高い有効性と安全性、抜群の知名度を誇るバイアグラ(シルデナフィル)ですが、効果が出ない場合や、今までは出ていたのに効かなくなった場合、間違った服用方法をしているケースが多いです。
もちろん加齢や体質、精神や健康面などから効かないこともありますが、諦める前にまずは服用方法を見直すことが大切です。
このページではバイアグラが効かない、効かなくなった原因を詳しく見ていきつつ、効果を引き出す対処法を解説していきます。
ED治療薬バイアグラ(シルデナフィル)が効かない・効かなくなった原因
バイアグラが効かない・効かなくなった原因としてあげられる主な原因は次の6つです。
もしバイアグラが効かなかったのであれば、まずは正しく服用できていたのかを確認する必要があります。
バイアグラの効果が出なかった原因を振り返りつつ、この6つについてもう少し詳しくみていきましょう。
食後に服用
もっともよくある失敗例が、バイアグラを食後に服用するパターンです。
バイアグラの成分であるシルデナフィルは、胃で溶けて腸から吸収されていきます。
そのため食後に服用すると、食事に含まれていた油が胃や腸にこびりついてしまいシルデナフィルの吸収の妨げになります。
すると、「効果が現れるまでに時間がかかる」「効果が半減する(あるいは効かない)」といった影響が出ます。
食事のタイミングを間違ってしまうと、このように期待していた効果が得られず、バイアグラが効かない・効かなくなったと感じられる原因になります。
脂の多い食事
食事のタイミングのほか、食事関連でもう1つ注意をしたいのが、その内容です。
中華、洋食、丼もの、焼肉、etc…、こうした脂の多い食事をしたあとは、胃や腸にこびりついた油が6〜7時間は取れません。
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルは油を通過することができないため、脂の多い食事をしてしまうと、成分が適切に吸収されずバイアグラの効果を十分に引き出せなくなります。
食後2時間くらい空ければ消化されると思われるかもしれませんが、食事内容によってはそれ以上空ける必要があることを覚えておきましょう。
バイアグラを服用する予定が事前にわかっているのであれば、その日の食事のタイミングや内容に注意してください。
過度な飲酒
お酒に含まれるアルコールは少量であればリラックス作用が期待できるため、性行為前の緊張や不安を和らげる助けになってくれます。
しかしついつい飲み過ぎてしまうと性的な刺激や興奮を送る神経伝達がうまくいかなくなり、バイアグラを服用していても勃起機能の低下を招くことがあります。
また、バイアグラは血管拡張作用により血圧を下げる作用がありますが、適量を超えたお酒の飲酒は立ちくらみなどの低血圧症状のリスクが高まります。
そのため過度な飲酒は、バイアグラの効き目どころか性行為そのものができない状態になる恐れもあるので注意が必要です。
不安な気持ちが強く出てしまった
バイアグラを服用する際、あまりにも不安な気持ちが強いとうまく勃起できないことがあります。
「副作用はひどいのか」
「身体に害はないのか」
「もしも勃起できなかったら恥ずかしい」
このように考えすぎてしまうとうまく勃起ができないことがあります。
また、仕事やプライベートなどで心因性のストレスを抱えている場合もバイアグラの効果が効かない、効きにくくなることがあります。
薬が身体に合わなかった
バイアグラは医薬品のため、人によって合う・合わないがあります。
すごく効果を実感できるという人もいれば、思うような効果が出ないばかりか吐き気などの副作用を感じてしまう人もいます。
そのため誰にでも効くというわけではなく、体質や健康状態によっても左右されることは覚えておきましょう。
またED治療薬は、バイアグラの他にも特徴の異なるものがいくつかあります。
バイアグラを何度か試して期待していた効果と異なる場合は、別のED治療薬も試してみるのも1つです。
薬が偽造薬や粗悪品だった
バイアグラは医師処方であれば安全に使用できますが、「海外通販(個人輸入)」で入手した薬の場合は効かないことがあります。
これは偽造薬や粗悪品が流通していることが理由です。
有効成分であるシルデナフィルが含まれていないために効果が出ないことや、不明な成分によって重大な健康被害にあう可能性もあります。
海外通販では、精巧に作られた偽造薬も流通しており、飲んでみるまでわからないこともあるため安易に手を出すのは控えるようにしてください。
ED治療薬バイアグラ(シルデナフィル)が効かない・効かなくなった場合の対処法
バイアグラが効かない・効かなくなった原因について知ったあとは、バイアグラが効かない場合の対処法ついて確認していきましょう。
これらのことを守って効果を最大限に引き出すことができれば、バイアグラは夜の頼もしい味方となってくれるはずです。
バイアグラが効かない・効かなくなった場合の対処法ついて、もう少し詳しくみていきましょう。
薬は空腹時に服用する
バイアグラがもっとも身体に吸収されやすいタイミングは、食事前の空腹時になります。
ただ「お腹が空いて集中できない」という男性も中にはいるはず。
そんな時はバイアグラを一度服用し、30〜60分待ちましょう。
一度吸収させてしまえば、その後にとった食事内容に左右されることはありません。
ただ性行為のタイミングは、パートナーとの雰囲気にも影響されます。
「急な展開が不安」という方は、即効性のあるレビトラというED治療薬も検討してみてください。
服用前はあっさりした食事にする
止むを得ず、バイアグラの服用が食後になるのであれば、以下の3つは守りましょう。
- あっさりとしたメニュー
- 腹6〜7分目
- 食後2時間以上あけて服用
食事内容としては、そば、うどん、寿司、サラダといったカロリー控えめなメニューを意識して選ぶのがコツです。
ただ空腹時の方が効果を発揮しやすいことは間違いないため、なるべく空腹時にバイアグラを服用することをおすすめします。
お酒は控えめにする
バイアグラを服用する際はお酒を飲まないに越したことはありませんが、シチュエーションによってはそうはいかないこともあるでしょう。
ついついたくさん飲んでしまい勃起自体しづらくなることを避けるためにも、1杯程度にとどめておくのが理想的です。
また、もともと「お酒に弱い方」や「血圧が低めの方」は、アルコールとバイアグラの2つの急激な血管拡張作用によって酔いが一気に回ることも考えられます。
そのため体質によっては、お酒との併用は避けるのが無難と言えるでしょう。
服用の経験を重ねる
初めてのバイアグラで不安が強かった場合は、服用の経験を重ねることで効果が出るケースがあります。
服用の経験を2度・3度と重ねることで、「身体への負担は大したことがない」とわかり、気持ちにも変化が生じます。
すると、勃起も成功するようになるのです。
そのため、1度失敗したとしても諦めずに、まずは何度か経験を重ねてみましょう。
服用する用量を増やす
先発薬のバイアグラには25mgと50mg、バイアグラジェネリックには25mgと50mg、100mgの錠剤があります。
そのため、現在服用しているバイアグラの成分量が低く、期待しているほどの効果を得られていない場合は、医師に相談の上、服用する用量を増やすのも一つの手です。
別のED治療薬を使ってみる
バイアグラの効果の感じ方については個人差があるため、適切に使用しても効果が出ていないのであれば他のED治療薬への切り替えも検討してみてください。
バイアグラ以外のED治療薬の特徴の比較については、下記のページで解説をしているため、気になる方は一読ください。
まとめ
もしバイアグラが効かないと思ったら、まずは次のことを試してみてください。
- 服用は空腹時にする
- 食後に服用するならメニューはあっさりめ、量は腹6〜7分目にする
- できればお酒は控える
- 服用経験を重ねる
- 服用する用量を増やす
- 別のED治療薬を使ってみる
効果が現れないと不安を感じるかもしれませんが、服用方法に原因があることが多いです。
上記のことを実践してみても状況が変わらない場合、自分で服用する用量を変更したり、海外通販サイトを利用せずに一度近くの医療機関まで相談してください。
バイアグラは処方から20年以上の実績があるため安心感がありますが、バイアグラの弱点を克服し改良された他のED治療薬がいくつもあります。
「必ずこれを飲まないといけない」というルールもなく、効き目の感じ方にも個人差があるため、飲み比べてみてご自身にあったED治療薬を見つけていきましょう。
フィットクリニックのED治療では、症状やライフスタイルに合わせて、複数のED治療薬からご希望にあったものを処方しています。
オンラインでの診療やED治療薬の処方・配送を行っていますので、全国どこでもED治療を受診いただくことができます。
よくある質問
脂っこい食事の後の服用であれば、食後6〜7時間はあけないとバイアグラの吸収は阻害されてしまいます。
また服用したバイアグラが個人輸入などの通販で購入したものであれば、偽物の疑いもあります。
いずれにしてもまずは医師に相談し、今後の治療方法を検討していきましょう。
レビトラやシアリスもあり、薬を切り替えることでED改善が期待できることもあります。
また肉体的なことが原因でEDが起きているならその治療、メンタル面からくるEDであれば心理療法なども平行して行ってみてください。