バイアグラの副作用 - 鼻詰まりや頭痛がいつまで続くか、抑え方を医師が解説

更新日:2026/07/27
バイアグラの副作用 - 鼻詰まりや頭痛がいつまで続くか、抑え方を医師が解説

バイアグラの主な副作用は、ほてりや潮紅、頭痛などが挙げられます。
副作用の多くは一時的なものですが、症状の強さや続く時間には個人差があります。
症状が強い場合や長く続く場合は、追加服用せずに医師へ相談してください。

バイアグラの副作用
ほてり、潮紅、頭痛、めまい、吐き気、動悸、消化不良、鼻詰まりなど

このページでは、バイアグラの副作用の発現率や、いつまで続くのか、併用禁忌薬、症状別の対処法などについて解説しています。

バイアグラのオンライン診療をご検討の方、またはバイアグラの基本情報を詳しく知りたい方は以下をご確認ください。 バイアグラ通販・オンライン診療 バイアグラ(シルデナフィル)とは

バイアグラの副作用の発現率

バイアグラの副作用について、発現率を教えてください。

相談者

バイアグラの副作用は、以下の発現率で起こるとされています。

バイアグラの副作用の発現率
1%以上 ほてり・潮紅(5.78%)、頭痛(3.87%)
0.1〜1%未満 めまい、吐き気、動悸、消化不良、腹痛、AST増加、鼻炎、関節痛、発疹、眼充血、視覚障害、CK増加など
0.1%未満 鼻詰まり、脱毛症、高血圧、不整脈、不安、不眠症、ALT増加、胃不快感、下痢、便秘、嘔吐、陰茎痛、射精障害など
頻度不明 心筋梗塞、低血圧、持続勃起、鼻出血、視力低下、感染症など

主な副作用はほてりや頭痛などの軽度な症状が多く、時間の経過とともに治まっていきます。
副作用が不安な方や初めての方は低用量の服用が推奨されますが、用量については医師と相談して決めることが大切です。 以下のページではバイアグラの用量や選び方を紹介しています。 バイアグラの用量と選び方

バイアグラによる脱毛の発現率

バイアグラの服用で、禿げる確率はどれくらいですか?

相談者

バイアグラの副作用には、皮膚症状として脱毛症が報告されていますが、発現率は0.1%未満とされています。
万が一、服用中に脱毛の症状が現れた場合は、医師にご相談ください。

バイアグラによる目のトラブルの発現率

バイアグラを服用して、どのくらいの頻度で目のトラブルが起こりますか?

相談者

バイアグラの服用による目の副作用は、以下の発現率で起こるとされています。

0.1〜1%未満 眼充血、結膜炎、彩視症、視覚障害
0.1%未満 眼乾燥、眼痛、屈折障害、光視症、流涙異常、羞明
頻度不明 霧視、視力低下、網膜出血、網膜静脈閉塞

また、薬との因果関係は不明ですが、非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)のリスクが報告されています。

NAIONは、視力低下、視覚喪失を招く疾患で、初期症状として片眼に痛みのない突然の視力低下などが見られます。

NAIONを引き起こしやすい人の特徴は、50歳以上、糖尿病や高血圧、冠動脈障害、高脂血症がある方、喫煙している方などです。

ただし、NAIONはまれであり、バイアグラとの因果関係も明らかになっていません。
不安な場合は、問診時に医師にご相談ください。

バイアグラジェネリックの副作用

バイアグラジェネリックの副作用は何ですか?

相談者

バイアグラジェネリック(シルデナフィル錠)では、先発薬のバイアグラと同様に、ほてりや頭痛などの副作用がみられることがあります。

有効成分は先発薬と同じシルデナフィルであり、国内で処方されているバイアグラジェネリックは同等の効果や安全性が期待できます。
ただし、効果や副作用の現れ方には個人差があるので注意が必要です。

また、海外で流通する未承認のシルデナフィル含有製品には、シルデナフィル以外の有効成分が配合されているものもあります(スーパーカマグラなど)。
自己判断で購入・服用せず、医療機関で処方された薬を使用してください。

その他、用量によっては副作用が現れやすくなる場合があります。
自己判断で服用量を変更せず、医師の指示に従って服用してください。

バイアグラジェネリックの詳細については、以下をご確認ください。 バイアグラジェネリックの詳細

バイアグラの副作用の発現時間

バイアグラの副作用はいつから出ますか?

相談者

バイアグラの副作用は、服用後30分〜40分程度で発現するといわれていますが、発現する時間には個人差があります。
主な副作用はほてりや頭痛などの軽度な症状が多く、時間の経過とともに治まっていきます。
症状が重い場合は、性行為を中止して体を休めるようにしてください。

バイアグラの副作用はいつまで続くのか

バイアグラの副作用はいつまで続きますか?

相談者

バイアグラの副作用は、服用後約3〜5時間程度で治まることが一般的です。

特に発現しやすいほてりや頭痛などの副作用は、バイアグラの血管拡張作用によって生じるため、効果が持続している間にみられやすくなっています。

ただし症状の重さには個人差がありますので、時間は目安として考えましょう。
長時間副作用が続く場合は、速やかに医師にご相談ください。

バイアグラによる心臓へのリスク

バイアグラは心臓に悪いですか?

相談者

バイアグラは、心血管系に問題がなく健康な方であれば、通常は心臓への大きな負担を過度に心配する必要はないとされています。

ただし、心臓や血管に疾患がある方は注意が必要です。
性行為は運動と同様に心拍数や血圧を上昇させるため、心血管系の状態によっては、性行為そのものが身体への負担となる場合があります。

そのため、持病や服用中の薬がある方は、かかりつけの医師に相談してください。 バイアグラを飲んではいけない人

バイアグラの重度の副作用

バイアグラの重度の副作用は何ですか?

相談者

添付文書には重度の副作用として分類されていませんが、服用後に注意が必要な症状や有害事象が報告されています。

症状 特徴・受診の目安
勃起の延長・
持続勃起症
性的刺激がなくなった後も勃起が治まらない、陰茎の硬い状態が続く、時間とともに痛みや圧痛が現れるなどの症状が見られる。
痛みの有無にかかわらず、勃起が4時間以上続く場合は、直ちに医療機関を受診する。
非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)による視力低下、視覚喪失 一般に、片眼に突然、痛みを伴わない視力低下が起こる。
急激な視力低下や視力喪失が現れた場合は、速やかに眼科専門医を受診する。
心筋梗塞などの重篤な心血管系有害事象 胸の痛みや圧迫感、息切れ、冷や汗、吐き気、腕・肩・背中などに広がる痛みがみられる場合がある。
これらの症状が現れた場合は、直ちに性行為を中止し、救急要請する。

持続勃起症は、処置が遅れると陰茎組織が損傷し、勃起機能が永続的に損なわれるおそれがあります。
自宅で対処しようとせず、泌尿器科などの救急対応が可能な医療機関を受診してください。

NAIONや心筋梗塞などは、バイアグラとの因果関係が明らかではない症例も含まれますが、外国の市販後報告などで確認されています。
特に心血管系の有害事象が報告された方の多くは、もともと心血管系のリスク因子を有していました。

バイアグラを安全に服用するため、心臓や血管の病気、目の病気、持続勃起症につながる病気などの既往歴や、服用中の薬を処方前の問診で医師に正確に伝えてください。

バイアグラの副作用による死亡例

バイアグラの副作用で死亡した人はいますか?

相談者

現時点では、バイアグラが直接的に死亡に繋がった報告はありません。
バイアグラ服用後の死亡例には、もともと心血管系の持病がある方や、医師の診察を受けずに服用し、併用禁忌薬と併用してしまったことによるものがあります。

自己判断で服用すると、思わぬ事故に繋がる可能性があります。
こういった事例を避けるためにも、バイアグラを入手する際は必ず医療機関を受診しましょう。

バイアグラの副作用が出やすい人

バイアグラの副作用が出やすい人はどんな人ですか?

相談者

バイアグラの副作用を感じやすい方の例は、以下の通りです。

  • 過度な飲酒をしている
  • 用法用量を間違えている
  • 薬が合っていない
  • 併用禁忌・注意薬を使用している

バイアグラの服用時に飲酒すると、血管拡張作用がバイアグラと重なることで、副作用が現れやすくなる場合があります。
飲酒は適量にとどめてください。

また、併用禁忌薬は命に関わる危険性があるため、併用できません。
併用注意薬の場合は、薬の効果や副作用に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、使用中の薬がある場合は、診察時に必ず医師へお伝えください。

バイアグラの併用禁忌・併用注意薬

バイアグラと併用してはいけない薬は何ですか?

相談者

バイアグラには併用してはいけない併用禁忌薬と、併用に注意が必要な併用注意薬があります。

バイアグラの併用禁忌薬
硝酸剤及び
NO供与剤
(狭心症などの治療薬)
  • ニトログリセリン
  • 亜硝酸アミル
  • 硝酸イソソルビド
  • ニコランジル 等
アミオダロン塩酸塩
(不整脈の治療薬)
アンカロン(経口剤)等
sGC刺激剤
(肺高血圧症などの治療薬)
リオシグアト錠
(アデムパス)

併用禁忌薬を併用すると、低血圧や重大な健康リスクを引き起こす可能性があり大変危険です。
服用中の薬がある場合は、必ず医師に相談してください。

また、ED治療薬などのPDE5阻害薬との併用については安全性が確立していないため控えましょう。

バイアグラの併用注意薬
薬の種類 該当する薬剤の一例 理由
チトクローム
P450 3A4
阻害薬
  • リトナビル
  • ニルマトレルビル/リトナビル
  • ダルナビル
  • エリスロマイシン
  • シメチジン
  • ケトコナゾール
  • イトラコナゾール
  • エンシトレルビル フマル酸(ゾコーバ)等
併用により血漿中濃度が上昇する可能性がある。
胃薬や抗生物質に成分が含まれている場合があり注意が必要。
胃薬:シメチジン
抗生物質:エリスロマイシン
チトクローム
P450 3A4
誘導薬
  • ボセンタン
  • リファンピシン 等
併用により血漿中濃度が低下する恐れがあり、効果に影響が出る可能性がある。
降圧剤 アムロジピン 等 併用により降圧作用が増強したとの報告がある。
α遮断剤 ドキサゾシン 等 降圧作用が増強や、併用によりめまい等の自覚症状を伴う血圧低下の報告がある。
カルペリチド ハンプ注射用1000 併用により降圧作用が強まり、必要以上に血圧が下がる可能性がある。
バイアグラの併用注意薬
チトクロームP450
3A4阻害薬
【該当薬の例】
  • リトナビル
  • ニルマトレルビル/リトナビル
  • ダルナビル
  • エリスロマイシン
  • シメチジン
  • ケトコナゾール
  • イトラコナゾール
  • エンシトレルビル フマル酸(ゾコーバ)等
【理由】
併用により血漿中濃度が上昇する可能性がある。
胃薬や抗生物質に成分が含まれている場合があり注意が必要。
胃薬:シメチジン
抗生物質:エリスロマイシン
チトクロームP450
3A4誘導薬
【該当薬の例】
  • ボセンタン
  • リファンピシン 等
【理由】
併用により血漿中濃度が低下する恐れがあり、効果に影響が出る可能性がある。
降圧剤 【該当薬の例】
アムロジピン 等
【理由】
併用により降圧作用が増強したとの報告がある。
α遮断剤 【該当薬の例】
ドキサゾシン 等
【理由】
降圧作用が増強や、併用によりめまい等の自覚症状を伴う血圧低下の報告がある。
カルペリチド 【該当薬の例】
ハンプ注射用1000
【理由】
併用により降圧作用が強まり、必要以上に血圧が下がる可能性がある。

上記の薬剤は一例ですので、表に含まれていない場合でも、持病や服用中の薬があれば必ず医師に相談してください。

その他の注意すべき飲み合わせなど、バイアグラの飲み方に関する詳しい情報はこちらをご確認ください。 バイアグラの飲み方と服用タイミング

バイアグラを飲んではいけない人

バイアグラを飲んではいけない人はどんな人ですか?

相談者

バイアグラを飲んではいけない方(服用禁忌)は、以下の通りです。

  • 本剤の成分に対し過敏症が出た経験がある方
  • 硝酸剤やNO供与剤を使用中の方
  • 心血管系障害があり性行為自体が不適当な方
  • 重度の肝機能障害のある方
  • 血圧が90/50mmHg未満の方
  • 治療による管理がなされていない高血圧の方(安静時収縮期血圧が170mmHg超、または安静時拡張期血圧が100mmHg超)
  • 6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の病歴がある方
  • 網膜色素変性症の方
  • アミオダロン塩酸塩(経口剤)を使用中の方
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を使用中の方

重篤な副作用に繋がる危険性もありますので、自己判断での服用は避けてください。

【症状別】バイアグラの副作用を抑える方法

副作用を抑える方法はありますか?

相談者

基本的にバイアグラによる副作用の多くは時間の経過とともに治まりますが、バイアグラによる軽微な副作用には、主に市販薬での対処が可能です。

頭痛薬や点鼻薬の使用を検討する場合は、自己判断で併用せず、バイアグラを処方した医師または薬剤師に確認してください。

万が一、副作用が収まらない場合や重篤な副作用を感じた際は、速やかに医療機関を受診してください。
軽微な副作用については、それぞれの症状別に詳しく解説していきます。

バイアグラによるほてりの対策

バイアグラによるほてりが気になる場合は、体を冷やす対策をしましょう。

ほてりの症状は、バイアグラの血管拡張作用によるものです。時間の経過と同時に自然と治まっていきます。

また、副作用を抑えるには、飲酒を控えることも有効です。
アルコールには血管拡張作用があるため、飲酒をすると相互作用で血管拡張作用が強くなり、副作用が出やすくなります。
顔の赤みやほてりが気になる場合は試してみてください。

バイアグラによる頭痛の対策

バイアグラによる頭痛がひどい場合は、市販の頭痛薬との併用が効果的です(既往歴や持病によっては併用不可)。
頭痛が起こりやすい方は、バイアグラの服用前に用意してもいいでしょう。

市販されている主な頭痛薬には、以下のような製品があります。

  • ロキソニンS
  • バファリンA
  • イブA錠
  • 新セデス錠

ただし、バイアグラ服用中に市販の頭痛薬を使用できるかどうかは、製品の成分、持病、アレルギー歴、服用中の薬などによって異なります。
使用前に医師または薬剤師へ確認してください。

バイアグラによる胸焼け・胃もたれの対策

バイアグラによる胸焼けや胃もたれには、胃薬が有効な場合があります。
市販の胃薬には、以下のような製品があります。

  • ガスター10
  • アシノンZ
  • ガストール
  • 太田胃散

ただし、シメチジンが含まれる胃薬はバイアグラとの併用に注意が必要なので、避けてください。

胃薬がない場合は、胃酸の逆流を抑えるためクッションやタオルを背中の下に置いて、上半身を少し高くして寝る姿勢をとりましょう。

バイアグラによる鼻炎・鼻詰まりの対策

バイアグラによる鼻炎・鼻詰まりには、点鼻薬が有効な場合があります。

  • ナザール「スプレー」
  • ナザール「スプレー」(ポンプ)

点鼻薬がない・必要ない方は、鼻うがいをすることをおすすめします。

バイアグラの副作用は一般的には時間経過とともに治まる

バイアグラの主な副作用は、ほてりや潮紅、頭痛などですが、時間の経過とともに治まっていくことが多いです。
軽微な症状がほとんどですが、副作用の感じ方は個人差があります。
副作用が強く出たり、異変を感じた場合は速やかに医師に相談してください。

当院では、患者様が安全に服用できるよう、医師が丁寧に問診を行っております。
不安なことがあれば、ぜひご相談ください。

バイアグラのオンライン診療については以下から確認できます。 バイアグラ通販・オンライン診療

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参考サイト

この記事の監修

フィットクリニック院長 服部圭太
フィットクリニック院長
服部 圭太
(はっとり けいた)

【略歴】

平成17年
医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年
ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~
フィットクリニック院長 勤務