メディカルダイエット

50代に即効性のあるダイエット法!女性・男性の痩せない原因も解説

こちらの記事はフィットクリニック服部圭太院長が監修しています。
50代のダイエット法とは?痩せにくい原因や即効性のあるダイエットを解説 メディカルダイエット

年齢とともに体の変化を経験する中で、特に50代になるとダイエットが一気に難しくなると感じる人は少なくありません。

「痩せにくい50代でも即効性のあるダイエット法はある?」
「お金をかけずにダイエットしたい」
「本当に効果があるダイエットを試したい」

そんな本気で痩せたい50代の方に向けて、年齢と共に痩せにくくなる原因とおすすめのダイエット方法を紹介します。
正しいアプローチをすれば、年齢関係なく目標体重に達成することは十分可能です。
体質やライフスタイルに合わせた方法で、ダイエットを成功へ導きましょう。

50代の女性・男性が痩せない理由

50代になると、多くの人が痩せにくさを感じるようになってきます。
この年代が体重を減らすのに苦しむ理由は、年齢に伴う体の変化が大きく関連してきます。
加齢による体質の変化は避けられない自然現象であり、それに適応していくことが痩せやすい体づくりには重要です。
ここでは50代のダイエットが痩せにくい主な原因とされる、以下の3つのポイントに分けて詳しく解説していきます。

  • 基礎代謝
  • 運動量
  • 女性ホルモン「エストロゲン」の変化

これらの原因がどのようにして体重管理に影響を与えるのか、1つずつチェックしていきましょう。
それぞれを理解することで、適切なダイエットを行いやすくなり、より効果的な体重管理をする手助けとなります。

基礎代謝の低下

基礎代謝とは、運動せずとも消費する最低限のエネルギーのことを指します。
加齢に伴う基礎代謝の低下は、50代の痩せにくさに大きく関わってきます。
具体的に、男女の1日の基礎代謝量を年代別に比較してみると、その違いがはっきりとします。

男性 30歳〜49歳:1,530kcal
50歳〜69歳:1,400kcal
女性 30歳〜49歳:1,150kcal
50歳〜69歳:1,100kcal

このデータから、50歳を過ぎると男性は約130kcal、女性では約50kcalの基礎代謝が低下しています。

この差は一見小さく感じられるかもしれませんが、年間に換算すると約2.5〜6kg分の脂肪に相当します。
このように50代に入ると基礎代謝の低下が顕著になり、40代と変わらない食生活を続けてしまうと体重を増やす原因になってきます。

運動量の低下

50代の運動量の低下も、痩せにくくなる原因の1つです。

50代は、仕事においては役職についていたり、家庭においては親の介護が始まるなど自分の時間の確保が難しくなり、同時に体力的な衰えも実感しはじめます。
結果として、自発的に体を動かす機会が減ることで運動不足を招き、かつての活動的なライフスタイルから遠ざかってしまうのです。
このような運動量の減少は、消費カロリーの減少を招くだけでなく、筋肉量の低下にもつながります。

筋肉はエネルギー消費における重要な役割を担っているので、筋肉の減少は消費カロリーのさらなる低下を意味します。
余ったエネルギーは脂肪として体内に蓄積されるため、ダイエットはより困難になります。

女性ホルモン「エストロゲン」の低下

加齢とともに女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が減少することが、痩せにくくなる原因の1つです。
50代は通常、更年期に差し掛かる時期で、エストロゲンの減少は脂肪燃焼や脂質代謝の能力を低下させます。
これにより、体内に脂肪が蓄積されやすくなり、ダイエットをしても昔ほどの効果が得られにくくなります。

同様に、男性においても「テストステロン」の分泌量が加齢とともに減少します。

テストステロンは筋肉の維持や成長に必要なホルモンであり、その減少は筋肉量の低下を招きます。
このように、男女問わず加齢に伴うホルモンの分泌量の変化は、ダイエットの妨げにもなるのです。

50代におすすめトレーニング|お金をかけずにダイエット【運動編】

生活の中でお金をかけずに痩せるには、まず運動習慣を身に付けることから始めましょう。
50代からのダイエット成功の秘訣は、特に運動にあります。

年齢に伴う体の変化に効果的に対応し、健康を維持しながら体重を管理するためには、適切な運動プログラムが欠かせません。
ここからは、50代のダイエットにおすすめの運動方法を解説していきます。

  • 有酸素運動
  • 無酸素運動

いずれも日常的な習慣として取り入れやすく、特別な器具などを用意する必要もない方法になるので、ダイエットを行う際は積極的に取り入れてみてください。

1日1時間程度の有酸素運動

有酸素運動とは、体内に取り込んだ酸素を使用して時間をかけて行う継続的な運動です。
20分以上続けることで脂肪燃焼効果が高まるとされ、同時に心肺機能を高めたり、血液循環も促されるので健康維持にも役立ちます。
可能であれば、1時間程度続けられるウォーキングやジョギング、サイクリングなど、ご自身に合った方法を取り入れるのがおすすめです。

ただし、有酸素運動をやりすぎてしまうと、筋肉が落ちる原因になります。
運動中のエネルギーは、糖質、脂質、そしてタンパク質の順で消費されます。

長時間行ったり、体に負荷をかけすぎたりすると糖質や脂質が枯渇し、筋肉の分解されやすくなって代謝が落ちる原因になりかねません。
さらにコルチゾールというストレスホルモンが過剰分泌され、食欲が増すこともあるので適度な運動量と強度で行うことが重要です。

週2~3回程度の無酸素運動

無酸素運動(筋トレ)は筋力量が増えるため、基礎代謝量を高めるために非常に効果的です。
ボディラインも引き締まり、年齢による筋肉量の減少にも効果的に対抗できます。

特に太ももやおしりなどの大きな筋肉群をターゲットに行うことで、より高い効果が期待できます。
以下は、週2〜3回のペースで取り組むことをおすすめする無酸素運動の例です。

スクワット 全身の筋力を向上させるのに最適になり、体の大きな筋肉群を効率的に鍛えることができます。
プランク インナーマッスルの強化に役立ち、腹部、背中、肩の筋肉が同時に鍛えられます。
ダンベルリフト 上半身の筋肉の中でも特に腕と背中をターゲットにし、筋肉量の増加とともに基礎代謝が向上します。

無酸素運動の後に有酸素運動を組み合わせると、脂肪燃焼がさらに促進されます。

50代から痩せる食生活|お金をかけずにダイエット【食事編】

運動と同様に、日々の食事管理もまた50代のダイエットには不可欠です。
この年代では自然と低下する基礎代謝量の低下を考慮し、単に食事量を減らすのではなく、不足しがちな栄養素を意識的に摂取することが重要になります。
ここからは、50代のダイエットをサポートする食事へのアプローチを以下のポイントで詳しく解説していきます。

  • たんぱく質を摂取する
  • 朝食を抜かない
  • 食材の食べる順番を意識する

これらの方法を実践することで効率的な体重管理が可能となり、バイタリティ溢れる日々を送るための基盤を築くことができます。

たんぱく質を摂取する

50代に入ると、たんぱく質の吸収率が低下します。
日々の食事で十分な量を摂取していると感じていても、実際には不足していることも多いです。そのため、意識的に摂取量を増やしましょう。

たんぱく質は筋肉の維持に不可欠であり、食事による代謝の向上にも寄与します。
たんぱく質を効率よく摂取するために、以下の食材を日常的に取り入れることをおすすめします。

  • 鶏胸肉:低脂肪で高たんぱく質、筋肉維持に理想的
  • サーモン:良質なたんぱく質の供給源であり、心臓健康にも役立つオメガ3脂肪酸が豊富
  • 豆腐:植物由来のたんぱく質で、ベジタリアンにも最適
  • レンズ豆:繊維とたんぱく質が豊富で、満腹感を長持ちさせる
  • 卵:全ての必須アミノ酸を含む完全なたんぱく質源
  • ギリシャヨーグルト:普通のヨーグルトよりもたんぱく質が豊富で、腸内環境の改善にも効果的
  • 大豆ミート:植物性でありながら高たんぱく質が得れる
  • エダマメ:手軽に摂れる高たんぱくの食材
  • カッテージチーズ:低カロリーでたんぱく質が豊富、食事の満足度を高める

たんぱく質は肉類だけでなく、動物性と植物性の両方から摂取することが可能です。
これらの食材をバランス良く組み合わせることで、たんぱく質の摂取不足を防ぎ、痩せやすい体づくりをサポートします。

朝食を抜かない

ダイエット時に摂取カロリーを減らすことに集中するあまり、食事を抜くことを選んでしまうことがあります。
しかし、食事を抜くのはダイエットにとって逆効果であり、特に朝食を抜くのはおすすめできません。
朝食をしっかり食べることで代謝は活性化され、1日を通して食べたものがエネルギーに変換されやすくなります。

また良質な睡眠を促し、食欲を増加させるホルモンの活動も抑えられるため、朝食を摂ることはダイエットに欠かせません。
朝食を抜くと、体はエネルギー不足と認識してしまい飢餓状態に陥りがちです。
飢餓状態は昼食や夕食の食べすぎを誘発してしまい、結果として体重増加の原因につながりかねません。
そのため1日のはじまりに適切なエネルギーを補給することは、食べ過ぎを防ぎ、健康的な生活リズムを支えるためにも役立ちます。

食材の食べる順番を意識する

食事の際の食べる順番は、血糖値のコントロールに大きく影響します。
たとえば、一般的な定食で考えると、ご飯、汁物、メインの肉や魚料理、そして副菜として野菜が含まれています。
この場合、最初に汁物・野菜から食べることがおすすめです。

理由としては、以下のとおりです。

野菜 食物繊維が豊富に含まれる野菜が糖質の吸収を抑え、血糖値の急上昇による脂肪の蓄積を防ぎます。
汁物 汁物は水分がお腹にたまりやすく、満腹感を得やすくなるため、食べ過ぎを防ぐ効果があります。

食べる順番を意識することは、ダイエットの成功において非常に重要です。
単純なことですが、毎日の積み重ねがカロリーの過剰摂取を防ぎ、効果的な体重減少へとつながるため積極的に取り入れてみてください。

50代で即効性のあるダイエットをするならメディカルダイエットも検討

痩せにくい50代で即効性のあるダイエットをしたい方は、医師のサポートのもと取り組めるメディカルダイエットも選択肢のひとつです。

食事制限や運動を必要としないため、仕事や家事で運動する時間がない方や食事制限をせずに痩せたい50代の方に最適なダイエット方法といえます。

<当院で取り扱いがあるダイエット薬> ▪️サクセンダリベルサス

どちらもGLP-1受容体作動薬に含まれ、食欲を抑えたり、胃の運動を遅らせることで満腹感を持続させる効果があります。

▪️フォシーガ

余分な糖を尿として排泄させることで、糖が脂肪に変わるのを防ぐ効果が期待できます。

▪️オルリファスト

食事から摂取される脂肪の吸収をブロックし、未消化のまま体外に排出させる効果があります。

※タップで各処方の詳細ページへ移動します

これらのダイエット薬は、さまざまなアプローチを通じて体重管理をサポートします。
当院では、それぞれの健康状況やダイエット目標に合わせて、もっとも適した治療計画を提供しています。
食事制限や運動に頼らない効率的なダイエットをお探しであれば、ぜひフィットクリニックまでお気軽にご相談ください。

50代のダイエットは痩せにくい!即効性を求めるならメディカルダイエット

50代になると、体の代謝は自然と低下していき、見た目や体型に変化が現れる方も多いです。
食事量や運動を増やすだけでは痩せにくくストレスもかかるので、途中で挫折してしまうことも少なくありません。

運動や食事といった生活習慣も大切ですが、即効性のあるダイエットをしたい方はメディカルダイエットが最適です。

メディカルダイエットは個々の健康状態に合わせたダイエットができるため、安全に体重管理が行えます。
医師との定期的な相談を通じて、食事制限や運動に頼ることなく効率的に痩せるプランを立てることが可能です。
もし50代でダイエットに挑戦しようと考えている方は、フィットクリニックのメディカルダイエットを検討してみてください。

50代のダイエットに関するよくある質問

50代になると特に痩せにくくなったと感じるのですが、どうしてですか?
50代になると、基礎代謝量が減少します。
これに加え、ホルモンバランスの変化や運動機会が減ってしまうことで、体重を減らすことが以前よりも難しくなります。
50代でダイエットを始める際、最も効果的な方法は何ですか?
50代のダイエットには、栄養バランスの取れた食事と適度な運動が推奨されます。
また無理なく効率的に痩せたい場合、医師の管理のもとでメディカルダイエットを試すことも一つの効果的な選択肢です。
50代のダイエットで特に注意すべき点はありますか?
50代では、骨密度の低下や筋肉量の減少に注意が必要です。
いきなり体を動かしてしまうと怪我につながるリスクもあるので、長期的に続けるためにも今の体にあった軽めの運動からスタートしてみてください。
運動をあまりしたくないのですが、食事だけで効果的にダイエットは可能ですか?
食事制限だけでもダイエットは可能ですが、運動を併用することでよりスムーズな体重減少が見込めます。
理想としては筋力トレーニングは代謝を促進し、その後に有酸素運動を行うことで痩せやすい体づくりに役立ちます。
メディカルダイエットとは具体的にどのようなものですか?
メディカルダイエットは医師の管理のもとで行うダイエットプログラムで、主にダイエット薬を用いてダイエットを成功へと導きます。
ダイエット薬にはさまざまな種類があるので、個々の健康状態や食習慣に合わせた処方により効果的な体重減少が目指せます。