【バイアグラの副作用】鼻詰まり・頭痛がいつまで続くか・抑え方を医師が解説

更新日:2026/04/16
【バイアグラの副作用】鼻詰まり・頭痛がいつまで続くか・抑え方を医師が解説

バイアグラの副作用には、血管拡張作用による、ほてりや頭痛などがあります。

バイアグラの副作用

  • ほてり、潮紅
  • 頭痛 等

バイアグラの処方や効果、飲み方について詳しくは、こちらをご覧ください。 バイアグラ(シルデナフィル)処方

バイアグラの主な副作用

バイアグラの副作用は何ですか?

相談者

バイアグラの特に起こりやすい副作用は、血管拡張によるほてりや潮紅、頭痛です。

発現頻度の高い副作用
  • ほてり、潮紅(5.78%)
  • 頭痛(3.87%)

※カッコ内の%は副作用の発現頻度

バイアグラは陰茎の血管を拡張する効果で勃起を補助しますが、陰茎だけでなく全身にも作用するため上記のような副作用が起こります。

副作用は基本的に時間の経過とともに治まっていきます。
重篤な副作用は稀で、重症化する例はほとんど報告されていません。

バイアグラの効果について詳しくは、下記のページで解説しています。 バイアグラの効果と持続時間

その他の副作用

バイアグラの発現頻度別に副作用を紹介します。
以下では、発現頻度が1%に満たない稀な副作用について、頻度別に紹介します。
※発現頻度は勃起不全の適応に対するシルデナフィルクエン酸塩錠承認時の国内臨床試験と、外国で実施された第 Ⅱ相/第Ⅲ相試験、及び使用成績調査の結果に基づいた内容です。

バイアグラの副作用:発現頻度0.1~1%未満

発現頻度0.1〜1%未満の副作用は、以下の通りです。

循環器 胸痛、動悸、頻脈
精神・神経系 めまい、傾眠、昏迷
肝臓 AST増加
消化器 悪心、胃腸障害、口渇、消化不良、腹痛
呼吸器 鼻炎
筋・骨格系 関節痛、筋肉痛
皮膚 発疹
感覚器 眼充血、結膜炎、彩視症、視覚障害
その他 CK増加、疼痛、熱感

バイアグラの副作用:発現頻度0.1%未満

発現頻度0.1%未満の副作用は、以下の通りです。

循環器 高血圧、不整脈、不完全右脚ブロック、末梢性浮腫
精神・神経系 異常感覚、下肢痙攣、記憶力低下、興奮、緊張亢進、錯乱、思考異常、神経炎、神経過敏、神経症、不安、不眠症、無気力
肝臓 ALT増加、LAP上昇、LDH増加、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、血清リン脂質上昇、血中アミラーゼ増加、血中アルブミン減少、血中ビリルビン増加、総蛋白減少
消化器 おくび、胃炎、胃不快感、下痢、口唇乾燥、舌障害、白舌、腹部膨満、便秘、嘔吐、嚥下障害
泌尿・生殖器 陰茎痛、射精障害、朝立ちの延長、半勃起の持続
呼吸器 呼吸障害、鼻閉、咽頭炎、喘息
筋・骨格系 骨痛、背部痛
皮膚 そう痒症、眼瞼そう痒症、脱毛症、男性型多毛症、発汗、皮膚乾燥、皮膚障害、紅斑
血液 ヘマトクリット減少、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、リンパ球増加症、好酸球増加症、赤血球減少症、赤血球増加症、白血球増加症
感覚器 眼乾燥、眼痛、屈折障害、光視症、味覚異常、味覚消失、流涙異常、羞明
その他 BUN増加、インフルエンザ症候群、リンパ節症、血中ナトリウム減少、血中リン増加、体重増加、血中尿酸増加、ウロビリノーゲン陽性、尿中ブドウ糖陽性、尿中赤血球陽性、尿中蛋白陽性、疲労、無力症

バイアグラの副作用:発現頻度不明

発現頻度不明の副作用は、以下の通りです。

循環器 心筋梗塞(注)、低血圧、失神
泌尿・生殖器 勃起の延長、持続勃起、尿路感染、前立腺疾患
呼吸器 鼻出血、気道感染症、副鼻腔炎
感覚器 霧視、視力低下、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴
その他 過敏性反応、感染症

注)因果関係は不明だが、バイアグラ服用後に発症の報告あり

日本国内においては現時点で、バイアグラが原因だと明らかになっている重大な副作用の報告はありません。
バイアグラ服用後に心筋梗塞や脳出血など重大な症状が出た事例はありますが、多くは服用者が心血管系の障害を持っていたことによると考えられています。

バイアグラは心血管系に障害がある人や、直近6ヶ月以内に脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などが起こった方は服用できません。
注意点をしっかり守ることで、思わぬ事態になるのを防ぐことができます。
持病や服用中の薬がある場合は、担当の医師に必ずお伝えください。

バイアグラの副作用による脱毛のリスク

バイアグラの副作用で禿げるって本当ですか?

相談者

バイアグラの副作用には、皮膚症状として脱毛症が報告されていますが、発現頻度は0.1%未満です。
万が一、服用中に脱毛の症状が現れた場合は、医師にご相談ください。

副作用による目のトラブル

バイアグラの副作用で目のトラブルはありますか?

相談者

バイアグラの注意事項として、まれに非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)のリスクが報告されています。

NAIONは、視力低下、視覚喪失を招く疾患で、初期症状として片眼に起こる痛みのない突然の視力低下などが見られます。

NAIONを引き起こしやすい人の特徴は、50歳以上、糖尿病や高血圧、冠動脈障害、高脂血症がある方、喫煙している方などです。

ただし、視覚障害はまれであり、バイアグラとの因果関係も明らかになっていません。
当院では事前の問診でリスクを確認した上で処方いたしますので、安心してご相談ください。

バイアグラジェネリックの副作用

バイアグラジェネリックの副作用は何ですか?

相談者

バイアグラジェネリック(シルデナフィル錠)の主な副作用はバイアグラと同じく、ほてりや頭痛です。

シルデナフィル錠の効果や副作用は、先発薬のバイアグラと変わりません。

ただし、有効成分の含有量が多いと、副作用を感じやすくなる場合があります。
医師が適切な量を判断いたしますので、自己判断で服用せずに医師にご相談ください。

バイアグラの副作用はいつから始まるか

バイアグラの副作用はいつから出ますか?

相談者

バイアグラの副作用は、服用後30分〜40分程度で発現します。
主な副作用はほてりや頭痛などの軽度な症状が多く、時間の経過とともに治まっていきます。
症状が重い場合は、性行為を中止して体を休めるようにしてください。

バイアグラの副作用はいつまで続くのか

バイアグラの副作用はいつまで続きますか?

相談者

バイアグラの副作用は、約3〜6時間程度続くと考えられます。
副作用の主な原因はバイアグラの血管拡張作用によるもので、効果の持続時間と同程度続くと考えられます。

症状の重さには個人差がありますので、時間は目安として考えてください。
長時間副作用が続く場合は、速やかに医師にご相談ください。

バイアグラによる心臓へのリスク

バイアグラは心臓に悪いですか?

相談者

バイアグラは、健康な方が服用する分には心臓に負担がかかることはありません
ただし、心血管系に障害がある方は注意が必要です。
心拍数が上がる運動などは心臓に負担がかかるため、性行為自体が危険な場合があります。

そのため、心血管系障害がある方や心筋梗塞の病歴がある方には、バイアグラを服用できない場合があります。 バイアグラを飲んではいけない人

バイアグラの服用について、持病や服用中の薬がある場合は、かかりつけの医師に相談してください。

バイアグラの重度の副作用

バイアグラの重度の副作用は何ですか?

相談者

添付文書には重度の副作用として区別はされていませんが、以下のような症状が安全性や基本的注意として詳細に記述されています。

症状 特徴
4時間以上の勃起の延長又は持続勃起 6時間以上持続する痛みを伴う勃起が持続勃起症とされる。
初期症状として性的興奮がないのに勃起が続く、痛み、腫れなど。
非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)による視力低下、視覚喪失 初期症状として片眼に突然起こる痛みを伴わない視力低下。
網膜色素変性症などによる視力低下、視覚喪失 初期症状として夜盲(暗所での視力低下)、視野狭窄(視界が狭くなる)。
心筋梗塞など心疾患 初期症状として胸痛、左腕、肩の痛み、胸の圧迫感、息切れ、冷や汗、吐き気など。

これらの事案は日本国内では確認されていませんが、外国の市販後使用成績調査において報告されています。

持続勃起や視覚低下、視覚喪失の症状が現れた際は、速やかに近くの病院で診察を受けてください。
持続勃起は泌尿器科で治療が可能で、発症後8時間以内に処置をすれば、ほとんどの場合回復するとされています。

心筋梗塞などの重篤な副作用を避けるために、持病や健康状態に不安がある場合は、バイアグラの処方前問診で医師にしっかりと伝えるようにしてください。

バイアグラの副作用による死亡例

バイアグラの副作用で死亡した人はいますか?

相談者

現時点では、バイアグラが直接的に死亡に繋がった報告はありません。
バイアグラ服用後の死亡例には、もともと心血管系の持病がある方や、医師の診察を受けずに服用し、併用禁忌薬と併用してしまったことによるものがあります。

自己判断で服用すると、思わぬ事故に繋がります。
こういった事例を避けるためにも、バイアグラを入手する際は必ず医療機関を受診しましょう。

バイアグラの副作用が出やすい人

バイアグラの副作用が出やすい人はどんな人ですか?

相談者

バイアグラの副作用を感じやすい方の例は、以下の通りです。

  • 過度な飲酒をしている
  • 用法用量を間違えている
  • 薬が合っていない
  • 併用禁忌・注意薬を使用している

アルコールと併用すると、バイアグラとの相互作用で酔いやすくなったり、副作用が強く出てしまう可能性があります。飲酒は適量を心掛けてください。

また、併用禁忌薬や注意薬を使用している場合は副作用が強く出てしまうおそれがあります。服用前に必ず医師にご確認ください。

バイアグラの併用禁忌・併用注意薬

バイアグラと併用してはいけない薬は何ですか?

相談者

バイアグラには併用してはいけない併用禁忌薬と、併用に注意が必要な併用注意薬があります。

バイアグラの併用禁忌薬
硝酸剤及び
NO供与剤
  • ニトログリセリン
  • 亜硝酸アミル
  • 硝酸イソソルビド
  • ニコランジル 等
アミオダロン塩酸塩 アンカロン(経口剤)等
sGC刺激剤 リオシグアト錠
(アデムパス)

併用禁忌薬を併用すると、低血圧や重大な健康リスクを引き起こす可能性があり大変危険です。
服用中の薬がある場合は、必ず医師に相談してください。

また、ED治療薬などのPDE5阻害薬も安全性が担保されていないため、併用してはいけません。

バイアグラの併用注意薬
薬の種類 該当する薬剤の一例 理由
チトクローム
P450 3A4
阻害薬
  • リトナビル
  • ニルマトレルビル/リトナビル
  • ダルナビル
  • エリスロマイシン
  • シメチジン
  • ケトコナゾール
  • イトラコナゾール
  • エンシトレルビル フマル酸(ゾコーバ)等
併用により血漿中濃度が上昇する可能性がある。
胃薬や抗生物質に成分が含まれている場合があり注意が必要。
胃薬:シメチジン
抗生物質:エリスロマイシン
チトクローム
P450 3A4
誘導薬
  • ボセンタン
  • リファンピシン 等
併用により血漿中濃度が低下する恐れがあり、効果に影響が出る可能性がある。
降圧剤 アムロジピン 等 併用により降圧作用が増強したとの報告がある。
α遮断剤 ドキサゾシン 等 降圧作用が増強や、併用によりめまい等の自覚症状を伴う血圧低下の報告がある。
カルペリチド ハンプ注射用1000 併用により降圧作用が強まり、必要以上に血圧が下がる可能性がある。
バイアグラの併用注意薬
チトクロームP450
3A4阻害薬
【該当薬の例】
  • リトナビル
  • ニルマトレルビル/リトナビル
  • ダルナビル
  • エリスロマイシン
  • シメチジン
  • ケトコナゾール
  • イトラコナゾール
  • エンシトレルビル フマル酸(ゾコーバ)等
【理由】
併用により血漿中濃度が上昇する可能性がある。
胃薬や抗生物質に成分が含まれている場合があり注意が必要。
胃薬:シメチジン
抗生物質:エリスロマイシン
チトクロームP450
3A4誘導薬
【該当薬の例】
  • ボセンタン
  • リファンピシン 等
【理由】
併用により血漿中濃度が低下する恐れがあり、効果に影響が出る可能性がある。
降圧剤 【該当薬の例】
アムロジピン 等
【理由】
併用により降圧作用が増強したとの報告がある。
α遮断剤 【該当薬の例】
ドキサゾシン 等
【理由】
降圧作用が増強や、併用によりめまい等の自覚症状を伴う血圧低下の報告がある。
カルペリチド 【該当薬の例】
ハンプ注射用1000
【理由】
併用により降圧作用が強まり、必要以上に血圧が下がる可能性がある。

上記の薬剤は一例ですので、表に含まれていない場合でも、持病や服用中の薬があれば必ず医師に相談してください。

その他の注意すべき飲み合わせなど、バイアグラの飲み方に関する詳しい情報はこちらをご確認ください。 バイアグラの飲み方(服用タイミングや食事の関係)

バイアグラを飲んではいけない人

バイアグラを飲んではいけない人はどんな人ですか?

相談者

バイアグラを飲んではいけない(服用禁忌)方は、以下の通りです。

  • 本剤の成分に対し過敏症が出た経験がある方
  • 硝酸剤やNO供与剤を使用中の方
  • 心血管系障害があり性行為自体が不適当な方
  • 重度の肝機能障害のある方
  • 一定未満・以上の低血圧や高血圧の方
  • 6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の病歴がある方
  • 網膜色素変性症の方
  • アミオダロン塩酸塩(経口剤)を使用中の方
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を使用中の方

重篤な副作用に繋がる危険性もありますので、自己判断での服用は避けてください。

バイアグラの副作用を抑える方法

副作用を抑える方法はありますか?

相談者

基本的にバイアグラによる副作用の多くは時間の経過とともに治まりますが、バイアグラによる軽微な副作用には、主に市販薬での対処が可能です。

軽微な副作用として挙げられている頭痛や鼻詰まりなどは、頭痛薬や点鼻薬を使用しても構いません。
ただし、薬の中には、併用注意薬の成分が含まれている可能性もあるため、自己判断で服用せずにまず医師に相談してください。

万が一、副作用が収まらない場合や重篤な副作用を感じた際は、速やかに医療機関を受診してください。
軽微な副作用については、それぞれの症状別に詳しく解説していきます。

バイアグラによるほてりの対策

バイアグラによるほてりが気になる場合は、体を冷やす対策をしましょう。

ほてりの症状は、バイアグラの血管拡張作用によるものです。時間の経過と同時に自然と治まっていきます。

また、副作用を抑えるには、飲酒を控えることも有効です。
アルコールには血管拡張作用があるため、飲酒をすると相互作用で血管拡張作用が強くなり、副作用が出やすくなります。
顔の赤みやほてりが気になる場合は試してみてください。

バイアグラによる頭痛の対策

バイアグラによる頭痛がひどい場合は、市販の頭痛薬との併用が効果的です(既往歴や持病によっては併用不可)。
頭痛が起こりやすい方は、バイアグラの服用前に用意してもいいでしょう。

バイアグラと併用可能な市販頭痛薬は以下のとおりです。

  • ロキソニンS
  • バファリンA
  • バファリンEX
  • イブA錠
  • 新セデス錠

頭痛薬がない場合は、カフェインの摂取もおすすめです。
コーヒーや緑茶など、カフェインの入った飲み物は脳の血管を収縮させる働きがあるため、バイアグラによって過剰に拡張された脳の血管を収縮させ、症状を緩和する効果が期待されます。

バイアグラによる胸焼け・胃もたれの対策

バイアグラによる胸焼けや胃もたれには、胃酸の生成を抑える胃薬が有効です。
以下の薬はバイアグラとの併用が可能となっています。

  • ガスター10
  • アシノンZ
  • ガストール
  • 太田胃散

ただし、シメチジンが含まれる胃薬はバイアグラとの併用に注意が必要なので、避けてください。

胃薬がない場合は、胃酸の逆流を抑えるためクッションやタオルを背中の下に置いて、上半身を少し高くして寝る姿勢をとりましょう。

バイアグラによる鼻炎・鼻詰まりの対策

バイアグラによる鼻炎・鼻詰まりが気になる場合は点鼻薬を使いましょう。

  • ナザール「スプレー」
  • ナザール「スプレー」(ポンプ)

点鼻薬がない・必要ない方は、鼻うがいをすることをおすすめします。

バイアグラの副作用は一般的には時間経過とともに治まる

バイアグラの主な副作用は、ほてりや潮紅、頭痛で、基本的には時間の経過とともに治まっていきます。
軽微な症状がほとんどですが、副作用の感じ方は個人差があります。
副作用が強く出たり、異変を感じた場合は速やかに医師に相談してください。

当院では、医師が丁寧に問診を行っております。不安なことがあればぜひご相談ください。 バイアグラ(シルデナフィル)処方

バイアグラの副作用が強く感じる場合は、他のED治療薬を選ぶのも1つの方法です。
以下のページでは当院で処方しているED治療薬の種類やED治療について詳しく解説しています。

参考サイト

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この記事の監修

院長名前
フィットクリニック院長
服部 圭太
(はっとり けいた)

【略歴】

平成17年
医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年
ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~
フィットクリニック院長 勤務