
このページでは、カンジダの検査方法について詳しく解説しています。
具体的にどんな検査をするのかや、男女による検査方法の違いなどにも触れているので、検査に対して不安を抱えている方は参考にしてみてください。
カンジダの検査方法
カンジダの検査方法は、症状の起きている部位にあわせた検査を行います。
男性
尿道にカンジダ菌が感染し尿道炎が疑われる場合、「尿検査」を行います。
女性
膣内にカンジダ菌が感染し膣炎が疑われる場合、「膣分泌物検査(おりもの検査)」を行います。
※生理中は検査精度を欠くため、検査ができません。
男女共通
外陰部や亀頭・包皮にカンジダ菌が感染する皮膚カンジダ症が疑われる場合、「皮膚擦過検査」を行います。
上記いずれの検査方法も採尿または、綿棒で拭う・または擦るだけなので、個人差はありますが痛みや不快感はほとんどありません。
また、検体は医療機関で医師に採取してもらうだけでなく、検査キットを入手して自己採取する方法も可能です。
なお、カンジダ検査は他の性感染症と違い、症状が出てから検査を行います。
原因となるカンジダ菌は健康な人の身体に日常的に存在する常在菌なので、保有しているだけでは症状がでないためです。
ただし、性行為のあったパートナーが発症した場合には、念のため検査を受けるようにしてください。
カンジダの治療について
男性
尿道への症状が認められる場合には、1週間服用する抗真菌薬(飲み薬)を処方します。また亀頭や包皮などに感染が認められる皮膚カンジダ症に対しては、軟膏タイプの抗真菌薬を処方します。
女性
膣内への症状が認められる場合には、膣錠を処方します。女性は膣錠による治療が基本となりますが、外陰部にかゆみや発疹が出ている場合には、軟膏タイプの抗真菌薬との併用や内服薬を用いることもあります。
なお、フィットクリニックでは、「膣錠」と「クリーム」の2種類を取り扱っています。
内服薬の取り扱いは行っていないため、症状の状態によっては他の医療機関への相談が必要です。
フィットクリニックのカンジダ治療薬
フィットクリニックでは、剤形の異なる2種類の抗真菌薬を処方しています。
性病名 | 製品 | 処方数 | 価格 |
---|---|---|---|
カンジダ女性 |
オキナゾール膣錠 600mg![]() |
1錠 | 7,700円 |
カンジダ女性・男性 |
オキナゾールクリーム 1% 10g![]() |
1本 | 7,700円 |
当院のカンジダ治療はオンライン上で完結させられるため、はじめて発症した方はもちろん、再発を繰り返す場合でもスピーディーに対応できます。
羞恥心から受診する機会を失ってしまわないためにも、自宅でもカンジダ治療を行えるフィットクリニックのオンライン処方もご検討ください。
カンジダは常在菌で菌がなくなることはない
カンジダは常在菌が原因となるので、治療したからといって身体から完全に菌を取り除くことはできません。
常在菌は、健康な人の皮膚や粘膜などに存在している菌のことをいいます。よく知られている常在菌は「乳酸菌」や「ビフィズス菌」などですが、カンジダ菌もその一種です。カンジダ菌は主に口の中、消化管、膣などに存在しており、日常生活における免疫力低下やホルモンバランスの変化によって異常に増殖することでカンジダを発症します。
つまり「カンジダ治療=菌の増殖を抑える治療」ということになり、増えすぎた常在菌の量を正常なバランスに戻すのが治療の目的となります。
もちろん、常在菌のバランスが正常に戻れば症状は治り、治療後も予防を心がけることで再発リスクを抑えることも可能です。
カンジダは軽症の場合自然治癒することがある
カンジダは軽症の場合、免疫力の回復などにより自然治癒するケースがあります。
ただし自然治癒を見込んで症状を放っておくと、かゆみや炎症の範囲が広がってしまうことで重症化したり、慢性化したりすることもあります。
身体の不調にともなってデリケートゾーンの異常やおりものの異常を感じる際には、積極的に検査・治療を受けてください。
まとめ
最後に、カンジダの検査方法についての大切なポイントをまとめてお伝えします。
- 症状が起きている部位に合わせて必要な検査が異なる
- 検査キットを使用すればセルフチェックが可能
- 症状が出ていないと検査ができない(常在菌のため)
- 検査結果は検体到着から2営業日後※当院の場合
- 発症が認められると抗真菌薬(軟膏・膣錠・内服)を使って治療する
- カンジダ菌は常在菌の一種なので、治療しても身体から完全に取り除くことはできない
カンジダは検査すれば結果がすぐにわかり、通院しなくても検査キットを使用することでセルフチェックも可能です。
また、結果が陽性の場合、オンライン処方を利用すれば自宅で誰にも知られずにカンジダ治療を開始することもできます。
放置して症状を悪化させたり、パートナーに感染させてしまわないためにも、積極的に検査・治療を受けるようにしてください。
当院でも、オンライン・オフラインを問わずカンジダ診療を行っています。
デリケートゾーンのトラブルがみられるようであれば、フィットクリニックまでお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
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- Qカンジダ検査ではどのようなことを行いますか。
- Aカンジダ検査では、検査に必要な検体の採取を行います。
個人差はありますが痛みを伴うことはほとんどなく、採尿あるいは感染部位を綿棒で拭うか擦ることで採取します。
検査キットを使えば自己採取も可能なので、恥ずかしい思いをするなどの心配は一切ありません。
- Q
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- Q検査を受ける前に注意事項があれば教えてください。
- A検査を受ける前の注意事項は特にありませんが、生理中の女性は検査が行えません。
経血が混ざってしまうことで検査精度を欠いてしまうことがあるので、生理の前後で検査を受けるようにしてください。
- Q
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- Qカンジダ検査を受けるためには病院を受診しなければならないでしょうか。
- Aカンジダ検査は病院以外にもセルフチェック可能な検査キットがあるので、必ずしも通院の必要はありません。
ただし、カンジダと症状の似ている性感染症はいくつかあるので、検査を受ける際には複数項目をまとめて検査するのがおすすめです。
- Q
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- Q性行為を行っていないのにカンジダになることはあり得ますか。
- Aカンジダは日和見感染によっても発症するので、ご自身の免疫力低下やホルモンバランスの変化によって、常在菌のバランスが崩れて発症することがあります。
性病に含まれるので性行為からの感染を疑われがちですが、性行為未経験の方でも発症するので覚えておいてください。
- Q
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