食後に服用する薬は食べ物と一緒の方が吸収されやすかったり、胃への刺激を抑えたりすることができます。
一方のバイアグラは空腹時の方が吸収されやすい薬です。
そのため、バイアグラは空腹時の服用を推奨しています。
この記事ではバイアグラと食事の影響について、以下を詳しくまとめています。
バイアグラは食事によって効果に影響が出やすく、服用前後で食事内容や量を誤ってしまうと効果を得られないことがあります。
このページでは食事の影響を受けやすい理由や、推奨される服用タイミングについて例を用いて解説しています。
バイアグラを服用の予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
バイアグラは腸から吸収されるため、食事の影響を受けやすい薬です。
食後にバイアグラを服用すると、脂質や油分に有効成分の吸収を妨げられてしまい、効果の発現が遅れたり、効果が半減する可能性があります。
空腹時にバイアグラを服用した場合
食後にバイアグラを服用した場合
バイアグラを食後に服用すると、血中濃度がピークに達するまでの時間が空腹時で1.2時間に対し、食後は3時間ほど遅くなるとのデータもあります。
出典:バイアグラ錠25mg50mgODフィルム25mg50mg_インタビューフォーム
成分の吸収速度が遅くなってしまうと、効果を感じるまでに時間がかかってしまう可能性があり注意が必要です。
バイアグラはED治療薬のなかでも特に食事の影響を受けやすいため、空腹時の服用を心がけてください。
バイアグラを食前・食後に飲む場合は、以下のタイミングを目安にしましょう。
バイアグラは空腹時の服用が望ましいですが、デートなどどうしても食事をしなければいけない時があるかもしれません。
バイアグラの服用前後に飲食をする場合は、服用のタイミングを工夫することで、食事の影響を抑えることができます。
バイアグラを食前に服用する際は、身体に成分を吸収させるためにも食事の30分~1時間前に服用しましょう。
成分を一度吸収させてしまえば空腹状態をキープする必要はないため、軽い食事をしても問題ありません。
ただし、バイアグラ50mgで効果が持続する時間は約5時間です。
空腹時といっても、服用してから性行為予定の時間まで4~5時間を超えるようなら、次で解説する食後に服用するプランに切り替えましょう。
タイミングが合わずバイアグラの服用が食後になる場合は、食後2時間以上空けてから服用してください。
食後すぐでは腸に脂の膜が張っていて成分吸収が妨げられるので、食べ物の消化を待つのがポイントです。
また食事の内容についてですが、高脂質なものは控えてください。
脂肪分や油分が多い食事は、消化されるまでに4〜5時間ほどかかります。
服用タイミングをさらにずらす必要が出てくるので、バイアグラの服用予定がある日の食事は「軽め」を意識してみてください。
バイアグラの効果を引き出すためには、服用タイミングだけでなく「あっさりした食事にする」ことが重要なポイントです。
特に菓子類や加工食品に含まれる「見えない油」を知らないうちに摂取してしまうこともあるので注意してください。
あっさりとした料理や低脂肪・低カロリーなメニューであれば、影響を小さく抑えられるでしょう。
ゆでる、蒸す、煮るなどの調理方法は油の使用量が少ないため、服用前に食事を摂るのであれば和食を選ぶのがおすすめです。
また、食べすぎは成分吸収の妨げになるので、満腹になるまで食べずに腹6〜7分目に抑えることを意識してみてください。
高脂質や高カロリーな食事は、バイアグラへの影響が大きくなるため避けてください。
男性が好んで口にするものも多いので、バイアグラ服用前にはNGであることを覚えておきましょう。
炒めたり、揚げたりした食べ物は、料理に油が付着しやすくなります。
また肉や魚、乳製品のほか、菓子類や加工食品にも油が含まれています。
緊張や小腹が空いた時についつい食べてしまうことが多いので、間食にも十分注意してください。
バイアグラはED治療薬の中でも、特に食事の影響を受けやすい薬になります。
食事の調整が難しい場合は、食事の影響を抑えたED治療薬を選ぶのも一つです。
シアリス | 食事の影響を抑えて、作用時間も長い |
---|---|
レビトラ | 即効性があるため、性行為直前の服用でも効果が期待できる |
シアリス・レビトラともにバイアグラよりも食事の影響を受けにくくなっており、持続性や即効性などの長所がはっきりしています。
シチュエーションに応じてこれらの薬を使い分けることもできるため、それぞれ何回か試して使いやすいものを探してみましょう。
身体との相性は使ってみないとわからない部分なので、副作用が心配な方は頭痛薬や胃薬なども準備しておくと安心です。
バイアグラを服用する際は、グレープフルーツやグレープフルーツ製品を避けてください。
グレープフルーツの果肉には「フラノクマリン類」が含まれており、これが腸内で薬を代謝する酵素の働きを抑えてしまいます。
薬の分解が阻害されてしまい、通常よりも体内に吸収される量が増えることで、効果が過剰に強まったり、副作用が強く出たりすることもあります。
大変危険なためグレープフルーツジュースやゼリーなど、果汁の含まれるものは避けるようにしてください。
特に「濃縮還元」などの表記がされている場合は、通常の果肉や果汁よりもフラノクマリン類が多く含まれています。
酵素の働きを抑える作用は、食後3〜4日続くとされているので、バイアグラ服用当日だけでなく前後数日は摂取を控えましょう。
フィットクリニックではED診療を行っているため、バイアグラの処方を行っています。
ジェネリック医薬品の取り扱いもあるので、治療コストを抑えたED治療も可能です。
名称 | 用量 | 価格 |
---|---|---|
バイアグラ |
25mg | 1,300円/1錠 |
50mg | 1,600円/1錠 | |
バイアグラ ジェネリック |
25mg | 270円/1錠 ※お問い合わせください |
50mg | 700円/1錠 | |
100mg | 1,000円/1錠 |
ED治療は自由診療となるため、使用頻度や期間によってはコストがかさみます。
そのため当院では、価格を抑えられ、かつ治療効果も変わらないジェネリック医薬品の使用を推奨しています。
※診察当日の15時までに入金が確認できた場合
これまでバイアグラの処方は通院による院内処方が一般的でしたが、近年ではオンライン診療による郵送処方も普及してきています。
予約〜処方までをスマホひとつで済ませられるため、当院のED治療を受診する患者様は9割以上がオンライン診療をご利用されています。
初診料や再診料は無料で、1万円以上の処方であれば郵送時の送料も無料となっています(1万円未満だと送料385円)。
※オンライン診療は10錠からの受付となっております
EDは自宅で治療できる時代に突入してきているので、通院コストを抑える意味でもオンライン診療を利用してみてください。
バイアグラと食事の影響についてのまとめは以下となります。
バイアグラは食事の影響を受けやすいので、服用当日の食事コントロールには気を遣う必要があります。
はじめは扱いにくさを感じるかもしれませんが、効きの良さから発売後20年以上経過した今もなお根強い人気を誇るED治療薬を代表する薬の1つです。
食事のタイミングを考えた正しい服用で、バイアグラをED改善に役立ててみてください。