
アバナフィルは、第4のED治療薬「ステンドラ」の有効成分です。
この記事では、アバナフィルの効果や副作用など、成分の特徴を詳しく解説します。
さらにアバナフィルが含まれている製品も紹介しているので、ぜひご覧ください。
当院ではステンドラジェネリックを処方しています。
ED治療薬ステンドラについては以下のページで詳しく解説しています。
4月1日より処方価格が変更となります。詳しくは以下でご確認ください。
アバナフィルとは
アバナフィルとは、ED治療薬「ステンドラ」に含まれている有効成分名です。
もともとは日本の製薬会社である田辺三菱製薬が、勃起不全の治療薬として開発しました。
その後、アメリカのVIVUS社(ヴィーヴァス)に権利が譲られ、アバナフィルを有効成分としたED治療薬「ステンドラ」を製造・販売しています。
現在、アバナフィルを有効成分としたED治療薬は、各国で製造販売されていますが、国内では未承認です。
アバナフィルの効果・効能
アバナフィルの効果は、他のED治療薬と同様に、EDの原因となる酵素PDE5(ホスホジエステラーゼ5)の阻害による勃起不全の改善です。
アバナフィルの効果・効能
効能 | 勃起不全治療薬 PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬 |
---|---|
勃起の硬さ | 強い |
持続時間 | 3~6時間 |
即効性 (効果の発現時間) |
15~30分 |
化学式 | C23H26ClN7O3 |
アバナフィルとシルデナフィル(バイアグラの有効成分)の有効性を比較した試験では、国際勃起機能スコアのドメインスコアにおいて、シルデナフィルよりも優れていました。
アバナフィルは新世代のED治療薬として、これまでのED治療薬の弱点を克服し、メリットを強化した成分と言えます。
アバナフィルの副作用
アバナフィルの血管拡張作用により、以下の副作用が現れます。
- 目の充血
- 頭痛
- 顔のほてり
- 鼻づまり など
アバナフィルは、PDE5阻害薬の中でもPDE5への選択性の高さが特徴です。
体内にはPDE5のほか、心臓や網膜などに影響するPDE酵素があり、PDE5阻害薬によりそれらの酵素が阻害されることで副作用に繋がる場合があります。
アバナフィルは、PDE5への選択性が高く、他のPDE酵素への影響が少ないことから、副作用が出にくいと言われています。
ただし、重篤な副作用が出た場合は、速やかに医師にご相談ください。
アバナフィルの服用方法
アバナフィルの飲み方は以下の通りです。
服用時間 | 性行為の30分~1時間前 |
---|---|
飲み方 | 水またはぬるま湯で服用 |
再服用 | 24時間以上あける |
食事の影響 | 受けにくい |
アバナフィル製剤の用量は50mg/100mg/200mgがあります。標準量は100mgですが、不安な場合は少ない用量から服用することも可能です。
アバナフィルを含むED治療薬はいくつか種類があるため、必ず用量をご確認ください。
バイアグラ(シルデナフィル)と比べると、アバナフィルは食事の影響を受けにくいとされています。
ただし、パフォーマンスを十分に発揮するためにも、空腹時の服用が望ましいでしょう。
アバナフィルの注意点
アバナフィルは体質によって服用禁忌に該当する場合があります。
また、併用中の薬との飲み合わせに注意が必要です。
アバナフィルを飲んではいけない人
以下の場合はアバナフィルを服用できません。
- アバナフィルにアレルギー反応がある
- 重度の肝機能障害、腎機能障害、人工透析を行っている
- 低血圧、または高血圧の方
- 半年以内に、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、心臓の手術を受けた
- 心血管障害など性行為が適当ではない
- 多発性骨髄腫、白血病、鎌状赤血球貧血など血液細胞に障害のある
アバナフィルの成分に対し過敏症やアレルギー反応がある場合は服用できません。
持病や既往歴によって服用禁忌に該当するため、自己判断で服用せずに医師に相談してください。
アバナフィルの併用禁忌・併用注意
アバナフィルの併用禁忌は以下の通りです。
- 硝酸剤・NO供与剤
(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硫酸イソソルビド) - アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)
- 効果の強いCYP3A4阻害剤
(ケトコナゾール、リトナビル、アタザナビル、クラリスロマイシン等)
アバナフィルとの併用により、副作用が増強する場合や健康被害に繋がる危険性があります。
アバナフィルの併用注意は以下の通りです。
- グレープフルーツ(果肉・ジュースを含む)
- 中程度のCYP3A4阻害剤(エリスロマイシン、アンプレナビル、アプレピタント等)
- CYP3A4誘導剤(リファンピシン、フェニトイン、フェノバルビタール等)
- 降圧剤、α遮断薬(アムロジビン、ドキサゾシンなど)
アバナフィルとの併用により、副作用や効果に影響を及ぼす可能性があります。
併用注意薬を使用中の方は、自己判断での服用は控えてください。
海外製アバナフィル製剤の種類
アバナフィルを含むED治療薬には、以下のような製品があります。
製品名 | 用量 | メーカー |
---|---|---|
STENDRA (ステンドラ) |
50mg/100mg/200mg | ヴィーヴァス |
SPEDRA (スぺドラ) |
50mg/100mg/200mg | メナリーニ |
Zepeed (ゼピード) |
100mg/200mg | JWファーマ |
AVANA (アバナ) |
50mg/100mg/200mg | サンライズレメディーズ |
SUPER-AVANA (スーパーアバナ) |
アバナフィル100mg/200mg ダポキセチン:60mg |
サンライズレメディーズ |
有効成分にアバナフィルと早漏治療薬の有効成分ダポキセチンが含まれている薬もあります。
いずれも国内では未承認の薬となり、amazonや楽天といった国内の通販や市販では購入できません。
アバナフィル製剤の購入方法と通販のリスク
アバナフィル製剤の購入方法は、以下のみとなります。
- 医療機関での処方
- 海外通販や輸入代理業者からの個人輸入
医療機関では、自由診療でステンドラジェネリックの処方が可能です。
個人輸入では安価に購入ができますが、偽物や粗悪品を購入するリスクが高く大変危険です。
安全に服用するためにも、医療機関で処方してもらうことをおすすめします。
アバナフィルの処方価格
当院ではステンドラジェネリック(アバナフィル)を処方しています。
商品名 | 処方数量 | 1錠あたりの価格 |
---|---|---|
ステンドラジェネリック100mg![]() |
1錠 | 1,300円 |
10錠(+2錠) | 1,083円 (計13,000円) |
|
20錠以上 (+10錠) |
867円 (計26,000円) |
- 海外の製薬企業と直接契約で製造した当院専用の海外製ジェネリック
- 先発薬と同等の有効成分が認められた成分鑑定済み
- 製造から処方までを一貫して行うことでコストダウンを実現
- さまざまなED治療薬を試したい方に向けのお試しセットあり
※ステンドラジェネリックは国内未承認です
当院ではアバナフィルを含む、さまざまなED治療薬を試したい方に向けて、お試しセットをご用意しています。
商品名 | 価格 |
---|---|
バイアグラ・レビトラ・シアリス・ステンドラ・サイデナ5種/各2錠 | 10,800円 |
オンライン診療も行っておりますので、ご自宅で診察した後お薬を郵送いたします。
まずはご予約から!お急ぎの場合は
ください
アバナフィルについてまとめ
アバナフィルのまとめは以下の通りです。
- アバナフィルはステンドラの有効成分
- 即効性に優れ、食事の影響も受けにくい
- アバナフィル製剤は国内では未承認
- 購入は個人輸入か医療機関での自由診療のみ
- 安全に服用するなら医療機関で処方してもらう
- 当院ではステンドラジェネリックを処方
アバナフィルはステンドラの有効成分です。アバナフィルを含むED治療薬は国内未承認となります。
個人輸入で購入する方法もありますが、偽造薬のリスクも高く大変危険です。
当院ではステンドラジェネリックをご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
まずはご予約から!お急ぎの場合は
ください
アバナフィルのよくある質問
-
- Q
アバナフィルとは何ですか?
- A
アバナフィルとはステンドラの有効成分名です。海外ではアバナフィルを有効成分としたED治療薬が製造・販売されていますが、日本では未承認です。
- Q
-
- Q
アバナフィルによる勃起の硬さはどれくらいですか?
- A
アバナフィルの勃起力は強く、バイアグラと同程度とされています。バイアグラよりも即効性に優れており、服用から15~30分で効果が現れます。
- Q
-
- Q
アバナフィルが効かない原因はなんですか?
- A
アバナフィルは食事の影響を受けにくいですが、高脂質な食事をとると成分の吸収が妨げられる可能性もあります。また、個人輸入で購入した場合、偽造薬や粗悪品の可能性もゼロではありません。当院ではアバナフィルが体質に合っていない場合は他のED治療薬のご案内も可能ですのでぜひご相談ください。
- Q
-
- Q
アバナフィルの通販は危険ですか?
- A
アバナフィルをamazonや楽天などの通販では購入できないため、海外通販で個人輸入になりますが大変危険です。
個人輸入で流通されているED治療薬の約40%が偽物との報告もあります。安全に服用するためにも医療機関で処方してもらいましょう。
- Q
その他よくある質問はこちらをご確認ください
併用禁忌薬や併用注意薬に関わらず、現在使用している薬がある場合は、医師にご相談ください。