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ED治療薬を服用できない人・飲んではいけない人

更新日:24/08/1
ED治療薬を服用できない人・飲んではいけない人

ED治療薬である、バイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、ステンドラ(アバナフィル)、ザイデナ(ウデナフィル)には特定の疾患などにより服用してはいけない人、飲んではいけない人がいます。

過去には死亡例の報告もあるため、必ずご確認ください。

ED治療薬を服用できない人・飲んではいけない人

ED治療薬は安全性の高い医薬品ですが、以下に該当する方は服用によって重篤な健康被害や、場合によっては死に至る可能性があるため服用が禁忌となっており、処方を行うことはできません。

  • 服用を希望するED治療薬の成分(および添加物の成分)に対して過敏症の既往歴がある患者
    ⇒ 国内外の臨床試験で過敏反応の関与を否定できない副作用症状が報告されています。
  • 心血管系の障害などによって性行為が不適当と診断された方
    ⇒ 性行為時には心拍数や血圧、心筋酸素消費量が増加することから性行為が不適当とされます。
  • 不整脈・狭心症・心不全などの持病のある患者
    ⇒ 性行為時には心拍数や血圧、心筋酸素消費量が増加することから性行為が不適当とされます。
  • 重度の肝機能障害がある患者
    ⇒ ED治療薬成分の排泄が遅延し血漿中濃度が増大する可能性があります。
  • 低血圧の患者(最大血圧90mmHg未満または最小血圧が50mmHg未満)
    ⇒ 血圧最大90/最小50mmHg未満の低血圧患者は、臨床試験において除外対象とされています。
  • 高血圧の患者(安静時収縮期血圧170mmHg以上、又は最小血圧が100mmHg以上)
    ⇒ 悪性高血圧及び安静時収縮期血圧が 170mmHg超、または拡張期血圧が100mmHg超の高血圧症患者は、外国の臨床試験において除外対象とされています。
  • 最近6ヶ月以内で、脳梗塞・脳出血・心筋梗塞の既往歴がある患者・手術を受けた患者
    ⇒ 脳血管障害後の患者は血圧下降が脳循環の低下に結びつく可能性から。心筋梗塞後患者については、性行為そのものが心臓のリスクを伴う可能性から服用が禁忌とされています。
  • 血液細胞の障害・疾患を持つ患者(多発性骨髄腫、白血病、鎌状赤血球貧血など)
    ⇒ 持続勃起症をきたす可能性のある病気であることから服用が禁忌とされています。
  • 腎機能障害や人工透析を行っている患者
    ⇒ ED治療薬成分の排泄が遅延し血漿中濃度が増大する可能性があります。
  • QT延長症候群(先天的な不整脈のある方)や、抗不整脈薬を服用中の患者
    ⇒ 主にバルデナフィルに対しての禁忌ですが、投与によりQT延長が増強する恐れがあり禁忌となります。
  • 網膜色質変性症(進行性の夜盲症)と診断された患者
    ⇒ 網膜色素変性症の患者は、臨床試験において除外対象となっています。
  • 変形ペニス形状と診断されている方
    ⇒ ペロニー病の場合は病状によりPDE5阻害薬による症状の軽減効果が認められる場合もあります。
  • 女性の方
    ⇒ 女性には適応がない点がまず挙げられますが、女性のほうが体内の成分残留時間が長くなる場合があるため、副作用だけが増強するおそれもあります。
  • 未成年の患者
    ⇒ 未成年者は臨床試験でも対象外であるため、安全性が確立されていません。
  • 併用禁忌薬を投与中の患者
    ⇒ ED治療薬ごとに併用禁忌薬の違いがあるため、服用中の医薬品名を医師に伝えてください。

上記は一例であり、健康状態が気になる場合、ご自身で判断せず必ずクリニックで医師にご相談ください。

また、バイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、ステンドラ(アバナフィル)、ザイデナ(ウデナフィル)それぞれに飲んではいけない人の違いがあるほか、病状や個人差でも服用の禁忌や注意事項が変わってきます。

併用禁忌・併用注意となる服用中の医薬品についての詳細は以下のページで詳しく解説しています。

ED治療薬の服用を注意する必要がある人

ED治療薬の服用禁忌とはされていなくても、服用を注意する必要がある人もいます。

以下に該当する場合は、服用に注意、あるいはED治療薬の種類やご自身の状態によって服用できない場合もあるため、必ずご確認ください。

詳しくはクリニックで医師にご相談ください。

  • ご高齢の方
    ⇒ 70代、80代でもED治療を行う患者は少なくありませんが、低用量からの服用が推奨されています。
  • 新型コロナワクチン接種
    ⇒絶対ではありませんが、 現時点では接種当日や翌日の服用は避けるよう考えられています。
  • 腎機能が低下している方
    ⇒ 服用間隔を通常より長く取ることが推奨されます。
  • 過度な飲酒
    ⇒ 飲酒によって予期しない副作用の増強といった恐れがある一方、効果が得られないケースも見られます。

服用の注意にあたっては、上記に加え併用注意となる医薬品を服用しているかという点も重要です。

併用注意医薬品の詳細は以下のページで詳しく解説しています。

まとめ

ED治療薬の薬の飲み合わせについては自己判断すると危険なので、医師に相談するのが確実で安全です。

ご自身の症状により、注意と書かれている内容に該当していたとしても、禁忌であるおそれもあります。

当院では主要ED治療薬5成分すべてを取り扱っておりますので、服用できるED治療薬があるか、お気軽にお問い合わせください。

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