「外出しすれば妊娠しない」という声はいまだに一定数ありますが、外出し(膣外射精)は避妊法ではありません。
もし膣外射精があり不安に感じている場合は、すみやかにアフターピルを服用しましょう。
当院ではオンライン処方を行っておりますので、今すぐ必要な方はこちらからご予約ください。
アフターピルのオンライン処方についての詳細は下記ページをご確認ください。
アフターピル(緊急避妊薬)のオンライン処方なら即日発送のフィットクリニック
外出し(膣外射精)で妊娠する確率

外出し(膣外射精)で妊娠する確率は22%です。
※1年間膣外射精で避妊した場合に妊娠する確率
性行為の頻度にもよりますが、5回に1回以上は望まぬ妊娠をする可能性があります。
一方でポピュラーな避妊方法であるコンドームや、女性が服用する低用量ピルの妊娠率は次のようになっています。
各避妊方法による妊娠確率
(100人の女性が1年間同じ方法で避妊した場合に妊娠する数)
避妊方法 | 妊娠の確率 |
---|---|
外出し(膣外射精) | 22% |
コンドーム | 18%(2%) |
低用量ピル | 9%(0.3%) |
※カッコ内は理想的な使用による妊娠の確率
それぞれ正しく使用できれば、カッコ内の確率まで妊娠率を抑えることができます。
100%妊娠しない方法は性行為をしないことしかありませんが、それはあまり現実的とは言えません。
だからこそ不確実な外出し(膣外射精)ではなく、正しい知識をもってお互いができるコンドームやピルといった避妊方法を選ぶことが望まれます。
外出し(膣外射精)の対応
もし外出し(膣外射精)があって不安な場合は、アフターピルを服用しましょう。
アフターピルは、有効時間が72時間のものと120時間のものがあります。
当院で取り扱っているのは以下の2種類です。
![]() レボノルゲストレル錠(海外製) |
![]() レボノルゲストレル錠(日本製) |
![]() エラ |
|
有効時間 (性交後) |
72時間 (3日) |
72時間 (3日) |
120時間 (5日) |
---|---|---|---|
価格 | 7,000円 /2錠 |
12,000円 /1錠 |
8,000円 /1錠 |
なおアフターピルは時間の経過とともに避妊成功率が低下していくので、とにかく早く服用する必要があります。
経過時間別の避妊成功率

両方とも24時間以内の服用で99%の確率で避妊できます。
明らかな避妊失敗でなくても、失敗の可能性がある限りアフターピルは必要です。
当院ではオンライン処方も行っておりますので、不安な方はこちらからご連絡ください。
なおアフターピル服用後は、避妊の成功を確認するまでが重要です。
服用から3日〜3週間で出血すれば避妊成功の可能性は高いですが、不正出血の可能性もあるので、避妊できたことを確認できるまでは性行為は控えましょう。
当院では生理予定日1日目から使用できる「早期妊娠検査薬」を取り扱っておりますので、ご希望の方は診察時にお知らせください。
外出し(膣外射精)でも妊娠する理由

なぜ膣内に射精しないにも関わらず妊娠してしまう可能性があるのかというと、主に以下の理由があります。
それぞれ詳しく解説します。我慢汁(カウパー腺液)にも精子が含まれているから
我慢汁(カウパー腺液)とは、男性が性的に興奮している時に陰茎の先端からにじみ出る粘液です。
- 弱酸性の膣内をアルカリ性に中和し、精子が活動できるよう守る
- 男性器の膣挿入をスムーズにする
そもそも我慢汁自体に精子は含まれていません。
しかし精巣から尿道へと漏れ出した精液が我慢汁と混ざってしまう場合があります。
たとえ膣内で射精をしていなくても、無意識に分泌された精子が含まれる我慢汁で、妊娠に繋がる可能性は十分にあります。
射精のタイミングを正確につかむのは難しいから
射精のタイミングをコントロールするのは、簡単なことではありません。
自慰行為なら自分である程度コントロールできるかもしれませんが、性行為中に冷静な判断をするのはより難しくなるでしょう。
また射精のタイミングに加えて、陰茎を引き抜くタイミングまで完璧に合わせるのは至難の業です。
タイミングをだいたい合わせることができても、膣内に精子がたった1個でも入れば妊娠が成立する可能性は十分にあります。
よくある誤解

最近は避妊についての正しい知識が広まりつつありますが、まだ誤った知識をもとに性行為をしている人が多いようです。
どんな誤解が多いのかいくつか事例をご紹介するので、ご自身の知識と照らし合わせてチェックしてみましょう。
誤解1「中出し(膣内射精)しなければ妊娠しない」
「中出し(膣内射精)をしなければ妊娠しない」というのは、大きな間違いです。
- 性器同士の接触
- 精液のついた手で女性の膣内を触る
- コンドームを付けずに挿入だけする
これだけでも十分に妊娠の可能性はあります。
我慢汁にも精子が含まれることがあるので、性器同士での接触には特に気を付けましょう。
誤解2「排卵日付近を避けたら妊娠しない」
排卵日付近の、いわゆる"危険日"を避けたら妊娠しないというのも大きな誤りです。
排卵日は少しのストレスや疲労によって簡単に変わってしまいます。
そのため、「この日が安全」と確実に言い切れる日はありません。
また、精子の寿命は1週間ほどあると言われています。
無防備な性行為をしたのが妊娠しづらい日だったとしても、膣内に精子が残っている限り妊娠の可能性は十分あります。
こうしたことから「いつでも危険日」と思っておくと、不用意な性行為は避けられるはずです。
誤解3「アフターピルがあるから多少漏れても大丈夫」
アフターピルは、あくまでも「避妊したにも関わらず失敗した」という緊急時に必要となるお薬です。
身体の中のホルモンバランスを急激に変化させるため、身体に負担がかかり副作用が表れることもあります。
身体だけでなく精神的な負担から考えても「アフターピルがあるから多少漏れても大丈夫」と考えるのは控えるべきと言えるでしょう。
まとめ

たった1回の外出し(膣外射精)でも、妊娠に繋がる可能性は十分にあります。
男女ともに正しい知識を持っているのが理想的ですが、そうではない場合、断る勇気も必要です。
また、今後は女性自身の身体を守るためにも、低用量ピルの服用など女性主体でできる避妊方法の検討もおすすめします。
なお、当院では誰にも顔を合わせることなくお薬を受け取れるオンライン診療を行っております。
最短即日発送となっていますので、避妊に失敗した際は迷わずご連絡ください。
よくある質問
また、出血だけだと着床出血などの可能性もあるため、アフターピルを服用した日から3週間または生理予定日から1週間が経過した時点で妊娠検査薬で判断してください。なお当院では生理予定日1日目から使用できる「早期妊娠検査薬」の取り扱いがございます。
生理予定日1週間後に、市販の妊娠検査薬を使用してみてください。なお当院では生理予定日1日目から使用できる「早期妊娠検査薬」の取り扱いもございます。
言われるがままに従ってしまい、もし妊娠した時に大きな負担を背負うのは女性です。できればきちんと話し合う機会をつくりましょう。望まぬ妊娠の可能性をできるだけ下げるには低用量ピルの服用も有効です。