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【医師監修】ミノキシジル外用薬の効果や副作用を解説

ミノキシジル外用薬効果は?副作用は?徹底解説

ミノキシジルとは、男性も女性も使用できる発毛・育毛を促す成分です。

ミノキシジルには「ミノキシジル外用薬(塗り薬)」と「ミノタブ(内服薬)」の2種類があり、世界中で広く使われています。

このページではミノキシジルの中でも手軽に使える外用薬(塗布タイプ)の効果・副作用について詳しく解説します。

ミノタブ(内服薬)と外用薬の違い

ミノタブ(内服薬)とミノキシジル外用薬の違いを以下の表にまとめたのでご覧ください。

ミノタブ(内服薬)と外用薬の比較

効果の強さ 内服薬 > 外用薬
1か月あたりにかかるおおよその費用 内服薬 < 外用薬
(クリニックや販売方法、製品による)
入手の手軽さ 内服薬 < 外用薬
副作用が起こる確率 内服薬 > 外用薬
市販の有無 内服薬 X 外用薬 

ミノキシジル外用薬は効果がゆるやかな分、ミノタブ(内服薬)より重い副作用が起こりにくいのが大きな違いです。

また、ミノタブ(内服薬)は全身に作用するため、体毛が濃くなりやすいというデメリットもあります。

その点、ミノキシジル外用薬は塗った箇所のみ作用するので多毛症になりにくいメリットがあります。

成分を体内に直接取り入れるミノタブ(内服薬)にどうしても抵抗がある方は、ミノキシジル外用薬が使いやすいでしょう。

また、ミノキシジル外用薬はドラッグストアでも入手できるのがミノタブ(内服薬)との特徴的な違いです。

入手方法や使い方に手軽さを求める方には、ミノキシジル外用薬が便利です。

ミノキシジル外用薬が向いている人
副作用をできる限り抑えたい
ミノタブ(内服薬)は避けたい
手軽に利用したい
体毛が濃くなるのは避けたい

上記に当てはまる方は、ミノキシジル外用薬がおすすめです。

フィットクリニックではミノキシジル外用薬を取り扱っておりますので、オンライン診療のご予約は以下のボタンよりお願いいたします。

なお、ミノタブ(内服薬)について詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。

ミノキシジル外用薬の特徴

ミノキシジル外用薬の特徴

ミノキシジルの外用薬はドラッグストアやクリニックで入手できます。

また、ミノキシジル外用薬は臨床試験が行われ国の認可を受けているのがミノタブ(内服薬)との違いのひとつです。

そのほか、ミノキシジル外用薬はミノタブ(内服薬)に比べて効果がゆるやかです。

ただその分、重い副作用のリスクは少ないため、気軽に始めやすいのも特徴と言えます。

なお、「ミノキシジルは女性が使うと危険なの?」との疑問を抱く方も多いですが、ミノキシジルは女性の薄毛にも効果があり、問題なく使用できます

ミノキシジルを女性が使用した時の効果や副作用については、以下の記事で詳しく解説しています。

ミノキシジル外用薬の効果

ミノキシジルの外用薬は、育毛・発毛の効果があります。

ミノキシジルの発毛メカニズム

ミノキシジルの発毛メカニズム

「ミノキシジルの効果はいつから?早く効果が出てほしい」と思う方もいらっしゃると思いますが、髪の毛にはヘアサイクル(毛が生え変わる周期)があるため、効果を実感できるまで一定期間必要です。

具体的には、ミノキシジル外用薬の効果が出るまでの期間は、約6ヵ月かかります。

臨床試験のデータも公表されており、6か月使用した被験者の9割以上に改善が見られたとの結果でした。

ミノキシジル外用薬を途中でやめたらどうなるのかというと、ミノキシジルは継続して使用することで発毛しますが、ミノキシジルの使用をやめることで毛髪が元の状態に戻ってしまいます。

そのため、薄毛を改善するには継続して使用する必要があります。

なお、有効成分を体内に直接取り込む内服薬より副作用のリスクは少ないため、ミノタブ(内服薬)を使う治療にどうしても抵抗がある方はミノキシジル外用薬を使用してみてください。

ミノキシジル外用薬の注意事項

ミノキシジル外用薬の注意事項

場合によって、ミノキシジル外用薬を利用してはいけない人がいます。

手軽に入手できるからこそ、注意事項を自分できちんと確認しておく必要があります。

ミノキシジルを利用してはいけない人、ミノキシジルの併用禁忌や併用注意について以下で詳しく説明します。

ミノキシジルを利用してはいけない人

ミノキシジル外用薬を利用してはいけない人は、以下のとおりです。

■ミノキシジル外用薬を利用してはいけない人
  • 未成年者
  • 妊娠・授乳中の方
  • AGA(男性型脱毛症)、FAGA(女性男性型脱毛症)以外の脱毛症の方
  • 肌が弱い方
  • 頭皮に傷がある方
  • 循環器系の疾患がある方

妊娠・授乳中の方はミノキシジルが母乳に含まれてしまう可能性があり、安全性が立証できていないため利用できません。

また、以下の項目に当てはまる方は、AGA・FAGA以外の脱毛症の可能性があります。

■AGA・FAGA以外の可能性がある症状
  • 頭頂部以外も脱毛している
  • 避妊用ピルの使用中止後に脱毛が始まった
  • 脱毛が急に始まった
  • 髪をむしってしまうことによる脱毛

AGA・FAGA以外の脱毛症の方はミノキシジルが効かない可能性があるため、自己判断せず医師へ相談しましょう。

ミノキシジルの併用禁忌

ミノキシジル外用薬には、現時点で併用禁忌薬は特にありません。

ただし、飲酒の際には注意が必要です。

なぜなら、ミノキシジルとアルコールにはどちらも血管を拡張して血圧を下げる作用があるためです。

ミノキシジル外用薬を使用している際にアルコール飲むと必要以上に血圧が下がりすぎる恐れがあるため、同時摂取は控えましょう。

ミノキシジルの併用注意

ミノキシジル外用薬には、現時点で併用注意薬は特にありません。

ミノキシジル外用薬の副作用

ミノキシジル外用薬の副作用

ミノキシジル外用薬では重篤な副作用の報告はほとんどありません

副作用はミノキシジルの含有量が多いほど発生数も増加傾向にあると考えられています。

具体的なデータとして、厚生労働省の報告では、ミノキシジル5%含有の外用薬を利用した3,072例のうち副作用発現症例は271例と、全体の9%弱に副作用が報告されています。

ミノキシジル外用薬の副作用の中でも発生頻度の高い「皮膚トラブル」「初期脱毛」について解説します。

■ミノキシジル外用薬の副作用

皮膚トラブル

皮膚トラブル

ミノキシジル外用薬は肌質に合わない方が使用すると、頭皮が炎症を起こすことがあります。

ミノキシジル外用薬によって起こる副作用の中でも、頭皮のかゆみ、かぶれやフケの発生といった皮膚のアレルギー反応が最も多く報告されています。

過剰な塗布によって上記のような皮膚トラブルが起こる可能性も高くなるため、用法・用量を守ることが大切です。

また、ミノキシジルによって頭皮が炎症を起こすと、薄毛が悪化する可能性があるため、初めて使用する際には手の甲に少量塗布して刺激がないことを確認してから頭皮に使用しましょう。

もしかゆみや赤みがひどくなった場合には、無理せず使用を中止して医師に相談してください。

初期脱毛

ミノキシジル外用薬の副作用には「初期脱毛」があり、一時的に抜け毛が増えることがあります。

初期脱毛はいつから始まるかというと、ミノキシジルによる治療を始めて約10日~1ヵ月後に髪の毛が抜けていくことが多いです。

ミノキシジル外用薬による初期脱毛は1ヵ月~3ヵ月ほど続くと言われています。

ミノキシジルの発毛スケジュールは以下の通りです。

ミノキシジルの発毛スケジュール

初期脱毛は厳密に言うと副作用ではなく、ヘアサイクルを整えてしっかりとした毛を生やすために必要な過程です。

個人差はありますが、初期脱毛で抜けるのは毛量全体の1割弱で、その下から新しい髪が成長していきます。

抜ける髪の毛に耐えられず初期脱毛の段階で治療をやめる人もいますが、途中でやめると少しずつ良くなってきていた状態がリセットされてしまいます。

髪の毛が抜けるのは苦しいですが、強くてしっかりした髪の毛が生えるまでの準備期間ととらえて耐え、その後の効果に期待しましょう。

その他の副作用

ミノキシジル外用薬による副作用は、以下のような事例も少数ながら報告されています。

■その他の副作用
  • 頭痛
  • 適用部位のしびれ、痛み
  • 手足のむくみ
  • 心拍数増加、動悸
  • 目の痛み
  • 耳鳴り
  • 皮膚のつっぱり感
  • 腹痛
  • 毛髪変色

厚生労働省の平成21年2月23日~平成25年2月22日の調査によると、特に「頭痛」を発症する方が多いです。

しかし、頭痛の発現率は0.33%程度です。

ミノキシジル外用薬では重篤な副作用の報告はほとんどありませんが、万が一のことを考えると、しっかりとしたクリニックで医師の診断のもと治療するのが望ましいといえます。

フィットクリニックのミノキシジル外用薬

フィットクリニックのミノキシジル外用薬

フィットクリニックでも、ミノキシジル外用薬の処方を行っております。

市販品はミノキシジル含有量が1~5%なのに対し、当院のミノキシジルは成分量8%を含んでおり、男女ともに使用することが可能です。

市販と当院のミノキシジル外用薬の比較

市販の外用薬 当院の外用薬
ミノキシジル含有量 1%~最大5% 8%
患者に合わせた処方
入手の手軽さ

当院のミノキシジル外用薬はミノキシジル8%の高濃度処方なため効果を実感しやすいです。

また、自己判断で市販品を購入し続けるよりも、専門の医師に髪の状態を相談することができるので安心感があります。

当院のミノキシジル外用薬の価格

製品 1ヵ月分 6ヵ月 12ヵ月
ミノキシジル外用薬 8%
【男性】
12,000円 10%offにより
64,800円
20%offにより
115,200円
ミノキシジル外用薬 8%
【女性】
6,000円 10%offにより
32,400円
20%offにより
57,600円

入手の手軽さにおいても、当院ではオンライン診療も行っているため、遠方の方でもお気軽にミノキシジル外用薬を購入することが出来ます。

1日でも早くお手元に届けられる環境を整えているので、高い治療効果を求めている方はもちろん、すぐに欲しいという方もお気軽にご相談ください。

オンライン診療によるミノキシジル処方の流れは以下の記事で詳しく解説しています。

フィットクリニックのご予約は以下のボタンより承っております。

電話・WEB・LINEの3種類からご都合の良い予約方法をお選びください。

ミノキシジル外用薬の使い方

ミノキシジル外用薬の使い方

ミノキシジル外用薬の使い方は、男性の場合は1日2回(朝・夜)、女性の場合は1日1回(夜だけ)気になる箇所に塗布してください。

ミノキシジル外用薬の塗り方のポイントは、髪の毛ではなく頭皮につけることです。

液だれを起こしたり、効果が弱まるのを防ぐため、乾いた頭皮に塗布しましょう。

また、多く塗ったからと言って効果が大きくなるということはありません。

むしろ副作用のリスクを高めるおそれがあるので、必ず正しい用量・用法を守ってご使用ください。

ミノキシジル外用薬のジェネリック

国内では2018年ごろからミノキシジル外用薬のジェネリックが発売されるようになりました。

国内承認済みのミノキシジルジェネリックには以下のようなものがあります。

■ミノキシジル外用薬のジェネリック
  • スカルプD メディカルミノキ5
  • リザレックコーワ
  • リグロEX5
  • ミノグロウ
  • ミノアップ
  • ミノキシジル配合外用液5%「FCI」
  • ミノキシジルローション5%「JG」

上記ジェネリックの先発薬は「ロゲイン」や「リアップ」です。

ミノキシジル外用薬の国内での評価

ミノキシジル外用薬は、「日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」で推奨度A(行うよう強く勧める)と評価されています。

男性のAGA治療で使用されるプロペシア(成分フィナステリド)は、胎児への影響が懸念されるため女性は適用外とされていますが、ミノキシジルは女性でも使用が可能です。

ミノキシジル外用薬のまとめ

ミノキシジル外用薬について、これまでのまとめをします。

■ミノキシジル外用薬のまとめ
  • ミノキシジル外用薬は内服薬より効果はゆるやかで、重い副作用が起こりにくい
  • 育毛・発毛の効果がある
  • 皮膚トラブルなどの副作用が特に起こりやすい
  • 医師の診断のもと、クリニック処方がおすすめ
  • ミノキシジル外用薬による薄毛治療は国内でも推奨されている

ミノキシジル外用薬はミノタブ(内服薬)よりも重い副作用が起こりにくく使いやすい薄毛治療薬です。

市販でも購入することができますが、市販品はミノキシジル濃度が少ないため、クリニック処方を選ぶのがおすすめです。

また、クリニック処方であれば医師のアドバイスを受けることもできるので、髪の毛の状態を相談できたり、副作用が出たときも安心です。

なお、効果が出やすいと言われているミノキシジルタブレット(内服薬)について詳しい内容が知りたい方はこちらのページをご覧ください。

この記事の監修

瀬戸川 武仁
(せとがわ たけひと)医師

2017年 4月
行徳総合病院勤務
2022年12月
フィットクリニック理事長就任
瀬戸川武仁

よくある質問

Q1
ミノキシジル外用薬だけで薄毛治療はできますか?
A1
ミノキシジル外用薬だけでも薄毛治療はできますが、ミノキシジルタブレットと比べるとゆるやかな効果になります。
また、ミノキシジルは発毛を促進しますが、脱毛を抑えることはできないため、脱毛抑制の効果があるプロペシアとの併用がおすすめです。
Q2
ミノキシジル外用薬が効くのはどのような脱毛症ですか?
A2
AGA(男性型脱毛症)、FAGA(女性男性型脱毛症)、壮年性脱毛症などに効果が期待できます。
それ以外の脱毛症(円形脱毛症や皮膚疾患による脱毛症)は、使用しても原因が違うため期待する効果は得られない場合があります。
Q3
ミノキシジル外用薬はミノキシジル内服薬と併用したら効果倍増しますか?
A3
基本的に併用は可能で、効果も高まります。しかし基礎疾患がある方に関しては、併用すると副作用が強く出る可能性があり危険なため併用不可になります。
Q4
頭部のけがで脱毛してしまったのですがミノキシジル外用薬の使用は問題ありますか?
A4
ケガによる脱毛はミノキシジルの適応範囲ではありません。
また、壮年性脱毛症でも患部に傷や炎症がある場合は患部を悪化させる恐れがありますので完治するまでは使用をお控えください。
Q5
ミノキシジル外用薬は保険が適用されますか?
A5
ミノキシジルは保険が適用されません。
保険は生きていくうえで治療が必要とされる病気や疾病に対して適用されるもので、発毛は保険診療に含まれないためです。
Q6
継続して使用する必要があるということですが、途中で1ヵ月使用を中止してまた再開するという使用法だとどうなりますか?
A6
ミノキシジルは継続して使用することで発毛しますが、ミノキシジルの使用をやめると毛髪が元の状態に戻ってしまいます。
Q7
頭皮以外に使用できますか?
A7
ミノキシジル外用薬は頭皮のみにご使用ください。
Q8
ミノキシジル外用薬は頭以外の毛も生えてしまうのでしょうか?
A8
ミノキシジル外用薬は塗った部分にだけ作用します。
ミノキシジル内服薬の場合は、成分が血液によって運ばれるため、全身に発毛することがあります。
Q9
ミノキシジル外用薬で効果なしの場合はどうしたらいいですか?
A9
ミノキシジル外用薬が効かない・効果を実感できない場合も6ヵ月程度は継続し、それ以上継続しても効果が実感できない場合には中止を検討しましょう。
ミノキシジル外用薬で効果がない場合、薄毛の原因がAGAやFAGAではない可能性があります。
ミノキシジルが効かない脱毛症は、皮膚疾患による脱毛症や円形脱毛症などがあり、ミノキシジル以外の治療方法を検討する必要があります。
Q10
ミノキシジルの海外通販(個人輸入)は危険ですか?
A10
ミノキシジル外用薬を海外通販(個人輸入)で購入される方もいらっしゃいますが、おすすめできません。
理由は、自分に合った薬かどうかの判断が難しいことや、粗悪品である可能性が高いこと、副作用のリスクがあることが挙げられます。
AGA・FAGA治療は自分の体に関わる治療のため、ぜひ信頼できるクリニックを受診しましょう。
Q11
ミノキシジル外用薬の選び方は?クリニック処方と市販の外用薬に違いはありますか?
A11
市販のミノキシジル外用薬は処方薬に比べて低濃度です。また、市販では発毛成分のミノキシジルを含有していない商品もあります。そのため、ミノキシジル外用薬を利用したい場合はクリニック処方がおすすめです。
詳しくは以下の記事でご紹介しています。
Q12
ミノキシジルでの初期脱毛はいつから始まりますか?
A12
個人差はありますが、治療開始10日~1ヵ月で初期脱毛が始まり、期間は1ヵ月~3ヵ月ほどといわれています。
その後、3ヵ月~半年で髪の毛が増え始めます。詳しくは以下の記事で解説しています。
Q13
ミノキシジル外用薬でアレルギーの不安がある場合、どのように対処すれば良いですか?
A13
アレルギー(接触性皮膚炎)の発生頻度は1%程度といわれていますが、「頭皮や皮膚のかゆみ」「かぶれ」「ふけ」といった皮膚トラブルが現れる場合があります。
ミノキシジルに対してアレルギーの不安があるようであれば、パッチテストを事前に行うと良いでしょう。
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