メディカルダイエット

海外の痩せ薬は何がある?日本の薬との違いや入手方法について解説

こちらの記事はフィットクリニック服部圭太院長が監修しています。
海外の痩せ薬は何がある?日本の薬との違いや入手方法について解説 メディカルダイエット

海外には、日本にはない痩せ薬(ダイエット薬)が多数あります。

このページでは海外の薬に興味がある方に向けて、海外の痩せ薬の種類や、国内の抗肥満薬との違いについて解説しています。

国内外のダイエット薬についての幅広い解説はこちらのページをご覧ください。

海外の痩せ薬の種類

海外で利用されている痩せ薬には、さまざまなタイプが存在します。

そのため肥満の悩みに応じたアプローチによって、体重管理をサポートすることが可能です。

ここからは、海外でよく知られる数種類の薬剤をピックアップし、その特徴などについて詳しく解説していきます。

サクセンダ

サクセンダは、注射タイプの痩せ薬です。

この注射薬はGLP-1というホルモンの働きを利用して、食欲をコントロールします。

特に、ダイエット中の食事量を自然に減らすサポートをするために使用されます。

サクセンダの3つの効果
  • 食欲抑制
  • 胃の運動を遅らせる
  • 血糖値のコントロール

これらの効果は、食事の満足感を高め、間食を減らすことで、ダイエット中の食事制限をより和らげることが可能です。

さらに食後の血糖値の上昇を抑えることで、体が余分な脂肪を溜め込みにくくするため、ダイエット中の体質改善にも役立ちます。

なお、サクセンダはフィットクリニックでも取り扱っています。

ゼニカル

ゼニカルは、食事に含まれる脂質の約30%をカットして便と共に体外に排泄させる効果がある脂肪吸収阻害薬です。

この薬は、特に普段から脂っこい食事を好む方に適しており、脂質の排泄が目に見えるため効果を実感しやすいのが特徴です。

基本的に1日1錠ですが、脂質が多い食事に合わせて服用回数を2回に増やすこともできます。

これにより食習慣に対して柔軟に対応でき、無理なく続けやすいため、食事による体重管理が容易になります。

なお、フィットクリニックではゼニカルと同じ有効成分で安価なゼニカルジェネリックを取り扱っています。

コントレイブ

コントレイブとは、ナルトレキソンとブプロピオンの2つの有効成分を組み合わせた薬です。

これらの成分が脳に作用し、食事に対する「飢え」と「渇望」をコントロールすることで、感情的摂食(ストレスなどによる食べ過ぎ)を効果的に抑制します。

この薬は、空腹でない時でも食べ物への強い欲求を抱いてしまう方に適しています。

また成分の一部は抗うつ剤としても使用されているため、ダイエット中の気分の波を安定させるサポートにもなります。

これにより、長期的な体重管理と維持がしやすくなり、ダイエットの成功率を高めることができます。

キューシミア

キューシミアは、フェンテルミンとトピラマートを有効成分とするダイエット薬です。

この薬は1日1回の服用で1日中空腹感と食欲をコントロールでき、太る食習慣を改善することにより体重減少を促します。

またイライラなどからくる衝動的な食事を抑えることができ、ダイエット中のメンタル面の安定もサポートします。

過剰な食欲や食べ過ぎが問題となっている方にはキューシミアは適しており、継続的な服用により健康的な体重管理をサポートします。

さらに、適度な運動とバランスの取れた食事と組み合わせにより、ダイエットの成功率はさらに高めることができます。

日本の痩せ薬との違い

日本と海外の痩せ薬の大きな違いの1つは、市場に出回っている種類の多さです。

日本で承認されている痩せ薬
  • サノレックス
  • ウゴービ
  • アライ

日本では、サノレックス、アライ、ウゴービの3種類のみが承認されています。

サノレックスが1992年にはじめて承認されてから、約30年が経過するまで新しい痩せ薬はありませんでした。

新薬の承認に対して厳しい姿勢を持つ日本では、保険適用の基準も厳しく、新しい治療を導入するには多くのハードルを越える必要があります。

海外で承認されている痩せ薬
  • サクセンダ
  • ゼニカル
  • コントレイブ
  • キューシミア  ほか

日本とは対照的に、海外では積極的に痩せ薬を承認しており、サクセンダ、ゼニカル、コントレイブ、キューシミア以外にもさまざまな選択肢があります。

特に肥満率の高い国では新薬の開発と承認に積極的で、数ある選択肢の中から自分に合った薬を選ぶことが可能です。

なお、承認された痩せ薬の品質については、国内外で特に違いはありません。

どの国の規制当局も厳しい試験と基準を設けており、安全性と効果をクリアにするための措置が十分に講じられています。

そのため国内の肥満薬で十分な効果が得られない場合は、海外製の痩せ薬を検討してみるのも1つの手です。

海外の痩せ薬の入手方法

海外の痩せ薬を国内で入手する主な方法は以下の2つです。

海外の痩せ薬の入手方法
  • 美容クリニック(自由診療)
  • 海外通販(個人輸入)

痩せ薬はいずれも医療用医薬品にあたるので、国内の通販サイトでは購入することができません。

海外の痩せ薬を国内で使用するには美容クリニックに相談するのが一般的で、海外のデータをもとに医師のサポートを受けられるので安全な使用が可能です。

一方、海外通販は、仲介業者を通じて自己責任で購入しなければなりません。

偽物や粗悪品による健康被害に遭う恐れもあるので、非常に危険な入手方法であることは覚えておきましょう。

当院でも海外の痩せ薬を処方中

フィットクリニックでは、海外の痩せ薬として「サクセンダ」と「ゼニカルジェネリック(オルリファスト)」を取り扱っています。

サクセンダ

サクセンダ ・サクセンダを初めて使用する方

診察時に2回目の予約を確定いただくと割引価格で処方が可能

※単品1ヶ月の処方の場合に限ります

数量 価格
1本 19,800円
16,800円
・サクセンダの使用経験がある方

1本あたり最大15%割引のまとめ買いが可能

価格 定期配送
1本 19,800円 18,810円
2本
(5%割引)
37,620円(18,810円/1本) 35,740円(17,870円/1本)
3本
(10%割引)
53,460円(17,820円/1本) 50,780円(16,929円/1本)
5本
15%割引
84,150円(16,830円/1本) なし

ゼニカルジェネリック

60mg オルリファスト 60mg 120mg オルリファスト 120mg
42錠 5,800円 7,800円
126錠
(10%割引)
15,660円(5,605円/42錠) 21,060円(7,405円/42錠)
252錠
15%割引
29,580円(4,930円/42錠) 39,780円(6,630円/42錠)
定期配送
(10%割引)
5,605円/42錠 7,405円/42錠

※オルリファストは基本1日1錠ですが、脂質を多く摂った日は2錠服用可能です
※42錠・定期配送の場合別途385円の送料がかかります

当院では、ダイエットの悩みや食習慣、現在の健康状態などを詳しくヒアリングし、それに基づいた適切な処方を行います。

また一般的な対面診療のほかに、当院ではオンライン診療も導入しています。

これにより、ご自宅などからオンライン上で医師のサポートを受けながら、肥満治療を始めることができます。

当院では、患者様1人ひとりのニーズに合った治療計画を提案しています。

ダイエットが思うように進まない方、過去にさまざまな試してきたけれど効果が見られなかった方も、ぜひ一度フィットクリニックにご相談ください。

より効果的な肥満治療を提供し、理想の体重を目指すサポートをさせていただきます。

まとめ:海外の痩せ薬はクリニックにご相談を

最後に、このページのポイントをまとめてお伝えします。

海外の痩せ薬についてまとめ
  • 海外の痩せ薬は種類が豊富
  • 日本の痩せ薬は選択肢が限られる
  • 海外の痩せ薬の入手は美容クリニックに相談するのが一般的

適切な痩せ薬は、その人の体質やライフスタイルによっても異なります。

したがって、ダイエットの悩みに合わせたアプローチを選ぶことが、効率的かつ効果的な体重管理・維持につながります。

肥満治療を検討する際は、海外の痩せ薬も選択肢に含めて、ご自身に合った治療方法を見つけることがおすすめです。

フィットクリニックでは海外の痩せ薬を取り扱っており、オンライン診療も可能です。

いつでも医師のサポートを受けながら治療できる環境が整っているので、お気軽にご相談ください。

よくある質問

海外の痩せ薬は危険ですか?
承認を受けている海外のダイエット薬は基本的に安全ですが、体質や体格が異なる日本人には合わない場合もあります。
使用する際は慎重に、できれば医師の指導のもとで行うことが推奨されます。
海外の痩せ薬は日本で入手できますか?
海外の痩せ薬は、日本で承認されているもの、未承認だが特定のクリニックで処方されているもの、そして個人輸入が可能なものがあります。
クリニックであれば国内外の痩せ薬を取り扱っているので、医療機関で診察を受けて処方を受けるのがもっとも安全な方法です。
海外の痩せ薬は日本のものと何が違うのですか?
主な違いは、承認状況です。
海外で承認されている多くの痩せ薬が日本では未承認となっています。
なお、日本で承認されている肥満治療薬には、サノレックス、アライ、ウゴービのみとなります。