カンジダは治る？完治までの期間などを解説！

このページでは膣カンジダ症、および男性の性器カンジダ症が治るまでの期間や、治療せずに放置しても自然治癒するのかなどについて詳しく解説しています。

また、検査や治療方法などについても紹介しているので、気になる症状がある方は今後のカンジダ治療にお役立てください。

性病のオンライン診療について

性病の治療について

カンジダは治る病気？

カンジダは治る病気です。

ただし、きちんと治すためには「検査」と「治療」が必須であり、再発することもあるので日常的な「身体のケア」も予防治療の1つとして大切になります。

まずは、カンジダを治療した場合の完治まで期間や、自然治癒が期待できるのかなどについて詳しく解説していきます。

膣カンジダ（カンジダ症）の症状や原因などについて

完治までの期間は？

カンジダが完治するまでの期間は、以下が目安になります。

治療を開始してから2〜3日ほどで、かゆみやおりものなどの症状は落ち着いてきます。

ただし、症状が良くなったからといって途中で治療を中止してしまうと、菌数の減少が十分でなかった場合には症状をぶり返す可能性があります。

症状を長引かせてしまわないためにも、男女ともに1週間前後は根気強く治療を続けることが大切です。

自然治癒はする？

カンジダは症状が軽い場合のみ、自然治癒することもあります。

カンジダ菌は常在菌の一種となり、健康な人の身体に日常的に存在します。

そのため、自浄作用によってカンジダ菌の数が減少することや、性器の表面に存在するだけでは発症しないこともあります。

しかし、自然治癒を期待して治療を怠ると、強いかゆみから患部を掻いてしまったことで炎症を起こしたり、傷ができることで別の感染症にもかかりやすくなるおそれもあります。

症状を増悪させないためにも自然治癒を期待するのではなく、症状を自覚したタイミングでカンジダ治療を受けるのが基本です。

カンジダの自然治癒について

放置するとどうなる？

カンジダを放置してしまうと、症状が悪化するだけでなく、重症化するおそれもあります。

臓器に感染してしまうと通常の治療での対処が難しくなり、入院するなど治癒するまでにも多くの時間を要します。

また、妊娠中に発症しても胎児に影響することはありませんが、出産が近づく36週目以降は羊水内感染や産道感染のリスクが出てきます。

新生児の口の中に感染することで「鷲口瘡（がこうそう）」の原因になってしまうので、放置はせずに医師の判断に従って治療を受けるようにしてください。

性器に異変を感じたら検査をしよう

性器への異変を感じたタイミングで、必ず検査を受けるようにしましょう。

性感染症は似ている症状も多く、詳しく調べないことには分からないため、検査は必須と言えます。

治療薬も病気の種類に合わせた処方が必要になるので、「検査＝正しい治療」につながることは覚えておいてください。

ここからはカンジダの検査を受けるきっかけとなる自覚症状や、検査の方法について解説していきます。

カンジダの自覚症状

カンジダを疑うきっかけとなる自覚症状は、以下のとおりです。

このような症状を自覚するようであれば、速やかにカンジダ検査を受けるようにしてください。

なお、上記の症状はカンジダに限って起こるわけではありません。

国内で感染者数の多いクラミジアや淋病をはじめ、トリコモナス症、細菌性膣症などが原因で起きている可能性もあります。

症状だけでは断定が難しいため、一度の検査で複数の性感染症を調べることができる検査セットの利用をお勧めいたします。

検査セットの料金について詳しくはこちら

カンジダの検査方法

カンジダの検査方法は、性別や発症部位によって異なります。

検査に必要な検体の採取は、医師だけでなく、検査キットを使用してご自身でも採取が可能です。

採取した検体は「鏡検検査（顕微鏡検査）」や「培養検査」にかけ、カンジダ菌の存在を確認していきます。

なお、検査キットを使用する場合、感染が疑わしい数種類の性病を同時に検査できるセットもあります。

万が一、他の性病に感染していた場合でも早期発見・治療につながり、繰り返し検査を受けたくない方にもおすすめです。

検査セットについて詳しくはこちら

性病検査キットの種類や使い方について

カンジダの治療方法

カンジダの治療方法は、膣錠や膣坐剤、クリームなどの外用薬タイプの抗真菌薬を用いるのが一般的です。

外用薬には市販薬という選択肢もありますが、市販薬は医師による診断・治療の経験がある「再発の人のみ」に購入が限定されています。

そのため、初めて発症した方や、再発でもカンジダ以外の感染に不安がある方は医療機関で検査・治療を受けるようにしてください。

また、カンジダ治療には経口薬（内服薬）を用いることもあります。

ただし、次のようなケースに限定されます。

通常は外用薬による治療で90%前後が完治するため、重症化してしまったり、慢性化した場合にのみ内服薬を用います。

内服薬は全身に作用するので副作用や禁忌、併用注意薬などリスクも増えるため、カンジダ治療において処方する機会は限定的です。

カンジダの治療薬について詳しくはこちら

治療中の性行為は厳禁

カンジダは治療中、完治していなければパートナーに感染させてしまうリスクがあります。

中でも口の中に感染すると「口腔カンジダ」を起こすこともあるので、治療中の性行為やそれに類似する行為はお控えください。

ちなみに、治療中に性行為を行ってしまうと「ピンポン感染」による再発のループに陥ってしまうことがあります。

どちらか一方だけが治療によって完治しても、未治療の相手との性行為によってカンジダ菌が再び性器などに戻ってきてしまいます。

そのため、ピンポン感染を防ぐためには、どちらかの感染が発覚した時点でパートナーと同時に検査を受け治療を進めることが大切です。

フィットクリニックの検査・治療

フィットクリニックは各種性病に対応し、カンジダの検査キットのご用意や、結果が陽性であった場合にも治療薬を処方できる環境が整っています。

更に、オンライン診療をご利用いただければ、検査・治療をご自身で行うことも可能です。

ここからは、当院で販売している検査キットと処方している治療薬について、それぞれ簡単に解説を行っていきます。

カンジダ検査キット

当院では、羞恥心からカンジダの検査を先送りするリスクに対する取り組みとして、セルフチェックができるカンジダの各種検査キットの販売を行っています。

さまざまな検査セットをご用意しているので、自覚症状に合わせて検査を行うことできます。

また、検査に必要な検体の採取については個人差はあるものの、痛みや不快感を覚えることはほとんどありません。

「採尿」または綿棒を使って患部を「拭う・擦る」のみとなるので、手順どおりに進めていけば誰でも正しく検査を行うことができます。

検査結果が出るまでの期間と確認方法は以下のとおりです。

なお、匿名検査となるので、検査申込書に氏名や住所の記載の必要はありません。

プライバシーを守りつつ検査を受けることができるので、自覚症状がある場合には積極的に検査を受けることをお勧めいたします。

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カンジダの検査方法や検査キットについて

カンジダ治療薬

フィットクリニックではカンジダの治療薬として女性用の「膣錠」と、男女兼用の「クリーム」の2種類の処方を行っています。

性病名	製品	処方数	価格
カンジダ女性	オキナゾール膣錠 600mg	1錠	7,000円
カンジダ女性・男性	オキナゾールクリーム 1％ 10g	1本	7,000円

女性は膣と外陰部に起きる2つの症状に対して併用するケースもあることから、当院では「オキナゾール」に種類を統一しています。

また、日本皮膚科学会によると、オキナゾールのカンジダ治療への推奨度は「A※行うように強く勧める」となっています。

1度の治療で90%前後が治癒するので、放置して不快な症状を長引かせないためにも治療を受けるようにしてください。

なお、検査キット使用後に陽性であった場合や再発時は、オンライン診療でご予約をいただければ郵送による各種治療薬の受け取りが可能です。

以下よりご予約を承っていますので、日中に通院する時間が取れない方などはオンライン診療の利用もご検討ください。

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性病のオンライン診療について

まとめ

最後に総括し、このページの重要なポイントをまとめてお伝えします。

カンジダの検査・治療は、オンライン診療を利用することで自宅などからでも受けることができます。

放置してしまうと重症化・慢性化のリスクや、発症のタイミングによっては新生児に感染させてしまうおそれもあり危険です。

自然治癒を期待するのではなく、おりものの異常やかゆみといった自覚症状があれば積極的に医療機関に受診するようにしてください。

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よくある質問