年代を問わず、心因性EDに悩まされている方は少なくありません。
心因性EDは日常的なストレスや緊張が原因であり、誰にでも起こりうる症状です。
本記事では、心因性EDの原因から年代別の治療法までを詳しく解説します。
お悩みの方は、是非参考にしてみてください。
- そもそも心因性EDとは何か
- 心因性EDの原因
- 心因性EDに効果的な行動
- 心因性EDの年代別の治し方
- 心因性EDのよくある質問
心因性EDとは
心因性EDは、精神的なストレスやトラウマにより、神経に興奮が上手く伝達されないことで起こります。
朝立ちや自慰行為に異常は無く、身体的(器質性)な事象が原因となるわけではありません。
EDの原因は、心因性EDを含め以下の4つに分けられます。
名称 | 特徴 |
---|---|
心因性ED(機能性ED) | 精神的なものが原因 |
器質性ED | 身体的なものが原因 |
薬剤性ED | 常用薬の副作用が原因 |
混合性ED | 心因性、器質性が合わさったもの |
心因性EDの主な特徴は以下です。
- ある日突然発症する
- 比較的若い男性でも発症する
- 朝立ちや自慰行為に問題はない
- パートナーとの関係に問題がある
心因性EDの原因
心因性EDになってしまう原因には、
などがあり、デリケートな問題が複雑に絡んでいます。 以下、順に解説していきます。緊張やストレスなどの現実心因
現実心因は、日常生活でのストレスに起因したものです。
- 仕事のストレス
- 勃たないことへの緊張や焦り
- パートナーとの不仲
- 男性器のコンプレックス
- (不妊治療や妊活などによる)性行為へのプレッシャー
など、蓄積されたストレスやプレッシャーにより、突然ED症状があらわれることがあります。
心配事が頭から離れず性的興奮を感じにくくなってしまうため、パートナーとの性行為にも悪影響を及ぼします。
トラウマなど深層心因
深層心因とは、過去のトラウマ(本人が自覚していない潜在的なトラウマを含む)が起因したものです。
以下の種類に分けられます。
- 性行為や女性器に対する嫌悪感
- 過去の性的なトラウマ
- 過去の性行為の失敗
- LGBTQに関連する出来事 など
性行為が上手くいかず、パートナーに傷つくような発言をされた場合も深層心因に分類されます。
過去の失敗がトラウマとなり「上手くいかなかったらどうしよう」という不安感から心因性EDを発症してしまうケースは多いです。
また、以上のようなトラウマは本人が自覚していないことも多く、現実心因よりも改善が難しいとされています。
うつ病などの精神疾患
うつ病や不安神経症などの心の病も、心因性EDの原因となることがあります。
精神疾患による抑うつ状態は性欲を減退させる原因にもなり、性的興奮を感じにくくなるのです。
加えて、精神疾患の治療に使う薬の副作用として、身体的なEDを引き起こす恐れもあります。
心因性EDの治し方・克服方法
このように、心因性EDにはあらゆる原因が隠されています。
さらに潜在的なトラウマが原因だと自覚が困難です。
自分で克服するには時間がかかる上、遠回りする可能性もあります。
無駄にひとりで悩むよりも、医療機関を受診しED治療薬を服用するのが確実です。
ED治療薬を服用する
ED治療薬と一口に言っても、有効成分や持続時間、効果が表れる時間など特長はさまざまです。
当院で取扱いのあるED治療薬の一覧をご覧ください。
バイアグラ |
レビトラ(ジェネリック) |
シアリス |
ステンドラ |
ザイデナ |
|
---|---|---|---|---|---|
価格 (後発薬含む) |
270円~1,600円 | 900円~1,200円 | 700円~1,600円 | 1,300円 | 1,000円 |
主な特長 | 一番ポピュラーなED治療薬 | 即効性と強い勃起力がある | 持続時間に定評がある | バイアグラと同等の効果で、より長く効果が持続する | アジア人向けに作られたED治療薬 |
勃起の強さ | 強い | 最も強い | マイルド | 強い | やや強い |
効果持続時間 | 3~5時間 | 5~8時間 | 30~36時間 | 3~6時間 | 11~13時間 |
効果開始時間 | 30分~1時間 | 15~30分 | 1~4時間 | 15~30分 | 30分~1時間 |
食事の影響 | 受けやすい | やや受けにくい | 受けにくい | 受けにくい | 受けにくい |
副作用 | 出やすい | 出やすい | 出にくい | 出にくい | 出にくい |
有効成分 | シルデナフィルクエン酸塩 | バルデナフィル塩酸塩水和物 | タダラフィル | アバナフィル | ウデナフィル |
※スクロールしてご覧ください
※感じ方には個人差があります
ED治療薬を服用することで、実際の効果だけでなく「勃起状態をキープしてくれている」という安心感からEDが改善したという事例もあります。
またED治療薬によって性機能が改善し、成功体験を重ねることでゆくゆくはED治療薬を服用しなくとも心因性EDを克服できる可能性があるのです。
ぜひ、ED治療薬の服用を検討してみて下さい。
スキンシップを大事にする
パートナーがいる方は、パートナーとのスキンシップやコミュニケーションをとることで心因性EDが改善される可能性があります。
効果的なスキンシップやコミュニケーションは以下です。
- 性行為のキスや前戯に時間をかける
- 性行為に抵抗があれば肩に触れたり、手をつないだりする
- コミュニケーションの量を増やす
- 明るい話題を振るように心掛ける など
性行為の中でも、キスの回数や前戯(愛撫)の時間を多くしてみましょう。
性行為中に言葉を交わすことでも二人の親密性を高められます。
「嬉しい」「気持ちいい」など自分の気持ちを素直に伝えるようにしてみましょう。
性行為に焦りを感じている方は、笑いや軽い雰囲気を取り入れ、性行為に対する堅苦しい(義務的な)イメージを取り払うことで、リラックスして性行為が可能です。
性行為に限らず、単純なスキンシップだけでも「オキシトシン」という幸福ホルモンが分泌され、幸福度が増すという研究結果も出ています。
スキンシップが直接心因性EDの改善につながるわけではありませんが、スキンシップで安心感や幸福感が得られることにより、性行為へのプレッシャーやパートナーに対する緊張感が緩和される可能性があります。
ぜひ、積極的なスキンシップとコミュニケーションを心掛けてみて下さい。
性行為の知識を深める
性行為の知識を深めることも、心因性EDの改善に有効です。
性科学に関する論文など、信頼できる情報源から女性の性的な反応、オーガズムに関する知識を深めることで、パートナーとの性行為をより豊かなものにできます。
あなた自身も、知識が身につくことにより自信を持って性行為に臨むことができるでしょう。
前述の通り、パートナーとの前戯を大切にすることによって「勃起することへのプレッシャー」も薄れるので、性行為の知識を深めることは結果的に心因性EDの改善につながると言えます。
深呼吸やマッサージでリラックスする
正常な勃起にはリラックスが欠かせません。
勃起するにはリラックスして副交感神経を活性化することが大切だからです。
以上の図のように、緊張、不安、焦り、プレッシャーなどが強いと交感神経が興奮してしまい勃起を維持できなくなります。
そのため、性行為の前には深呼吸やマッサージで精神を整えましょう。
また、カフェインにもストレスを緩和作用があるため、性行為の前にゆっくりとコーヒータイムを楽しむのも手段のひとつです。
コミュニケーションの機会も生まれ、よりリラックスした状態で性行為に臨むことができます。
パートナーに悩みを打ち明ける
前述の通りパートナーとのコミュニケーションは二人の関係にポジティブな影響をもたらしますが、特に自分の悩みや弱みを打ち明けることにより、解決方法を一緒に考えられるメリットがあります。
また、自身の緊張やプレッシャーも軽減されるうえ、パートナーと協力し合いながら問題を解決することで、より強固な信頼関係を築くことにも繋がっていくのです。
20代~50代の心因性EDの治し方
心因性EDは、年代によって原因がさまざまです。
年代が上がると、心因性だけでなく原因が多岐にわたってきます。
以下、20代から50代の方がどのような原因で心因性EDを発症しうるのかを解説していきます。
20代の心因性ED
20代に多いのは心因性EDです。
主な原因としては
- 性行為を上手くしたいというプレッシャー
- 経験不足による自信のなさ
- 性行為時の緊張
などが挙げられます。
20代の患者では「オナニー(自慰行為)は問題なくできるが、性行為になるとうまく勃起できない」というケースが多いです。
そのようなお悩みにもED治療薬は適しています。
ED治療薬によって「性行為ができたという成功体験」を得て、薬なしでも性行為ができる場合があるからです。
ぜひ、医療機関に相談することも検討してみてください。
30代の心因性ED
30代の方も、心因性EDが多いです。
主な原因として、
- 仕事のプレッシャーやストレス
- 結婚や子育て、子作りなどの家庭でのストレス
- 性行為時の緊張
などが挙げられます。
これらのケースも、ED治療薬の服用によって改善できる可能性が高いです。
ED治療薬は子作り中に使用しても子供や妊娠に悪影響はないと言われているため、検討中の方は是非医療機関に相談してみましょう。
40代の心因性ED
40代になると、心因性EDのほかに器質性EDの可能性も出てきます。
- 仕事のプレッシャーやストレス
- 生活習慣病
などが主な原因です。
運動や食事など生活習慣の改善と、ED治療薬による治療を並行していく方法が適しています。
50代の心因性ED
50代は心因性・器質性・薬剤性・男性ホルモンの減少など、発症しうるEDの種類が多岐にわたります。
- 仕事のプレッシャーやストレス
- 動脈硬化などの病気
- 薬の副作用
などの要因が合わさってEDを発症しているケースが多いです。
このように要因が複雑に絡み合った混合性EDも、ED治療薬の服用によって改善効果が見込めるため、お気軽に医療機関にご相談ください。
まとめ:心因性EDならED治療を検討しましょう
ここまで、心因性EDの特徴や原因、改善方法について説明してきました。
最後に、記事の内容をまとめます。
- 心因性EDは、年代によっても原因が変わる
- 主な原因はストレスや緊張、過去のトラウマ、精神疾患
- ED治療薬の服用やスキンシップ、性の知識を深めることでED改善が見込める
- 年代の違いによるEDもED治療薬が有効
心因性EDは文字通り心の問題からくる症状なので、行動を変えていくことで改善が可能です。
ただし、直接性機能に働きかけるわけではないため、限界があります。
そこで検討したいのがED治療薬です。
ED治療薬は性機能に直接アプローチでき、心因性EDを改善できる可能性が高いです。
当院では人の目を気にせず受診できるオンライン診療も行っています。
当院のオンライン診療は、
- 診察代が無料(支払いが薬代と送料のみ)
- 薬は最短即日発送(中身がわからない梱包です)
- 初診からオンライン診療可
- オンライン診療時間はわずか10分
- 再診(2回目)は薬価が10%割引、再診(3回目以降)は薬価20%割引
などのメリットがあります。
ぜひ、ED治療薬の使用を検討してみてください。
心因性EDについてよくある質問
心因性EDは、ストレスや緊張、トラウマ、精神疾患によってEDとなる症状です。
改善方法としては、ストレスの原因を取り払うほか、ED治療薬の服用などが挙げられます。
パートナーとのスキンシップを多くしたり、性の知識を深めて自信をつけることで改善していきます。
もうひとつは薬物療法です。
ED治療薬によって、直接性機能の働きを改善していきます。
以上の2通りの方法によって、心因性EDが改善する可能性があります。
さらに、パートナーや配偶者との関係にも悪影響を及ぼしかねません。
また、心因性EDの背後には身体的な健康問題が潜んでいるかもしれず、放置されるとより深刻な状態に進行する可能性があります。
そのため、早期の診断と医療機関での適切な治療が大切です。
ストレスが発端で生じるEDは「心因性ED」と呼ばれ、ストレスのほかに緊張やトラウマ、精神疾患が原因で起こります。
自分のEDが何によって起こっているのか、自己判断する行為は危険です。
自分にとって適切な治療法を見つけるために、必ず医療機関で医師の診断を受けましょう。
医療機関で適切な治療を受け、ストレスや不安、うつなどの心理的な要因が軽減されれば、勃起機能も改善する場合があるからです。
ただし、個々の症状や状況によって異なるため、完治するかどうかは一概には言えません。
したがって、心因性EDの治療は医師の判断のもと、継続的に行われる必要があります。
心因性EDは心理的な要因に由来するため、薬物治療だけでなく行動の改善(スキンシップやコミュニケーション、生活習慣の改善など)も並行して行うことが大切です。
ストレス、不安、うつ、関係の問題など、さまざまな心理的要因が関与するため、個々の状況に合った包括的なアプローチが必要になります。
心因性EDの原因であるストレスや不安、うつなどの精神の問題が勃起を妨げるため、中折れが起こるという仕組みです。
心因性EDに対してはED治療薬も有効なため、一度医療機関で医師の診断を受けることを推奨します。