朝立ち(夜間勃起)は精神的な影響が受けにくい現象となり、朝立ちできていれば身体的には問題ないと考えられます。
EDの初期症状とは?現れる症状や起因について解説|フィットクリニック笹塚院
この記事ではEDの初期症状について、以下の内容をまとめています。
- EDの主な初期症状
- セルフチェック方法
- EDの基準
- EDの改善方法
ED(勃起不全)は、性行為で十分に勃起できない、勃起を維持できない状態を指します。
今は勃起できていたとしても、以前より勃起力や持続力が低下しているのであれば、EDの初期症状である可能性が考えられます。
「以前より勃ちが悪い」「中折れしやすい」といったお悩みがある方は、ぜひ参考にしてください。
EDの主な初期症状
以下にあてはまる場合は、EDの初期症状の可能性があります。
- 朝立ちしない日がある
- たまに中折れすることがある
- 勃起時の硬さの低下
- 性行為に対する意欲の減退
完全な勃起不全でなくても、陰茎の硬さや持続力の衰えもEDに当てはまります。
体調やコンディションによって左右されることもありますが、ひとつの目安として考えましょう。
朝立ちしない日がある
朝立ちしない日が続いている場合は、器質性EDの可能性があります。
器質性EDとは、血管や神経、内分泌などの障害によって勃起できない状態をいいます。
朝立ちは「夜間睡眠時勃起現象」と呼ばれ、健康的な男性によくみられる生理現象です。
夜間勃起は睡眠時に何度か起こる現象で、正常であれば約80分ごとに20〜40分ほど勃起状態が続きます。
この現象は精神的な影響を受けにくいため、朝立ちしていない状態が続く場合は、何らかの身体的な原因が考えられます。
たまに中折れすることがある
EDの定義として、性行為時に勃起の維持または持続ができない状態も含まれるため、中折れも十分EDの症状に当てはまります。
原因はさまざまですが、糖尿病や高血圧などにより動脈硬化が起きると、血流が悪くなり勃起の維持が難しくなります。
性行為中に硬さが維持できない、中折れが続くといった場合は、EDの可能性を疑いましょう。
勃起時の硬さの低下
EDの初期症状として、性行為の際に満足いく硬さを得られずに挿入できない場合があります。
仮に挿入できても、以前より硬さが落ちていることもありますので、少しでも違和感があればEDを疑ってもいいでしょう。
硬さが原因で性行為の失敗が続く方は、EDの可能性が高く注意が必要です。
性行為に対する意欲の減退
そもそも性行為に対する意欲が減退している場合もEDの初期症状になります。
性欲が低下する原因には、精神的な問題が多いのが特徴です。
例えば、勃起力の衰えからパートナーを満足させられる自信がなくなり、性行為に消極的になっていることも。
中折れなどの失敗が続いていると、「次こそは成功しなければ」というプレッシャーからEDにつながる可能性もあります。
EDの基準について
硬さの指標として、日本版EHS「勃起の硬さスケール」では以下のような基準を設けています。
- グレード 1:陰茎は大きくなるが、硬くはない。
- グレード 2:陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない。
- グレード 3:陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない。
- グレード 4:陰茎は完全に硬く、硬直している。
グレード1~2はEDの症状にも当てはまりますが、場合によってはグレード3でもEDの初期症状になっている可能性が考えられます。
大まかな判断基準になりますが、ご自身の勃起状態がどのグレードに当てはまるのか確認してみてください。
日本国内のED人口(ED最新調査を紹介)
日本性機能学会は2024年に、勃起障害(ED)に関する全国調査を1998年以来25年ぶりに実施し、前回から270万人増の推計1,400万人がEDに悩んでいるという調査結果を明らかにしました。
今回の調査の特徴として、中高年に多いイメージだったEDは20歳代で2割以上にのぼり、全年齢平均で成人男性の約31%がEDであると回答しています。
同学会でも「EDは薬で治療できる」、「自分だけが悩んでいると考えずに、医師に相談してほしい」と述べており、症状に合ったED治療薬の選択によってEDを改善することが可能です。
EDか知りたい方はセルフチェックで確認
フィットクリニックでは、セルフチェックでEDかどうかの判断ができます。
生活習慣や性行為時の勃起状態など、10項目の質問に答えるだけで、EDのレベルを判断します。
病院に行くか迷っている方は、まずセルフチェックを試してみてください。
EDになりやすい危険因子とは?
EDになりやすい危険因子は以下になります。
- 加齢による男性機能の減退
- 生活習慣の乱れ
- 疾患・外傷
- 心因性のストレス
危険因子は一つだけでなく、いくつも重なっている場合があります。
EDの原因によって治療法も変わってきますので、自己判断せずに医師に相談すると安心です。
加齢による男性機能の減退
加齢により男性ホルモンが減少してしまい、男性機能が減退している可能性も考えられるでしょう。
男性は40代以降から、男性ホルモンの「テストステロン」が徐々に減少していきます。
テストステロンが減少すると、イライラや疲れやすいといった男性更年期障害の症状が現れます。
- イライラする
- 集中力の低下
- 無気力
- 異様に汗をかく
- 性欲の減少
- ED
男性更年期障害には、身体的・精神的症状のほかに、EDや性欲低下といった性機能の症状もあります。
単に年齢のせいだと考える方もいらっしゃいますが、男性機能障害になっている可能性も否定できません。
性機能の減退のほか、イライラや無気力の症状が出ている場合は注意しましょう。
生活習慣の乱れ
以下のような生活習慣の乱れから、血管障害につながりEDになる可能性があります。
- 肥満、脂質の多い食習慣
- 喫煙
- 運動不足
これらが続いていると、動脈硬化を引き起こすリスクが高くなるため注意が必要です。
動脈硬化とは、心臓から作られた血液を各臓器に運ぶ動脈が硬くなることで、進行すると血管内が狭くなり血流が悪くなります。
勃起は海綿体に血液が流れ込むことで陰茎を硬くするため、血流が悪くなると必然的に勃起力の衰えにも繋がります。
生活習慣の乱れを改善することで、ED対策にもつながるでしょう。
疾患・外傷
精神的な原因ではなく、疾患や外傷などの影響でEDになっている場合もあります。
- 糖尿病
- うつ病
- 神経疾患
- 睡眠時無呼吸症候群
- 手術や外傷などにより勃起にかからる神経が傷ついた
上記のように原因となる疾患を特定し、しっかりと治療をしていけばEDの改善も期待できるでしょう。
また抗うつ薬など精神疾患の治療薬は、副作用でEDの症状が現れることもありますので注意してください。
心因性ストレス
性行為に対するプレッシャーや不安、ストレスなどで勃起が困難になっている可能性もあり得るでしょう。
精神的なトラブルによる症状は「心因性ED」と呼ばれ、20~30代の若年層で勃起不全に悩む方の多くが心因性EDといわれています。
強いストレスや精神的なダメージを受けると、脳内の神経伝達物質が減少して性的刺激に対して鈍感になります。
血管など身体面での原因ではないため、ED治療にはメンタルケアが重要です。
EDの改善方法
ED改善には、以下のような方法があります。
- ストレスの軽減(趣味に没頭する、心理カウンセリングを受ける)
- 原因となる疾患の治療
- 薬の副作用であれば、薬の変更や減薬
- 生活習慣の改善
- ED治療薬の服用
※フィットクリニックでは心理カウンセリングをおこなっていません。
前述の通り、EDはそれぞれの原因に合わせて対策する必要があります。
まずはEDの原因を突き止めた上で、適切な治療に取り組みましょう。
また原因を問わず、ED治療薬の服用は多くの方に選ばれています。
ED治療薬は勃起力や持続時間をサポートする薬となり、性行為前に服用すれば失敗防止になります。
成功体験を積み重ねることで自信につながり、不安やプレッシャーからくる心因性EDにも有効です。
フィットクリニックのED治療
フィットクリニックでは、来院、オンライン診療でED治療をおこなっています。
体質改善などご自身で対処する方法もありますが、すぐに改善されない場合はED治療薬の服用も選択肢のひとつです。
名称 | 価格(税込) | |
---|---|---|
バイアグラ | バイアグラ25mg | 1,300円/1錠 |
バイアグラ50mg | 1,600円/1錠 | |
シルデナフィル錠25mg | 600円/1錠 | |
シルデナフィル錠50mg | 1,000円/1錠 | |
バイアグラジェネリック25mg | 270円/1錠 ※お問い合わせください |
|
バイアグラジェネリック50mg | 700円/1錠 | |
バイアグラジェネリック100mg | 1,000円/1錠 | |
レビトラ | レビトラ20mg | ※お問い合わせください |
レビトラジェネリック10/11mg | 900円/1錠 | |
レビトラジェネリック20mg | 1,200円/1錠 | |
シアリス | シアリス10mg | 1,500円/1錠 |
シアリス20mg | 1,600円/1錠 | |
シアリスジェネリック10/11mg | 700円/1錠 | |
シアリスジェネリック20/22mg | 1,200円/1錠 |
フィットクリニックでは、複数のED治療薬をご用意しています。
成分や持続時間が異なるため、患者様の体質やご希望を考慮しながら処方いたします。
また自宅で予約から処方までを行えるオンライン診療も対応可能です。
「病院に行くのはハードルが高い」「EDかどうか判断できない」という方も、安心してご予約ください。
まとめ:EDかも?と感じたら医療機関を受診する
EDの初期症状に関するまとめは以下の通りです。
- 朝立ちしない、中折れはEDの初期症状
- 以前よりも硬さや性欲が低下している場合もEDの可能性あり
- セルフチェックで簡易的なEDチェックができる
- EDの原因は生活習慣の乱れや心因性、疾患の影響などさまざま
- EDを予防するためにも、生活習慣の改善に取り組む
- ED治療薬の服用も検討する
以前よりも勃起に違和感を感じる場合は、EDの初期症状が出ている可能性があります。
加齢や生活習慣の乱れによってEDのリスクも上がりますので、まずは生活習慣の改善に取り組みましょう。
それでも効果を感じられない場合は、ED治療薬の服用も選択肢のひとつです。
フィットクリニックでもED治療薬を処方しておりますので、ぜひご相談ください。
EDの初期症状によくある質問
朝立ち(夜間勃起)は精神的な影響が受けにくい現象となり、朝立ちできていれば身体的には問題ないと考えられます。
特に若年層の方は、性行為に対するプレッシャーやストレスから心因性EDになってしまう方が多いです。
ただし生活習慣の改善は時間がかかるため、並行してED治療薬を服用してもいいでしょう。
射精障害とは、性行為時に勃起はできるものの正常なタイミングで射精できない状態を指します。
フィットクリニックでも早漏の治療をおこなっておりますので、ぜひご相談ください。