シアリスの女性への効果について｜飲んだらどうなるか解説

このページでは、シアリスを女性が服用した際に考えられる影響について詳しく解説しています。

また、女性の性的機能障害である不感症についても触れていますので、今後の治療の参考にしてみてください。

なお、シアリスについての詳しい内容はこちらに記載があります。

女性がシアリスを服用するとどうなる

女性がシアリスを服用した場合、シアリスの成分タダラフィルの血管拡張作用によって血流が良くなる可能性があります。

ただし、それが女性のFSD（女性性機能障害）やHSDD（性的欲求低下障害）などの不感症の改善との繋がりは認められていません。

シアリスではありませんが、ED治療薬の女性への有効性の治験が行われ、性器周辺の血流改善は認められたものの、FSDおよびHSDD改善への有効性は明確にはなりませんでした。

その後治験自体は中止となり、血流が良くなる以上の効果は現在わかっておりません。

シアリスは男性のED改善に開発された薬のため、女性に対しての有効性や安全性は不明のため、服用はしないでください。

シアリスは女性の不感症治療には使えない

前述のように、シアリスには不感症の原因を取り除く効果はなく、血流が良くなっても性的欲求や興奮を得ることはできません。

場合により、「服用したから効くだろう」と意識が働き、不感症が改善する可能性はありますが、医学的根拠はなくプラセボ効果によるもので、確実性は無いとお考えください。

不感症の原因は、心理的な面での影響が強いと考えられています。

また、ホルモンバランスやクリトリス包茎（クリトリスに包皮が被さっている状態）、膣の萎縮・ゆるみといった、身体のトラブルが原因になることもあります。

人によっては性行為の経験を重ねることで解消されることもあり、身体のトラブルが原因になっているようであれば婦人科に相談して不感症治療を受けてください。

副作用のリスク

薬全般に言えることですが、症状に適さない薬を服用しても期待した効果は得られず、副作用のリスクだけが残ることになります。

シアリスの副作用として現れやすい症状には、頭痛、潮紅、ほてり、消化不良などがあげられますが、健康状態や飲み合わせによっては心血管系の重い副作用を起こす場合もあります。

シアリスの女性への効果は不明かつ、男性より肝臓の小さい女性は副作用の出るリスクが高いため、服用はしないでください。

女性の不感症を改善するには

女性の不感症を改善するための方法は、さまざまあります。

不感症の原因が1つだけではないこともあるので、原因に合わせてメンタルケアや薬剤などを使用した治療が必要になります。

クリニックでの治療が一般的でしたが、最近では性機能外来を併設している病院も増えつつあります。

不感症の疑いがある場合は、まずは性機能外来やレディースクリニックなどの専門医にご相談ください。

※当院では不感症の診察は行っておりません

シアリスは男性が女性に譲渡するのもダメ

シアリスは処方箋薬にあたり医師の処方によって入手する薬ですが、本人以外への譲渡は薬機法違反になるので、個人同士でのやりとりはしないでください。

もし無許可販売と判断されてしまうと、次のような罰則を受ける可能性があります。

罰金のみで済んだとしても前科がつくため、日常生活に支障を来たすことがあります。

処方を受けた男性だけがシアリスを使用するようにしてください。

シアリスの基本情報

シアリスは、有効成分タダラフィルが含まれるED治療薬です。

勃起の補助や維持を目的に使われ、EDによる男性の性機能低下を改善する効果が期待できます。

また最大36時間にわたって作用が続くため、効果が切れることへの不安やプレッシャーを軽減し、新たなED治療の選択肢となっています。

ほかにもシアリスは食事の影響を受けにくいという特徴があり、これはED治療薬の一般的な弱点を克服した点です。

長時間作用を活かして前もって服用しておけば、好きに食事を楽しむこともできる自由度の高さも魅力の1つとなっています。

あくまでも男性のED改善が目的の薬のため、女性の使用を想定されておらず、処方も対象外となります。

不感症の改善はシアリスを飲まず婦人科へ相談

シアリスは男性専用の薬なので、女性に対しての安全性や有効性がわかっていません。

場合によっては重い副作用を起こすこともあり、日常生活に支障が出てしまう可能性もあります。

FSD（女性性機能障害）やHSDD（性的欲求低下障害）など、不感症などの治療には婦人科を受診することを大前提として、興味本位でシアリスを服用しないでください。

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シアリスの女性への効果についてよくある質問