対処が大切
彼女や妻にだけEDとなってしまう原因やこのページの内容は、主に以下の通りです。
- パートナーに関連する状況依存型EDの可能性がある
- プレッシャーや過去の失敗、妊活、関係性の変化などが関係する
- 妻や彼女の外見を原因と考えるべきではない
- 身体的な原因が重なっている場合もある
- 相手を責めずに話し合い、必要に応じて医療機関へ相談する
- 改善にはED治療薬や心理的支援など複数の選択肢がある
こうした原因が考えられますが、妻だけEDだと自己判断で原因を決めつけず、医師に相談して適切な治療方法を検討しましょう。
当院ではED治療薬によるED治療を行っております。お気軽にご相談ください。
妻・彼女だけEDに関するよくある質問
-
- Q
妻だけEDの特徴は何ですか?
- A
「妻だけED」の特徴は、妻や彼女といったパートナーとの性行為では勃起しにくい一方、自慰行為やほかの状況では勃起できる状態で、状況依存型EDの1つと考えられています。
- Q
-
- Q
妻だけEDはなぜ起こるのでしょうか?
- A
妻だけEDは「性行為への不安やプレッシャー」「過去の失敗経験」「妊活による心理的負担」「関係性や性的コミュニケーションの変化」「特定の相手との性的刺激への慣れ」といった原因が考えられます。
- Q
-
- Q
EDのパートナー(彼氏・夫)に対してできることにはどういったものがありますか?
- A
EDのパートナーに女性ができることは以下の通りです。
- EDを責めずに受け入れる姿勢を持つ
- お互いにしっかりと話し合う
- 二人で新鮮な時間をつくる
- 必要な場合は、医療機関への受診を促す
パートナーに優しく寄り添い、安心感を与えてあげることを意識しましょう。
- Q
関連記事
参考サイト
この記事の監修
(はっとり けいた)
【略歴】
- 平成17年
- 医療法人財団 河北総合病院 勤務
- 平成29年
- ゴリラクリニック 池袋院 管理者
- 令和5年~
- フィットクリニック院長 勤務


「まただめなの?」
「いつになったらできるの?」
「浮気してるんでしょ」