
禁煙補助薬とは、禁煙による離脱症状を抑えることで禁煙に成功しやすくする薬です。
このページでは、禁煙補助薬の種類や市販薬はあるかなどについて解説しています。
なお、当院でも飲み薬タイプの禁煙補助薬「チャンピックスジェネリック」を処方しています。
禁煙補助薬を使って禁煙したい方は、ご相談ください。
当院の禁煙治療についてはこちらをご覧ください。
フィットクリニックの禁煙治療について禁煙の薬(禁煙補助薬)を使うと禁煙成功率アップ
禁煙補助薬の使用により、自力での禁煙と比べて禁煙成功率は約1.5〜3倍にまで上がります。

また、禁煙補助薬を使って禁煙に成功した人を対象とした当院のアンケートでは、「禁煙はつらくなかった」と回答した人が40%となりました。

禁煙補助薬によって離脱症状が抑えられたことで、禁煙しやすくなったことがアンケートの結果からうかがえます。
禁煙に挑戦する際は、禁煙補助薬の使用も検討して計画を立てましょう。
禁煙補助薬の種類
チャンピックス | ニコチンパッチ | ニコチンガム | |
---|---|---|---|
効果の強さ | ◎ | 〇 | △ |
効果の詳細 | 離脱症状の緩和 喫煙の満足感抑制 |
離脱症状の緩和 | 離脱症状の緩和 |
副作用 | 吐き気・頭痛・鼓腸(腹腔内のガス)・便秘・不眠症 など | 皮膚のかぶれ・かゆみ・頭痛・めまいなど | 口内炎・咽頭痛・味覚の異常・頭痛・めまい・ほてりなど |
分類 | 医療用医薬品 | 医療用医薬品 第1類医薬品(市販) |
指定第2類医薬品 |
※スクロールしてご覧ください
国内の主な禁煙補助薬は、以下の3種類です。
それぞれに特徴があるため、詳しく解説します。
チャンピックス(飲み薬)

チャンピックスは、ファイザー社による飲み薬タイプの禁煙補助薬です。
ほかの禁煙補助薬は離脱症状の緩和のみが主な効果ですが、チャンピックスはタバコの満足感を減らすことができるのが特徴です。
それらの効果から、現時点ではもっとも禁煙に成功しやすい薬となっています。
チャンピックスの先発薬は現在出荷停止中のため、服用するにはチャンピックスジェネリックを代用する必要があります。
ニコチンパッチ(貼り薬)

ニコチンパッチは、貼るタイプの禁煙補助薬です。
少量のニコチンを皮膚から吸収するのが特徴で、禁煙時の離脱症状を和らげ、約2ヶ月をかけ禁煙のサポートを行います。
チャンピックスの方が禁煙成功率は高いものの、服用中は車の運転ができないため、車で通勤する方などにはニコチンパッチが多く使われます。
なお、当院ではニコチンパッチは取り扱っておりません。
ニコチンガム

ニコチンガムはガムタイプの禁煙補助薬です。
ニコチンを口腔粘膜から吸収することで離脱症状を緩和するのが特徴です。
ニコチンガムは禁煙補助薬の中では禁煙成功率が低いため、ニコチン依存度の低い方や、自力での禁煙に軽いサポートを必要とする方に向いています。
なお、当院ではニコチンガムは取り扱っておりません。
禁煙補助薬は市販で買える?
禁煙補助薬は市販で買えるものと買えないものがあります。
市販で買える? | |
---|---|
チャンピックス | 買えない |
ニコチンパッチ | 買えるものもある |
ニコチンガム | 買える |
チャンピックスはジェネリックも含め医療機関での処方を受ける必要があります。
禁煙効果が高いチャンピックスは、注意点を正しく理解していないと思わぬ副作用が起こる可能性があるため、医師の説明が必要です。
ニコチンパッチは用量によって医療用と一般用に分かれます。
用量が多く効果の高いニコチンパッチは医療用となり、注意点等を理解するためにも医療機関での受診が必要です。
一方の一般用は用量が少ないため薬局やドラッグストアでも市販されています。
ニコチンガムはドラッグストア等で入手可能です。
当院の禁煙補助薬の料金
フィットクリニックでは、禁煙補助薬としてチャンピックスジェネリックを処方しています。
チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg) | ![]() ![]() |
---|
禁煙治療(自費診療) | 価格(税込) | 1日あたり |
---|---|---|
12週間禁煙 プログラム |
49,200円 (12週間分) |
585円 |
定期配送 プログラム (全3回) |
17,685円 (4週間分) ※12週間 53,055円 |
631円 |
お試し プログラム2w |
12,000円 (2週間分) ※継続の場合残り10週分は一括払い(45,000円) |
678円 |
※オンライン・来院診療どちらにも対応しています。
コスパが最もよい「12週間禁煙プログラム」
チャンピックスの基本の服用期間である12週間をまるごとカバーできるプログラム。
都度払いOK「定期配送プログラム」
4週間分が都度配送されるプログラム。
様子を見るなら「お試しプログラム2w」
2週間分お試しできるプログラム。
ただし残りの10週間分は45,000円となり、他のプログラムに比べて割高。
当院では手軽なオンライン診療もおこなっております。
禁煙補助薬が気になった方は、ぜひ一度ご相談ください。
禁煙補助薬と補助グッズの併用も効果的
禁煙補助薬と補助グッズを併用することで、より禁煙を進めやすくなります。
禁煙補助グッズ
- 水蒸気タバコ
- 禁煙アメ
- 禁煙パイポ
- 禁煙フィルター
- 禁煙アプリ
口淋しさを補うものや、タバコの味がまずくなる飴など、古くからあるグッズもありますが、2020年12月から「CureApp SC」という保険適用の禁煙治療アプリも登場しています。
在宅や勤務中といった医師の介入が難しい「治療の空白」期間に対しアプリが適切なサポートを行います。
アプリが指導・寄りそうことで、ニコチンの心理的依存へ効果的にアプローチします。
患者さん側にもほど良いプレッシャーがかかるので、禁煙継続率の向上につながる画期的な治療方法として注目を集めています。
併用に注意が必要なものも
ほとんどの禁煙補助グッズは禁煙補助薬と併用できますが、次の組み合わせは控えてください。
ニコチンパッチ or ニコチンガム + 禁煙フィルター
ニコチンパッチやニコチンガムといったニコチン製剤は、そもそも使用中にタバコを吸うことができません。
そのため、禁煙フィルターを通してニコチンの摂取量を減らしても、ニコチンの過剰摂取を起こす場合があります。
ニコチンの過剰摂取は頭痛や動悸、胃腸障害といった体調を崩す原因にもなるのでご注意ください。
まとめ:禁煙補助薬で禁煙成功率を上げよう
禁煙補助薬は、離脱症状の苦しみを緩和するのに有効なアイテムです。
禁煙を始めたけど離脱症状がつらい人や、禁煙に何度も失敗している人はぜひお試しください。
当院でもチャンピックスジェネリックを処方しています。
禁煙補助薬が気になった方は以下のボタンから一度ご相談ください。
よくあるご質問
-
- Q
禁煙の飲み薬には何がありますか?
- A
禁煙の飲み薬には、チャンピックスがあります。
離脱症状を緩和するほか、タバコをまずく感じさせる作用もあるため、禁煙成功率が高くなっています。
- Q
-
- Q
禁煙補助薬は市販されていますか?
- A
禁煙補助薬は、市販薬と処方薬があります。
禁煙成功率が比較的低いニコチンガムと用量の少ないニコチンパッチは市販薬です。
禁煙成功率が高いチャンピックスは処方薬のため市販されておらず、入手には医師の診察が必要です。
- Q
-
- Q
禁煙補助薬は保険適用されますか?
- A
禁煙治療は一定の条件を満たせば保険適用でおこなうことが可能です。
ただし、条件が厳しいほか、チャンピックスでの保険診療は現在行われておりません。
チャンピックスジェネリックを希望する場合は、自由診療で受診する必要があります。 禁煙治療の保険適用について
- Q
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- Q
パッチを貼ってガムを噛めば効果は高まりますか?
- A
ニコチンパッチとニコチンガムの併用で禁煙効果が高まることはありません。
また「ニコチンパッチを貼っている状態」と「はがした直後」にニコチンガムを噛んでしまうと、ニコチンを過剰に摂取してしまうおそれがあります。
副作用によって体調を悪くする原因にもなるので、パッチかガムのいずれかだけを使用するようにしましょう。
- Q
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- Q
なるべく薬は使いたくない人に禁煙は難しい?
- A
薬に頼らず禁煙するには、禁煙補助グッズを使用してみるのも1つです。
ただし、薬のように離脱症状を抑え、喫煙による満足感を減らすような効果はないので、ある程度の強い意志が必要になることは覚えておきましょう。
- Q
-
- Q
バレニクリンとチャンピックスの違いは何ですか?
- A
バレニクリンは有効成分の名前で、チャンピックスは薬の名前です。 禁煙補助薬「チャンピックス」の有効成分が「バレニクリン」となります。
- Q
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- Q
チャンピックスの代替薬は何がありますか?
- A
チャンピックス先発薬の代替薬はチャンピックスジェネリックです。 チャンピックス系の代替薬だと、ニコチンパッチが有効です。 ただし、ニコチンパッチには、チャンピックスにある「タバコをまずく感じさせる効果」がなく、禁煙成功率は劣ります。 チャンピックスとニコチネルの違い
- Q
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