レビトラの効果・副作用・正しい服用方法・処方など基本情報を解説

レビトラとは、有効成分をバルデナフィルとしたED治療薬です。
即効性に優れ、ED治療薬の中で勃起力が最も強いという特徴から人気ですが、ドイツの工場での生産体制が安定せず、2022年に販売を中止しています。
現在は、先発薬と同等の効果が期待できるレビトラジェネリック（後発薬）を使用できます。

この記事では、レビトラ（レビトラジェネリック）の効果、副作用、正しい飲み方、注意点、処方などを解説します。

レビトラ（先発薬）はどの医療機関でも処方していません。
当院ではレビトラと同等の効果が期待できるレビトラジェネリックを処方しています。

レビトラの効果はED（勃起不全）の改善です。
レビトラは発現時間が早く即効性に優れ、勃起の硬度も最も強く、バイアグラよりも食事の影響を受けにくいのが特徴です。

レビトラはバイアグラに次ぐ第2のED治療薬として、2004年に販売を開始しました。

レビトラの作用時間は、10mg、20mgともに服用後15～30分で作用が始まり、5～8時間効果が持続します。
すばやく体に吸収されるため、急な性行為のタイミングでも十分効果を発揮し、時間を無駄にしません。

なお、レビトラに媚薬・催淫効果はなく、性的刺激・性的興奮を受けないかぎり勃起し続けることはありません。 レビトラの効果詳細

なぜレビトラが勃起をサポートできるのか、その仕組み（＝有効成分バルデナフィルの作用）は、次の章で解説します。

「なぜレビトラを飲むと勃起しやすくなるのか？」という疑問を持つ方に、レビトラの有効成分バルデナフィルの働きをご説明します。

レビトラがEDに効果を発揮する理由は、有効成分バルデナフィルが「勃起を妨げるブレーキ」のような酵素＝PDE5の働きを抑えるからです。

通常、性的な刺激を受けると、「cGMP（環状グアノシン一リン酸）」という物質が活性化し、陰茎の血管が広がって血流が増え、自然と勃起が促されます。
しかし射精後や一定時間が経つと、「PDE5」という酵素がcGMPを分解し、勃起を収める働きをします。

ところが、EDの状態ではこのPDE5が過剰に働き、性的興奮があってもcGMPがうまく作用せず、血流が十分に届かずに勃起しにくくなります。

バルデナフィルはこのPDE5の働きを選択的に阻害し、cGMPが正常に作用できるようサポートします。
その結果、性的刺激にしっかりと反応できるようになり、勃起が維持しやすくなります。

このような作用機序から、レビトラは「PDE5阻害薬」と呼ばれ、ED治療薬として処方されています。

レビトラ（レビトラジェネリック）の正しい飲み方は、性行為の15～30分前の空腹時に1日1回1錠を水またはぬるま湯で服用します。

レビトラ服用と少量の飲酒は問題ないとされていますが、飲みすぎは中枢神経の働きを妨げるのでお控えください。 レビトラの飲み方や飲むタイミング

レビトラの副作用には、頭痛やほてり、鼻づまりといった症状が現れる可能性があります。
どれも軽度の副作用であり、重症化した例はほとんど報告されていません。

レビトラの副作用は、以下の方法で対処することができます。

痛薬や胃薬はレビトラと併用しても特に影響はありませんが、安全のため、飲み合わせについては処方時に必ず医師にご確認ください。 レビトラの副作用と対処法

レビトラは用法・用量を守っていれば安全性の高い医薬品ですが、服用できない方や併用禁忌薬・併用注意薬があります。
レビトラを服用する前に必ずご確認ください。

併用禁忌薬とは、併用すると効果の増減や副作用の増悪、重大な健康被害の可能性がある飲み合わせの悪い医薬品を指します。

併用注意とは、同時に服用することにより副作用が増強、あるいは効果が増減するおそれが生じるため、併用に注意を要する飲み合わせです。

服用中の薬がある方や持病のある方は、自己判断せず必ず医師に相談しましょう。 レビトラの併用禁忌・注意詳細

レビトラは、製造元であるバイエル社より販売中止の発表があり、2022年に販売が中止となっています。

レビトラに医薬品としての重大な欠陥が見つかったり、健康リスクが生じたりしたわけではありません。

レビトラの販売中止後の代替薬としては、以下のED治療薬が挙げられます。

レビトラと同じ成分が同量含まれているジェネリックだけでなく、治療効果に関する特徴が似ているED治療薬が選ばれています。

当院では上記の3薬（ジェネリック）をすべて取り扱っているので、レビトラの効果をお求めの方はお気軽にご相談ください。

当院のレビトラジェネリックの処方価格

レビトラを安全に入手する唯一の方法は、医療機関で医師の診察のもと処方を受けることです。

レビトラは、確かな効果が期待できる一方で、持病の有無や併用薬によっては、重い副作用を引き起こす可能性がある医療用医薬品です。
そのため、市販薬としては販売されておらず、使用には医師による診察と処方が必要です。

近年では、個人輸入を代行する通販サイトも見受けられますが、こうしたルートは偽物や粗悪品の可能性もあり、健康被害のリスクが非常に高くなります。
安全な治療を行うためにも、医療機関を通じて処方を受けるようにしてください。

個人輸入（海外通販）は偽物や粗悪品が届く場合があり、健康被害に遭う可能性があるため危険です。

個人輸入で購入したED治療薬のうち、約40%が偽造品だったという報告があります。

偽物や粗悪品には無関係の成分や不純物が含有していることがあります。

服用すると思わぬ副作用や重大な健康被害を引き起こす可能性があります。

また、健康被害だけでなく、個人輸入で購入後「運営先と連絡が取れない」「注文した薬が届かない」などのトラブルも報告されています。

さらにクレジットカードで決済を行った場合、個人情報の流出の恐れもあります。
詐欺まがいのトラブルに見舞われたとしても、すべて自己責任となるため、厚生労働省からも注意喚起が出ています。

レビトラを個人輸入で購入することは可能ですが、安いという理由だけで利用するのはお控えください。

レビトラは医療用医薬品（処方箋医薬品）に指定されているため、薬局および国内通販（Amazon・楽天・ヤフーショッピングなど）では市販されていません。
これは自己判断で誤った服用をすると思わぬ副作用が起こる可能性があるためです。

レビトラは安全性が高い医薬品ですが、より安全に服用するためには医師の処方が必須です。

なお、amazonや国内通販で「レビトラ」と検索して出てくる商品は、すべて「精力剤」や「サプリメント」となり、処方箋医薬品のレビトラと同様の効果はありません。

また、メルカリといったフリマサイトやオークションサイトでレビトラを取引することは違法です。
薬機法24条1項に違反し、3年以下の懲役または300万円以下の罰金に処される可能性があります。

レビトラを安全に服用するために、医師が丁寧な診察を行います。
患者様の体調や持病の有無、現在服用している薬などを総合的に確認し、服用が適しているかどうかを判断します。
もしレビトラが合わないと判断された場合でも、別の治療法を提案することも可能です。

さらに、効果をしっかり得るための飲み方（服用のタイミングや食事・お酒との関係など）についても、専門の医師から直接アドバイスを受けられます。

また、服用後に気になる症状や不安があっても、相談先があるという安心感もクリニック処方ならではのメリットです。

レビトラは「処方箋医薬品」のため、必ず医師の診察が必要な医薬品です。
健康状態などの条件により服用できないケースや、副作用が現れる可能性があるため、安全に使用するには医師の診察のもと処方を受けましょう。

なお、レビトラは泌尿器科やEDクリニックなどで処方しています。

当院ではレビトラを処方する際、以下のような簡単な問診を行っています。
診察時間は5～10分程度で、健康状態などに問題がなければスムーズに処方が可能です。

「仕事が忙しくて通院の時間が取れない」「対面での診察は恥ずかしい」といった方は、オンライン診療による処方もご案内しています。

レビトラの通販（オンライン診療）詳細

※レビトラはすでに生産が中止されています。
※レビトラジェネリックも同様に処方箋医薬品に分類されているため医師の診察が必要です。

当院のレビトラジェネリック（レビトラの後発医薬品）の処方価格は以下の通りです。

※価格は税込みの金額となります
※初診に限り1錠からの処方となります
※まとめ買い割引は初診時のみ適用となります。

当院のレビトラ処方は、院内処方（ご来院）とオンライン処方どちらにも対応しています。
レビトラ処方にかかる費用は以下の通りです。

※クレジットカードでのお支払いは1回払いとさせていただいております。
※医師の診察終了後に自己判断でのキャンセルは診察料3,000円がかかります。
※医師の診察の結果、処方ができないと判断された場合は診察料はかかりません。

レビトラを今すぐお求めの方は以下のボタンからご希望のお日にちをご予約ください。

レビトラは保険が適用されない「自由診療」に分類されており、診察料や薬代はすべて自己負担となります。
2022年4月より不妊治療を目的とする場合に限り、バイアグラとシアリスのみ保険適用となりましたが、レビトラは対象外です。

当院では自由診療として、レビトラジェネリック（バルデナフィル錠）を処方しています。
先発薬と同等の効果が期待でき、費用も抑えられるためジェネリックの処方を推奨しています。
ED治療の保険適用について

レビトラにアレルギーがある方や、心血管系や肝機能に問題がある方、極端な血圧異常がある方にはレビトラを処方できません。
これは、健康状態や服用中の薬によっては重大な副作用や予期しない副作用が現れる可能性があるためです。

具体的な例については、次項で詳しく解説します。

レビトラの錠剤は、淡黄赤色（薄いオレンジ色）をした楕円形で、割線が入っています。
錠剤の表面には、「BAYER」の文字が十字に刻まれており、用量を示す「5」「10」「20」の数字が記されています。
なお、含有されている有効成分の量が多いほど、錠剤のサイズや重さも大きくなります。

出典：添付文書　レビトラ5mg,10mg,20mg　2021年2月改訂（第1版）

2022年に先発薬の出荷が終了しており、現在は使用期限も切れているため、先発薬として流通しているものはありません。

レビトラの偽物を見分ける方法は、成分鑑定のみです。
偽物のレビトラは本物と見分けがつかないほど精巧に作られているため、錠剤のサイズや色の違いで見分けることは困難です。

そのため、レビトラの偽物を回避するには、医療機関で処方を受けることが重要です。
偽物の見分け方などがインターネットで紹介されている場合がありますが、個人では判断できないとお考えください。

海外製レビトラジェネリックには「バリフ」や「ジェビトラ」などがあります。
ただし、これらの海外医薬品を個人輸入で入手するのは注意が必要です。

注意が必要な
海外製レビトラジェネリック錠の例

正規品であれば問題ないとされていますが、個人輸入では確実に本物が届く保証はなく、偽造品が混じる可能性もあります。
安全性の観点から、個人輸入での入手は控えることをおすすめします。

バルデナフィル錠とは、有効成分バルデナフィルを含むレビトラのジェネリック医薬品です。

ジェネリック医薬品は、開発費が先発薬よりも抑えられているため安価ですが、効果・効能・副作用や安全性は先発薬と同等であることが認められています。

現在、先発薬のレビトラは販売が終了しており流通していないため、同様の効果を求める場合には、国内製または海外製のバルデナフィル錠が処方されます。

先発薬レビトラも、ジェネリックのバルデナフィル錠も、有効成分はどちらも「バルデナフィル」であるため、EDに対する効果や安全性に大きな差はありません。
先発薬レビトラと当院のバルデナフィル錠の比較は以下の通りです。

※当院価格

以下にて、バルデナフィル錠20mgとレビトラ錠20mgの生物学的同等性試験（血中濃度の推移を比較）結果をご紹介します。

バルデナフィル錠20mg「トーワ」とレビトラ錠20mgの生物学的同等性試験（血中濃度の推移を比較）をした結果、同等の効果が確認されました。

（平均値±標準偏差、n＝44）
※血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性があります。

それぞれの薬物動態パラメータ（AUCやCmax）を統計的に解析を行った結果、信頼区間が「log(0.80)〜log(1.25)」の範囲内のため、両剤は生物学的に同等である（効果が期待できる）ことが確認されています。

バルデナフィル錠には、国内製と海外製の2種類があります。
どちらも効果や効能に差はありませんが、名称や価格、承認状況に違いがあります。

どちらも効果・効能に違いはありませんが、海外製は国内製よりも安価に処方されることが多い一方、国内承認薬ではないため「医薬品副作用被害救済制度」の対象外です。

海外製バルデナフィル錠を希望する場合は、安全性が確認された医薬品を取り扱っている医療機関で処方を受けましょう。

当院では、信頼性の高い海外製薬メーカーと直接契約し、厳しい品質管理のもと製造された製品を処方しています。
さらに成分鑑定も実施しているため、安全性と品質が確保されたお薬を安心してご利用いただけます。

そのため、「コストを抑えつつ、安心して治療を受けたい」 という方に当院の海外製バルデナフィル錠は選ばれています。

レビトラは他のED治療薬に比べて、即効性と勃起力に優れています。
ED治療薬によって効果の強さや持続時間、副作用の出やすさなどの特徴に違いがあるため、詳細は以下の比較表をご覧ください。

🔍 画像をタップして拡大して見る

当院では、レビトラを含む全5種類のED治療薬を処方しています。
それぞれのED治療薬の特徴を比較した内容は、以下のページでご覧いただけます。
ED治療薬を選ぶ際の参考にしてみてください。 ED治療薬5種類の比較の詳細

ED治療薬を服用したことがある男性200名を対象にアンケートを実施しました。

初めて服用したED治療薬ではバイアグラが最も多く、次いでシアリス、レビトラの順となり、レビトラはED治療薬の中で3番目に選ばれる結果でした。

しかし、直近で服用したED治療薬では、バイアグラが最多、次いでレビトラ、シアリスの順となり、レビトラが2番目にランクアップしています。

初めて服用した際のレビトラの使用率は10.5%でしたが、直近の使用率は16.5%に増加しました。
これはシアリスを上回る数値であり、レビトラの利便性や効果が改めて評価されていることが分かります。

ED治療薬に関するアンケート

レビトラについてのまとめは以下の通りです。

フィットクリニックではレビトラジェネリックを処方しています。
レビトラの通販購入（オンライン診療）に関する情報は以下で解説しています。 レビトラの通販購入（オンライン診療）

診察の空き状況は以下のボタン（WEB・LINE）よりご確認いただけます。

なお、当院ではレビトラ以外を用いたED治療も行っております。
ED治療の詳細については、以下のページをご覧ください。 フィットクリニックのED治療

以下の関連記事ではこのページで紹介した項目をさらに詳しく解説しています。
気になる内容があれば、ぜひ確認してみてください。