
このページではバイアグラの飲み方や持続時間、注意事項といった服用方法を詳しく解説します。
バイアグラの飲み方・服用に関する情報 | ||
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飲み方 | 性行為の1時間前に空腹の状態で1錠を服用 | 詳細 |
効き方 | 服用から30分程度で効き始め、持続時間は3~5時間 | 詳細 |
食事 | 食事の影響を受けやすく、食前・食後の服用タイミングが重要 | 詳細 |
お酒 | 少量なら問題ないが、勃起への悪影響にならないよう適量に | 詳細 |
注意点 | 服用している薬があれば飲む前に必ず医師に相談 | 詳細 |
飲み合わせ | グレープフルーツとバイアグラを一緒に摂らない | 詳細 |
半分に割る | バイアグラを半分に割って飲む効果は保証されていない | 詳細 |
運動・筋トレ | バイアグラ服用前後の運動・筋トレ、スポーツはNG | 詳細 |
女性の服用 | バイアグラの女性への効果は認められていない | 詳細 |
効かない | 服用前後の食事や服用方法を間違えると効果がないことも | 詳細 |
バイアグラの詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
バイアグラの詳細バイアグラの飲み方
性行為の1時間前に空腹状態で1錠を服用
食事の影響を受けやすいため、効果的に服用するためにも空腹時の服用が必須です。
食前の空腹時にバイアグラを服用すれば、30分程度でバイアグラの大部分は消化吸収されるため、その後に食事をしても影響はありません。
成分が効き始めたサインとして、ほてりや潮紅、目の充血などが現れる可能性があります。
これはバイアグラを服用した方に多く見られる、血管拡張作用による一過性の症状ですので、特に心配はいりません。
バイアグラ服用後は24時間あける
バイアグラ服用後は、再度服用するまでには24時間あけてください。
24時間は、服用したバイアグラが体から代謝される時間です。
そのため、代謝しきれていない状態で処方量以上に服用すると、必要以上に血管拡張作用が強まり、血圧の低下やふらつき、めまいといった副作用が起きる場合があるので、時間をあける必要があります。
バイアグラの服用は用量に限らず、1日1錠までと決められています。
バイアグラの効果時間|持続時間は3~5時間
バイアグラ服用後の効果持続時間は、以下のように用量によってことなります。
バイアグラの持続時間
- バイアグラ25㎎:約3〜4時間
- バイアグラ50㎎:約4〜5時間
バイアグラの効果持続時間は用量によって異なりますが、服用から30分程度で効果が現れ始め25㎎で約3〜4時間、50㎎で約4〜5時間ほど効果が持続します。
大きな違いはありませんが、用量が多いほど持続時間が長くなります。
バイアグラは効きの良さを実感しやすいと言われており、1回の性行為であれば十分にカバーできます。
またバイアグラは薬が体内に長くとどまらず、14時間程で成分が消失する薬ですので、効果が翌日に持ち越される心配もありません。
バイアグラは食事の影響を受けやすい
バイアグラは腸から吸収されるため、食事の影響を受けやすい薬です。そのため、必ず空腹時に服用しましょう。
食後に服用すると、脂質や油分に有効成分の吸収を妨げられてしまい、効果の発現が遅れたり、半減する可能性があります。
バイアグラを食後に服用すると、血中濃度がピークに達する時間が空腹時で1.2時間に対し、食後は3時間ほど遅くなるとのデータもあります。

出典:バイアグラ錠25mg50mgODフィルム25mg50mg_インタビューフォーム
- 食後:3.0±0.8※
- 空腹時:1.2±0.5
※:p<0.05、分散分析
成分の吸収速度が遅くなると、バイアグラの効果を感じるまでに時間がかかる場合も考えられます。
特にラーメンや揚げ物、焼肉といった高脂質・高カロリーな食事はバイアグラへの影響が大きくなります。
どうしても食後に服用する場合は、うどんや蕎麦などあっさりとした食事を選びましょう。

食前・食後の服用タイミング
バイアグラを食前・食後に服用するタイミングは、食前の場合は食事の30分~1時間前、食後は2時間以上あけて服用すると効果的です。
- 食前に服用する場合:食事の30分~1時間前に服用する
- 食後に服用する場合:2時間以上あけて服用する

バイアグラを食前に服用する場合、食事の30〜1時間前の服用で成分を一度吸収させてしまえば、軽食をしても問題ありません。
ただし、効果が持続する時間はバイアグラ50mgで約5時間ほどなので、服用してから性行為までに4〜5時間超えるのであれば食後の服用が安心です。
バイアグラを食後に服用する場合、食事の直後は腸に脂の膜が張っていて、成分吸収が妨げられるため、食べ物の消化を待つのがポイントです。脂肪分や油分が多い食事は消化されるまでに4~5時間ほどかかるため、食事は軽めを意識しましょう。
バイアグラ服用時のアルコールは適量にとどめる
バイアグラとアルコールの併用については、医学的に禁止されていませんが、以下の理由から適量にとどめることを推奨しています。
- 少量でも酔いが回りやすくなる
- 勃起が困難になる
アルコールにはバイアグラ同様に血管拡張作用があり、大量に飲酒すると相互作用で低血糖の症状が出てしまい酔いが回りやすくなります。
酔いが回りやすくなると神経伝達機能が低下し、勃起の維持や勃起そのものが難しくなることも。
低血糖になるとめまいやふらつきといった症状が出るため、もともと血圧が低めな方は注意が必要です。
バイアグラを服用する際の注意点
バイアグラの注意点は、健康状態や常用薬(普段から服用している薬)によって服用ができない場合や服用に注意が必要なケースがあることです。
そのため、服用前に必ず医師の診察を受けましょう。
服用している薬の中にはバイアグラの効果の増減や副作用の増強など健康被害につながる可能性があります。
狭心症、不整脈、肺高血圧症に使う薬の成分の中には、バイアグラと併用できない成分も含まれている場合があります。
バイアグラの服用は個人で判断せずに必ず医師に相談してください。
グレープフルーツはバイアグラとの飲み合わせに注意
バイアグラを含むED治療薬を服用する際は、グレープフルーツ果汁と一緒に摂らないでください。
グレープフルーツ果汁に含まれる成分「フラノクマリン」には、体内の代謝酵素「CYP3A4」の働きを阻害する作用があります。
そのため、血中の薬が代謝されず成分が過剰に取り込まれることで作用が増強される、つまり薬が効き過ぎる状態となります。
効果が強くなれば良いのでは?と思いますが、増強されるのは効果だけでなく副作用も同じです。
成分の吸収には個人差があるため、場合により副作用が強く現れる可能性があります。
そのため、バイアグラを服用する前日(または2日前)は、グレープフルーツは控えてください。
バイアグラを半分にして飲む効果は保証されていない
バイアグラを半分にして飲んだ場合の有効性・安全性を保証するデータはありません。
治療に使用する用量は「25mg錠」あるいは「50mg錠」を推奨することから、1錠での服用が前提とされています。
また、半錠にしたからといって副作用が半分になるとも限らず、保存状態によっては副作用が出やすくなる可能性も考えられるため注意が必要です。
メリット
- 飲みにくさの軽減
- コストパフォーマンスを高める
デメリット
- 苦みや匂いを感じやすくなる
- 品質の劣化につながる
- 効果に差が出る可能性がある
- 割り方によっては服用が困難になる
バイアグラを半分に割ることは完全に自己責任になりますが、飲みにくさの軽減やコストパフォーマンスを高める目的で半錠に割って服用する方もいらっしゃいます。
医師によっては半分に割って服用することを認めていることもあるため、バイアグラを半錠で服用したい場合は医師に相談してみましょう。
半分に割る際は、錠剤専用のピルカッターや錠剤カットハサミ、錠剤半錠器などを使います。
カット後の薬は変質しやすいため、すぐに使い切るようにしてください。
バイアグラを取っておく場合は、清潔な密封容器に入れ高温多湿を避けて保存しましょう。
バイアグラ服用前後に運動・筋トレをしない

バイアグラの服用前後に運動や筋トレ、スポーツなどは控えてください。
バイアグラは血管が広がり全身の血流が良くなる血管拡張作用という特徴を持つED治療薬です。
身体の中の血の巡りが良くなるため、服用の直前・直後で運動や筋トレを挟んでしまうとバイアグラが必要以上に効きすぎてしまい、副作用やケガのリスクにつながることがあります。
-
副作用のリスク
⇒ 立ちくらみやめまい、頭痛といった症状が出やすくなる -
ケガのリスク
⇒ 立ちくらみやめまいによる、転倒によるケガや器具の落下につながる
予期せぬ事態を招く可能性があることから、バイアグラを服用した直前・直後はできるだけ落ち着いた状態でいることが望ましいです。
バイアグラの服用前後、どれくらいで運動・筋トレをしてもいい?
バイアグラ服用前後の運動・筋トレのタイミングについては、次を参考にしてみてください。
-
バイアグラを運動後に服用する場合
⇒ 呼吸や脈が落ち着いたタイミング -
バイアグラを運動前に服用する場合
⇒ 効き目の持続時間である5時間以上が過ぎたタイミング
バイアグラを服用するからといって運動をしてはいけないわけではなく、タイミングを見計らえば運動や筋トレを行うことができます。
ただし、バイアグラの有効成分であるシルデナフィルの効き目は5時間前後で切れますが、身体から成分が消失するまでには14時間ほどかかります。
わずかでも成分が身体の中に残っている可能性があり、影響があるかないか、ある場合はどの程度出るかは体質やその日の体調にも左右されます。
ご自身のコンディションを見極めながら、激しい運動は控えて、計画的に運動メニューを立ててみてください。
また、性行為の運動強度(METs)は散歩と変わらない程度になるため、バイアグラを用いて性行為を行うことは問題ありません。
バイアグラが効かない・効果が感じられない場合の原因と対処法
バイアグラが効かない、効果がない原因として以下が挙げられます。
- 食後に服用した
- 脂の多い食事
- 過度な飲酒
- 不安な気持ちが強く出てしまった
- 薬が身体に合わなかった
よくある失敗として食後の服用や脂質の多い食事を取ったことによる食事への影響が考えられます。
バイアグラ服用前後の食事や服用のタイミングを調整しましょう。
- 薬は空腹時に服用する
- 服用前はあっさりした食事にする
- お酒は控えめにする
- 服用の経験を重ねる
- 服用する用量を増やす
- 別のED治療薬を使ってみる
バイアグラの女性への効果はない
バイアグラの女性への効果は認められていません。
女性の性機能障害の原因はEDよりも複雑とされており、心身のトラブルだけでなくパーソナルな部分も関係している可能性もあります。
バイアグラの作用はあくまでも血管拡張であり、媚薬のように性的な感度や興奮を高める効果はありません。
女性の服用に関する臨床データもなく、効果が期待できないどころか服用によって副作用が強く出てしまうリスクもあります。
海外では「ラブグラ」など女性用バイアグラが販売されていますが、女性への効果は認められていません。そのため、女性用バイアグラの購入やバイアグラの女性への譲渡は控えましょう。
バイアグラ飲み方・服用のタイミングについてのまとめ
この記事のまとめは以下となります。
- バイアグラは性行為の1時間前に服用する
- 服用から30分程度で効き始め、持続時間は3~5時間
- バイアグラは食事の影響を受けやすい
- 再服用は24時間間隔をあける
- バイアグラを半分に割って飲む効果は保証されていない
- バイアグラ服用前後の運動・筋トレ、スポーツは控える
- バイアグラの女性への効果は認められていない
- 服用前後の食事や服用方法を間違えると効果がないこともある
バイアグラは飲み方を間違えると効果がない場合があります。食事の影響を考慮して、服用のタイミングを調整しましょう。
また、安全に服用するためにも、服用の注意点を必ず確認してください。
フィットクリニックでは院内処方とオンライン診療にてバイアグラを処方しています。
勃起力の低下やEDに関する悩みがある場合は、お気軽にご予約ください。
まずはご予約から!お急ぎの場合は
ください
バイアグラの服用方法に関するよくある質問
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- Q
効果時間内に性行為が終わらない場合は追加で服用してOK?
- A
バイアグラを追加で服用することはできません。
バイアグラの服用は1日1回1錠までとし、次に服用できるのは24時間以上が経過してからになります。
- Q
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- Q
一度に2錠服用すれば持続時間は伸びる?
- A
バイアグラを一度に2錠服用しても、それに比例し効果の持続時間が伸びることはありません。
反対に、頭痛やほてり、目の充血、心臓がドキドキするといった副作用症状が出やすくなり、場合により血圧が下がり過ぎる症状が出るため大変危険です。
安全性を欠くようなバイアグラの服用は控え、1日1回1錠を守るようにしてください。 バイアグラによる頭痛
- Q
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- Q
食後にバイアグラを服用したい場合はどうする?
- A
食後にバイアグラを服用する場合には、成分の吸収の妨げにならないよう十分に消化されてから服用してください。
- あっさりとした食事:食後2時間以上
- 脂っこい食事:食後5時間以上
できる限り空腹状態での服用を心がけ、やむを得ず食事を摂る場合には和食などのあっさりしたものを選ぶようにしてください。
- Q
-
- Q
バイアグラを半分にして飲んでもいい?
- A
推奨されている方法ではありませんが、半分にして服用することはできます。
ただし、残った半錠の品質面は保証されず、成分が均等になるとも限りません。
本来の効果が得られない可能性もあるので、そちらを踏まえた上でなるべく早めにご使用ください。
- Q
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- Q
バイアグラは普通の人も飲める?
- A
EDではない普通の人がバイアグラを飲んでも健康上は問題ないとされています。
バイアグラの血管拡張作用によって、少しの性的刺激で勃起しやすく、硬さの向上や賢者タイムの短縮が期待できます。ただし、医師の診断でED診療が必要とされたのみ処方されるため、まずは医師に相談してください。
- Q
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- Q
運動の前後にバイアグラを服用してもいい?
- A
運動前後のバイアグラ服用は推奨しておりません。
血管が拡張することでバイアグラが効きすぎて体調を崩すおそれや、立ちくらみやめまいなどの副作用が運動中のケガにつながることもあるためです。
- Q
その他よくある質問はこちらをご確認ください