赤ニキビの原因と治し方!薬を使ったニキビ跡の予防方法も解説!

更新日:2025/02/04
赤ニキビの原因と治し方!薬を使ったニキビ跡の予防方法も解説!

赤ニキビは、ニキビのなかでも炎症が強く、痛みやかゆみといった不快な症状が出やすいのが特徴です。さらにニキビ跡として残るリスクも高まることから、一度できるとなかなか悩みが尽きず、日々気になってしまう方も多いのではないでしょうか。

本ページでは、赤ニキビができる原因や頬・Uゾーン・Tゾーンといった部位ごとの対処法、そしてニキビ跡の予防方法について詳しく解説していきます。

スキンケアの方法や薬を使った即効性のある治し方、サプリを活用した内側からのケアなど、幅広い情報を紹介しますので、赤ニキビの悩みを解消したい方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
今後の肌トラブルを防ぎ、ニキビのない肌を目指すためのヒントを一緒に見つけていきましょう。

赤ニキビの治し方 ニキビの種類と症状

赤ニキビとは

赤ニキビの特徴
  • 医学的には「丘疹」や「炎症性皮疹」とも呼ばれる
  • 見た目の赤みが強いだけでなく、痛みやかゆみなどを伴う場合もある
  • 白・黒ニキビを放置したり、ケアを間違えると炎症が悪化して発生する
  • 赤ニキビの対処を誤ると、肌の深い層にまで炎症が及び、黄・紫ニキビに進行、ニキビ跡として残りやすい

赤ニキビは一見すると「ただ赤いだけのニキビ」と思われがちですが、肌へのダメージが大きい状態なので放置は禁物です。

赤ニキビのできやすい場所と原因・対処法

赤ニキビは、顔全体のどこにでも発生する可能性がありますが、以下のような皮脂が多い、あるいは乾燥が進みやすい部位に特にできやすいです。
それぞれの部位に注目しながら赤ニキビの原因や対処法を解説していきます。

赤ニキビができやすい場所

気になる部分の赤ニキビの原因をしっかりと理解し、適切なケアをすることで早めに改善・予防していきましょう。

頬は紫外線やメイク汚れ、ホルモンバランスの乱れなどの要因が重なると、炎症が進行して赤ニキビができやすくなります。

片側(右頬・左頬)だけにニキビが繰り返しできる場合は、枕カバーやシーツの汚れ・摩擦など、寝具に潜む雑菌が原因となっている可能性もあります。

■ 頬の赤ニキビの原因
  • 生活習慣やホルモンバランスの乱れ
  • 紫外線などの外部刺激
  • カミソリによる雑菌の影響
  • メイク汚れが残ったままの状態
  • 寝具が汚れている、もしくは雑菌が付着している
■ 頬の赤ニキビの対処法
  • 規則正しい生活でホルモンバランスを整える
  • 日焼け止めなどの紫外線対策を欠かさない
  • カミソリの刃をこまめに交換する
  • クレンジングと洗顔を丁寧に行い、肌を清潔に保つ
  • 枕カバーやシーツを定期的に洗濯し、清潔な状態をキープする

早めのケアを実践することで、頬の赤ニキビの悪化や繰り返しを防ぎやすくなります。
生活リズムやスキンケア習慣を見直しながら、トラブルの少ない肌を目指しましょう。

Uゾーン

口周りやあご、フェイスラインなど「Uゾーン」と呼ばれる部分も、実は赤ニキビができやすいエリアです。
乾燥による皮脂バランスの乱れや外部刺激、生活習慣の乱れといったことが複数重なることで炎症が進行し、赤く腫れあがったニキビが増えたり長引いたりする場合もあります。

■ Uゾーンの赤ニキビの原因
  • 口周りやあご、フェイスラインは乾燥しやすく外部刺激を受けやすい
  • 生活習慣の乱れやホルモンバランスの影響でニキビが悪化しやすい
  • 手指やカミソリ、マスクなどによる摩擦・雑菌の付着
  • 紫外線ダメージが重なり、炎症が進行するケースも
■ Uゾーンの赤ニキビの対処法
  • 保湿を徹底し、乾燥による皮脂の過剰分泌を防ぐ
  • 生規則正しい生活リズムを心がけ、ホルモンバランスの乱れを最小限に
  • 手で頻繁に触れないよう意識し、カミソリは清潔に保つ
  • マスクはこまめに交換し、摩擦や蒸れを軽減する
  • 日焼け止めなどで紫外線対策を行い、肌へのダメージを抑える

Uゾーンは、日常生活のちょっとした習慣やケアの仕方が原因となり、赤ニキビができやすくなることがあります。
これらを実践することで、赤ニキビの悪化を防ぎながら肌の調子を整える助けになります。

Tゾーン

おでこや眉間、鼻を含む「Tゾーン」は、もともと皮脂の分泌が多い部位で、顔の中でも赤ニキビが発生しやすいエリアです。
皮脂が多いほど毛穴が詰まりやすく、さらに外部刺激やストレスなどが重なると炎症が進んで赤く目立ちやすい状態になります。

■ Tゾーンの赤ニキビの原因
  • もともと皮脂の分泌が多いため、毛穴が詰まりやすい
  • 整髪料やシャンプーの洗い残しが生え際・おでこ周辺に溜まりがち
  • ティッシュやマスクなど、外部からの摩擦や刺激
  • 自律神経の乱れに影響されやすく、ストレスや睡眠不足で炎症が進行しやすい
  • 過度な洗顔による乾燥が、かえって皮脂の過剰分泌を招くことも
■ Tゾーンの赤ニキビの対処法
  • 洗い残しに注意し、シャンプーや整髪料をしっかりすすぐ
  • マスクやティッシュは柔らかい素材を選び、こまめに交換して清潔に保つ
  • 過剰な洗顔を避け、適度な洗顔と十分な保湿で肌のバランスを整える
  • ストレスを溜めないよう、規則正しい生活リズムを意識する
  • 赤ニキビが長引く場合は、早めに皮膚科など専門機関に相談する

Tゾーンは皮脂や汚れが溜まりやすく、ちょっとした刺激で炎症が悪化しやすい部位です。
日々の洗顔やヘアケア、生活習慣などを見直すことで、赤ニキビの予防・改善につなげましょう。

赤ニキビができたときのスキンケア

赤ニキビができたときのスキンケア

赤ニキビができているときは、肌が炎症を起こしている敏感な状態です。
そのため毎日のスキンケアでは刺激を最小限に抑えつつも、しっかりと汚れを落とし、保湿で肌にうるおいを与えることが大切になります。
以下のポイントを押さえて実践してみてください。

低刺激の洗顔料を選ぶ

肌にやさしい成分で作られた低刺激タイプの洗顔料を使うことで、炎症を悪化させるリスクを抑えられます。

洗顔料の選ぶポイント
  • 弱酸性や低刺激なアミノ酸系の洗浄成分
  • アルコールや強い香料を含まない
  • 洗顔後につっぱり感が少ないもの

洗浄力が強すぎる製品は赤ニキビを刺激するおそれがあるため、弱酸性など肌のバリア機能を保ちやすいものを選びましょう。

洗顔はゴシゴシ強くこすらない

赤ニキビができている部分はとくにデリケートです。力を入れてこすると、摩擦による刺激で炎症がひどくなる可能性があります。泡立てネットなどを使って、たっぷりの泡でやさしく洗い流すイメージを持つと良いでしょう。

乾燥を防ぎ、洗顔後はしっかり保湿

肌の乾燥はバリア機能を低下させ、赤ニキビの悪化や新たなニキビを誘発する原因になりかねません。洗顔後は化粧水や乳液などでしっかり保湿し、肌表面だけでなく内側からもうるおいをキープするように心がけましょう。

メイクはしっかりと落とす

メイク汚れが毛穴に残ると、アクネ菌の増殖や炎症の原因になります。クレンジングは短時間で済ませつつ、落としきれない箇所がないように丁寧に行いましょう。ポイントメイク用のリムーバーを使うなど、部分ごとに合わせたケアも大切です。

赤ニキビに負担をかけないような洗顔方法と保湿対策を続けることで、肌の負担を減らし、ニキビ跡を残さずに済む可能性が高まります。
日頃の習慣を見直しながら、適切なスキンケアを心がけてみてください。

薬を使った即効性のある赤ニキビの治し方

肌の状態、ニキビの数によっては、いくらセルフケアに取り組んでも十分に改善が見込めないことも少なくありません。
特に赤ニキビの場合は炎症性のニキビのため治りにくく、治った後もニキビ跡として残りやすいため、できるだけ早い治療を推奨しています。
以下のような薬を使った治療も検討してみてください。

イソトレチノイン

イソトレチノイン

ニキビの根本的な原因である皮脂の分泌を抑えることで、持続的に新たなニキビができるのを防ぐ飲み薬です。
中等症~重症ニキビや、他の治療で効果が得られなかった場合などに検討されます。

赤ニキビの治療は、症状や肌質によって最適なアプローチが異なります。
症状が改善しない、もしくは悪化する場合は、早めに皮膚科など医療機関へ相談して適切な治療法を選択することが大切です。

イソトレチノインの詳細

赤ニキビをサプリで改善・予防

赤ニキビに対しては治療薬の使用とスキンケアや生活習慣の見直しだけでなく、サプリメントの活用による内側からのアプローチも有効とされています。
普段の食生活だけでは十分に摂取しにくい可能性のある栄養素をバランスよく取り入れることで、中長期的に赤ニキビができにくい肌環境を整える助けになります。

赤ニキビにおすすめの栄養素

成分 作用・特徴
ビタミンA 肌のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを軽減する
ビタミンB群 皮脂の分泌量をコントロールし、肌荒れを防ぐ
ビタミンC 抗酸化作用やコラーゲン生成をサポートし、炎症を和らげる
ビタミンD 免疫調整作用があり、肌の健康を維持しやすくする
亜鉛 肌の修復やターンオーバーをサポートし、ニキビの治りを早める
オメガ3脂肪酸 抗炎症作用があり、皮膚のバリア機能を高める

また、サプリの吸収率をより高めたい方には、リポソーム技術を取り入れた「リポシー」というサプリも選択肢のひとつです。
ビタミンCをリポソームで包むことで胃酸に分解されにくく、体内にしっかり届きやすく設計されています。
これによりビタミンCを効率良く補給できるため、肌のターンオーバーや赤ニキビによる炎症の鎮静をサポートしやすくなります。

赤ニキビはニキビ跡になりやすい!ニキビ跡の改善・予防方法

赤ニキビは炎症が強いため、治ったあともニキビ跡やシミとして残ってしまうことがあります。
そこで赤ニキビの治療が完了した後は、ニキビ跡やシミの改善・予防に重点を置きつつ、肌を健やかに保つアフターケアが重要になります。

このときおすすめしたいのが、「スキンマリア(美容5合剤内服)」を取り入れたケアです。
以下の5つの有効成分を1錠にまとめて配合しており、内側からニキビ跡やシミの予防・改善をサポートしてくれます。

スキンマリア

成分 作用・特徴
トラネキサム酸 炎症を抑え、色素沈着を予防
アスコルビン酸(ビタミンC)
+パントテン酸カルシウム
コラーゲン生成を助け、肌の修復を促進
ビタミンE 抗酸化作用で肌ダメージをケア
L-システイン メラニン生成を抑え、肌の透明感をサポート
グルタチオン 体内の解毒作用や抗酸化作用をサポートし、肌のくすみを軽減

スキンマリアは美白効果の期待できる栄養素を効率よく補うことで、ニキビ跡やシミの改善を図りながら、今後ニキビができにくい肌環境へと整えていきます。

赤ニキビのまとめ:赤ニキビは医療機関で相談しよう

このページのまとめは以下の通りです。

赤ニキビのまとめ
  • 赤ニキビは炎症が強く、跡になりやすいニキビ
  • できやすい部位や原因を把握し、日々の正しいスキンケアを徹底する
  • 十分な睡眠やバランスのとれた食事などの生活習慣も整える
  • 治療薬やサプリで内側・外側の両面からケアをする
  • イソトレチノインはこれまでの薬やケアで治らなかった赤ニキビにも効果が期待できる
  • イソトレチノインの治療後はスキンマリアで美白ケアも可能

重症化やニキビ跡のリスクを最小限に抑えるためにも、早めに医療機関へ相談し最適な治療を受けることが大切です。

よくあるご質問

  • Q
    赤ニキビができたときにしてはいけないことはありますか?
    A
    赤ニキビを放置してしまうと炎症が長引くだけでなく、雑菌の繁殖を招いて状態が悪化し、ニキビ跡としても残りやすくなります。
    また、指や爪で潰す行為は患部に大きな刺激を与えてしまい、炎症を悪化させる原因となるため避けましょう。
    赤ニキビは元々ダメージが大きい分、跡になりやすい特徴があるので、早めに適切なケアをして悪化を防ぐことが大切です。
  • Q
    赤ニキビは保湿をしない方が良いですか?
    A
    過度な保湿はかえって毛穴を詰まらせる原因になる場合がありますが、全く保湿しないのも良くありません。
    洗顔後は肌の水分が急激に失われるため、必要なうるおいを補うことが肝心です。
    ただし、油分の多いクリームを厚塗りするなどのケアは控え、肌質や状態に合った保湿剤を使うことを意識しましょう。
    適度な保湿は赤ニキビの炎症を和らげるだけでなく、肌のバリア機能を保つうえでも重要です。
  • Q
    赤ニキビに効く食べ物はありますか?
    A
    抗酸化作用をもつブルーベリーやトマト、レモンなどの食材は、肌にダメージを与える活性酸素の働きを抑える効果が期待されるため、赤ニキビの炎症を軽減する手助けになります。

    さらに、大豆や海鮮類など良質なタンパク質やミネラルを含む食品は、肌の回復力をサポートし、ニキビの改善に寄与します。
    ただし、特定の食べ物だけに頼るのはおすすめできません。
    いろいろな食材をバランスよく取り入れることで、肌に必要な栄養をまんべんなく補給し、ニキビができにくい環境を整えることが大切です。

その他よくある質問はこちらをご確認ください

イソトレチノインについて
未承認医薬品等であることの明示 イソトレチノインは日本国内では未承認医薬品となります。
入手経路等の明示 厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断により輸入しています。
国内の承認医薬品等の有無の明示 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示 ・FDA(米国食品医薬品局)など諸外国において承認されています。
・胎児の催奇形性、鬱、肝機能障害、皮膚や粘膜の乾燥などの副作用のリスクがあります。
・妊娠中の方・授乳中の方は使用できません。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、日本国における医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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