即日検査:当日(検査後30〜60分)
精密検査:2〜3日
一方の即日検査は検査精度が若干劣るものの、すぐに結果が出ることから、明らかに症状があれば治療をすぐにスタートできるメリットがあります。
なので状況に応じて、検査を使い分けてみてください。
このページではクラミジアの検査方法について、詳しい解説を行っています。
最近では自宅でも検査が可能となっているので、もし次のいずれかに該当するようであれば一度検査を受けてみましょう。
検査結果がどうあれ、クラミジアに感染していないか知ることは自分の身を守ることにつながります。
検査について正しい理解を持ち、早期発見・早期治療に是非お役立てください。
フィットクリニックでは、クラミジアの検査キットをオンラインで販売しています。
ご希望の方は以下のボタンからご予約ください。
クラミジアの検査方法は、感染部位によって検体の採取方法が異なります。
場合により個人でも採取が可能です。
また性器への感染が認められる人の10〜20%は、のどにも感染している可能性があります。
そのためクラミジアの検査方法として、「性器+のど」のダブルチェックが一般的となっています。
ちなみに眼への感染(クラミジア性結膜炎)が疑われる場合には、眼科で結膜より検体を採取していきます。
受診先が他の部位とは異なるので注意してください。
クラミジアは淋病と合併していることがあります。淋病との合併率はおよそ20〜30%とされます。
いずれも同じ感染部位に炎症を起こし、発症スピードや分泌物の性状に違いこそあるものの、期間や症状だけで見分けるのは困難です。
さらに無症状で進行する人もいるため、合併の可能性を考え淋病とセットでの検査がおすすめです。
もし、どちらかの感染を見落としてしまうと、治療したにも関わらず症状が治らないケースにもなりかねません。
知らずに自分が感染源になってしまうおそれもあるので、できるならクラミジアと淋病は合わせて検査するのが望ましいことは覚えておきましょう。
クラミジアの検査は、感染の可能性があった日から24時間以上が経過していれば受けられます。
症状が出ているかどうかは検査に影響しないため、気になったタイミングで検査しましょう。
ただし注意しておきたいのが、のどの感染については検査可能時期が異なるという点です。
そのため通常のセックスだけでなく、オーラルセックスもあったのであれば、1週間以上あけてからクラミジア検査を受けると手間がかかりません。
クラミジア検査は、検査結果が得られるまでの時間で大きく2つに分けられます。
即日検査 | 精密検査 | |
---|---|---|
検査方法 | イムノクロマト法(簡易検査)、TMA法(即日精密検査)など | SDA法、Taqman PCR法、Real-time PCR法 |
検査結果 | 検査した日に結果がわかる | 結果が出るまでに2〜3日かかる |
向いている人 | 明らかに症状が出ている人 | 無症状、感染した疑いがある人 |
特徴 | 精密検査にくらべて精度が劣る(TMA法除く) | 結果が出るまでに時間がかかる分、検査精度が高い |
どちらの検査方法が良いというわけではなく、状況や症状の有無などに応じて選ぶのが望ましいです。
それぞれどんな検査なのか、ここからもう少し詳しく見ていきましょう。
クラミジア即日簡易検査(イムノクロマトグラフィー法)は、性器のみ検査できる方法です。
尿や膣分泌液から抽出液をつくり、専用の検査キットにたらすことで感染を判断できます。
検査精度が劣るものの、結果がすぐにわかるので、あきらかに尿道炎や子宮頸管炎といった性器に症状が認められる人であればスムーズに治療に移れます。
クラミジア即日精密検査(TMA法)は、精密検査と異なる遺伝子を調べることで感染を調べます。
検査結果は当日〜翌日にはわかり、検査精度も高いことから、簡易検査と精密検査の良いとこ取りの検査となっています。
症状こそないものの、感染しているか結果をすぐに知りたいという人は、クラミジア即日精密検査(TMA法)を選択してください。
クラミジア精密検査(PCR法)は症状がなくとも検査できる、もっとも検査精度が高い方法です。
特殊な検査機器を持つ外部の検査機関に依頼するので、結果が出るまでに数日を要してしまいますが、検査精度が高いだけに安心感があると言えます。
また、感染が疑わしい人だけでなく、クラミジアに感染していないか定期的に検査を受けたい人にもおすすめの方法となっています。
「クラミジアかも…」という不安こそあるものの、医療機関に受診するのをためらってしまう人もいるでしょう。
しかしクラミジアにもし感染していれば、すぐにでも治療が必要となります。
そんな時に便利なのが、自宅でできるクラミジア検査キットです。
感染部位ごとに検査でき、しかも完全匿名なので誰かに知られるといった心配もありません。
早ければその場で、かかっても3日ほどで検査結果がわかるため、個人でも検査ができることは覚えておいてください。
こちらではクラミジア検査キットの主な使用方法を一例としてご紹介します。
検査キットのほとんどはご自宅で使用するため、簡単な方法で行えます。
採取する検体は、尿、うがい液、患部のふき取り液の3種類です。
綿棒で検体を採取するぬぐい液の検査の方が、より正確な検査を行えます。
採取した検体は、テスターの使用や検査機関での検査により結果を確認します。
陽性 | 陰性 |
---|---|
失敗 | |
---|---|
クラミジア検査キットで気になる人が多いのが、検査結果の正確さです。
検査する場所:登録衛生検査所(都道府県知事に届け出ている施設)
検査の方法:精密検査(PCR法など)
以上のように、検査キットの結果は病院から委託も受ける専門の検査機関が、遺伝子レベルの精密検査によってチェックするため、検査の正確さは病院と同等となっています。
1つだけ注意したいのが、検体の採取方法を誤ってしまうと精度を欠いてしまうことです。
正しい検査結果を得るためには説明をよく読み、手順通りに採取するようにしてください。
現在クラミジア検査キットは、医療機関またはネット購入で入手可能となっています。
検査キットは薬局やドラッグストアでは購入できず、以下のいずれかでの購入となっています。
GME医学検査研究所、STD研究所、予防会 など
専門の病院やクリニックなど
Amazon、楽天、Yahooなど
またこれ以外にも海外通販などで販売されている安いキットもあります。
ただ安い代わりに品質や検査制度などもまちまちなので、価格につられての購入は控えるようにしてください。
現在フィットクリニックでは、クラミジアの検査キットを扱っています。
検査キット+クラミジア薬セット | |
---|---|
価格 |
スタンダードセット ジスロマックジェネリック250mg4錠+検査キット ➡ 10,980円+送料385円 |
安心セット ジスロマックジェネリック250mg8錠+検査キット ➡ 14,500円+送料無料 |
検査キット | 価格(税込) | |
---|---|---|
女性2項目セット (性器クラミジア・性器淋病) |
6,000円 | |
女性4項目セット (クラミジア、咽頭クラミジア、淋病、咽頭淋菌) |
23,000円 | |
男性2項目セット (性器クラミジア・性器淋病) |
6,000円 | |
男性4項目セット (クラミジア、咽頭クラミジア、淋病、咽頭淋菌) |
23,000円 |
4項目セットには、クラミジア以外に咽頭クラミジア、淋菌、咽頭淋菌の検査項目が含まれます。
これは、クラミジアと淋菌は同時感染が起こりやすいためです。
それ以外にもHIVと梅毒など、併発しやすい性感染症が他にもあるため、当院では5項目、8項目、10項目とクラミジアを含む性感染症の検査キットを用意しています。
クラミジア以外の感染が後で発覚する前に、未然に対応することができるため安心です。
検査の時点で、すでに症状が現れている場合は、すぐに治療を開始してください。
クラミジア検査を受けるまでの簡単な流れをご紹介します。
1受付
事前予約が必要なところもあれば、不要のところもあるので、ご確認ください。
2問診表の記入
気になる症状や健康状態、服用中のお薬についてなどを問診票に記入する。
3診察
問診表を元に医師がヒアリングし、必要に応じて診察する。
4検査
医師の判断から必要な検査を受ける(即日検査or精密検査)。
5検査結果の報告
即日検査であればその場で、精密検査は数日後に電話連絡やWeb・メールなどで結果を確認する。
またクラミジアへの感染が確認ができ、パートナーも特定できるのであれば、必ず相手にも検査・治療を受けるよう伝えましょう。
クラミジアの検査が保険適用になるかは、症状の有無で変わってきます。
感染を疑われる症状がある
⇩保険適用
症状がない
⇩自由診療
また性病のみを扱っているような自由診療系のクリニックによっては、そもそも保険適用がないこともあるので注意です。
ただし、自由診療系のクリニックでの検査は匿名で受けられ、さらに診療記録にも残らないので家族や会社関係に知られないというメリットがあります。
人によってはクリニックの方が都合が良いという人もいるはずなので、状況に応じて医療機関を使い分けてみてください。
クラミジアの治療には抗生物質が用いられます。
抗生物質にはさまざまな系統や種類があり、どれも同じではありません。
症状や健康状態によって使い分けられるので、余っていたもので代用することはできないので注意してください。
治療は主に経口薬の服用になりますが、重症例の場合はミノサイクリンという点滴投与が必要になることもあります。
治療についての詳細は以下ページをご確認ください。
フィットクリニックでは以下のクラミジア治療薬を処方をしています。
クラミジア治療薬
治療薬 |
ジスロマックジェネリック250mg |
---|---|
成分 | アジスロマイシン |
価格 | 6,980円 |
用法用量 | 4錠/1回経口投与する |
投与日数 | 1日 |
副作用 | 下痢、蕁麻疹、皮膚そう痒症 など |
クラミジアの治療後は、必ず再検査が必要になります。
症状が治ったとしても感染部位に菌が残っていれば再発するおそれもあり、ふたたびパートナーに感染ということにもなりかねません。
また最近では抗生物質が効きにくい薬剤耐性を持つ菌の報告もあり、1回の治療で治らないケースも出てきています。
クラミジアの完治は症状が消えたことを目安にするのではなく、再検査の結果で「陰性」の結果が出たら完治と覚えておいてください。
即日検査:当日(検査後30〜60分)
精密検査:2〜3日
クラミジア検査によって感染が確認された際は、パートナーが特定できるのであれば相手にも必ず検査を受けてもらうようにしてください。
パートナーと共に感染した場合は、必ず同時に治療を行ってください。
どちらかが完治していない場合は、ピンポン感染のように再び感染を繰り返してしまい、クラミジアが完治しない原因になります。
また検査については、「感染の確認」「完治の確認」の2回必要になるので、再検査で陰性とわかるまでは性行為やそれに準ずる行為は控えるようにしてください。