性病には種類がいくつもあり、クラミジアなどの細菌感染だけでなく、ウィルスや真菌(カビの一種)などもあるためです。
感染した菌種に合わせた服用を行わないと、耐性菌の発生によって本当に必要な時に効かなくなるおそれもあります。性病予防はコンドームを使用する以外にはないため、ジスロマックジェネリックを予防薬としての使用するのはお控えください。
このページでは、ジスロマックジェネリックの効果や副作用について詳しい解説を行っています。
ジスロマックジェネリックの基本情報
薬品名 | ジスロマックジェネリック |
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有効成分 | アジスロマイシン |
効果 | 感染症の原因となる細菌の増殖を阻止または殺菌する。 |
副作用 |
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飲み方 | 250mg×4錠/1回をコップ1杯程度の水またはぬるま湯で服用する。 |
当院の処方価格 |
ジスロマックジェネリック 250mg 6,980円/4錠 |
ジスロマックジェネリックは感染者数の多いクラミジア症をはじめ、さまざまな細菌感染に用いられるので処方機会も多い薬です。
安全な購入方法についても触れているので、感染が疑われる症状がある方は今後の治療の参考にしてください。
なお、当院では「ジスロマックジェネリック」を処方していますので、気になる症状がある方は以下のボタンよりご予約をお願いいたします。
ジスロマックジェネリックの有効成分であるアジスロマイシンは、細菌が原因となる感染症の治療に用いられるマクロライド系抗菌薬です。
アジスロマイシンは「時間依存性抗菌薬」とされ、通常は細菌のタンパク質の合成を抑えることで増殖を防ぎますが、血中での成分濃度が高いほど強い殺菌作用を得るのが特徴です。
さまざまな細菌に有効と考えられており、服用上の問題がなければクラミジア治療の第一選択薬として選ばれます。
また、クラミジアであれば通常1回の服用で完治するため、飲み忘れや自己判断による治療中止が起こりにくいことも治療薬として選ばれやすい理由となっています。
なお、ジスロマックジェネリックと、先発薬であるジスロマック(有効成分:アジスロマイシン)との違いはありません。
どちらを使用しても得られる効果は変わらないため、特にこだわりがないのであれば治療費を抑えられるジェネリックの使用がおすすめです。
以下の記事でジスロマック(先発薬)とジスロマックジェネリック(後発薬)の比較をしているので、気になる方はご覧ください。
ジスロマックジェネリックの効果が認められている細菌は、次の通りです。
注意点としては、薬に耐性を持った菌種が増えつつあります。
感染した菌によっては効きが悪い、あるいは無効となるケースもあるので、ジスロマックジェネリックでの治療が難しくなることがあります。
これ以上耐性菌を増やさないためにも、医師の指示に従った服用を心がけるようにしてください。
次に、ジスロマックジェネリックを使用した「クラミジア」と「マイコプラズマ」の治療においての効果について解説します。
クラミジア治療では、ジスロマックジェネリックを複数回に分けて連日服用するだけでは効果が十分ではありません。
そのため、1回の大量投与によって高い成分濃度を維持することで、原因であるクラミジア・トラコマティスに対して殺菌効果を示します。
クラミジアは男女の性器をはじめ、喉や肛門などにも感染することがあります。
ジスロマックジェネリックはいずれの感染部位にも効果があるため、よく見られる「性器+咽頭」に同時感染している場合でも安心です。
なお、服用後2~3週間ほど空けてから治癒検査を受けるまでが治療です。
クラミジアはすぐに感染部位から消えるわけではないので、治療後も一定期間性的な接触は控え、治癒(陰性)が確認されるまで待つことが重要です。
マイコプラズマ治療もクラミジア治療と同様に、ジスロマックジェネリックを1回に大量投与することで殺菌効果を発揮します。
性器に感染するマイコプラズマは呼吸器に感染するものとは菌の種類が異なり、「ジェニタリウム」や「ホミニス」「ウレアチリカム」といった菌種に効果があります。
ジスロマックジェネリックは副作用が比較的少ない薬ですが、胃腸に症状が出ることがあります。
ジスロマックは1週間以上作用するので、服用翌日以降に副作用が出ることがあります。
症状は軽度なことがほとんどですが、服用から1週間前後は念のため副作用にご注意ください。
また、薬の作用によって常在菌のバランスが変化することで、副作用として「カンジダ症」になることがあります。
服用後に膣やその周辺がかゆくなったり、粘度の高いカッテージチーズのようなおりものが出る場合には医師にご相談ください。
次にジスロマックジェネリックの副作用をさらに掘り下げて解説します。
ジスロマックジェネリックは感染症の原因となる細菌だけでなく、腸内細菌にも作用してバランスを変化させてしまうことがあります。
その影響から胃腸症状として「下痢」を起こしやすく、人によっては腹痛や腹部に不快感を覚えることもあります。
また、消化吸収を助ける細菌を減らしてしまうと、消化不良を起こすことがあります。
腸内環境を整える整腸剤によって対処できますが、治療中はできるだけ消化に良いものを摂るよう意識するのも大切です。
ジスロマックジェネリックの効果が長く続く分、服用した翌日以降に副作用が出ることがあります。
副作用がいつからいつまで続くかは人それぞれ個人差があるので、服用から1週間前後は特に体調の変化にご注意ください。
また、副作用として起こりやすいとされる胃腸症状については、数日しないうちに軽快するケースがほとんどです。
しかし、症状が重いようであれば大腸炎を起こしている可能性があります。
大腸炎のような重い副作用が現れるのは稀なケースですが、いつもと違う症状を感じるようであれば医師にご相談ください。
ジスロマックジェネリックには、飲み合わせ(相互作用)の注意事項がいくつかあります。
治療の効果が増強または減弱し、副作用がより起こりやすくなるというマイナスな影響を避けるために、服用する前に必ず医師に相談し、診断を受けるようにしてください。
また薬の飲み合わせだけでなく、服用する方の体質によっては服用できないこともあります。
治療を安全に行うために、併用に注意が必要な薬や併用が禁止されている薬について、以下でご紹介します。
もし該当するものがある場合は、診察時に医師にお申し出ください。
ジスロマックジェネリックの併用注意としてあげられるのが、次の薬です。
これらの薬との併用はジスロマックジェネリックだけでなく、別の病気の治療にも影響する可能性があります。
安定した治療を行うためにも、該当する薬と併用する際には医師の判断に基づいた慎重な服用が望まれます。
ジスロマックジェネリックには、併用禁忌に指定されている薬はありません。
ただし、ジスロマックジェネリックの成分に対してアレルギー(過敏症)の既往歴がある方は服用することができません。
過去に薬物アレルギーを起こした経験がある場合、次に同じ成分が体内に入ってきた時に「アナフィラキシー」と呼ばれる全身性の過敏反応を引き起こします。
薬疹(発疹)が症状としてはもっとも多いですが、人によっては呼吸器や消化器、循環器、神経など複数の臓器に影響を及ぼすことがあり非常に危険です。
アナフィラキシーを未然に防ぐために、アレルギーの有無については処方前に医師から確認されます。
過去に経験がある場合には、問診時に必ず医師にお伝えください。
ジスロマックジェネリックは妊娠中やその可能性がある方でも服用できます。
しかし、胎児への影響がゼロではないので、治療するメリットがリスクを上回ると医師が判断した場合のみの処方となります。
また、妊娠中は妊娠時期も考慮されます。
「絶対過敏期」「相対過敏期」「比較過敏期」の3つの時期は、服用に医師の慎重な判断が求められます。
なお、クラミジア治療については早産や流産、母子感染といったリスクがあるため、感染がわかった時点でジスロマックジェネリックによって治療を行います。
また、ジスロマックジェネリックは母乳にわずかに移行することがわかっています。
乳児に特別の事情(持病や低出生体重児など)があれば、服用するにあたって授乳の継続または中止を判断します。
ジスロマックジェネリックの飲み方は、感染した細菌によって異なります。
ここではクラミジア治療での飲み方について解説するので、治療の際の参考にしてみてください。
1回に大量投与することでクラミジアは完治するため、複数回に分けて連日服用する必要はありません。
そのため飲み忘れの心配がなく、自己判断での用量の変更・服用中止などによって耐性菌の発生を防げるのもメリットです。
ジスロマックジェネリックの錠剤タイプは、空腹時と食後で成分の吸収に影響を及ぼさないと考えられているため、食後に飲んでも効果は弱まりません。
ただし、シロップタイプは食事の影響を受けるため、空腹時の服用が推奨されています。
具体的には、食後2時間以上経過してから服用し、服用後は2時間以上食事を控えることが望ましいです。
ジスロマックジェネリックを購入する方法は限られています。
誤った購入を避けるためにも、安全に購入する方法について詳しく解説していきます。
ジスロマックジェネリックは、治療環境の整ったクリニックで入手が可能です。
ジスロマックジェネリックは通販などの購入方法がありますが、クリニックは医師の診断のもと、健康状態を考慮して処方するため安心して購入できます。
また、副作用や他の薬との飲み合わせについても専門知識を持つ医師が注意深く診察します。
健康を最優先に考えるなら、クリニックの受診がおすすめです。
なお、フィットクリニックではクラミジア(性器・咽頭)やマイコプラズマの治療にジスロマックジェネリックを処方しています。
診察は対面診療のほか、電話にて医師の診察を受けるオンライン診療を行っています。
また、フィットクリニックでは薬の処方だけでなく、検査キットも購入できます。
検査キットは郵送にて対応しているため、検査・薬の処方・再検査まですべてご自宅で完結します。
フィットクリニックでのジスロマックジェネリックの価格は以下の通りです。
当院のジスロマックジェネリックの処方価格
薬品名 | 価格 |
---|---|
ジスロマックジェネリック 250mg |
6,980円/4錠 |
検査キットも同時に購入または陽性結果による購入で、お薬代が通常価格よりもお安くなります。
なお、検査キットの価格や診察の流れについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
フィットクリニックでは誰にも知られず治療したいという方のニーズに応えられます。
受診のご予約は以下の【電話・WEB・LINE】いずれかのボタンより承っております。
WEB・LINE予約では診察可能な日時も確認できるので、まずは日程確認からお気軽にお願いいたします。
ジスロマックジェネリックは、以下の理由などから薬局やドラッグストアなどで市販薬として購入することができません。
ジスロマックジェネリックはさまざまな細菌感染に効果が認められていますが、感染した病原体によっては効かないこともあります。
そのため服用前には必ず検査によって感染を確定させることが必要になり、むやみな服用によって薬の効かない耐性菌の発生を防ぐことにもつながります。
疑わしい症状があれば、必ず医療機関に受診するようにしてください。
ジスロマックジェネリックは、海外通販サイトにて海外製ジェネリックを入手することができてしまいますが、海外通販を利用するのは危険です。
海外通販で販売している製品は医薬品として安全性や品質が保障されておらず、思わぬ健康トラブルを招くおそれがあります。
また海外通販サイトは、偽造薬や粗悪品、詐欺など犯罪の温床となっています。
トラブルが相次いでおり、国内のルールに基づかない購入方法になるので何か起こっても自己責任になるので注意が必要です。
日本では、ジスロマックジェネリックを安全に使用できる環境が整えられています。
自らリスクに飛び込まないためにも、海外通販を利用して購入するのはお控えください。
最後に、ジスロマックジェネリックについてのまとめをします。
クラミジアなどの性病であれば、ジスロマックジェネリックを1回服用するだけで治療できます。
オンライン診療であれば性器を見せたりすることなく自宅で治療も行えるので、性病の疑いがある場合には医療機関を受診するようにしてください。