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禁煙3日目が離脱症状のピーク!乗り越える秘訣や身体の変化を解説

こちらの記事はフィットクリニック服部圭太院長が監修しています。
禁煙3日目が離脱症状のピーク!乗り越える秘訣や身体の変化を解説 禁煙

禁煙を始めてから2〜3日が離脱症状のピークと言われています。

禁煙を邪魔しようと、ニコチン切れに伴い様々な症状が現れるので、この時期を乗り越えられるかが禁煙成功の鍵を握っているといっても過言ではありません。

一方で離脱症状さえ乗り越えてしまえば、たった数日タバコを吸わないだけでも身体にはプラスの変化がみられます。

このページでは、最初の壁であり最後の壁ともなる「禁煙3日目」について詳しくご紹介していきます。

また、後半では禁煙成功率をUPさせる禁煙補助薬の種類や購入方法にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

フィットクリニックではチャンピックスジェネリックの処方を行っております。

カウンセリングや検査なしに禁煙補助薬をお求めの方は、以下よりお気軽にご予約ください。

離脱症状(禁断症状)は禁煙3日目がピーク

禁煙3日目(禁煙2〜3日目)は、離脱症状(禁断症状)のピークです。

身体がニコチン切れを起こし、これに伴ってさまざまな症状が現れるので心身ともに辛い時期となります。

タバコを吸いたい気持ちを何とか抑えようと耐えなければならないので、たった72時間でも1分1秒がとても長く感じるかもしれません。

ただ、3日目の峠を超えると、日を追うごとに心身が楽になっていき、タバコがなくても問題なく過ごせる時間は確実に増えていきます。

離脱症状(禁断症状)にはどんな症状があるのか知っておくことは禁煙継続の大きなポイントです。

ここでは離脱症状のピークを向える禁煙3日目ごろまでの症状と、それ以降の身体の変化について詳しく解説していきます。

禁煙3日目あたりまでの症状

禁煙3日目あたりまでは、以下のような「肉体面」「精神面」双方の離脱症状(禁断症状)に苦しめられます。

●禁煙3日目ごろまでの主な離脱症状 ■肉体的な症状
  • 頭痛
  • 眠気
  • 倦怠感
  • 便秘
  • 不眠
など

■精神的な症状
  • タバコを吸いたいと強く感じる(喫煙欲求)
  • イライラする
  • 落ち着かない
  • 集中力が落ちる
  • 抑うつ気分
など

心身にさまざまな不快症状を起こすことで、身体がニコチン切れを訴えてきます。

なお、上記のような症状に耐えかねてタバコを吸ってしまうと、「負の強化」を起こすので注意です。

「負の強化」
『嫌なこと』から逃れるために起こした行動が成功(嫌なことがなくなる)してしまうことで、その行動がどんどん強化されていくこと。

禁煙状態に耐えかねタバコを吸って離脱症状から逃げることが更なる喫煙を加速させる

<負の強化の流れ>
禁煙→離脱症状→喫煙→不快症状が消える→ニコチン依存が強まる

あらゆる不快症状が喫煙することで消えるのは確かなことであるため、ニコチンへの依存をより強めてしまいます。

こうなると禁煙がますます難しくなってしまうので、「離脱症状には必ず終わりがある」と覚えておいてください。

禁煙3日目以降の身体の変化

禁煙から3日が経つと、ニコチンが完全に抜け切ります。

タバコをやめてから最初の72時間は毒抜きの時期ともいえ、これに伴って不快症状も軽快していきます。

また、健康面での変化も感じられるようになり、ニコチンがいかに身体にとって毒であったかを体感できる人が多いのも禁煙3日目以降の特徴です。

●禁煙による身体の変化 数日:味覚や嗅覚が戻る・目覚めが良くなる・口臭改善

2週間~3ヵ月後:循環器機能(心臓や血管など)が改善

1~9ヵ月後:せきや喘息の改善・スタミナが戻ってくる・自浄作用が戻り風邪やインフルエンザなどにかかりにくくなる

1年後:肺機能の改善(軽度・中等度の慢性閉塞性肺疾患のある方)

禁煙1年目までの身体の変化をお伝えしましたが、10〜15年後の健康状態は非喫煙者と変わらないレベルにまで近づきます。

そしてわずか数日でも、禁煙は身体にとって良い変化を実感させてくれます

「人生100年時代」とも言われる現代、タバコが原因の病気のリスクを下げて健康的に長生きするためにも、積極的に禁煙にチャレンジすることをおすすめします。

禁煙3日目で辛くなった時の対処法

禁煙3日目をどう乗り越えるかで、禁煙成功率は大きく左右されます。

一度離脱症状の辛さを味わってしまうと、失敗した経験から「再びチャレンジする気にはなかなかなれない」、という人も少なくありません。

だからこそ、できる限り1回で禁煙を成功させるためにも、離脱症状がピークを迎えた際の対処法についてご紹介していきます。

また、少しでも楽に禁煙を進めていきたい方は、次の章「禁煙補助薬を利用すると禁煙成功率は上がる」をご覧ください。

行動による対処法

禁煙による離脱症状が辛い時は、タバコに紐づく「行動パターン」や「環境」を変えることが大切です。

喫煙欲求は長く続いても3〜5分なので、少しでも気を紛らわせることができれば吸いたい気持ちをコントロールしやすくなります。

●行動による禁煙離脱症状の対処法 <行動パターンを変える>
  • 起床時の行動を見直す(朝シャン、洗面行為、朝食など)
  • 軽めの運動を行う
  • 食後は早めに席を立つ
  • 満腹状態にしない(腹8分目)
  • しばらくの間はコーヒーやアルコールを控える
  • 冷水やお茶を飲む
  • ガムやアメ、おしゃぶり昆布を食べる
  • 夜更かししない
  • 誰かと話をする
  • 深呼吸する

<環境を変える>
  • 喫煙所などタバコを吸う場所に近づかない
  • 喫煙者に近寄らない
  • いつもと違う場所で食事をする
  • 周囲に禁煙中であることを伝える
  • 禁煙を決意・宣言した時のことを思い出す

離脱症状に苦しんでいる中で、あれもこれも始めてしまうとストレスにもなりかねません。

できる範囲で構わないので、ご自身にあった対処法を選びつつ行動を心がけてください。

心理的な対処法

禁煙は目的を失ってしまうと、離脱症状の辛さに負けてタバコに手を伸ばしてしまうきっかけになります。

辛い時こそ目的を思い出し、自分を奮い立たせるためにも以下のような心理的な対処法を実践しましょう。

●心理的な禁煙離脱症状の対処法
  • 「吸わないぞ」と口に出す(叫ぶ)
  • 「つい1本」によって数日の苦労が水の泡になることを思い出す
  • 「タバコは必要ないもの」と言い聞かせる
  • ニコチンが抜けて身体が綺麗になっていく過程と思って腹を据える
  • 禁煙によるメリットを思い出し、「たった数日の我慢」と思い込む

また、あらかじめ家族や周囲で禁煙を応援してくれるサポーターを作っておくのも1つです。

禁煙は孤独感との戦いでもあるので、心のよりどころがあるだけでも気持ちは楽になります。

離脱症状で挫折しそうな時でもモチベーションをキープしやすくなるので、この時ばかりは遠慮せず周囲の協力を仰ぐのも大きな力になります。

禁煙の辛さの多くは10日ほどで消える

禁煙をスタートしてから10日ほどで、辛かった離脱症状のほとんどが消失します。

ニコチン依存度などの個人差もありますが、タバコの臭いを受け付けなくなってくる人もいるほどです。

また「タバコを吸いたい!」と思う頻度も減り、これまでの辛い日々が何だったのかと思えると同時に達成感も味わえます。

ただし、気を緩めてしまうと「1本だけお化け」が出てくるので注意してください。

禁煙期間に関係なく、たった1本吸っただけでも元の喫煙者に戻ってしまうのがタバコの本当の恐ろしいところです。

離脱症状を乗り越えたことを自信につなげ、10日目以降も「吸わない」を選べるよう禁煙ライフを続けていきましょう。

禁煙補助薬を利用すると禁煙成功率は上がる

禁煙補助薬とは、離脱症状を和らげたり、喫煙欲求を低下させる効果が期待できる薬です。

自分の意志のみで禁煙するよりも禁煙成功率が高まることは、臨床データからも裏付けられています。

失敗や挫折せずに1回できっぱりタバコをやめたい方は積極的に使用することが望ましいです。

この禁煙補助薬にもいくつか種類があります。

ここからは禁煙補助薬の種類や使い方についてご紹介します。

禁煙補助薬の種類

禁煙補助薬は、ニコチンを含んでいるかどうかで2つの種類に分けられます

非ニコチン製剤
⇒チャンピックス・チャンピックスジェネリック

ニコチン製剤
⇒ニコチンパッチ / ニコチンガム

従来までは「ニコチン置換療法」といって、パッチやガムから少量のニコチンを摂取しながら禁煙する治療が一般的でした。

ただ、禁煙成功率は20〜30%前後と低く、禁煙できてもガムに依存するケースも見受けられたため、タバコを吸っているのと変わらないという点が指摘されていました。

しかし、チャンピックスの登場によって禁煙治療の環境は大きく変わりました

ニコチンを含んでいないので依存する心配がなく、さらに禁煙成功率は65.4%と高く、実に2人に1人以上が禁煙に成功している計算です。

チャンピックスは「離脱症状の緩和」と「喫煙欲求の低下」の2つのアプローチにより、飲むだけで禁煙できる薬として注目されています。

フィットクリニックのチャンピックスジェネリック

フィットクリニックのチャンピックスジェネリック

フィットクリニックでは、チャンピックスジェネリックの処方を行っております。

2週間のお試しプログラムや、治療期間となる12週間プログラムなど、いくつかの禁煙プログラムの中から処方を受けていただくことが可能です。

また、当院では自宅にいながら禁煙治療を受けられるオンライン処方も承っております。

スケジュールの関係から通院が難しいという方や、お近くに禁煙外来がないという方でも、スキマ時間を利用して禁煙治療をスタートさせることができます。

薬を受け取るためだけの通院は不要なので、オンライン処方であればストレスなく治療を続けることが可能です。

チャンピックスジェネリックの料金

当院のチャンピックスジェネリックの料金は、以下の表をご参照ください。

●チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg)の処方プラン

処方プラン 価格 1日あたり
(12週間分購入した場合)
12週間禁煙プログラム 49,200円 / 12週間 585円
定期配送プログラム 17,685円 / 4週間 631円
お試しプログラム2w 12,000円 / 2週間 678円
処方薬 その他費用
チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg)
  • 1~3日目:0.5mgの錠剤を1回/日
  • 4~7日目:0.5mgの錠剤を2回/日
  • 8日目以降:1mgの錠剤を2回/日
0円
(診察料・送料なし)

※1日あたりの価格は12週間分購入した場合の価格です。
※オンライン・来院診療どちらにも対応しております。
※お試しプログラム2wを継続する場合、残り(10週分)45,000円の一括払いとなります。
※13~24週間までの延長をご希望の際もご相談ください。
※13週目以降の価格:15,800円(4週分1回を都度払い・月単位で解約可能)

●服用方法

服用方法

一般的な12週間の治療プログラムに加え、定期配送や、薬が身体に合うか不安な方に向いている2週間のお試しプログラムなどもございます。

また、診察料やオンライン処方の利用時の配送料など、別途費用は一切頂戴しておりません。

「薬代のみ」のシンプルな料金体系となっておりますので、通院してみたら料金が違ったなどの心配もございません。

なお、当院のチャンピックスジェネリックについては安全が確認された海外医薬品を認可を受けて輸入し処方しております。

ご相談・ご予約は以下より承ります。

オンライン処方について

オンライン処方とは、通院をせずに自宅で診察・治療が受けられる診療サービスで、近年は多くの患者さんが利用しています。

はじめて診療を受ける初診の方でも利用でき、予約からチャンピックスジェネリックの処方までをオンライン上のみで完結することができます。

●フィットクリニックのオンライン処方手順

予約
予約・問診日時を決めて予約後、当日までに問診票を記入します。
電話を待つ
電話を待つご予約の日時にお電話いたしますのでお待ちください。
電話で診察
電話で診察記入いただいた問診に沿って診察を行います。
平均10分ほどです。
お支払い
お支払い代金をお支払いいただきます。
発送
発送お薬を発送いたします。
※中身が分からないように梱包しております

通院では当たり前となっていた通院コスト(時間や移動費など)の負担も抑えられ、必要に応じて医師とオンライン上でつながれるのでスピーディーな対応も可能です。

チャンピックスジェネリックを使った治療は、12週間が基本です。

少なくとも約3ヶ月の通院が必要になるので、通院の手間から治療中止とならないためにもオンライン処方の利用もぜひ検討してみてください。

以下よりご予約ください。WEB予約、LINE予約は24時間いつでもご予約可能です。

お電話は診療時間内に対応しております。

まとめ

最後に、このページの要点をまとめてお伝えします。

  • 禁煙3日目が離脱症状(禁断症状)のピーク
  • 心身にさまざまな不快な症状が現れる
  • 禁煙10日ほどで離脱症状は消える
  • 行動の見直しと心理的アプローチで離脱症状を乗り越える
  • 禁煙成功率を大幅に高めるなら禁煙補助薬を積極的に使用する
  • チャンピックスであれば2人に1人以上が禁煙に成功している

「タバコをやめたい」という意志だけで禁煙に成功するのは、10%前後と限られた方のみです。

それだけ離脱症状は辛く、喫煙行動・習慣・心理的依存が禁煙をさらに難しくしています。

少しでも楽に禁煙を成功させたいのであれば、チャンピックスジェネリックなどの禁煙補助薬を使用して、最初の禁煙3日間を乗り越えていきましょう。

よくある質問

離脱症状にはどんなものがありますか?
禁煙をはじめてから2〜3日目をピークに、以下のような離脱症状が現れます。

  • イライラ
  • 頭痛
  • 身体のだるさ
  • 強い喫煙願望
など
こうした症状の強さは個人差がありますが、日に何度も現れるので、いかにコントロールするかが禁煙成功率を左右します。
禁煙3日目でタバコを吸いたくなったらどうすればいいですか?
禁煙する前に、事前にタバコの代わりになるものを見つけておくのがおすすめです。
例)
タバコを吸うシチュエーションを避ける、ガムを噛む、歯を磨く、軽い運動、etc…
また、行動だけではなく、禁煙のモチベーション維持には「タバコを吸わないぞ!」と声に出すことも効果的です。
もしタバコを吸いたい気持ちのコントロールが難しいようであれば、必要に応じて禁煙治療薬の使用も検討してみてください。
禁煙すると、体にどのような変化が起きますか?
禁煙によるわかりやすい身体の変化としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 寝付きや寝起きが良くなる
  • 肌質が変わる
  • 普段の食事が美味しく感じる
  • 口の中が乾燥しなくなって口臭が消える
など
また、数年単位で健康状態も改善されていき、やがては非喫煙者と変わらない健康レベルにまで回復することがわかっています。
禁煙成功率を高めるおすすめの方法は?
禁煙成功率を高めるには、禁煙治療薬の使用がおすすめです。
自力での禁煙成功率は10%前後と低いため、薬によって喫煙欲求を低下させたり、離脱症状を和らげることでスムーズな禁煙が可能になります。
特にチャンピックスやそのジェネリックは禁煙成功率が65.4%と高いため、禁煙失敗を繰り返したくない方は積極的な使用が望ましいです。