妻だけEDはお互い辛い│勃起しない原因・心理と治し方を解説

妻だけEDは性行為の際に妻に対してのみ勃起不全が起こる症状です。好きなのに興奮せずに勃起できないことが多々あるため、お互いに辛い気持ちを抱えている場合もあります。

原因によって異なりますが、生活習慣や行動を変える、トラウマやストレスについて話し合うだけで改善することもあれば、ED治療薬を服用すると治るケースもあります。

このページでは、妻だけED・中折れの原因・心理や気になる治し方について解説していきます。

妻だけEDとは

EDとは満足な性行為を行うための勃起に至らない、または勃起を維持できない状態が持続することを言います。

「妻だけED」とは、その言葉の通り、男性が妻との性行為においてのみ勃起不全（ED）を起こす状態を指します。

EDは完全に勃起しない人だけがEDではなく、「十分な硬さの勃起が得られない」「勃起しないことがある」「中折れする」という方もEDの初期症状の可能性があります。

妻だけEDの原因

妻だけEDを起こしてしまうと、精神的にお互い辛くなり、実際のEDの原因ではないことも深く考え込んでしまいます。

しかし、そもそも旦那が妻のみに対してEDになることは、決して珍しいことではありません。

国内のED患者数は、推定で1,130万人、中でも40代の男性においては3人に1人がED患者であり、世界的にも20代で8%、30代で11%の人がEDという調査報告もあります。

一方で、性行為も夫婦関係であれば大切な愛情確認の一つであり、セックスレスは離婚の原因にもなりかねません。

妻だけEDの治療方法を解説する前に、まずはなぜ妻だけEDになってしまうのか原因をみていきましょう。

精神的な悩み・ストレス・トラウマ

仕事や日常生活の悩みや強いストレスから精神的なダメージを受けると脳内の神経伝達物質が減少し情報の伝達に支障をきたします。

そのため、視覚や触覚から入ってくる性的な刺激が、脳から陰茎に適切に伝達できずに満足な勃起が得られない、中折れを起こすなどのEDの症状が発現します。

この心因性EDは20～30代の若年層に多く、若い世代は仕事でのストレスや妊活のプレッシャー、妻との関係、幼少期のトラウマなどの心理的な問題が原因となります。

朝勃ち、マスターベーション、風俗では正常に勃起するのに、妻との性行為の時だけはEDになるのもこのケースにあたります。

性的な興奮を感じない・薄まっている

夫婦間の性的な相性の不一致やコミュニケーション不足、性的な満足度の低下などが、男性の性的な問題を引き起こします。

関係のマンネリ化も主な原因となり、新鮮さや刺激が少なくなると、性的な興奮も薄まってしまうのです。

また夫婦になると、良くも悪くもお互いを「一緒にいて当たり前の存在」と感じて慣れてしまいます。

コミュニケーションや日頃の関係に問題が無かったとしても、マンネリを感じてしまえば妻だけEDになる場合があります。

血管や神経の病気

勃起や勃起の維持には、陰茎へ血を多く巡らせる必要があるため、加齢による血管の老化や血流が悪化する疾患はEDの原因となります。

また、筋肉や骨・体格などの構成に必要な男性ホルモンのテストステロンは性欲にも影響し、加齢や運動不足により減少することでEDを引き起こすこともあります。

この場合、性機能が低下している状態のため「妻だけ」ではなく、自慰行為や風俗で勃たないなど全般に影響が及んでいます。

不規則な生活習慣

不健康な食生活、睡眠不足、過度な飲酒、運動不足、肥満など生活習慣が影響しEDを発症することもあります。

「自分は大丈夫」と思っていても、不規則な生活習慣は自分では中々気付けません。

日頃の食生活や運動習慣、適切な睡眠時間、飲酒・喫煙の頻度など、自身の生活習慣を今一度振り返りましょう。

妻だけEDの治し方・改善方法

妻だけEDを引き起こしてしまう原因はこれまで解説してきたように、それぞれの家庭によって異なりますが辛い気持ちは皆同じでしょう。

生活習慣や行動を変えてみる、精神的なストレスや過去のトラウマについて話し合うだけで改善することもあれば、ED治療薬を服用すれば治る・改善するケースもあります。

一人で悩まずに下記の治し方を実践してみましょう。

夫婦でしっかりと話し合う

仕事のストレスや夫婦関係、過去のトラウマが起因する妻だけEDは、夫婦間でしっかりと話し合うことで不安が解消し、EDの改善につながる可能性があります。

話し合いでは、お互いの感情や思っていることを素直に打ち明けることが重要です。

仕事の不安などは話すことによって直接的に解決しなくても、話を聞くだけでお互いの理解が深まり、抱えているストレスは減少します。

また自分のことだけではなく、妻側の気持ちを汲み取ることも大切です。

妻側は、夫が「なぜ妻だけEDを起こしているのか」理由がわからず、浮気をされているのではないかと悩み、辛い思いをしている可能性もあるため、その誤解を解くことも忘れないようにしましょう。

妻だけEDの不安や感じている疑念に対して一歩歩み寄り、その気持ちに共感することで安心感を与えることができます。

性生活に関する問題を解決するためには、コミュニケーションの改善は不可欠です。

お互いが率直に意見を交換し、今抱えている課題を明らかにしていくことで夫婦関係の改善・EDの改善に取り組みましょう。

軽いスキンシップを取る

妻だけEDの改善には、夫婦間のスキンシップも重要です。

ミラノ・ビコッカ大学の神経科学者アルベルト・ギャレス氏の研究によると、スキンシップによって人は心が落ち着き、幸福を感じて、精神的に健康になれるという結果が出ています。

夫婦間でスキンシップを取り、求められていると感じることで夫婦関係も良好になり、妻だけEDの改善に繋がる可能性があるのです。

夫婦間でのスキンシップが減ってしまったという方は、まずは軽いスキンシップから接触を試みて、妻だけEDの改善に繋げましょう。

性行為の場所や時間など環境を変える

夫婦は、長年一緒にいると「まるで空気のような関係」になると言われます。

一緒にいることが当たり前になると、大切な存在ではあるものの「マンネリ」を感じることが多いのではないでしょうか。

慣れが生じるのは自然なことですが、マンネリを少しでも解消することが妻だけEDの改善に繋がることもあります。

性行為の場所や時間など環境を変えることで、いつもと違った雰囲気を味わうことができ新鮮な気持ちで性行為に臨めます。

例えば、いつも自宅で性行為をしているなら旅館やラブホテルに場所を変えてみるなどです。

同じ自宅でも、寝室以外のリビングやキッチン、バスルームなどで性行為をしてみることで刺激が生まれます。

また、性行為の時間帯を変えてみるのも有効な手段です。

例えばいつも夜に性行為をしているなら、朝の清々しい時間帯に変えてみることでいつもと違った雰囲気を味わえるでしょう。

少しの工夫で、日常の中に特別なひとときを作り出し、妻だけに勃たない、興奮しないという状態から脱却しましょう。

イメージチェンジをしてみる

外見のイメージを変えることも、新鮮な気持ちを味わう手段のひとつです。

付き合っていた頃のときめきを取り戻すチャンスにもなります。

妻ができることとしては、ヘアスタイルを変えたり、普段と違う服装や化粧にしてみたり、いつもと異なった外見にしてみることも大切です。

まずは自分が外見を変えることで、パートナーも刺激を受け少しずつ変わっていけば、お互いに新鮮な気持ちを取り戻すことができます。

二人でデートをする

普段自宅で過ごすことが多い方や一緒に外出する機会が少ない方は、ぜひ二人でデートに出掛けてみてください。

同居している場合、あえて各々が待ち合わせ場所に集合するようにしても、独身の時のような初々しい気分を楽しめます。

思い出のデートスポットに足を運んでみるのもいいでしょう。

思い出話に花を咲かせ、当時の新鮮な気持ちを思い起こすいい機会となります。

必ずしもロマンチックな雰囲気となる必要はなく、大切なのはいつもと違った刺激、新鮮さです。

時には自宅だけではなく外で食事をするなど、違った雰囲気を楽しむ習慣をつけていきましょう。

生活習慣を見直す

生活習慣を見直すことも、妻だけEDの改善に非常に有効です。

運動不足や不健康な食生活、睡眠不足など不健康が与える影響は、EDの原因の一つだからです。

初めから食生活や運動内容を大きく変える必要はありません。

大切なのは習慣化することで、少しずつ食事内容を健康的なものに変えてみたり、軽くウォーキングしてみたり、工夫をしてみましょう。

また、すぐにED改善に影響を及ぼす効果はありませんが、心身の疲れの回復や、健康の維持・増進に機能する精力剤を試してみるのもセックスレス改善の一つの手段です。

ED治療薬を服用する

パートナーとのコミュニケーションの改善や生活習慣の見直しなどがEDの改善に役立ちます。

しかしEDが治るきっかけで最も多いのは、ED治療薬の服用です。

ED治療薬の血管拡張作用は、陰茎の勃起を促す働きがあり、通常よりも勃起をしやすい状態にしてEDを改善することができます。

妻だけEDは精神的な要因が主ではありますが、治療薬の服用によりEDの根本的な問題である勃起力の回復に効果的です。

さらに、 ED治療薬を使用しているパートナーを持つ女性は「パートナーが ED治療薬を使用していない女性よりも満足のいく性体験をしている」という研究結果があります。

ED治療薬を活用することにより、妻側の満足度も高まるのです。

精神的なケアと並行してED治療薬を服用することで、より一層の改善効果が得られますので、ぜひ一度医療機関で相談すると良いでしょう。

フィットクリニックのED治療薬

当院でもいくつかED治療薬の取扱いがあり、それぞれで特徴が異なります。

バイアグラ、レビトラ、シアリスは、EDの「三大治療薬」と呼ばれるほどの知名度と根強い人気があります。

その他、ステンドラ、ザイデナなど新たに開発された治療薬や、コストを抑えたジェネリック医薬品まで、豊富なED治療薬を扱っています。

フィットクリニックのオンライン診療

フィットクリニックでは医師に直接ご相談をいただける対面診療のほか、医療機関を受診するのは少しハードルが高いと感じる方にはスマートフォン1つあれば受診可能なオンライン診療も実施中です。

オンライン診療であれば、プライバシーに配慮された環境で医師に悩みを打ち明けることができ、あなたの精神的・時間的な負担も軽くなります。

オンライン上で予約〜診療〜処方までのすべてを完結できるため、日本全国どちらにいてもED治療を始めることができます。

特別なアプリなどのインストールも不要なため、ED治療薬をご希望の方はお気軽に当院までご相談ください。

まとめ

妻だけEDになってしまう原因と治し方について解説してきました。最後にこのページの内容を振り返りましょう。

妻だけEDの改善には様々な原因が複雑に絡んでいるため、精神的なケアだけで改善することもあれば、ED治療薬を服用した方が良いケースも少なくありません。

医療機関で直接医師に相談ができれば、悩みを共有できたという安心感から精神的なケアも期待でき、さらにED治療薬によって直接性機能の問題にアプローチすることも可能です。

妻だけEDにお悩みの方は、その不安な気持ちを一人で抱え込まず、お気軽にオンライン診療での相談を検討してみて下さい。