レビトラと食事の関係・影響|効果的な食事内容も徹底解説
レビトラはバイアグラに比べて食事の影響を受けにくいED治療薬ですが、食事に気を付けることでより効果を引き出すことが可能です。
本記事では、レビトラと食事の関係性や適した食事内容について解説しています。
現在レビトラを服用中の方や、レビトラの服用を検討している方はぜひ参考にしてください。
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レビトラと食事の関係・影響
レビトラの服用と食事に関して、気を付けたいポイントは以下です。
次の章で順に解説していきます。
レビトラは空腹時の服用が最も効果的
レビトラは、空腹時に服用した方が体内への吸収が良く、薬の効果を最大限に引き出せます。
以下の画像は海外の調査データをもとに作成したイメージ図です。
この調査によって、「高脂肪食」はCmax(血漿中濃度)を2割弱減少させ、Tmax(最高血漿中濃度到達時間)を最大1時間遅らせることが明らかにされました。
一方「標準的な食事(700kcal以下且つ脂質30g以内)」を摂取後に薬を服用した場合、空腹時と比較してわずかな影響しか無かったとされています。
結果からわかることは、レビトラは空腹時に最も高い効果を発揮し、一方で脂質の高い食事をすると効果が若干減少するということです。
よって、レビトラの効果を最大化するためには食前の服用且つ、脂質の多い食事を避けることが重要です。
また、たとえ空腹時であってもその日のうちに脂質の多い食事をした場合は、食後6~7時間経過しても腸壁の油膜が取れないため、レビトラの成分吸収が遅延する可能性があります。
レビトラを服用する日は、和食をメインにするなどさっぱりとした食事を心がけてください。
レビトラを食事前に服用する際の注意点
レビトラは、食事の30分~1時間前に服用してください。
レビトラは、食前に服用して成分を体内に吸収させてしまえば服薬後30分程度で大部分が吸収されます。
よって、その後に食事をとっても効果に影響はありませんが食べ過ぎには十分ご注意ください。食事がスムーズに消化されないと、成分の吸収速度も鈍くなります。
レビトラを食前に服用する場合、以下のような流れで服用しましょう。
レビトラを食後に服用する際の注意点
レビトラを食後に服用する場合は、食後2時間程度時間を空けてから服用してください。
食事は脂質が少ないもの(和食など)にして、量は腹6~7分目を心がけましょう。
脂質の多い食事をとった場合は、2時間経過しても腸壁に残った油膜によって十分な効果を得られない可能性があるためご注意ください。
レビトラを食事後に服用する場合、以下のような流れで服用するのが望ましいです。
レビトラに影響する食事・影響しない食事
レビトラの製造・販売元であるバイエル社が発表した目安の食事は、総エネルギーに占める脂肪の割合が約30%(700kcal未満かつ脂質23.3g以下)です。
これらの数値を越えなければ、食事の影響はほぼ受けないとされています。
レビトラの効果に影響する食事、影響しない食事は以下です。
-
カレーライス
(約760kcal・脂質約25g) -
チャーハン
(約700kcal・脂質約31g) -
オムライス
(約850kcal・脂質約32g)
など
-
焼魚定食
(約600kcal・脂質約11g) -
月見うどん
(約430kcal・脂質14g) -
親子丼
(約620kcal・脂質13g)
など
レビトラとアルコールの関係
アルコールとレビトラの併用は医学的に禁止されていませんが、アルコールはコップ1杯程度にとどめましょう。
過度な飲酒は以下のようなリスクを招く恐れがあります。
- 過度な血流促進により酩酊状態となる
- 急激な血圧低下によりめまいや立ちくらみが起こる
- 神経の働きが鈍り勃起しづらくなる
- 酔い過ぎにより吐き気を催す など
食事以外でのレビトラの正しい服用方法
食事以外でレビトラ服用時に気を付けたいことは以下です。
- 性行為の15分~30分前に服用する
(レビトラの効果発現時間に合わせる) - 水またはぬるま湯で服用する
- 1日1回1錠の服用を厳守する
(次回の服用まで24時間空ける)
食事の影響を受けにくいED治療薬
食事の影響を受けにくいとされるED治療薬はシアリス・ステンドラ・ザイデナの3種です。
続いてやや受けにくいのがレビトラ、最も影響を受けやすいのがバイアグラとなります。
ただし、どのED治療薬も基本的に空腹時の服用を推奨していますのでご注意ください。
バイアグラ |
レビトラ(※ジェネリックのみの取扱い) |
シアリス |
ステンドラ |
ザイデナ |
|
---|---|---|---|---|---|
価格 (後発薬含む) |
270円~1,600円 | 900円~1,200円 | 700円~1,600円 | 1,300円 | 1,000円 |
主な特長 | 一番知名度の高いED治療薬 | 即効性と強い勃起力が特長 | 持続時間が他の治療薬より長め | バイアグラの効果はそのままに、より効果が持続 | アジア人向けに作られた新しいED治療薬 |
食事の影響 | 最も受けやすい | やや受けにくい | 受けにくい | 受けにくい | 受けにくい |
勃起の強さ | 強い | 最も強い | マイルド | 強い | やや強い |
副作用 | 出やすい | 出やすい | 出にくい | 出にくい | 出にくい |
効果持続時間 | 3~5時間 | 5~8時間 | 30~36時間 | 3~6時間 | 11~13時間 |
効果開始時間 | 30分~1時間 | 15~30分 | 1~4時間 | 15~30分 | 30分~1時間 |
有効成分 | シルデナフィルクエン酸塩 | バルデナフィル塩酸塩水和物 | タダラフィル | アバナフィル | ウデナフィル |
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※感じ方には個人差があります
レビトラと食事についてまとめ
ここまで、レビトラの服用と食事の影響や正しい服用方法について解説しました。
最後に、記事の内容をまとめます。
- レビトラはED治療薬の中で比較的食事の影響を受けにくいが、高脂質の食事を取ると効果が十分に発揮されない
- 食前にレビトラを服用する場合は食事の30分前、食後にレビトラを服用する場合は2時間後に服用する
- 食後にレビトラを服用する場合は、和食などさっぱりした食事が望ましい
- レビトラを服用予定の日は、700kcal以下且つ脂質30g以内の食事を心がける
- レビトラの服用時は過度の飲酒やグレープフルーツジュースの飲用は避ける
フィットクリニックではレビトラをはじめとしたED治療薬を処方しており、ED治療薬の服用方法に関しても具体的なアドバイスが可能です。