【医師監修】バイアグラ処方について|効果・飲み方・副作用を解説

更新日:2024/08/30
ヴィアトリス製薬 バイアグラ 25/50mg 1,300円~1,600円/錠

バイアグラとは、高い有効性と安全性を兼ね備えた世界初のED(勃起不全)治療薬です。

有効成分シルデナフィルが、EDの原因である酵素を阻害することで正常な勃起へと導きます。

このページでは、バイアグラの処方や効果、飲み方、副作用などの基本情報を解説しています。

すぐにバイアグラの処方を希望される方は、以下のボタンからご予約いただけます。

それではバイアグラについて詳しく確認していきましょう。

バイアグラの処方について

バイアグラはED治療を行うクリニックで処方を受けることができます。

当院でバイアグラ処方にかかる費用は以下となります。

当院のバイアグラ処方の費用

診察料
(初診・再診)
処方箋料
システム使用料
すべて無料
費用 【来院】
お薬代のみ
【オンライン処方】
お薬代+送料(全国一律385円)
1万円以上の処方は送料無料
※代引の場合は対象外
お支払い方法 銀行振込、クレジットカード(Visa、MasterCard、JCB、DinersClub、AmericanExpress対応)、代金引換

フィットクリニックのバイアグラの処方価格

名称 用量 価格
バイアグラ
バイアグラ
25mg 1,300円/1錠
50mg 1,600円/1錠

バイアグラジェネリックの処方価格

名称 用量 処方数量 価格
バイアグラジェネリック
バイアグラジェネリック
バイアグラジェネリック
バイアグラジェネリック
の詳細はこちら
25mg 1錠 270円
※お問い合わせください
50mg
バイアグラジェネリック 50mg
1錠 700円
10錠(+2錠) 583円
(計7,000円)
20錠(+10錠) 467円
(計14,000円)
100mg バイアグラジェネリック 100mg 1錠 1,000円
10錠(+2錠) 833円
(計10,000円)
20錠(+10錠) 667円
(計20,000円)
シルデナフィル錠VI「DK」
シルデナフィル錠VI「DK」
シルデナフィル錠VI「DK」
詳細はこちら
25mg
シルデナフィル錠VI「DK」25mg
1錠 600円
50mg
シルデナフィル錠VI「DK」50mg
1錠 1,000円

※価格は税込みの金額となります
※基本的にオンライン診療での場合の処方数は10錠からとなります
※種類や用量、錠数により追加される錠数が異なります

再診の方はお薬代が割引となります。割引は全種類のED治療薬が対象となります。

フィットクリニックの再診割

再診(2回目)お薬代  10%オフ
再々診(3回目)以降  20%オフ

割引例:バイアグラジェネリック 50mg 10錠(₊2錠)の場合
初診  7,000円
再診  6,300円(初診の10%オフ)
再々診 5,600円(初診の20%オフ)

治療費を抑えたい方には、当院での再診がおすすめです。

オンライン診療・院内処方についてはこちらをご覧ください。

EDのオンライン診療の詳細

来院処方の詳細

バイアグラの効果・効能

バイアグラは、ED(勃起不全)を改善する効果が認められています
※ED(勃起不全)とは「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない状態、または維持できない状態が持続または再発すること」を指します。

【バイアグラの効果】

  • 勃起をしやすい状態にする
  • 勃起時の陰茎を硬くさせる
  • 勃起状態を持続し中折れを防ぐ

あくまで、性的な刺激がなければ勃起はしないため、バイアグラ自体には勃起させる働きはありません。

EDの症状が無い方でも服用が可能です。

効果持続中は興奮・刺激を与えられることで何度でも勃起が可能です。

個人差はありますが、射精後不応期(賢者タイム)が短縮され、勃起の回復が早くなるケースがあります。

バイアグラの有効成分シルデナフィルの作用機序

バイアグラの有効成分はシルデナフィル(一般名:シルデナフィルクエン酸塩)です。

勃起は、脳からの性的興奮・刺激により「cGMP(サイクリックGMP)」という物質が血管の平滑筋を緩ませ、陰茎の海綿体に血液が流れることで起こります。

男性は勃起状態が続くと不都合なため、性的興奮が鎮まるとcGMPを分解する「PDE5(ホスホジエステラーゼ5)」という酵素が働き、勃起を鎮めます。

ED(勃起不全)になると、cGMPを分解する酵素PDE5が優勢な状態になります。

バイアグラの成分シルデナフィルは、PDE5の働きを阻害することで勃起をしやすい状態にします

そのため、シルデナフィルはPDF5阻害剤と呼ばれる薬の一つです。

バイアグラの効果時間

バイアグラの効果出現時間:30分~1時間
バイアグラの効果時間:3~5時間

バイアグラの効果発現は服用後30分~1時間とされますが、効果のピークは服用後1時間というデータがあります。

このタイミングと性行為を合わせる意識をすると効果を得やすくなります。

一方、効果持続時間は3~5時間ですが、ピークから徐々に効果が弱まるため、個人差によりますが効果時間内にも効果が実感できにくくなる場合もあります。

バイアグラの効果的なタイミングと効果時間

バイアグラの見た目と種類

バイアグラ

バイアグラの錠剤の見た目は、青いひし形です。
国内でのバイアグラの用量は25mgと50mgがあり、海外ではバイアグラ100mgも流通しています。

25mgにはVGR25、50mgにはVGR50の刻印が入り、錠形の大きさも異なります。

販売がファイザー社からヴィアトリス社に移管した現在は、写真の錠剤のほか、pfizerの文字に替わりVIAGRAの文字が入った錠剤も流通しています。

なお、国内外から発売されているバイアグラジェネリックは、ひし形のほか丸型もあり、色もさまざまで製薬会社により錠形は異なります。

携帯性に優れたODフィルム

バイアグラの剤形には、錠剤の他にODフィルムと呼ばれるものがあります。
薄いフィルム状でサイズも小さく、財布やカード入れなどに入れて持ち歩けるなど、携帯性に優れています。

ODはOrally Disintegrating(口腔内崩壊)の略で、口に入れ唾液で溶けたら飲みこめるタイプの薬です。 水が無くても口に含めば溶けるためそのまま服用が可能です。もちろん水で服用しても問題ありません。

バイアグラODフィルムの特徴
  • 携帯性が良い
  • 効果は錠剤のものと同等
  • 水無しでも服用可能(水で飲んだ方が効きが良い)

価格帯は、25mgが900円~1,300円、50mgが1,000~1,600円で処方されています。
※当院での取り扱いはありません。

バイアグラの正しい飲み方(用法)・用量

【バイアグラ(ジェネリック含む)の正しい飲み方(用法)・用量】
  • 25mg~50mgを1日1回まで服用可能
  • 性行為のおよそ1時間前に1錠を水やお湯などで服用
  • 1回の服用後、次回の服用までは24時間以上間隔を空ける

※水やお湯がない場合はお茶やジュースなどの清涼飲料水でも服用可

バイアグラの効果を実感できない場合、飲み方を間違えている可能性があります。
バイアグラの飲み方の重要なポイントをもう少し詳しく確認してみましょう。

バイアグラは食事の影響を受けやすい

バイアグラの服用タイミング

バイアグラは食事の影響を受けやすいため、空腹時の服用で効果を発揮します。

服用2時間以上前の食事は影響が少ないとされますが、その際もさっぱりとした食事を選ぶのが大切です。

バイアグラは食事の影響を受けやすい?

バイアグラとアルコールの関係

バイアグラとお酒(アルコール)に相互関係はないとされています。

アルコールは適量でしたら緊張をほぐす効果もあるため、性行為に対して緊張してしまうという場合には効果的です。

ただし、バイアグラを服用すると通常よりも血行がよくなることからいつもより酔いやすくなります
ここで注意点を確認しておきましょう。

【バイアグラとアルコール併用時の注意点】
  • お酒が弱い人は服用の際、飲酒を控えたほうが良い
  • 飲みすぎは中枢神経の働きが抑制され勃起を妨げる
  • バイアグラ服用の際は普段の飲酒量よりも抑える

お酒を飲み過ぎると勃たないのはなぜ?

バイアグラを服用できない人

  • バイアグラの成分であるシルデナフィルに対してアレルギーなど、過敏症の既往歴のある方
  • 心血管系障害を有するなど、性行為が不適当と考えられる方
  • 重度の肝機能障害のある方
  • 低血圧(特に最大血圧90mmHg未満、または最小血圧50mmHg未満)の方
  • 高血圧(最大血圧170mmHg以上、または最小血圧100mmHg)の方
  • 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヶ月以内にある方
  • 網膜色質変性症(進行性の夜盲症)と診断された方

バイアグラを服用できない人の詳細

バイアグラの併用禁忌薬(バイアグラと併用できない薬)

併用禁忌(併用禁忌薬剤)とは複数の薬を併用することで効果の増減副作用の増強、重大な健康被害の可能性がある医薬品です。

【併用禁忌の成分】
  • 硝酸剤及びNO供与剤
    ニトログリセリン、亜硝酸アミル硝酸イソソルビド、ニコランジル等
  • アミオダロン塩酸塩(経口剤)
    アンカロン
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤
    リオシグアト(アデムパス)

バイアグラの併用禁忌薬の詳細

バイアグラの服用に注意が必要な人

以下に該当する方はバイアグラの服用に注意が必要です。

  • 過度な飲酒
  • 腎機能の低下した方(服用間隔を通常より多くあける)

なお、高齢者は25mgから服用を開始するよう、慎重投与が推奨されます。

バイアグラの併用注意薬(バイアグラとの併用に注意が必要な薬)

併用注意とは同時に服用することで副作用が増強したり、効果が変化するおそれが生じるため、併用に注意を要する組み合わせです。

【併用注意の成分】
  • チトクロームP450 3A4阻害薬
    リトナビル、エリスロマイシン、イトラコナゾール等
  • チトクロームP450 3A4誘導薬
    ボセンタン、リファンピシン等
  • 降圧剤
  • α遮断剤
  • カルペリチド

バイアグラの併用注意薬の詳細

バイアグラの副作用

バイアグラの主な副作用

バイアグラの主な副作用は顔の火照り、頭痛です。

臨床試験データによると、中でも火照りは5.78%、頭痛は3.87%の発現率ですが、いずれも高い数値ではありません。

次いで0.1~1%未満の発現率で鼻炎・鼻づまり、めまい、動悸、目の充血などがあります。

そしてこれらの副作用はあくまで一時的なもので、効果が弱まるとともに治まることがほとんどです。

副作用が重症化する例もほぼ報告されていません。

ただし、時間の経過を待てないほど辛い症状の場合は、速やかに医療機関を受診してください。

【バイアグラの副作用】
  • 血管拡張(ほてり、潮紅)(5.78%)
  • 頭痛(3.87%)
●1%以上
  • 鼻炎、眼の充血、めまい、昏迷、AST増加
    消化不良、関節痛・筋肉痛、視覚異常
    胸痛、動悸、CK増加 など
●0.1%未満
  • 高血圧、不整脈、緊張亢進、神経症、不安、不眠症、ALT増加、
    LAP上昇、LDH増加、γ-GTP増加、胃不快感、下痢、便秘、嘔吐、
    嚥下障害、射精障害、呼吸障害、鼻閉(鼻づまり)、
    ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、味覚異常、
    インフルエンザ症候群、リンパ節症、体重増加、血中尿酸増加、
    尿中赤血球陽性、疲労、無力症 など
●頻度不明
  • 心筋梗塞、低血圧、失神、
    持続勃起、前立腺疾患、
    鼻出血、気道感染症、
    網膜静脈閉塞、突発性難聴 など
  • 過敏性反応、感染症

バイアグラ(シルデナフィル)の副作用について

バイアグラの特徴

ED治療薬といえばバイアグラ!って感じですよね バイアグラは勃起力も強く即効性もあるためとても使いやすいお薬なんです!

バイアグラは1998年に米国大手製薬会社ファイザーより発売され、国内では翌年1999年から処方が開始。

バイアグラ発売以降、ED治療薬はED治療の第一選択となっています。

発売から長い年月が経っていますが、高い有効性と安全性、抜群の知名度から今でも根強い人気を誇る医薬品です。

現在は、バイアグラの特許が切れたことにより、以下のような変化が起こっています。

【バイアグラの現在の状況】
  • 世界中でジェネリック医薬品(バイアグラジェネリック)が開発、利用されている
  • バイアグラの販売もファイザー社からヴィアトリス製薬に移行

ヴィアトリス製薬(VIATRIS)は、ファイザー保有の特許が切れた医薬品や後発医薬品(ジェネリック)事業を担うアップジョン事業部として、マイラン製薬と統合し2020年に誕生した製薬会社です。

バイアグラと他のED治療薬の比較

バイアグラと当院で処方する他のED治療薬(レビトラ、シアリス、ステンドラ、ザイデナ)と特徴を比較すると以下のようになります。
※ジェネリック薬を含む

  バイアグラ レビトラ シアリス ステンドラ ザイデナ
強さ 強い 最も強い マイルド 強い やや強い
即効性 30分~1時間 15~30分 1~3時間 15~30分 30分~1時間
持続時間 3~5時間 5~8時間 30~36時間 3~6時間 11~13時間
副作用 出やすい 出やすい 出にくい 出にくい 出にくい
食事の影響 受けやすい やや受けにくい 受けにくい 受けにくい 受けにくい

ED治療薬5種類を徹底比較|勃起力・持続力・即効性

当院で行ったアンケート調査の結果では、使用したことのあるED治療薬としてバイアグラが最も多く選択されていました。

使用したことがあるED治療薬の割合

使用したことがあるED治療薬を選択してください。

バイアグラは最初に発売されたED治療薬ですが、その知名度や信頼性により今もなお使われ続けていることがわかります。

バイアグラを飲んでみた方へアンケート

バイアグラ処方についてのまとめ

【バイアグラについてのまとめ】
  • PDE5阻害剤の1つで血管拡張作用により勃起力をサポート
  • 効果発現時間は服用後30分~1時間
  • 効果持続時間は3~5時間、その間興奮や刺激を受けた時のみ勃起
  • 副作用は軽微なものが多く、時間の経過により治まる
  • 先発薬と同等の効果・効能・副作用のバイアグラジェネリックがある
  • 保険適用は不妊治療の診療の上、一定の条件がある

バイアグラでEDを改善すると、自分に自信がつく上に、パートナーとの関係向上といったメリットでQOL(クオリティーオブライフ)向上にもつながります。

バイアグラ、バイアグラジェネリックのご予約・ご相談は以下より承ります。

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この記事の監修

院長名前
フィットクリニック院長
服部 圭太
(はっとり けいた)

【略歴】

平成17年
医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年
ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~
フィットクリニック院長 勤務