
早漏とは、射精のコントロールができなくなる症状で、心因的なストレスや加齢などが原因の男性特有の悩みです。
このページでは、早漏とはどんな症状なのか、その基準や定義、原因、改善方法について解説しています。
すぐに早漏の症状をチェックしたい方は、こちらをご覧ください。
当院の早漏治療について詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
早漏治療について早漏(そうろう)とは
早漏とは射精障害の一種で、男性が性行為中に自分の意図する時間より早く射精してしまう状態を指します。
最新の調査ではおよそ2.5割弱(4.3人に1人)の割合の人が早漏に悩んでいるという調査結果があります。
2023年に行われた「性機能障害の全国実態調査」によると、「早漏で悩んでいますか」の回答で、男性の23.4%の人が「はい」と答えています。

早漏(そうろう)の基準・定義
早漏の判断基準は、国際性医学会(ISSM)で発表された以下の内容が、一般的な認識となっています。
- 常に挿入前、または挿入後から射精までの時間が短い(1分以内程度)
- 射精するタイミングをコントロール出来ない
- 早漏により苦痛や負担を感じ、パートナーとの関係に悪影響がある
つまり、この定義を基準として当てはまる方は早漏である可能性があります。
ただし、この定義は一つの尺度でしかなく、本人またはパートナーが不満やストレス、苦痛を感じるかが問題なのです。
例えば、射精までの時間が1分以上あったとしても、ストレスを感じるのであれば早漏の治療が必要となります。
男性の射精までの平均時間
成人男性の射精までの平均時間は5~7分と言われています。
以下のアンケートでは、5~10分がもっとも多く、それ以下を合わせると半数以上の男性が10分以内に射精している結果となります。

出典: マガジンハウス「anan」誌アンケート(日本人女性1,070人対象)
女性が希望する挿入時間は?
sabra誌によるアンケートで、女性が希望する挿入時間の平均は15.7分という結果があります。
その他、3分以内を希望する方が3%、30分以上を希望する方が14%だったようです。
(小学館「sabra」誌アンケート: 日本人女性1,000人、平均24.7歳)
男性の平均挿入時間と比べると、女性の求める挿入時間に半数の方が達していない結果です。
海外では、性行為の満足度が低いことが離婚や別れの正式な理由となっています。
日本に比べ、ED治療薬や早漏防止薬への関心が多いのも、こういった背景が関係していると考えられます。
すぐにわかる早漏セルフチェック診断

正常
早漏の可能性は低いため問題ないようです。
点数が0~1だった方は、早漏の可能性は低いため問題ないようです。
しかし、セルフ診断で正常と判断された方も、自分自身のイメージより早いと感じる場合や、パートナーが早いことで不満がある場合、早漏の可能性が考えられます。
少しでも気になる場合は、お気軽にご相談ください。

軽度早漏
カウンセリングを受けましょう!
軽度の早漏の場合、その日の体調や精神的なストレスが原因で起こる場合があります。
症状が軽ければ改善も早いため、気になる方は1度ご相談ください。

早漏
是非ご相談ください!
早漏は性行為での満足が得られないだけでなく、男性としての自信の喪失にも繋がります。さらに、パートナーとの関係に支障が出る原因にもなります。
早漏の改善は、ご自身に合った適切な治療を行うためにも、まずは専門医による診察が必要です。
早漏は発症のタイミングで分けられる
早漏はいつ発症したかにより「終生早漏」と「獲得性早漏」に分けられます。
早漏の分類 | |
---|---|
終生早漏 (生涯早漏:Lifelong PE) |
最初の性行為から早漏の症状が見られ、その後も改善していない早漏。 |
獲得性早漏 (後天性早漏:acquird PE) |
もともと症状はなかったが、後からさまざまな原因により症状が現れる早漏。 |
終生早漏も獲得性早漏も、どちらも適切な治療により改善が期待できます。
早漏の原因と改善方法
早漏の原因は以下の3つに分かれます。
それぞれの原因や改善方法について解説していきますので、それぞれ見ていきましょう。
心因性早漏
心因性早漏とは、不安やストレスなど心理的作用が原因となる症状です。
- 性行為に対する不安
- 過去の失敗やトラウマ
- 仕事や人間関係によるストレス
- パートナーとの関係の悪化 など
男性の性機能は原始的で本能的なイメージがありますが、実はとても繊細なメカニズムで動いています。
そのため「またすぐに射精してしまうのでは」などの不安や緊張から、精神的なバランスが崩れることで、早漏の症状として現れる場合があります。
心因性早漏には、以下の改善方法があります。
- 早漏防止薬の服用(ダポキセチン)
- ストレスの解消・トラウマの克服
- カウンセリング
- パートナーとの関係を改善 など
心や体がストレスで緊張や不安を感じると、リラックスした状態に多いとされる脳内物質セロトニンが不足すると言われています。そのため、改善にはセロトニンを充実させる治療が適しています。
当院で処方しているダポキセチンは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれるセロトニンの作用を増加させる働きがあります。
ダポキセチンの詳細過敏性早漏
過敏性早漏は、少しの性的刺激で射精してしまう症状です。
- 亀頭や陰茎への性的刺激に不慣れ
- 運動する時間の長い方(アスリートなど)
- 普段から自慰行為が早い
- 亀頭が仮性包茎の状態 など
まだ年齢が若く性行為の経験が少ない方や、アスリートなど運動をする時間が長い方、包茎で亀頭への刺激に敏感な方に多く見られます。
通常、性的刺激を受け脳から陰茎へ勃起の反応が伝わりますが、過敏性早漏の場合は陰茎の神経が過敏になり、脳で性的刺激を処理する前に外部から受けた刺激のみで興奮してしまい、射精に至ります。
- 仮性包茎の手術
- 早漏改善トレーニング(ストップ&スタート法)
- 厚手のコンドームの使用
- 早漏防止薬(MEGAMAXスプレー)
性行為の経験が増え、包茎の改善により性的刺激に慣れると、改善される場合があります。
すぐには難しいという方は、陰茎や亀頭に局部麻酔に使用される成分が配合された「MEGAMAXスプレー」を使用する方法もあります。
陰茎や亀頭の感度を鈍らせることで、射精までの時間を長くさせます。
衰弱性早漏
衰弱性早漏は、その名の通り加齢や運動不足による筋力の衰えが原因となる早漏です。
加齢や運動不足になると、男性ホルモンが減少し体全体の筋肉が衰えます。
早漏の場合、加齢が原因で射精管閉鎖筋(精子の出口を塞いでいる筋肉)が衰え、射精をコントロールできず射精までの時間が短くなります。
- 加齢・運動不足による筋力の低下
- 男性ホルモンの減少
- 勃起時の硬さが不十分 など
衰弱性早漏の場合、筋肉で精子を押し出す力も減少するため、射精時の快感が低下します。 主に男性ホルモンの分泌が低下してくる40~50代の男性に多く見られます。
主に、男性ホルモンの分泌が低下してくる、40~50代の男性に多く見られます。
この年齢の方は勃起時の硬さが不十分になり、刺激に敏感になるため早漏になりやすい傾向があります。
衰弱性早漏には、以下の改善方法があります。
- ED治療薬
- 早漏防止薬(MEGAMAXスプレー)
- 骨盤底筋(PC筋)を鍛える
勃起時の硬さが得られるED治療薬は、衰弱性早漏の改善に効果が期待できます。
過敏さを抑えるため早漏防止薬(MEGAMAXスプレー)の併用や、PC筋と呼ばれる骨盤的金を鍛える方法も併用して行うと効果的です。
早漏はEDと併発しやすい症状
EDの合併症として早漏が発症する場合が多く、EDになった方のおよそ3分の1が早漏を併発しているといわれています。
早漏とED(勃起不全)は性機能障害の一種ですが、それぞれ異なるメカニズムにより発症する症状です。
→硬さの不足、勃起しないなど満足な性行為ができない症状
原因としては、EDになったことへの不安や、勃起時の硬さ不足による性的刺激への過敏さが挙げられます。
上記でも説明がありますが、EDと早漏の併発の場合、EDの治療を行うことで早漏の症状も改善する場合があります。
※当院ではダポキセチンとED治療薬の併用は推奨しておりません。
早漏防止薬のオンライン診療
当院では早漏防止薬のオンライン診療にて、服用タイプのダポキセチンと外用タイプのMEGAMAXスプレーの処方を行っております。
お手元にスマホやタブレットがあれば、どこからでもオンライン診療を受けることができます。
オンライン診療後、処方される早漏防止薬はご自宅など、ご希望の住所へ配送いたします。
早漏にお悩みの方で、通院が難しい方や遠方にお住まいの方、空き時間で診察を受けたい方はぜひオンライン診療・処方をご利用ください。
まとめ:早漏かな?すぐにフィットクリニックへ相談
早漏について解説してきたこのページの内容を、以下にまとめています。
- 早漏とは射精障害の1つで、自分の意思に反して早く射精してしまう症状
- 日本での早漏で悩む人は2023年の調査でおよそ910万人(4.3人に1人)
- 早漏には発症時期により「終生早漏」と「獲得性早漏」に分けられる
- 原因には「心因性早漏」「過敏性早漏」「衰弱性早漏」があり、適切な治療を行うことで改善に期待ができる
- 早漏はEDと併発することが多く、ED患者の3人に一人の割合で併発している
- 当院でも服用タイプと外用タイプの早漏防止薬を処方している
セルフチェック診断で気になる診断が出た方や、射精が早いことで性行為に満足できていない場合は早漏の症状の可能性があります。
早漏について気になる方は、ぜひフィットクリニックへご相談ください。
早漏についてよくある質問
-
- Q
早漏は治療できますか?
- A
早漏は治療により改善できます。ただし、症状により適した治療があるため、まずは早漏治療の診察を受けて医師の判断を確認しましょう。
- Q
-
- Q
早漏になる問題点はなんですか?
- A
自分自身が性的な満足を得られない、それにより苦痛やストレスを感じること。さらにパートナーが不満を感じることで関係に悪影響となるのが問題点と言えます。
- Q
-
- Q
早漏になりやすい人はどんな人ですか?
- A
早漏になりやすいのは以下の特徴がある人です。
- ストレスや疲れを感じている方ト
- 加齢・運動不足の方
- 性行為の経験が少ない方
- 仮性包茎で亀頭への刺激に敏感な方
- EDを患っている方
- Q
-
- Q
なぜ射精が早くなるのですか?
- A
射精が早くなる理由として、以下の肉体的要因・心因的要因があります。
- 亀頭や陰茎の神経が過敏なため、少しの刺激で興奮状態になるため
- 神経伝達物質のセロトニンが不足し、短い時間ですぐに興奮状態になるため
- 勃起時の硬さが足りず、刺激に敏感になるため
- Q
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