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外出しの妊娠確率はどのくらい?膣外射精への正しい避妊方法を解説

更新日:24/08/05

こちらの記事はフィットクリニック服部圭太院長が監修しています。

外出しの妊娠確率はどのくらい?膣外射精への正しい避妊方法を解説

外出し(膣外射精)は、正しい避妊方法ではありません。

ほかの避妊を行わずに外出しをした場合は、妊娠する可能性があります。

妊娠を望まない方や不安な場合は、速やかにアフターピルを服用しましょう。

当院でもアフターピルをオンライン・来院で処方しているため、お困りの方はぜひご利用ください。

フィットクリニック開院時間
(お電話予約9:30~)

平日・土曜10:00~20:00/
日・祝日10:00~18:00

外出し(膣外射精)で妊娠する確率

外出し(膣外射精)で妊娠する確率は20%です。
※1年間膣外射精で避妊した場合に妊娠する確率

性行為の頻度にもよりますが、5回に1回以上は望まぬ妊娠をする可能性があります。

一方でポピュラーな避妊方法であるコンドームや、女性が服用する低用量ピルの妊娠率は次のようになっています。

各避妊方法による妊娠確率
(100人の女性が1年間同じ方法で避妊した場合に妊娠する数)

避妊方法 妊娠の確率(%)
外出し(膣外射精) 20(4)
コンドーム 13(2)
低用量ピル 7(0.3)

※カッコ内は理想的な使用をした場合の妊娠の確率

外出し(膣外射精)は、コンドーム・低用量ピルを正しく使用した場合に比べ、2~66.6倍の妊娠リスクがあります。

そのため、不確実な外出し(膣外射精)ではなく、正しい知識をもってお互いができるコンドームやピルといった避妊方法を選ぶことが望まれます。

外出し(膣外射精)後の避妊方法

もし外出し(膣外射精)をして不安な場合は、アフターピルを服用しましょう。

当院で処方しているアフターピルは、性行為後から72時間・120時間以内に服用するものがあります。

薬の
種類
レボノルゲストレル錠(海外製) レボノルゲストレル錠
(海外製)
レボノルゲストレル錠(日本製) レボノルゲストレル錠
(日本製)
エラ エラ
有効時間 (性交後) 72時間 (3日) 72時間 (3日) 120時間 (5日)
価格(税込) 7,000円 /2錠 12,000円 /1錠 8,000円 /1錠

アフターピルは時間の経過とともに避妊成功率が低下していくので、不安な性行為があればすぐに服用する必要があります。

アフターピル服用時間別の避妊成功率

※アフターピルの服用時間別の避妊成功率

どちらのタイプも24時間以内の服用により高い確率で避妊できます。

外出しでの性行為など、避妊に不安があればアフターピルが服用可能です。

なおアフターピル服用後は、避妊の成功を確認するまでが重要です。

服用から3日〜3週間で出血すれば避妊成功の可能性は高いですが、不正出血の可能性もあるので、避妊できたか確認できるまでは性行為は控えましょう。

当院では生理予定日1日目から使用できる「早期妊娠検査薬」を取り扱っておりますので、ご希望の方は診察時に医師にお知らせください。

外出し(膣外射精)でも妊娠する理由

なぜ膣内に射精しないにも関わらず妊娠してしまう可能性があるのかというと、主に以下の理由があります。

それぞれ詳しく解説します。

我慢汁(カウパー腺液)にも精子が含まれているから

我慢汁(カウパー腺液)とは、男性が性的興奮時に陰茎の先端からにじみ出る粘液です。

我慢汁(カウパー腺液)の役割
  • 弱酸性の膣内をアルカリ性に中和し、精子が活動できるよう守る
  • 男性器の膣挿入をスムーズにする

そもそも我慢汁自体に精子は含まれていません。

しかし精巣から尿道へと漏れ出した微量の精液が我慢汁と混ざってしまう場合があります。

たとえ膣内で射精をしていなくても、無意識に分泌された精子が含まれる我慢汁で、妊娠に繋がる可能性は十分にあります。

参考サイト
泌尿器科の真実

射精のタイミングを正確につかむのは難しいから

射精のタイミングをコントロールするのは、簡単なことではありません。

自慰行為なら自分である程度コントロールできるかもしれませんが、性行為中に冷静な判断をするのはより難しいでしょう。

また射精のタイミングに加えて、陰茎(ペニス)を引き抜くタイミングまで完璧に合わせるのは至難の業です。

タイミングをだいたい合わせることができても、膣内に精子がたった1個でも入れば妊娠が成立する可能性は十分にあります。

正しい避妊方法

性交渉前には様々な避妊方法がありますが、避妊効果を高めるなら「コンドーム(避妊具)+低用量ピルの内服」を推奨します。

低用量ピルは正しく服用することで高い避妊率を誇るうえ、コンドームを合わせて使用することによって性感染症の予防もできます。

もし不安のある性交渉後に避妊したい場合は、アフターピルの利用を検討しましょう。

まとめ:外出しにはアフターピルで対処する

たった1回の外出し(膣外射精)でも、妊娠に繋がる可能性は十分にあります

男女ともに正しい知識を持っているのが理想的ですが、そうではない場合、断る勇気も大切です。

また、今後は自分の身体を守るためにも、低用量ピルの服用など女性主体でできる避妊方法の検討もおすすめします。

なお、当院では誰にも顔を合わせることなくお薬を受け取れるオンライン診療を行っております。

最短即日発送なので、避妊に失敗した際や心配なときは迷わず気軽にご連絡ください。

外出し(膣外射精)に関するよくある質問

Q1
外出しされたけど、アフターピルを飲みました。避妊成功ですか?
A1
次の月経が訪れるまでは判断できません。
また、出血だけだと着床出血などの可能性もあるため、アフターピルを服用した日から3週間または生理予定日から1週間が経過した時点で妊娠検査薬で判断してください。なお当院では生理予定日1日目から使用できる「早期妊娠検査薬」の取り扱いがございます。
Q2
外出し後、生理予定日になっても生理が来ません。これって妊娠してるということですか?
A2
生理日がずれている可能性も考えられますが、妊娠の可能性も十分にあり得ます。
生理予定日1週間後に、市販の妊娠検査薬を使用してみてください。なお当院では生理予定日1日目から使用できる「早期妊娠検査薬」の取り扱いもございます。
Q3
彼からコンドームなしでの外出しを頻繁に要求されます。どうしたら良いでしょうか。
A3
勇気がいるかもしれませんが、断ることも大切です。
言われるがままに従ってしまい、もし妊娠した時に大きな負担を背負うのは女性です。できればきちんと話し合う機会をつくりましょう。望まぬ妊娠の可能性をできるだけ下げるには低用量ピルの服用も有効です。
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