バイアグラの服用は1日1回1錠までとし、次に服用できるのは24時間以上が経過してからになります。
バイアグラを服用するタイミングと持続時間・注意点について解説
ED治療薬として知名度の高いバイアグラですが、満足な効果を得るためには以下のポイントを理解することが重要です。
- 服用のタイミング
- 服用後の効果持続時間
- 服用の注意点
このページでは、それぞれについて詳しく解説していますので、バイアグラをこれから服用しようとしている方や効果を実感できない方はぜひ参考にしてください。
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バイアグラを服用するタイミング
バイアグラを服用するタイミングは以下の通りです。
- 空腹時:性行為の1時間前に服用する
- 食前に服用する場合:食事の30分前に服用する
- 食後に服用する場合:2時間以上あけて服用する
バイアグラを服用するタイミングは、性行為の1時間前が最も効果的です。
バイアグラは食事の影響を受けやすいため、空腹時の服用が必須です。
食前の空腹時にバイアグラを服用すれば、30分程度でバイアグラの大部分は消化吸収されるため、その後に食事をしても影響はありません。
成分が効き始めたサインとして、ほてりや潮紅、目の充血などが現れる可能性があります。
これはバイアグラを服用した方に多く見られる、血管拡張作用による一過性の症状ですので、特に心配はいりません。
食後のバイアグラの服用例
性行為の開始時間が食事から2時間以上後になる場合は、食後の服用がおすすめです。
高脂質な食事をしてしまうと、バイアグラの成分の吸収が妨げられてしまい十分な効果が発揮できない場合があります。
以下にて、食後にバイアグラを服用した場合のデートプラン例をご紹介します。
<ディナーデートプラン>
- 18:30
-
ディナータイム
- 和食などあっさりとした食事をとる
- お酒はコップ1~2杯程度までOK
- 21:00
- ホテルにチェックイン
- 21:30
-
バイアグラを服用
- 食後2時間あける
- 1回1錠を水で服用する
- 22:00
-
ベッドイン
- 服用後30分~1時間で準備OK
- 性的刺激があれば勃起する
- 27:00
-
効果が落ち着いてくる
- 服用後は約5時間効果が持続する
- 1度服用した後は次の服用まで24時間以上空ける
※バイアグラ50mgを服用した場合
※効果には個人差があります。
バイアグラ服用と食事の影響については、以下のリンクをご覧ください。
バイアグラ服用後の効果持続時間
バイアグラ服用後の効果持続時間は、以下のように用量によってことなります。
- バイアグラ25㎎:約3〜4時間
- バイアグラ50㎎:約4〜5時間
バイアグラの効果持続時間は用量によって異なりますが、服用から30分程度で効果が現れ始め25㎎で約3〜4時間、50㎎で約4〜5時間ほど効果が持続します。
大きな違いはありませんが、用量が多いほど持続時間が長くなります。
バイアグラは効きの良さを実感しやすいと言われており、1回の性行為であれば十分にカバーできます。
またバイアグラは薬が体内に長くとどまらず、14時間程で成分が消失する薬ですので、効果が翌日に持ち越される心配もありません。
バイアグラ服用の注意点
バイアグラの飲み方の注意点は以下となります。
服用できない場合や服用方法によっては効果が減退する可能性もあります。
注意点をよく読んで服用を検討してください。
バイアグラの併用禁忌・併用注意薬を考慮する
併用禁忌や併用注意の薬を服用してしまうと、効果の増減や副作用の増強など健康被害につながる可能性があります。
バイアグラの併用禁忌にあたる薬は以下のとおりです。
-
硝酸剤及びNO供与剤
ニトログリセリン、亜硝酸アミル硝酸イソソルビド、ニコランジル等 -
アミオダロン塩酸塩(経口剤)
アンカロン -
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤
リオシグアト(アデムパス)
上記は主に狭心症、不整脈、肺高血圧症に使う薬の成分となります。
持病を持っている方は服用する前に医師に相談してください。
また以下の薬を併用すると副作用が増強したり、効果が変化する可能性があるため併用注意となります。
-
チトクロームP450 3A4阻害薬
リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、サキナビル、ダルナビル、
エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾール等 -
チトクロームP450 3A4誘導薬
ボセンタン、リファンピシン等 - 降圧剤
- α遮断剤
- カルペリチド
服用している薬のなかには、併用禁忌や注意薬が含まれている可能性もありますので、個人で判断せずに医師に相談してから服用してください。
バイアグラ服用後は24時間あける
バイアグラ服用後は、再度服用するまでには24時間あけてください。
24時間は、服用したバイアグラが体から代謝される時間です。
そのため、代謝しきれていない状態で処方量以上に服用すると、必要以上に血管拡張作用が強まり、血圧の低下やふらつき、めまいといった副作用が起きる場合があるので、時間をあける必要があります。
バイアグラの服用は用量に限らず、1日1錠までと決められています。
グレープフルーツと一緒に摂らない
バイアグラを含むED治療薬を服用する際は、グレープフルーツ果汁と一緒に摂らないでください。
グレープフルーツ果汁に含まれる成分「フラノクマリン」には、体内の代謝酵素「CYP3A4」の働きを阻害する作用があります。
そのため、血中の薬が代謝されず成分が過剰に取り込まれることで作用が増強される、つまり薬が効き過ぎる状態となります。
効果が強くなれば良いのでは?と思いますが、増強されるのは効果だけでなく副作用も同じです。
成分の吸収には個人差があるため、場合により副作用が強く現れる可能性があります。
そのため、バイアグラを服用する前日(または2日前)は、グレープフルーツは控えてください。
バイアグラ服用時のアルコールは適量にとどめる
バイアグラの服用時に、アルコールを飲む場合は適量にとどめておきましょう。
適量であればリラックス効果も期待できますが、過度なアルコールの摂取は人によって勃起へ悪影響になる可能性があります。
アルコールにはバイアグラ同様に血管拡張作用があり、大量に飲酒すると相互作用で低血糖の症状が出てしまい酔いが回りやすくなります。
酔いが回りやすくなると神経伝達機能が低下し、勃起の維持や勃起そのものが難しくなる可能性があります。
低血糖になるとめまいやふらつきといった症状が出るため、もともと血圧が低めな方は注意が必要です。
バイアグラとアルコールの併用については、医学的に禁止されていません。
バイアグラの女性への効果はない
バイアグラの女性への効果は認められていません。
女性の性機能障害の原因はEDよりも複雑とされており、心身のトラブルだけでなくパーソナルな部分も関係している可能性もあります。
バイアグラの作用はあくまでも血管拡張であり、性的な感度や興奮を高めるものではありません。
女性の服用に関する臨床データもなく、効果が期待できないどころか服用によって副作用が強く出てしまうリスクもあります。
海外では「女性用バイアグラ」が販売されていますが、女性への効果は認められていませんので、購入や女性へ譲渡は控えてください。
バイアグラは普通の人も飲める
EDではない普通の人がバイアグラを飲んでも健康上は問題ないとされています。
ただしバイアグラなしでも十分に勃起できるのであれば、無理に服用する必要はないでしょう。
バイアグラを普通の人が服用すると、血管拡張作用によって少しの性的刺激で勃起しやすくなります。
またバイアグラは4~5時間ほど効果が続くため、その間は賢者タイム(射精後不応期)の短縮も期待できる場合があります。
以前よりも勃起力に衰えを感じる場合、勃起不全の疑いがあるため、少しでも勃起に違和感があれば、まずは医師に相談してみましょう。
バイアグラを半分にして飲む効果は保証されていない
バイアグラを半分にして飲んだ場合の効果や有効性を示すデータはありません。
製造メーカーの添付文書には、1錠での服用を前提に書かれています。
飲みにくさの軽減やコスパを重視して半分に割る方もいますが、品質の劣化や効果に差が出る可能性もあり推奨できません。
バイアグラを半分にして割ることは禁止されていませんが、すべて自己責任になってしまいます。
またバイアグラを半分に割ったからといって、副作用が半減するわけでもありませんので、1錠で副作用が強く出てしまった場合は医師に相談しましょう。
バイアグラは20代・30代も服用できる
バイアグラはEDの悩みがあれば、20代・30代の方でも服用可能です。
EDは中高年の病気というイメージがありますが、最近では20〜30代の若年層の方にも増えています。
若年層の方は、ストレスやトラウマ、男性器へのコンプレックスなど心理的な問題でEDになる方が多い特徴があります。
また過剰な刺激や自慰行為によって、性行為での刺激や興奮で満たされなくなってしまう場合もあります。
バイアグラを使ったED治療で成功体験を重ねれば、薬の服用なしでも男性機能が回復する可能性もあるため、悩みがあれば積極的にED治療をおこなっていきましょう。
バイアグラ服用のタイミング・注意点についてのまとめ
- 性行為の1時間前に服用する
- 空腹時に服用すると効果的
- 服用から30分~1時間で効果が出始める
- バイアグラの持続時間は3~5時間
- 効き目のピークは服用から約1時間
- 服用後は24時間ほど間隔をあける
フィットクリニックでは院内処方とオンライン診療にてバイアグラを処方しています。
勃起力の低下やEDに関する悩みがある場合は、お気軽にご予約ください。
バイアグラの服用に関するよくある質問
バイアグラの服用は1日1回1錠までとし、次に服用できるのは24時間以上が経過してからになります。
反対に、頭痛やほてり、目の充血、心臓がドキドキするといった副作用症状が出やすくなり、場合により血圧が下がり過ぎる症状が出るため大変危険です。
安全性を欠くようなバイアグラの服用は控え、1日1回1錠を守るようにしてください。
- あっさりとした食事:食後2時間以上
- 脂っこい食事:食後5時間以上
できる限り空腹状態での服用を心がけ、やむを得ず食事を摂る場合には和食などのあっさりしたものを選ぶようにしてください。
その他の原因については以下のページをご覧ください。