普通肌ニキビの原因と治し方!美肌を保つスキンケア方法も紹介

更新日:2025/1/20
普通肌ニキビの原因と治し方!美肌を保つスキンケア方法も紹介

普通肌は、以下のような特徴があり理想的な肌質です。

  • キメがこまかい(毛穴が目立ちにくい)
  • 皮脂と水分のバランスが整っている
  • 適度な弾力とツヤがある
  • 肌トラブルが少ない

しかし、原因によっては普通肌でもニキビは発生します。

本記事では、普通肌でもニキビができる原因や日々のスキンケア方法、さらに医療機関での治し方までをわかりやすく解説していきます。是非ご参考ください。

ニキビの症状や種類

普通肌なのにニキビができる原因

普通肌のようなバランスのとれた肌質でも、さまざまな原因によってニキビができる可能性があります。

次の章で、なぜ普通肌でもニキビが生じるのか主な原因を解説します。

メイク用品が肌に合っていない

メイク用品の成分や質感が肌に合わないと、普通肌でも毛穴詰まりや炎症が起きやすくなり、ニキビができることがあります。

特に、油分の多いベースメイクや刺激の強い成分を含む製品は毛穴詰まりを招きやすいため注意が必要です。また、長時間のメイクは肌のバリア機能を低下させ、毛穴トラブルを引き起こしやすくします。

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金属アレルギーによる肌トラブルに注意
化粧品に含まれる金属由来成分(マイカ・酸化鉄・酸化チタン)がアレルギー反応を起こし、肌にぶつぶつが現れることがあります。これをニキビと誤解してしまう方が少なくありません。
肌トラブルが続く場合は医療機関での診察をご検討ください。

間違ったスキンケアをしている

不適切なスキンケアは毛穴詰まりやニキビの原因となります。洗顔や保湿を怠ると汚れや皮脂が蓄積し、肌トラブルが発生しやすくなるためです。
逆に、ケアのし過ぎでも肌のバリア機能が低下し、肌トラブルを引き起こす場合もあるため、適切な頻度・方法でケアを行うことが大切です。

間違ったスキンケアを続けると普通肌でもニキビが慢性化するため注意しましょう。

ホルモンバランスが乱れている

思春期やストレス、睡眠不足はホルモンバランスを崩し、皮脂分泌を増やす要因になります。特に思春期は皮脂が多くなり、額や頬にニキビが目立ちやすくなります。

また季節の変わり目も体調を崩しやすく、ホルモンバランスや肌状態に影響します。
こうした内外の変化は、普段は安定している普通肌でもニキビを誘発する可能性があるため、規則正しい生活を心がけましょう。

外部環境や生活習慣の影響を受けている

紫外線や乾燥、汚れた手で顔を触る癖はニキビを引き起こす原因になります。また、季節の変わり目など急激な環境変化も肌トラブルを引き起こします。

さらに、糖質や脂質の多い食事、不規則な生活習慣は肌のターンオーバーを乱し、ニキビのリスクを一層高めます。日々の積み重ねで肌トラブルが起こりやすくなるため、日常生活の見直しが必要です。

普通肌でニキビができた時のスキンケア方法

ここからは、普通肌の方がニキビを予防・改善するために取り入れたい具体的なケア方法をご紹介します。

日々のケア習慣を少し見直すだけでも、肌負担を減らして健やかなコンディションを保ちやすくなります。

ノンコメドジェニックのメイク用品を選ぶ

コメド(ニキビの初期段階)ができにくい「ノンコメドジェニック」のアイテムを取り入れると、毛穴詰まりを抑えて肌への負担を減らしやすくなります。以下の点も意識すると効果的です。

普通肌ニキビを防ぐメイク用品の選び方
  • シンプルな処方のファンデーションや下地を選んで肌の負担を軽減する
  • 敏感になりやすい部分(目もとや口もとなど)は、低刺激タイプのアイテムを使う
  • 古くなったコスメは早めに処分し、清潔な道具でメイクをする
     (酸化や雑菌繁殖の恐れがあるため)

保湿成分の高い洗顔料・化粧水・乳液を選ぶ

肌の乾燥が進むと、うるおいを補うために皮脂が過剰分泌され、ニキビが発生する可能性があります。保湿成分が高いスキンケア用品を選び、ニキビのできにくい肌状態を維持しましょう。

普通肌ニキビを防ぐスキンケアの選び方
  • ヒアルロン酸やセラミドなど、保湿力に優れた成分が入ったものを選ぶ
  • 洗顔料はアミノ酸系や弱酸性などを選ぶと肌のうるおいを守りやすい
  • クレンジングもオイルフリーやミルクタイプなど肌負担の軽減を意識したものがよい

メイクオフはしっかりと行う

メイク汚れが肌に残ると、皮脂と混ざって角栓が生成され、毛穴詰まりによってニキビができます。クレンジングの際は、以下のポイントを意識しましょう。

普通肌ニキビのクレンジングのポイント
  • 強くこすらず、泡で優しく円を描くように洗うと肌への摩擦を抑えられる
  • ぬるま湯(30~32度程度)ですすぐと、毛穴から余分な皮脂などが浮き出やすくなる
  • 洗い流したあとは、タオルで軽く押さえるように水分を拭き取る

普段はトラブルが少ない普通肌でも、クレンジングのやり方を誤るとニキビの発生リスクが高まります。洗い残しがないか確認しながら、丁寧なメイクオフを心がけましょう。

セルフケアが難しいと感じたら、医療機関で専門医の相談を受ける

普通肌であっても、ニキビが悪化してしまうとセルフケアだけでは改善しにくい場合があります。

特に赤みや腫れが長引いたり、痛みを伴うようになった場合は要注意です。放置すると重度のニキビに進行したり、将来的にニキビ跡が肌に残ってしまうおそれもあります。

少しでも深刻な兆候を感じたら、早めに皮膚科などの医療機関で専門医の診察を受けるようにしましょう。

普通肌でも治療が推奨されるケース
  • ニキビの原因がわからない
  • 市販薬を使用してもニキビの改善が見られない
  • 繰り返しニキビができるため根本治療をしたい

皮膚科に行くべきニキビの詳細

医療機関で処方されるニキビの薬・サプリメント

医療機関では、市販薬にはない肌状態に合わせたニキビ薬が処方されます。
内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)のほか、必要に応じてサプリメントを併用し治療を進める場合もあります。

名称 有効成分 効果・特徴
イソトレチノイン
(内服薬)
ビタミンA誘導体 皮脂分泌を抑制しニキビの発生や炎症を予防
シナール
(内服薬)
アスコルビン酸(ビタミンC)・パントテン酸カルシウム(ビタミンB5) 肌のターンオーバーを整え活性酸素を抑制、ニキビ跡の色素沈着の予防・改善をサポート
ハイチオール
(内服薬)
L-システイン 酸化ストレスを防ぎ、色素沈着の予防をサポート
ユベラ
(内服薬)
トコフェロール酢酸エステル 肌のターンオーバーにより色素の排出を促すことでニキビ痕を予防
Lypo-C Vitamin C
Lypo-C Vitamin C+D
(サプリメント)
ビタミンC
ビタミンC/D
肌のターンオーバー促進に加え、抗炎症作用によりニキビの悪化を予防
エピデュオゲル
(外用薬)
アダパレン/過酸化ベンゾイル コメド発生を抑制・抗菌作用・角質剥離作用

抗菌作用
ゼビアックスクリーム・ローション
(外用薬)
オゼノキサシン 炎症性ニキビ全般に有効

ニキビ治療薬の詳細

普通肌でも意識したい、日常生活のニキビケア

肌トラブルが少ない普通肌でも、日々の習慣でニキビができることがあります。以下を意識して予防しましょう。

ニキビのケア方法

ホルモンバランスを整える

ストレスや睡眠不足は、ホルモンバランスを乱して皮脂の過剰分泌を促しニキビの原因になる場合があります。
日頃から以下の点を意識して、ホルモンバランスを整えましょう。

普通肌でも気をつけたいニキビ対策
  • ストレスを上手に発散する
    「心から楽しめる時間」を意識的につくるとストレス緩和につながります。
  • 質の良い睡眠をとる
    寝る1時間前にはスマホやPC画面を見ないなど、リラックスできる環境を整えましょう。
  • リラックス効果の高い呼吸やマインドフルネス
    深呼吸や瞑想を習慣化すると自律神経が整い、ホルモンバランスが乱れにくくなります。

ホルモンバランスによるニキビの原因と治し方

紫外線対策をする

紫外線もニキビの原因です。長時間紫外線に当たることで炎症や乾燥を招き、ニキビができやすくなります。外出時は以下のような方法で、UVケアを欠かさず行いましょう。

普通肌でも気をつけたいニキビ対策
  • 日焼け止めを活用する
    日常使いならSPF30・PA+++程度を選びましょう。汗や皮脂で落ちやすいので、屋外では2~3時間おきに塗り直すのがおすすめです。帰宅後は日焼け止めをすぐに落とし、ニキビの原因となる毛穴詰まりを予防しましょう。
  • 帽子や日傘、サングラスを活用する
    直射日光を長時間浴びないよう、特に夏場や日差しが強い日は帽子や日傘、サングラスなどを積極的に活用しましょう。

紫外線ニキビの原因と治し方

生活習慣を整える

普通肌のターンオーバー(生まれ変わり)を整えるためには、食事・睡眠・運動といった基本的な生活習慣が重要です。以下の点を意識しましょう。

意識したい生活習慣
  • バランスの良い食事を心がける
    野菜・果物・タンパク質をバランスよく摂取し、ビタミンやミネラルを意識的に取り入れましょう。ジャンクフードや糖質の過剰摂取は控えめに。
  • 適度な運動を取り入れる
    ウォーキングやストレッチなど軽い運動でも血行が良くなり、新陳代謝がアップします。
  • 十分な睡眠時間を確保する
    1日6〜8時間の睡眠を目安にし、なるべく毎日同じ時間に寝起きするようにしましょう。

生活習慣の見直しは、ニキビの改善だけでなく再発防止にも役立ちます。無理のない習慣化を心がけましょう。

普通肌でもニキビが悪化する可能性がある。長期化するようなら医療機関への相談を推奨

普通肌は水分と油分のバランスが比較的整っているため、ニキビトラブルが少ないように捉えられがちです。しかし、誤ったスキンケアや合わないメイク用品を使うと、普通肌でもニキビができてしまうことがあります。

普通肌ニキビのまとめ
  • 普通肌は肌トラブルが少ない肌質
  • 誤ったスキンケアや合わないメイク用品が原因で、普通肌でもニキビができる
  • 日々の肌ケア習慣を変えることはニキビ予防・改善につながる
  • 長期化するようなら早めに専門医に相談して重症化やニキビ跡を防ぐ

腫れや化膿、痛みなどを伴う炎症性のニキビや、何度も繰り返してしまうニキビがあるなら、セルフケアだけでは改善されない場合があります。

ニキビ跡を防ぐためにも、早めに医療機関で適切な処方や治療を受けましょう。

普通肌ニキビについてのよくある質問

  • Q
    普通肌なのにニキビができるのはなぜですか?
    A
    普通肌でも、誤ったスキンケアや合わないメイク用品が毛穴を詰まらせ、ニキビを発生させる場合があります。また、ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、季節の変化なども皮脂分泌を増やし、ニキビの原因になります。
  • Q
    普通肌におすすめの化粧水はどんなものですか?
    A
    保湿成分が豊富な化粧水が最適です。特にヒアルロン酸やセラミド配合のものが推奨されます。刺激を避けるため、アルコールフリーでノンコメドジェニックなタイプを選ぶと安心です。
  • Q
    普通肌だと思っていますがニキビができます。他の肌質の可能性もありますか?
    A
    混合肌(インナードライ)の可能性があります。混合肌とは、肌表面はテカっているのに内側が乾燥している肌質です。混合肌はニキビを招きやすいので、スキンケアを見直して自分の肌質を再度確認しましょう。
    混合肌(インナードライ)ニキビの原因と治し方

その他よくある質問はこちらをご確認ください

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  • FDA(米国食品医薬品局)など諸外国において承認されています。
  • 胎児の催奇形性、鬱、肝機能障害、皮膚や粘膜の乾燥などの副作用のリスクがあります。
  • 妊娠中の方・授乳中の方は使用できません。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、日本国における医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
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