このページでは、ミノキシジルの市販薬とクリニック処方の違いについて解説しています。
効果や副作用、また育毛剤との違いについて触れていますので、どちらを使用するかで迷っている方は参考にしてください。
また、当院では高濃度ミノキシジル8%の処方を行っているので、処方を希望される方はお気軽にご相談ください。
発毛効果の高い成分ミノキシジル
ミノキシジルは、髪を作る器官の毛包に直接アプローチする作用がある、発毛および毛髪の成長を促す薬です。
こうした発毛効果はミノキシジルのみに認められ、その効果から市販薬を含む多くの医薬品が販売されています。
そして、より効果の高い高濃度なミノキシジル製剤はクリニックで処方してもらえます。
また薄毛の症状全般に効くため、男性だけでなく、女性の薄毛にも使用が可能です。
ミノキシジルの効果 | |
---|---|
男性 ⇩ AGA(男性型脱毛症) |
女性 ⇩ びまん性脱毛症(FAGA / 慢性休止期脱毛症) |
男女共に発毛が期待できるため、抜け毛や地肌の透け感、生え際の後退など、薄毛が気になりだした方はミノキシジルの使用を検討してみましょう。
育毛剤では発毛は望めない?
育毛剤の中には医薬部外品、化粧品に分類されるものがありますが、すぐにでも発毛したいとお考えの方がそれらを使用しても望む効果が得られない場合があります。
その理由として、医薬品である発毛剤との比較をご覧ください。
育毛剤 | 発毛剤 | |
---|---|---|
目的 | 薄毛防止、頭皮衛生改善 | 薄毛治療・予防 |
分類 | 化粧品または医薬部外品 | 医薬品 |
効果 | 生えている髪の健康維持 | 発毛 |
そもそも育毛剤は薄毛を治療するものではなく、毎日のお手入れをサポートし今生えている髪の健康をキープするのが目的のヘアケアアイテムです。
そのため、すぐにでも新しい髪の成長を望むのは難しいのです。
育毛剤と発毛剤の2つは紛らわしいですが、確実な発毛を望む場合はミノキシジルの成分が入った発毛剤をお選びください。
フィットクリニックと市販薬との比較
ミノキシジルを含んだ発毛剤は、市販薬と医師処方の2種類に分けられます。
フィットクリニックの処方と市販薬の違いは、次のとおりです。
フィットクリニック | 市販薬 | |
---|---|---|
成分量 | 8% | 5% |
クリニックでの処方 | ◯ | × |
薬局・ドラッグストアでの販売 | × | ◯※ |
1本あたりの費用 | 12,000円 | 4,000〜8,000円ほど |
発毛効果の高さ | フィットクリニック>市販薬 | |
副作用 | かゆみ・かぶれ・フケ・初期脱毛など |
※薬剤師がいる時以外の購入は不可
2つを比べると、発毛効果を左右するミノキシジルの成分量に違いがあります。
もう少し詳しく、それぞれの成分量の違いについて見ていきましょう。
市販の発毛剤は成分量が5%
市販されている発毛剤のミノキシジルの成分量は5%(女性1%)です。
成分量を一定に制限することで、効き目が穏やかで副作用のほとんどが軽い皮膚症状のみとなります。
治療により得られる効果はクリニック処方に比べて副作用は抑えられますが、効き目が穏やかなため効果の実感まで時間がかかる場合があります。
※効果の現れ方には個人差があります。
市販されていることで、セルフメディケーションとして取り入れやすく、薄毛治療入門として使えます。
クリニックでは高濃度の8%を処方
一般的にミノキシジルは、高濃度であるほど大きな改善が見込めます。
ただし、効果と副作用のバランスを見極めるのが個人では難しいので、5%以上は医師の管理下でのみ購入が可能です。
フィットクリニックでは、これまでの治療ノウハウを活かし、より発毛効果に期待ができるミノキシジル8%の処方を行っています。
成分量8%の場合、外用薬でも高い治療効果が期待できるため、飲み薬に不安や抵抗がある方や、市販薬の効果では満足できないより高い治療効果を求める人にもおすすめです。
製品 | 1ヵ月分 | 6ヵ月 | 12ヵ月 |
---|---|---|---|
ミノキシジル外用薬 8%【男性】 | 12,000円/ 4本 |
10%offにより 64,800円/ 24本 |
20%offにより 115,200円/ 48本 |
ミノキシジル外用薬 8%【女性】 | 6,000円/ 2本 |
10%offにより 32,400円/ 12本 |
20%offにより 57,600円/ 24本 |
当院ではオンライン診療での処方も行っていますので、高濃度ミノキシジルを希望される方は遠方でもお気軽に処方できます。
ご予約はこちらから承っておりますので、ぜひご利用ください。
より効果的に使用する方法
ミノキシジル外用薬のより効果的な使用には、以下の方法があります。
- 正しい使用法を行う
- 他のAGA治療薬との併用
- ミノキシジルタブレットに変更する
ミノキシジルは治療効果を見ながら他の薬と併用や、さらに発毛効果の高いミノキシジルタブレットへの変更を行うことで、より高い効果を期待できます。
それぞれの方法について解説しますので、今後の薄毛治療にお役立てください。
正しい使用法を行う
ミノキシジル外用薬の正しい使用方法は、1日2回、1回1mlを連日頭皮に塗布することで作用が安定し、高い発毛効果が期待できます。
塗る際は以下がポイントとなります。
- 1日1回の洗髪
- 髪ではなく、頭皮に塗る
- 薄毛が気になるところを中心に満遍なく塗り広げる
頭皮に汚れが残った状態では、ミノキシジルが頭皮に浸透する際に妨げとなる場合があります。
その他、塗布した際に頭皮まで届かず髪に塗られた場合や、薄毛の進行した部分のみ集中的に塗るのも効果が得られにくい原因です。
ミノキシジルは1日の使用量を超えるほど使用しても効果が上がりません。
むしろ副作用が現れやすくなるので、用法用量を守り正しくお使いください。
他のAGA治療薬との併用
ミノキシジルには発毛効果があるものの、薄毛を進行させる原因にはアプローチできません。
髪や頭皮の状態によりますが、薄毛が進行した場合は抜け毛を止める他のAGA治療薬との併用が必要です。
- フィナステリド
- デュタステリド
この2種類の薬は男性のみ使用可能な薬です。
それぞれの成分は、頭皮にあるAGAの原因ホルモンの発生を抑えることで、抜け毛を減らし薄毛の進行をストップさせる効果が期待できます。
また女性は上記の薬は使えませんが、女性ホルモンにより一定の毛量は保たれているため、髪の健康をサポートする医療用サプリとの併用が効果的です。
ミノキシジルタブレットに変更する
ミノキシジルは外用薬以外にも、ミノキシジルタブレットと呼ばれるさらに高い発毛効果のある飲み薬もあります。
それぞれ作用する頭皮の血管の種類が異なるとお考えください。
ミノキシジル外用薬 ⇨ 毛細血管 |
ミノキシジル タブレット ⇨ 毛細血管を束ねる細動脈 |
細動脈は頭皮の血流をコントロールする血管です。
この細動脈にミノキシジルが作用し多くの栄養や酸素が取り込まれることで、外用薬よりも高い発毛効果を発揮します。
薄毛の症状の進行具合により、外用薬からミノキシジルタブレットへの変更も検討してみましょう。
ただし、薬を服用すると成分が全身に作用するため、副作用も頭皮だけに出るとは限りません。
健康状態や体質により服用できない人もいるため、使用については医師と相談し検討しましょう。 フィットクリニックではミノキシジルタブレットを以下の料金で処方しています。
製品 | 1か月の価格(税込) |
---|---|
ミノキシジルタブレット5mg (男性用) |
7,000円 |
ミノキシジルタブレット2.5mg (女性用) |
6,000円 |
当院ではオンライン診療を行っていますので、通院の必要がなく遠方からでも処方が可能です。
ご予約は以下より承っております。
ミノキシジルの注意点
ミノキシジルの注意点としてまず気をつけたいのが、1日の上限量を超えての使用です。
ミノキシジルの外用薬を利用できない方は、以下の条件に当てはまる方です。
- 未成年の方
- 妊娠・授乳中の方
- AGA以外の脱毛症の方
- 敏感肌の方
- 頭皮に傷がある方
その他、循環器系の疾患がある方は必ず自己判断せず、医師へご相談してから利用しましょう。
併用禁忌・注意に関しては、外用薬には特にありません。
ただし、過度の飲酒の後にミノキシジルを使うと血圧が過剰に下がる場合があるのでご注意ください。
ミノキシジル外用薬には重篤な副作用は報告されていません。
発生頻度の高い副作用としては主に、頭皮のかぶれやかゆみ、フケの発生など、頭皮トラブルが報告されています。
これらの頭皮トラブルは使い過ぎが原因となる場合があるため、用法と用量は守るようにしましょう。
頭皮トラブルの症状が続くようであれば、すぐ医師に相談してください。
個人輸入がおすすめできない理由
ミノキシジルを含んだ発毛剤(外用薬・内服薬)は、個人輸入でも購入が可能です。
クリニックに相談しなくても安く治療できるため、便利な購入方法の1つとしてあげられています。
しかし便利な裏にはさまざまなリスクも潜んでいます。
- 偽物
- 品質の安定しない粗悪品
- 輸送上のトラブル
(通関で止められるなど)
こうしたトラブルが後を絶たず、安全と言い切れない購入方法でもあります。
また海外からの発送なので、製品が手元に届くまでには時間がかかります。
安定した治療効果を得るのが難しくもなるだけに、おすすめできない方法であることは覚えておいてください。
よくある質問
ただし以下に該当する人は、使用することはできません。
- 未成年
- 妊娠またはその可能性がある人
- 授乳期にある人
またミノキシジルは皮膚から吸収されるため、管理する際は小さな子供の手の届かないところで保管するようにしましょう。
もし効果がないまま慢性的に使い続けると、副作用のリスクだけが残るので、6ヶ月を目安に治療方法の見直しを検討してください。
市販薬はもちろんですが、クリニックなどの医療機関でも保険証の提示は不要の自由診療となります。
(処方例)
ミノキシジル+フィナステリド
薄毛が進行した状態には併用での治療が一般的なので、地肌の透け感や生え際の後退が目立つようであれば他のAGA治療薬との併用も検討してみてください。
まとめ:しっかりした効果を得たい場合はクリニックでの処方がおすすめ
ミノキシジル外用薬は、濃度により効果に差が出る薬です。濃度が高いものは副作用は出やすくなりますが、その分効果も高くなります。
ただし、個人での使用は自己流になりがちで、誤った使用方法を続けると効果が得られない場合もあります。
そのため、効果をしっかり得るためにもクリニックでの処方がおすすめです。
また、クリニックであればミノキシジルタブレットも処方できるので、より発毛を望む方は医師にご相談ください。